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2025年、ステーブルコイン市場は総発行額2,500億ドルを突破し、なかでもUSDCは「デジタルドル」の代表格として世界中の決済・資産運用の基盤になっています。
しかし、次のような疑問を持っている方も多いでしょう。
- USDCは他のドル建てステーブルコインと何が違うのか知りたい
- 本当に1ドルの価値が保証されているのか気になる
- 日本円で購入する具体的な手順を知りたい
結論から言うと、仮想通貨USDCは米ドルに連動した信頼性の高いステーブルコインで、高い透明性と規制準拠が特徴です。
今回は、仮想通貨USDCの基本的な特徴から、価格動向、将来性、そして具体的な購入方法まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
安全なデジタル資産の保有や活用を検討している方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

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仮想通貨USDC(ユーエスディーシー)とは?5つの特徴を紹介

通貨名 | USD Coin (ユーエスディーコイン) |
---|---|
シンボル | USDC |
主要なネットワーク | 多数(20以上) |
総発行枚数 | 約597億 USDC(2025年7月時点) |
公式サイト | https://www.circle.com/en/usdc |
ここでは、仮想通貨USDCの5つの特徴について、以下の順で解説します。
- 各国の規制に準拠したステーブルコイン
- 米国債と現金で100%担保されている
- 複数のブロックチェーンでネイティブ発行されている
- 月次監査・リアルタイム残高を公開している
- Circle社とCoinbaseが共同発行している
1. 各国の規制に準拠したステーブルコイン
USDCは、米ドルの価格と同じ価格で安定(ペッグ)するように設計されたステーブルコインです。
以下のような主要国の規制に対応したライセンスを取得しており、銀行並みのコンプライアンス体制を整えています。
- ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)のビットライセンス制度
- 欧州連合(EU)の暗号資産市場規制(MiCA)
- シンガポール金融管理局(MAS)の決済サービス法(PSA)
さまざまな規制に対応できるUSDCは、大手金融機関や上場企業からの信頼も厚く、急速に拡大しました。
2. 米国債と現金で100%担保されている
USDCの価値が1ドルになるよう安定させるために、発行されているUSDCの総量と同等以上の価値を持つ準備金によって100%裏付けされています。
準備金を構成しているのは、安全資産である現金と米国の短期国債のみです。
そのため、仮に仮想通貨市場が破綻したとしても、ユーザーはいつでもUSDCを現金に償還できるという信頼性があります。
3. 複数のブロックチェーンでネイティブ発行されている
USDCは、特定のブロックチェーンに依存しないマルチチェーン対応のステーブルコインです。
イーサリアムやソラナ、ポリゴンなど、20以上のブロックチェーン上でネイティブに発行されています。

対応しているブロックチェーンが多いため、より高速で手数料の安いネットワークを選んで取引することが可能です。
こうした柔軟さにより、DeFi(分散型金融)やNFTマーケットプレイスなどの様々なアプリで利用されています。
4. 月次監査・リアルタイム残高を公開している
USDCが透明性を担保するための方法として、準備金の状況が毎月公開されています。
世界有数の会計事務所であるDeloitte(デロイト)社などによって、流通しているUSDCと準備金の構成が詳細に記載された監査報告書が、公式サイト上で誰でも閲覧できます。
また、各ブロックチェーンの履歴をチェックすれば、USDCが生成されたり焼却されたりしたデータをリアルタイムに確認することも可能です。
こうした信頼性の高いデータは、金融機関や投資家から信頼される材料となります。
5. Circle社とCoinbaseが共同発行している
USDCは、金融テクノロジー企業であるCircle社と、米国最大手の暗号資産取引所であるCoinbase社によって共同で発行されています。
2018年に共同設立されたCentre ConsortiumからUSDCがリリースされ、現在もパートナーシップは継続中です。
金融と暗号資産の分野をリードする2社が協力したことも、USDCの信頼性と技術的な発展が支えられている要因と言えるでしょう。
仮想通貨USDCに関連するニュース

ここでは、仮想通貨USDCに関わる重要な出来事を、以下の年代ごとに紹介します。
- 2018年:サービス開始で1ドルペッグ確立
- 2021年:DeFi需要で時価総額250億ドル突破
- 2023年:SVB破綻で$0.87までデペッグ
- 2024年:MiCA準拠でEU需要拡大
- 2025年:供給量610億ドルに回復
なかには一時的に価格に影響したニュースもあるので、ぜひチェックしてください。
なお、USDCの現在の価格は以下のとおりです。
2018年:サービス開始で1ドルペッグ確立
2018年9月にローンチされたUSDCは、当初から1ドルの価格ペッグを維持することに成功しました。
発行当初から、その準備金が完全に米ドルで裏付けられている透明性が評価されています。
こうした安定性と透明性から、価格変動が激しい仮想通貨市場における「デジタルドル」としての地位を確立しました。
多くの取引所やウォレットで採用され、信頼性の高いステーブルコインとしての基盤を築いた時期です。
2021年:DeFi需要で時価総額250億ドル突破
2021年は、DeFi(分散型金融)市場が爆発的に成長した年です。
USDCの信頼性は高く評価されていたため、多くのDeFiプロトコルで主要な取引ペアや担保資産として採用されました。
結果として、USDCの流通量は1年間で約25倍に急増し、時価総額は250億ドル(約3兆7,500億円)を突破します。
この急成長は、個人投資家だけでなく、機関投資家からの資金流入を示す重要な指標となりました。
2023年:SVB破綻で$0.87までデペッグ
2023年3月、USDCの準備金の一部を保管していたシリコンバレー銀行(SVB)が経営破綻しました。
この報道を受け、約33億ドル(約4,950億円)の準備金が凍結されるとの懸念が広がり、USDCの信頼性が一時的に揺らぎます。
その結果、価格は1ドルを割り込み、一時0.87ドルまで下落するデペッグ(価格乖離)が発生しました。
しかし、Circle社が準備金の全額保護を約束したことで、48時間以内に価格が回復。
トラブルが発生しても価格が安定させられる危機管理能力の高さを示す形となりました。
2024年:MiCA準拠でEU需要拡大
2024年、Circle社はフランスで電子マネー機関ライセンスを取得し、欧州連合(EU)の暗号資産市場規制(MiCA)へ完全準拠しました。
これにより、USDCは規制に準拠した電子マネートークンとしてEU内で正式に認められます。
この動きは、欧州を中心とした個人および機関投資家からの信頼を大きく高めました。
欧州の主要な仮想通貨取引所での取引量が急増し、USDCの需要がさらに拡大しています。
2025年:供給量610億ドルに回復
2025年に入り、USDCの供給量は力強い回復を見せています。
年初の供給量は440億ドル(約6兆6,000億円)でしたが、38.6%増加して610億ドル(約9兆1,500億円)に達しました。
この成長により、ステーブルコイン市場におけるシェアは25%にまで伸長し、最大手のUSDTに次ぐ地位を固めています。

仮想通貨USDCの将来性

ここでは、USDCの将来性を占う上で重要な4つのポイントを解説します。
- CircleのIPO成功で成長資金を確保
- EUのMiCA全面施行で銀行決済インフラへ拡大
- CCTPによりチェーン間送金が秒単位に
- 日本の電子決済手段制度にも対応
1. CircleのIPO成功で成長資金を確保
USDCの発行元であるCircle社は、2025年6月に新規株式公開(IPO)を成功させました。
この上場により、約10.5億ドル(約1,575億円)の資金を調達したと報じられています。
市場がCircle社の透明性と規制を遵守する姿勢を高く評価した結果と言えます。
確保した資金は、USDCのグローバルな普及や新たな金融サービスの開発に充てられ、さらなる成長を後押しするでしょう。
2. EUのMiCA全面施行で銀行決済インフラへ拡大
欧州連合(EU)で暗号資産市場規制(MiCA)が全面施行されたことは、USDCにとって大きな追い風です。
MiCAによって、USDCはEU域内で電子マネートークンとして法的に認められ、銀行などの既存金融機関が提供する決済インフラへの統合が進むと見られています。
これにより、約4.5億人を抱える巨大な欧州市場で、USDCが日常的な送金や決済手段として広く利用される可能性があります。
規制に準拠したデジタルドルとして、その利便性は飛躍的に高まるでしょう。
3. CCTPによりチェーン間送金が秒単位に
Circle社が開発したクロスチェーン転送プロトコル(CCTP)は、USDCの利便性を大きく向上させる技術です。
CCTPを利用すると、異なるブロックチェーン間でのUSDCの移動を、わずか数秒で安全に実行できます。
シームレスなクロスチェーン体験をアプリに実装するのに向いているため、今後もUSDCが採用される場面は増えていくでしょう。
なお、V1とV2の2バージョンが提供されており、それぞれで性能や機能、対応するブロックチェーンなどが異なります。

4. 日本の電子決済手段制度にも対応
日本の改正資金決済法における電子決済手段制度にも対応したため、国内でもUSDCの需要は高まる見込みです。
これまで海外取引所を経由する必要があったUSDCが日本円で直接購入できるようになりました。
今後、他の国内取引所でも取り扱いが広がれば、日本での利用シーンも拡大していくでしょう。
なお、2025年3月にSBI VCトレードが国内で初めてUSDCの取り扱いを開始しています。

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仮想通貨USDCの買い方を画像つきで解説

ここでは、日本国内で初めてUSDCの取り扱いを開始したSBI VCトレードでUSDCを購入する手順を、以下のステップで解説します。
- ウォレットを用意する
- SBI VCトレードで口座を開設する
- 日本円を入金する
- USDCを購入する
- ウォレットに出金する
ウォレットを用意する
購入したUSDCを保管するためのウォレットをあらかじめ用意しておきます。
おすすめのウォレットは、利用者が多く人気のあるMetaMask(メタマスク)です。
入手方法や使い方を以下の記事で解説しているので参考にしてください。

SBI VCトレードで口座を開設する
SBI VCトレードの口座を開設します。
公式サイトにアクセスし、メールアドレスの登録から手続きを開始してください。

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詳細な口座開設の手順については、以下記事で解説しています。

日本円を入金する
口座開設が完了したら、USDCを購入するための日本円を入金します。
SBI VCトレードのメニューで「入出金」を選択し、入金に必要な情報を入力してください。

各項目を入力して次に進むと、選択した金融機関のクイック入金の手続き画面に移動するので、ログインして入金を実行します。
振込方法はクイック入金のみで、7日間出金が制限されてしまうため注意しましょう。
USDCを購入する
日本円がSBI VCトレードの口座に入金されたらUSDCを購入します。
メニューの「買う」を選択し、銘柄一覧からUSDCを選択してください。
購入したい数量を入力して「買う」ボタンを押すと、日本円を支払ってUSDCを入手できます。

ウォレットに出金する
購入したUSDCをオンチェーンのサービスで利用するために、最初に用意したウォレットへ出金します。
PCのシンプルモードでは仮想通貨の出金ができないので、メニューの「トレーダーモード」を選んでログインし直してください。
右上の「アカウント情報 > 暗号資産出庫」を選択すると、チャートが表示される箇所に出庫ウィンドウが開きます。

暗号資産を「USDC」に切り替え、数量と出庫アドレスを入力して出金を実行しましょう。
出庫先はイーサリアムのみなので、他のチェーンのアドレスを入力しないよう注意。
海外取引所で購入する方法もある
イーサリアム以外のチェーンにUSDCを移動するのであれば、海外取引所で購入したほうが手数料がかからないケースが多いです。
SBI VCトレードからウォレットに送金した場合、イーサリアム上のアプリでブリッジ機能を使って移動させるため、イーサリアムの手数料がかかります。
一方、海外取引所に仮想通貨を送金してUSDCを購入した場合は、送金先のブロックチェーンを選択できるうえに、かかる手数料はイーサリアムの手数料より安くなりやすいです。
USDCの送り先によっては、Bitgetなどの海外取引所の利用を検討すると良いでしょう。


仮想通貨USDCに関するQ&A

仮想通貨USDCに関する、よくある質問と回答を紹介します。
- USDTとの違いは何ですか?
- レンディングで利回りを得られますか?
- USDCを日本円にする方法は?出金できますか?
- デペッグリスクはもうないのですか?
- USDTとの違いは何ですか?
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USDCとUSDT(テザー)はどちらも米ドルに連動するステーブルコインですが、大きな違いは準備金の透明性です。
USDCは月ごとに監査報告書を公開しており、準備金の100%が現金と米国債担保型で構成されています。
一方、USDTは監査報告書の公開が3ヶ月に1回であり、商業手形や貸付債権などのリスク資産が準備金に含まれています。
大口決済や機関投資家は、コンプライアンス重視でUSDCを選ぶ傾向が強いと言えるでしょう。
meta land仮想通貨USDT(テザー)とは?危険性やメリット・デメリットを徹底解説! | meta land USDTは、法定通貨担保型ステーブルコインのひとつ。特徴、メリット・デメリットや購入の仕方などをわかりやすく解説します。 - レンディングで利回りを得られますか?
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はい、レンディングサービスにUSDCを貸し出して利回り(金利)を得られます。
国内でよく利用されているレンディングサービスの例は、PBRレンディングです。
金融庁の暗号資産交換業者として登録されているため、安心して利用できるでしょう。
meta land【初心者向け】PBRレンディングとは?メリット・リスク・始め方まで徹底解説! | meta land PBRレンディングとは?仮想通貨を貸して金利を得る仕組みや始め方、メリット・リスクを初心者向けにわかりやすく解説します。 - USDCを日本円にする方法は?出金できますか?
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SBI VCトレードで保有しているUSDCを売却すれば、1 USDC = 1ドル相当額の日本円に換金できます。
換金した日本円は、入出金画面から出金することで銀行口座に引き出せます。
なお、SBI VCトレードでは日本円の出金手数料は無料です。
- デペッグリスクはもうないのですか?
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デペッグ(価格乖離)のリスクはゼロではありませんが、大幅に低減されています。
2023年のシリコンバレー銀行破綻の教訓から、Circle社は準備金を保管する銀行を複数に分散し、24時間365日いつでも米ドルへ償還できる体制を構築しました。
これにより、特定の銀行が破綻しても連鎖的なリスクが起きにくい仕組みになっています。
ただし、大規模な金融危機や予期せぬ規制強化などが発生した場合は、再び価格が乖離するかもしれません。
まとめ
本記事では、仮想通貨USDCについて解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- USDCは米ドルの価格と連動する規制準拠のステーブルコイン
- 準備金は現金と米国短期国債で100%裏付けられており透明性が高い
- 複数のブロックチェーンに対応し、高速・低コストな決済が可能
- 過去に一時的なデペッグを経験したが、現在は対策が強化されている
- 日本ではSBI VCトレードで日本円から直接購入できる
仮想通貨USDCは高い信頼性と透明性をもっているため、単なる価値の保存手段に留まらず、国際送金やDeFi、デジタル決済など多くの分野での活用が期待されています。
ぜひ本記事を参考に、安全なデジタルドルであるUSDCの保有を検討してみてください。

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