おしゃれなメタバース空間が作れると話題のVoxels(旧cryptovoxels)。
美術館やギャラリー、ショップを始め、さまざまなイベントが開催されているのが魅力です。
しかし、
- Voxelsとは何?
- Voxelsの始め方がわからない
- Voxelsで稼げるの?
などの疑問を抱えている方も多いはず。
結論から言うと、Voxelsは誰でも気軽に訪れやすいメタバースです。
本記事では初心者の方向けにVoxelsの始め方、遊び方、稼ぎ方を解説します。
ぜひ最後まで読んで、Voxelsに詳しくなってみてくださいね。
Voxels(旧cryptovoxels)とは?3つの特徴を紹介
Voxelsの特徴について解説します。
主なポイントは以下の通りです。
- ニュージーランド発のメタバースプラットフォーム
- NFTアートの展示・販売が可能
- チャットで他のユーザーと交流可能
記事を読む前に、以下のVoxelsのトレーラーを見てみると、どのような世界観のメタバースかをイメージしやすいでしょう。
1.ニュージーランド発のメタバースプラットフォーム
Voxelsとは、イーサリアムブロックチェーン上に開発されたメタバース。
レゴブロックのように立方体(ボクセル)を積み上げて、3D空間を作れるのが特徴です。
ニュージーランドに拠点を置くゲーム制作会社「Nolan Consulting」によって、2018年にリリースされました。
もともとはCryptovoxelsの名前でしたが、2022年5月3日にサービス名を変更。Voxelsにリブランディングされました。
Voxelsは、小さな立方体を最小単位として世界が構成されます。
ユーザーは土地を購入したり、自由にフリースペースを作成したりできます。小さなVoxelsを積み重ねれば、建物の建築も可能です。
メタバースとは、オンライン上でアバターを使ってコミュニケーションをとれる仮想空間のことです。
ゲームだけでなくビジネス、教育、建築など、さまざまな分野で活用されています。
メタバース内ではアバターやアイテムがNFT化され、仮想通貨を使って取引されるケースも。
Meta(旧Facebook)や、マイクロソフトなどの大手企業がメタバース事業に参入しており、世界的に注目を集めています。
メタバースについて詳しく解説している記事があるので、参考にしてください。
土地はイーサリアム、アイテムはPolygonチェーン上に存在
Voxelsでは、土地区画はイーサリアムブロックチェーン上に存在しますが、アバターのアイテムはPolygonネットワークでNFTとして売買されています。
- Polygonとは
-
イーサリアムの処理遅延やガス代高騰などの問題を解決するために作られたブロックチェーン。処理速度が速く、ガス代が安価。
VoxelsはVRヘッドセットに対応しています。
対応しているヘッドセットは以下の3種類です。
- Ocuus Quest
- Oculus Rift
- HTC Vive
詳細は以下をチェックしてみてくださいね。
2.NFTアートの展示・販売・購入が可能
VoxelsにはNFTアートの展示や、NFTアイテムのショップが多く存在します。
NFTアートを保有していれば、Percelと呼ばれるVoxelsの土地の一区画を利用して、展示会を開催可能。
来場したユーザーは、気に入ったNFTがあれば購入できます。
以下は、NFTアートギャラリーの画像です。
気に入ったNFTを見つけたら、クリックしてみましょう。
OpenSeaなどの外部マーケットプレイスが表示されます。
Voxels以外のメタバースでNFTアートを鑑賞したい人は、以下の記事でメタバース美術館について詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
不動産業や店舗経営もできる
Voxelsでは、不動産業や店舗経営も可能です。
Voxels内の土地であるParcelを購入して、店舗やギャラリーの経営ができます。
自分が経営しない場合は、展示会やイベントを開催したい人を募集して、土地のレンタル代や利用料、入場料を得る方法もあります。
たとえば、下記の画像はVoxelsで営業している帽子のショップです。
各アイテムをクリックすると、OpenSeaの販売ページへアクセスできます。
Voxelsでは、アバターに被せる帽子の他、スケートボードなどさまざまなNFTアイテムが販売されています。
3.チャットで他のユーザーと交流可能
Voxelsでは数多くのイベントが開催されています。
多くのユーザーが音楽イベントに集まる様子が、Twitterに投稿されています。
VRヘッドセットを利用している人は、音声でコミュニケーションを取れます。
もちろん、テキストチャットも可能なので気軽に参加してみてくださいね。
2023年6月現在、VRデバイスなしでの音声チャットには非対応ですので、注意しましょう。
同じ時間帯に同じイベントや部屋に入れば交流できます。
たとえばイベントであれば、VoxelsTOPページ左のEventをクリックすると、右にイベント一覧が表示されます。
事前に友達と約束して同じ時間帯にアクセスすれば、イベントを一緒に楽しめますよ。
イベントに限らず、興味のある部屋に同時に入ることも可能です。
Voxelsの始め方を初心者向けに解説
Voxelsの始め方を手順を踏んで解説します。
- 仮想通貨ウォレットMetaMaskの作成
- MetaMaskを使用してログイン
※ゲスト利用の場合はMetaMask不要
順番に見ていきましょう。
仮想通貨ウォレットMetaMaskの作成
Voxelsをプレイするには、仮想通貨ウォレットが必要です。
はじめて仮想通貨ウォレットを作るなら、日本語に対応していて初心者でも使いやすいMetaMaskがおすすめです。
MetaMaskはGoogleChromeの拡張機能としてインストールが可能で、5分ほどでウォレットが作成できます。
以下の記事でMetaMaskの使い方を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
MetaMaskを使用してログイン
Voxelsにアクセスします。
左上の「Log in」をクリックしましょう。
ログイン方法の選択が表示されるので、MetaMaskをクリックします。
MetaMaskへの接続が求められたら「Connect(接続)」をクリックしましょう。
次に署名が求められるので「Sign(署名)」をクリックします。
以上でVoxelsへのログインは完了です。
Voxelsにログインすれば、自身のアバターをカスタマイズできるようになります。
ログインせずにゲストとして利用したい場合は、MetaMaskは無くても使用できます。
ログインせずに、トップページの「Play now」をクリックしましょう。
ゲストとしてアクセスすれば、匿名でゲームをプレイできます。
基本操作方法|キーボードとマウスを使用
Voxelsでの基本操作キーについて解説します。
アバターの基本操作キーは以下の通り。
移動 | W(前進)A(後退)A(左)D(右) |
移動速度の変化 | Shift |
ジャンプ | Space |
浮遊 | F |
視点切り替え | C |
チャット | Enter |
視点切り替え | 左クリック |
Voxelsでフリースペースを作成する方法
Voxelsでは、MetaMaskと連携すれば無料でフリースペースの作成が可能です。
- フリースペースとは?
-
Voxels内に土地を持っていなくても、建物などの制作を試せる無料スペース。
ログインすると、アバターの画面が表示されますので、1番下の「Create a space」をクリックしましょう。
スペース作成画面になります。
スペースの名前をつけて、サイズ(奥行き、高さ、幅)を設定しましょう。
最後に「Create」をクリック。
すると、以下のように指定したサイズのスペースが作成されます。
画面下に作成したスペースが表示されています。スペースに入るときは、名称をクリックしましょう。
「Play Now」ボタンが表示されるので、クリックすれば作成したスペースに入室できます。
画面右上の「Add」と「Edit」を使用しながら、スペース作成を行います。
Addをクリックすると、以下のような画面が表示されます。Voxelsの模様を選んで、空間に設置しましょう。
模様を選んで「Build」をクリックすると、Voxelsの設置ができるようになります。
その他、さまざまな音楽や、ライブ音声、ゲストブック、自分で用意した画像などを配置できます。
以下はゲストブックを設置した様子です。
Editでは、空間を構成するVoxels(正方形)を自分で作成した画像に置き換えたり、色を選んだりできます。
マウスカーソルに合わせて視点が動いてしまう場合は、「Esc」キーを押して画面の動きを固定するとよいですよ。
以下のツイートでは、Web3インフルエンサーのかねりんさんが、Voxelsの建築について講義した内容を記事化したものが紹介されています。
Voxelsの建築を本格的に始めたい人はチェックしてみてくださいね。
Voxelsの稼ぎ方・攻略法を解説
Voxelsで稼ぐには、主に以下の3つの方法があります。
- 不動産を購入し収益化
- OpenSeaでアイテムを転売
- 店舗でNFTを展示販売
順番に見ていきましょう。
1.不動産を購入し収益化
Voxelsでは、土地の中の1区画をParcelと呼びます。
Parcelを購入すれば、さまざまなイベントの開催が可能です。
- 講演
- 音楽ライブ
- NFTアートのギャラリー
- NFTアイテムの販売
自分でイベントを開催しない場合は、土地を貸してレンタル代や利用料などの不動産収入も獲得できます。
現実世界の不動産業と異なり、管理費、修繕費用などが必要ないのが魅力と言えます。
Web3のインフルエンサーであるかねりんさんは、2022年にVoxels内のAsiaVerseNFTホールを借りて、YouTubeLIVEの同時中継を行いました。
イベント開催場所としても、Voxelsには需要があるのがわかりますね。
Parcel(土地)の購入の仕方
土地であるParcelを買うには、Voxels内のParcelにアクセスする必要があります。
VoxelsTOPページの「Buy」の箇所から「Parcel」をクリックしましょう。
画面右側に購入可能な土地一覧が表示されます。
気になる土地をクリックすると、OpenSeaのNFT販売ページが表示されます。
OpenSeaの画面右上の「Connect wallet」をクリックして、MetaMaskと接続しましょう。
その後「Buy now」をクリックすれば、購入画面に進めます。
購入時の決済通貨はETH(イーサリアム)です。ガス代(取引手数料)が数百円〜数千円必要なので注意しましょう。
2.OpenSeaでアイテムを転売
Voxelsで稼ぐ手段として、将来的に値上がりすると予想したParcel(土地)に投資する方法が挙げられます。
その際には、近隣にどのような店舗やギャラリー、施設などがあるかなどのエリア調査が重要です。
長期保有し、全体的にメタバースの土地の需要が大きく、相場が上がったタイミングで売れば、売却益が得られるかもしれません。
総務省によると、メタバースの市場規模は、2030年までに約78兆円以上に拡大すると予想されています。
メタバース市場のさらなる急成長を見込んで、今からVoxels内の土地を購入しておくのもよいかもしれません。
メタバースの市場規模については、下記の記事で詳しく説明されています。
興味のある人はチェックしてみてくださいね。
3.店舗でNFTを展示販売
NFTのコレクターであれば、Voxels内の土地にギャラリー兼店舗を建築するのもよいでしょう。
Voxelsには、NFTアートのギャラリーが多いので、自然とNFTへ興味関心のある人が集まる傾向があります。
Voxels内で「NFT」と検索すると、96のNFTに関するギャラリーやスペースが見つかりました。
Voxelsに展示場スペースを設けて、NFTアートを展示すれば、売り上げに繋がる可能性も。
たとえば、以下のツイッターでは、制作動画をVoxels内のアートギャラリーに展示し、告知しています。
OpenSeaなどに出品するよりも、Voxelsでギャラリーにしたほうが作品が映える効果もありそうです。
Voxels(ボクセルズ)に関するQ&A
本記事では、Voxelsの始め方、遊び方、稼ぎ方について解説しました。
最後によくある質問に回答します。
- メタバースとは何ですか?
- 無料で探索できますか?
- 土地はいくらくらいですか?
- Voxels内ではどういうものが購入できますか?
- スマホでも利用できますか?
- 日本語に対応していますか?
- 最新情報はどこで入手すればよいですか?
- メタバースとは何ですか?
-
アバターを操作して自由に動き回れる仮想世界のこと。
音声やテキストで同じ場にいる他の人とコミュニケーションができます。
- 無料で探索できますか?
-
Voxelsは無料で探索可能です。気になるスペースに入場する際にお金がかかりませんので、安心して探索してみましょう。
- 土地はいくらくらいですか?
-
安い土地は0.17ETH(約4万7,000円)から販売されています。高い土地は、購入に69ETH(約1,900万円円)かかるものもあります。
興味のある方はまず、安い価格の土地を購入してみてはいかがでしょうか。
- Voxels内ではどういうものが購入できますか?
-
購入できるのはNFTアイテムです。
Voxels内のParcel(土地)やウェアラブル(着用できるもの)がNFTアイテムとして購入できます。
詳細は画面左の「Explore」一覧から「Wearable」をクリックして確認してみましょう。
- スマホでも利用できますか?
-
Voxelsはスマホにも対応しています。スマホでプレイする際は、画面上に十字キーが表示されるので、タップして直感的に操作ができます。
ただし画面が小さいので、探索は出来てもスペースの構築までは難しいかもしれません。
【2024年9月】スマホで稼ぐNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)15選 近年、遊んで稼げると話題のNFTゲーム。 スマホのNFTゲームであれば、通勤中などの隙間時間でもプレイできるため、始めてみたいと考えている人も多いはず。 しかし、 ス… - Voxelsは日本語に対応していますか?
-
2023年6月現在、Voxelsは日本語に対応していません。
英語が苦手な方は、スマホアプリ「Google翻訳」のカメラ翻訳機能を利用すると、英語をリアルタイムで翻訳可能です。これにより、翻訳サイトに英語を打ち込む手間が省けます。
- 最新情報はどこで入手すればよいですか?
-
最新情報はTwitterやDiscordコミュニティから入手しましょう。
まとめ
本記事では、メタバースVoxelsの始め方、遊び方、稼ぎ方について解説しました。
最後に、重要な点をおさらいしておきましょう。
- Voxelsはニュージーランドの企業が制作したメタバースサービス
- VRヘッドセットを使えばアバターを操り音声で友達と会話しながら利用が可能
- ヘッドセットなしでもテキストチャットで他の人と交流できる
- ParcelはETHで、アイテムはMaticで売買できる
- 不動産としてParcelを購入し収益化も可能
- 将来的に値上がりが予想できる土地を購入し長期投資する方法も
- MetaMaskでログインすれば、自身のアバターをカスタマイズ可能
- Voxelsでは無料でスペースを作成できる
まずは気軽にVoxelsにアクセスして、興味のある世界を探索してみるのがおすすめです。
慣れてきたら、自分のスペースを建築してみてもよいでしょう。
NFTアートが好きな人は、多くのギャラリーが開かれているので、ぜひチェックしてみてくださいね。