メタバースは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術を活用して構築されたデジタル空間です。これから成長が見込まれる市場として期待が集まっています。もちろん投資対象としても魅力的なはず。
- メタバース市場に関わっている企業は?
- メタバース関連の米国株が知りたい!
- 簡単に投資する方法ってある?
この記事では、メタバース関連の銘柄が注目される理由と投資先としておすすめの米国株10銘柄をご紹介。今後、ますます需要が高まるであろうメタバース関連の米国株について詳しく解説していきます。
メタバース事業に投資したいけれど、どの銘柄を選べばいいか迷っている方はぜひ参考にしてください。
メタバースとは、オンライン上でアバターを使ってコミュニケーションをとれる仮想空間のことです。
ゲームだけでなくビジネス、教育、建築など、さまざまな分野で活用されています。
メタバース内ではアバターやアイテムがNFT化され、仮想通貨を使って取引されるケースも。
Meta(旧Facebook)や、マイクロソフトなどの大手企業がメタバース事業に参入しており、世界的に注目を集めています。
メタバースについて詳しく解説している記事があるので、参考にしてください。
メタバース関連銘柄が注目される4つの理由
成長市場であるメタバースですが、投資対象として注目される主な理由を4つご紹介します。
- NFTや仮想通貨を利用した新しい経済圏として注目
- 大手企業が積極的に参入
- VRと5G技術の技術進歩
- 市場規模が拡大すると総務省が発表
順に見ていきましょう。
1.NFTや仮想通貨を利用した新しい経済圏として注目
メタバース関連事業が注目される理由のひとつは、NFTや仮想通貨を利用した新しい経済圏への期待です。
実際に、NFT取引、分散型金融(DiFi)、ゲームと金融の融合(GameFi)などに関わるさまざまなスタートアップが誕生。
それと同時に、メタバース内の所有権や価値の交換などで新たな経済活動が発生しています。
例えば、イーサリアムのブロックチェーンで作られているDecentraland(ディセントラランド)では、仮想通貨MANAによってメタバース内の土地や洋服を売買可能です。
日本発の配信プラットフォームREALITYや、世界のユーザーとコミュニケーションが取れるVRChatでもアイテムやスキルの売買がおこなわれ、独自の経済圏を確立しています。
2.大手企業が積極的に参入
上記でも紹介したDecentralandやThe Sandbox(ザ・サンドボックス)には、大手企業も積極的に参入しています。
The Sandboxはイーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としたユーザー主導のゲームプラットフォームです。ウォーキング・デッド(The Walking Dead)・スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)・アディダス(Adidas)などの映画やアーティスト、大手企業と提携しました。
さらに日本企業のスクウェア・エニックス、エイベックス・テクノロジーズ、SHIBUYA109エンタテイメントも参入しています。
Decentralandも同様で、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所であるコインチェックがDecentraland内に仮想現実都市「Oasis KYOTO」を建設すると発表しました。
「2035年の近未来都市」をコンセプトにした「メタバース×NFT」のコミュニティ拠点として、神社仏閣など日本の古都を連想させる街並みを建設。さらにファッションや音楽、アートを中心に多彩なイベント施設が設置され、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流がおこなわれる予定です。
3.VRと5G技術の技術進歩
メタバース内での経済活動を可能にしたのがVRと5G技術の進歩です。メタバースの円滑な利用のためには、高速かつ大容量の通信技術が必須でした。
今まで主流だった4Gと比較すると処理能力が50~100倍の5G。、例えば4GではHD映画をダウンロードするのに10分近くかかるのに比べ、5Gであれば10秒で完了します。
この技術により3Dアバターでのオンラインゲームやイベント開催がスムーズにおこなえるようになりました。また、1つの基地局に多くの端末が同時にアクセスしても安定した接続が可能です。
さらにVRゴーグルを利用すれば、360度立体的な空間を視覚的に体感できます。より高画質でスムーズな映像を実現するため、NTTドコモやKDDIは海外企業に出資および提携し、技術開発に力を入れています。
VRと5Gの技術進歩により仮想空間でできることが増え、今後も市場参入企業が増えるでしょう。
4.市場規模が拡大すると総務省が発表
総務省は、2021年に4兆2,640億円だったメタバース世界市場が、2030年には78兆8,705億円まで拡大すると予想しています。
グラフからもわかるように、2022年と比較するとわずか8年で売上は14倍になる見込みです。世界的な動向に加え、資源が少なく長期的に低迷している日本経済の起爆剤として、政府もメタバース市場に力を入れているようです。
自由民主党は2022年3月に発行した「NFTホワイトペーパー」のなかで、Web3.0を「デジタル経済圏の新たなフロンティア」と位置付けました。NFTを起爆剤として、経済圏の育成を国家戦略として定めるべきと提言しています。
参照:総務省|令和4年 情報通信に関する現状報告の概要(情報通信分野の現状と課題)
参照:NFTホワイトペーパーWeb3.0時代を見据えたわが国のNFT戦略
相場が下落している今が買い時の可能性
米国の金融引き締めやウクライナ情勢の影響で、2022年は株式市場全体が不調でした。しかし今後のメタバース市場の拡大を考慮すれば、市場が下落している今こそ買い時かもしれません。
個別株を見るとわかりますが、将来の期待が集まる企業の株は、すでに2022年の下落から立ち直りつつあります。これから拡大し続けるメタバース関連企業を、将来性のある投資先のひとつとして考えてみましょう。
メタバース関連株の本命は?おすすめ米国銘柄10選を紹介
2020年初頭からコロナの影響により外出や人とのコミュニケーションが難しくなり、その代替としてメタバースへの関心が高まっています。実際のところ、2021年末までの間にメタバースに関連する米国株は急成長を遂げました。
ただし、2022年初頭からは米金利上昇により株式市場全体が下落しています。メタバース関連銘柄も影響を受けていますが、長期的な成長を期待して今のうちにチェックしておく、もしくは少額から投資してみてはいかがでしょうか。
そこでメタバース関連のおすすめ米国銘柄10選をご紹介します。
1.Adobe|3Dコンテンツ制作ソフトの開発
Adobe(アドビ)は、illustratorやPhotoshopなど、Webのコンテンツ制作に必要なさまざまなサービスを提供する企業です。
メタバースに欠かせない3Dオブジェクトの制作に関するツールも提供しており、テクスチャやマテリアルの制作、デスクトップやVR環境向けの3Dモデリングなども充実しています。
メタバースの需要が広がると、コンテンツ制作のニーズも増加します。もともとWebコンテンツ制作に圧倒的な優位性を持っていたAdobeが、3Dコンテンツ制作においてもその地位を確立すれば、メタバース市場の拡大とともに業績も伸びるでしょう。
2.Autodesk|建築設計ソフトウェアの開発
Autodesk(オートデスク)は、自動車や建築、製造分野に設計ソフトウェアやプラットフォームを提供する企業で、3D技術を使ったデザインソフト提供にも強みがあります。
統合型の3DCG制作ソフトMayaは、3D制作に必要なあらゆる機能が備わっており、ディズニーなど世界有数のクリエイティブ企業も採用するほどの優秀なツールです。
今後のメタバース市場発展にともない、コンテンツ制作ソフトの需要も増すでしょう。また、ソフト使用の契約をサブスクリプション(定額制)に移行しており、コンテンツ制作の需要がある限り売り上げを確保できるといった強みもあります。
株価は横ばいですが、株価が落ち着いている今が買い時かもしれません。
公式サイト https://www.autodesk.co.jp/
3.NVIDIA|半導体製造メーカー
NVIDIA(エヌビディア)は、世界有数のGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)メーカーです。コンピュータの画像処理をおこなうための半導体を製造しており、ゲーム分野やAIの機械学習などに欠かせません。
NVIDIAは、グラフィックでリアルなシミュレーションができるプラットフォームOmniverse(オムニバース)を無料提供しており、大手企業も導入しています。Omniverseでは、CGを使った映画の制作や気候のシミュレーション、建造物の設計などが可能です。
さらにAIやゲーミング事業にも力を入れており、メタバースに欠かせないハードウェアとソフトウェア両方を手掛けることで事業拡大を狙っています。
一時は下落していた株価も現在は高値に迫っており、さらなる伸びも期待できそうです。
4.Meta|メタバースオフィスやVRゲームを開発
MetaはFacebook・Instagram・WhatsAppなどのSNSを利用した広告事業を展開する企業です。
メタバース事業にも力を入れており、メタバース空間利用に欠かせないヘッドセット「Meta Quest」を開発。それに加えHorizon Worldなどのプラットフォームも開発・提供しています。
「Horizon world」では、企業が利用する会議室やコンサートなどのエンターテイメントの場を提供しています。
さらに利用者がクリエイターとなり、メタバース空間内に自作のワールドを作ることも可能です。家具などのデジタルアイテムやアバターのファッションアイテムなどを販売・マネタイズする機能も一部ユーザーに公開されています。
2022年のメタバース事業の売上は振るっていませんが、今後もメタバース市場の拡大を期待して事業投資を続けると発表しています。
5.Unity Software|ゲームエンジン「Unity」を提供
Unity Software(ユニティ・ソフトウェア)は、リアルタイム3Dコンテンツの制作・運用のプラットフォームを開発するゲーム関連の企業です。ゲーム開発では世界シェアNo1。ゲーム開発以外にも映画製作、自動車設計、建築設計などの設計事業や仮想現実デバイス向けのソフトウェアソリューションを提供しています。
Unityは、全世界100万人以上の開発者が利用するゲーム開発エンジンで、誰でも手軽に利用できます。プログラミング言語の知識がなくても直観的に開発できる仕様なので、初心者にもおすすめ。
今後、メタバース開発の領域が拡大するにつれて、Unityのような使いやすい開発ソフトウェアへのニーズは高まっていくでしょう。
6.Roblox|2億人がプレイするメタバースプラットフォーム
Robloxはゲームのプラットフォームを提供する企業です。プラットフォーム内では、ユーザーが作成したゲームをプレイしたり、ユーザー自身もゲームを作成したりできます。
無料でプレイでき操作も簡単なことから、小学生を中心に世界中で爆発的な流行を見せています。総ユーザー数は2億人を超え、デイリーアクティブユーザーも5000人と圧倒的な勢いを誇っています。
ゲーム内ではリアルタイムでユーザー同士のコミュニケーションができ、アバターやアイテムの売買によって独自の経済圏が構築されているのも注目点です。
株価は、2021年上場時は時価総額382億ドルまで上昇しましたが、2023年5月の時点では時価総額240億ドルと落ち着いています。ただし日本での事業拡大にも力を入れており、これから株価が上がっていく余地は大いにあるでしょう。
7.Microsoft|工業用メタバース事業を推進
Microsoftは、ソフトウェアおよびクラウドサービスに加え、デバイスの営業・マーケティングをおこなう世界最大のソフトウェア企業です。Microsoft Azure・Microsoft 365・Microsoft Dynamics 365などWeb制作には欠かせないソフトウェアを提供しています。
2022年10月にメタバースプロジェクトを立ち上げ、ソフトウェアインタフェース開発の取り組みを始めました。拡張現実(AR)ヘッドセット「HoloLens 2」を使って、発電所や産業用ロボットや、輸送ネットワーク制御システムなどの操作を可能とします。
もともとMicrosoftは、メタバース事業を考慮しなくても将来性のある企業なことは間違いなく、長期保有に適した銘柄といえます。
8.Electronic Arts|Apex LegendsやFIFAの開発元
Electronic Arts(エレクトロニック・アーツ)は、世界最大規模のゲームソフト制作会社です。
家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機、PC、スマホなど、あらゆるプラットフォーム向けにエンターテインメント・コンテンツを開発・販売しています。
スポーツゲームやハリウッド映画の版権ゲームに強く、長年シリーズで愛されているコンテンツを抱えています。
NFTゲームの開発にも積極的で、オリジナルトークンGFAL(Games for a living)の発行や、ブロックチェーンゲームにも参画。
株価はここ2年程横ばいですが、レーティングでは割安と判断されており、将来性を見込んで投資するのもいいかもしれません。
- レーティングとは?
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レーティングとは、ある銘柄を多角的に評価してついた格付けのこと。。証券会社や調査会社が独自に評価し、星の数や数字、ABCなどで結果を定期的に発表。投資指標や投資判断材料として利用される。
参考:エレクトロニック・アーツ創業者がブロックチェーンゲームに
9.Intel|メタバース描画に必要なGPUを開発
世界最大の半導体メーカーであるIntel(インテル)は、処理能力の高いGPUを提供しています。メタバースのような3D空間でリアルタイムコミュニケーションを遅延なくおこなうためには、高性能のGPUの開発が不可欠です。
メタバース事業ではNVIDIAにおくれを取っているIntelですが、1株当たりの配当金は毎年増えており、PERも割安です。メタバース事業関連銘柄でなくとも投資対象としては十分魅力的でしょう。
10.AMD|MetaのVRセットにチップを搭載
AMD(エーエムディー)は、IntelやNVIDIAと同じく世界有数の半導体メーカーです。コンピュータの計算処理をおこなうCPUやグラフィックの処理をおこなうGPU、さらにCPUとGPUを1つに統合したAPUなどの製造をおこなっています。
Metaが手がけるオキュラスをはじめとして、VRヘッドセットメーカーにチップを開発・提供しています。なめらかなグラフィックでVR酔いを軽減するなど、メタバース市場への貢献度が高い企業です。
株価は2022年の高値に比べると回復半ばですが、CPUの技術的な優位性などから売上が年々伸びており、世界的なゲーム需要の増加も相まって、将来的に伸びる企業として期待できます。
ETFや投資信託もあり!メタバース関連銘柄をセット購入
個別株は業績や需給を調べたうえで、売買のタイミングも考えなければいけません。一つひとつ調べる時間がない方であれば、メタバース関連銘柄にまとめて投資できるETFや投資信託がおすすめです。
- ETF・投資信託とは?
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ETFは「Exchange Traded Fund」の略で、「上場投資信託」とも呼ばれる。投資信託の一種で、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など特定の指標と連動するように運用される。
投資信託とは、投資家たちから資金を集め、資産運用のプロが代わりに投資・運用を行う投資方法のこと。
ここでは、代表的なメタバース関連ETFと投資信託を3つご紹介します。
- メタバースETF(METV)
- グローバルX メタバース ETF(VR)
- NASDAQ 100
順に見ていきましょう。
メタバースETF(METV)
どの個別銘柄を購入していいか迷っている方におすすめなのが、メタバース関連株にまとめて投資できるETFです。メタバースETF(METV)はRoundhill社によって運用され、インデックスによるパッシブ投資が特徴です。
- インデックスによるパッシブ投資とは?
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インデックス投資とは、市場の値動きを示す指数(=インデックス)に連動するように運用する投資手法。パッシブ投資も同じように市場全体の値動き(指数の値動き)と同様の投資成果を目指す運用で、どちらも市場の値動きに添うような運用成績になる。
メタバース関連のETFのなかでは、純資産額や取引ボリュームはナンバー1。
約40銘柄にまとめて投資しているのと同じ効果があります。2022年は下落を続けていましたが、2023年1月以降は時価が持ち直してきています。
グローバルX メタバース ETF(VR)
グローバルX メタバース ETF(VR)は、企業収益に占めるメタバース関連事業の割合が高い銘柄を中心に選定されたETFです。
世界の株式が投資対象で、時価総額をもとに約40銘柄を上限に投資しています。年二回組み入れ銘柄を入れ替えており、常に業績の良い銘柄に投資しているのと同じ効果を見込めるのが魅力です。
2022年は世界的な株式市場低迷の影響を受けて下落傾向でしたが、2023年になって一転、高値を更新し続けています。
参照:GLOBAL X
NASDAQ 100
さらに幅広く投資したい方には、投資信託商品のNASDAQ100がおすすめです。
- NASDAQ(ナスダック)とは?
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1971年に開設された新興企業向けの株式市場。
アップルやマイクロソフトなど、ハイテク産業を中心に約3,000社が上場している。
NASDAQに上場している企業全体に投資したい場合は、NASDAQ上場銘柄から時価総額上位100銘柄で構成された「NASDAQ 100」という投資信託がおすすめです。。ちなみにNASDAQ100には、おすすめ10選でご紹介したテック系企業のほとんどが含まれています。
どれも魅力的だから市場全体に投資したいと考える方にはおすすめでしょう。ほかの銘柄と同じく2022年は低迷していましたが、2023年は復調が続いています。
メタバース関連の米国銘柄に関するよくある質問
メタバース関連の米国銘柄に関するよくある質問をまとめました。
- 関連銘柄の株価チャートはどこで見られる?
- メタバース関連の株価は今後どうなる?
- ETFと投資信託の違いは?
順に見ていきましょう。
- 関連銘柄の株価チャートはどこで見られる?
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株価チャートは、Googleで検索すれば簡単にチェックできます。詳しい情報が知りたい場合は、情報サイトでも確認可能です。
無料で株価チャートが確認できるサイトをいくつか紹介します。
株価やチャートであれば、各証券会社でも無料で確認できます。ただし詳細なチャート設定や決算確認などは、証券口座を開いた会員しか確認できない場合も。そのことを踏まえたうえでご自身のニーズに合わせて使いやすいサイトを探しましょう。
- メタバース関連の株価は今後どうなる?
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2022年は米国株式市場が低迷したため、2021年の高値を超えていない銘柄がほとんどです。ただし2023年1月を境に復調途上にある銘柄も少なくありません。
この記事でご紹介した銘柄は、メタバース事業のみならずWebコンテンツやサービスに欠かせない企業ばかりです。今後、メタバースを含むWeb関連の市場成長が期待できることから、長期的な目線の投資先としても魅力的でしょう。
- ETFと投資信託の違いは?
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ETFと投資信託の違いは、上場しているか上場してないかです。ETFは「上場」投資信託で、株式のように証券会社を通じて売買できます。
価格は市場が開いているときにリアルタイムで変動します。株と同じように、指値注文と成り行き注文で売買金額を指定でき、売買の自由度の高さが魅力です。
一方、投資信託は上場しておらず、証券会社や銀行などの窓口で購入します。注文を出した当日は売買金額が公表されず、その翌営業日に公表された価格が購入価格です。
ETFと違う点は、購入手数料に加え信託報酬が必要なところ。保持している間はコストがかかりますが、金額を指定して購入できるので、予算に合わせた少額投資ができる点が魅力といえます。
まとめ
本記事では、メタバース市場の成長期待とメタバース関連の米国株10銘柄について解説しました。
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- NFTや仮想通貨を利用した新しい経済圏として注目されている
- 大手企業が積極的に参入している
- VRと5G技術の技術進歩により市場拡大が予想される
- 市場規模が拡大すると総務省が発表し政府も力を入れている
- 2022年の米国株市場は不調だったが2023年は回復基調である
- 個別株が選べない場合は投資信託やETFがおすすめ
2020年を境に、ゲームでのコミュニケーションや、事業のオンライン化などが大きく進みました。今後もメタバースなどのデジタル世界がますます発展するのは確実でしょう。
2022年は不調だったアメリカ株式市場ですが、それまでの過熱感が落ち着いたとも受け取れます。
投資を始めるのであれば、下落がいったん落ち着いた今がちょうどよい時期かもしれません。メタバースを含むデジタル市場に将来性を感じている方は、関連銘柄への投資を検討してみてはいかがでしょうか。