仮想通貨取引所「Bybit(バイビット)」は、スマホ1つで入金から出金まで完結できる利便性の高さで注目されています。
しかし、次のような疑問を持っている方も多いでしょう。
- そもそもBybitってどうやって使うの?
- 入金や出金の方法が複雑そう
- スマホだけで完結できるって本当?
結論からいうと、Bybitの使い方は「入金→取引→出金」の流れを押さえればシンプルで、すべてアプリ内で完結できます。
今回は、ホーム画面の見方から現物・レバレッジ取引の方法、入出金の手順、資産運用の使い方まで、初心者向けにわかりやすく解説します。
Bybitの使い方がわからずに不安な初心者の方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
Bybitがどのような仮想通貨取引所なのかを詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみましょう。

ホーム画面・相場・取引・資産運用の概要
ここでは、Bybit(バイビット)アプリを操作するうえでの基本画面について解説します。
各画面は、取引や資産管理の起点となる重要な要素です。
- ホーム|メイン画面で情報を確認する
- 相場情報|価格変動をチェックする
- 取引|現物・レバレッジなどを売買する
- 資産運用|仮想通貨を預けて運用する
- 資産|保有する資産内訳を確認・操作する
ホーム|メイン画面で情報を確認する
Bybitアプリを起動すると、最初に表示されるのがホーム画面です。
この画面では、総資産額や各機能へのショートカット、人気ペア、新規上場や値上がり率の高いコインが確認できます。
特に画面下部の最新イベント一覧は、注目の抽選やイベント、エアドロ等のキャンペーンをチェックするに便利です。

相場情報|価格変動をチェックする
相場情報の画面では、リアルタイムで仮想通貨の価格変動を確認できます。
主要な通貨ペアの現在価格、24時間変動率、出来高などを一覧表示で比較できます。
代表的な取引方法は以下の通りです。
- 現物:仮想通貨そのものを買って保有する
- 契約:仮想通貨の将来の価格に対して売買する(レバレッジ取引も可能)
実際に通貨を持つかどうかが最大の違いです。

「データ」では、市場センチメント、ホットセクター、ヒートマップをチェックできます。
- 市場センチメント:市場全体の投資家心理の強弱
- ヒートマップ:通貨ペアごとの価格変動率の可視化
- ホットセクター:注目セクターごとの代表銘柄一覧

取引|現物・レバレッジなどを売買する
取引セクションでは、仮想通貨を売買できます。
通貨ごとの相場を確認する「チャート画面」と、実際に注文を出す「取引画面」が分かれており、画面上部のタブで切り替えが可能です。
- チャート画面(画面左上):ローソク足や移動平均線を使って、現在の相場の流れを分析できる
- 取引画面(画面右上):実際に売買するための注文を操作する
「取引画面」では、①注文方法を選択、②購入数量を入力、指値注文の場合は③を参照し、④で売買を実行する流れです。

資産運用|仮想通貨を預けて運用する
資産運用画面では、仮想通貨を預けて利息をもらうステーキングや、流動性マイニングなどを始めとするさまざまな投資方法があります。
たとえばステーキングには以下の2種類があります。
種類 | 期間 | 利回り |
---|---|---|
積立ステーキング | 払戻し自由 | 低め |
定期ステーキング | 3〜90日 | 高め |
ステーキング中は価格変動リスクもあるため、無理のない範囲で活用しましょう。

資産|保有する資産内訳を確認・操作する
「資産」(マイ資産)では、保有している仮想通貨(口座別)を確認できます。
資金調達口座・統合取引に分かれた資産構成を一目で把握可能です。
- 「資金調達」:仮想通貨の入金・出金・振替などに使う資金の管理用口座
- 「統合取引」:現物やデリバティブなど各種取引に使う口座
入金、出金、資金の振替などもこの画面から簡単に操作でき、実質的なウォレット機能を担います。

Bybit(バイビット)の入金・出金方法

Bybitでは複数の入金・出金方法が用意されており、目的や状況に応じて最適な手段を選ぶことが重要です。
ここでは、代表的な3つの入金方法と2つの出金方法を紹介します。
- 【入金方法1】国内取引所から送金する
- 【入金方法2】クレカやApplePayで購入する
- 【入金方法3】P2Pで日本円を入金する
- 【出金方法1】外部ウォレットへ送金する
- 【出金方法2】国内取引所へ送金する
【入金方法1】国内取引所やウォレットから送金する
国内取引所や自分のウォレットからの送金は、最も基本的で信頼性の高い入金方法です。
すでに仮想通貨をウォレットで保有している場合は、直接Bybitに送金します。
保有していない場合は、取引所で仮想通貨を購入し、Bybitの指定アドレスへ送金します。
いずれも、ネットワーク(チェーン)を誤ると資産が失われるため注意が必要です。
仮想通貨取引所の口座を開設していない場合は、以下の記事を参考にしてみましょう。

【入金方法2】クレカやApplePayで購入する
Bybitでは、アプリ内から仮想通貨を直接購入することも可能です。
対応決済手段は、クレジットカード(VISA、Mastercard、JCBなど)とApple Payがあり、仮想通貨を購入できます。

ただし、決済には外部サービス(代行業者)が入るため、手数料がやや高めに設定されています。
特にクレジットカードの場合、3〜6%程度の手数料が発生するため注意が必要です。
よって、コスト面を重視する場合は取引所からの入金を選ぶとよいでしょう。
編集部の検証によると、同じ金額(1,460円)を支払った場合でも、Apple Pay決済のほうがクレジットカード(JCB)よりも、わずかに多くのUSDTを受け取れる結果となりました。
つまり、Apple Payのほうが、同じお金でやや多めの仮想通貨が入手できるのです。
これは「購入レート」や「手数料」の条件がApple Payの方が若干有利だったためです。
決済手段 | 購入レート(1USDT) | 手数料 | 受取USDT |
---|---|---|---|
Apple Pay | 154.99円 | 66円 | 9.42 |
クレジットカード(JCB) | 158.45円 | 87円 | 9.21 |
※両者とも支払金額は1,460円で統一
Apple Payは、手数料が21円安く、レートも約3.5円/USDT良好だったため、最終的に約0.21 USDT(約32円相当)の差が生じました。
このように、購入手段によって実際の受取額に差が出ることもあるため「レート」と「手数料」の両方を事前に確認してみるとよいでしょう。

【入金方法3】P2Pで日本円を入金する
Bybitでは、ユーザーが個人間で取引して日本円や仮想通貨を入金する方法があります。
ユーザー同士が直接、仮想通貨と日本円を交換できる仕組み。
支払いには銀行振込(Bank Transfer)やPayPay、LINE Payなどが使える。
まず、アプリの右下から「資産」>「入金」の順でタップします。
仮想通貨の購入画面が表示されるので、①JPY、②購入する仮想通貨の通貨の種類を設定しましょう。

次に確認すべき項目は以下の情報です。
- ①価格:1USDTあたりの販売価格
- ②利用可能残高:その広告主が現在販売可能なUSDTの数量
- ③取引上限額:1回の取引で購入できる日本円の金額の範囲
- ④支払方法:購入時に使用できる支払い手段(銀行振込・PayPay・LINE Payなど)
購入したい広告主を決めたら⑤をタップします。
取引条件を提示して、他のユーザーからの申し込みを待っている側。フリマでいうと出品者に相当する。

支払金額を設定すると受取金額が表示されるので、画面下の注意事項を確認し、問題なければ「購入」をタップしましょう。

【出金方法1】外部ウォレットへ送金する
仮想通貨をMetaMaskなどの外部ウォレットに送金すれば、取引所を介さず自分で資産を管理できるようになります。
これは、資産の分散やセキュリティ強化の面でも有効です。
出金の際は、ウォレットのアドレスを必ず正確にコピー&ペーストしてください。入力ミスがあると、資産が失われるリスクがあります。
また、ネットワーク(チェーン)の選択にも要注意です。
間違ったネットワークを選ぶと、送金が反映されず取り戻せない可能性があるので気を付けてください。
ウォレットは、初心者にも使いやすい「MetaMask」や「Bitget Wallet」などがおすすめです。


【出金方法2】国内取引所へ送金する
出金だけでなく、最終的に日本円へ換金したい場合は、国内取引所へ送金しましょう。
例えば、BTCやETHなどの仮想通貨を国内取引所の専用入金アドレス宛へ送ることで、取引所内で円換金が可能です。
送金前には、受取アドレスが正しいか必ず確認しましょう。
国内取引所の入出金画面で正しい仮想通貨を選んで入金アドレスをチェックするのがポイントです。

なお、Bybitで出金する際の手数料ついて知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

Bybit(バイビット)で取引する方法

Bybitで仮想通貨を実際に売買するには、資金の入金だけでなく、口座間の振替や注文方法の理解が必要です。
ここでは、入金から売買、出金前の資金移動までの一連の流れを、3つのステップでわかりやすく解説します。
- 仮想通貨を入金する
- 資金調達口座から統合取引口座へ振り替える
- 売買する
仮想通貨を入金する
まずはBybitに仮想通貨を入金します。
アプリの右下「資産」をタップすると「入金」の選択肢が表示されます。
支払い方法の選択画面が表示されたら「暗号資産を入金する」をタップしましょう。
一覧が表示されるので、入金する仮想通貨を選択。

チェーンタイプを選択すると、入金アドレスが表示されるのでコピーしましょう。

次に、国内の仮想通貨取引所でBTCやUSDTを購入し、Bybitの入金アドレス宛に送金します。

アドレスやネットワークを間違えないようにし、初回は少額でのテスト送金がおすすめです。
資金調達口座から統合取引口座へ振り替える
仮想通貨を入金しただけでは、すぐに取引に使えません。
Bybitには「資金調達口座」と「統合取引口座」の2種類のアカウントが存在します。
入金直後の資金は「資金調達口座」に入り、取引するには「統合取引口座」への振り替えが必要です。
振替するには、アプリ画面右下の「資産」をタップ。
「振替」をタップして、振替元を資金調達アカウント、振替先を統合取引アカウントに設定します。
通貨の種類と金額を設定して「確定」をタップすれば振替が完了します。

この操作を実行しないと取引画面で資金が表示されないため、忘れず操作しましょう。
売買する
資金を統合取引口座に移したら、いよいよ仮想通貨を売買します。
アプリ画面下の「取引」をタップ。
画面上部の①で取引の種類を選択できます。
②と③をタップすれば、チャート画面と取引画面を切り替え可能です。
④の注文方法の箇所では、指値(価格を指定)や成行(即時約定)などが選択できます。
数量を入力して「買い」もしくは「売り」を選ぶとよいでしょう。
なお、⑤の箇所ではレバレッジ倍率の設定が可能です。

取引後、出金するには「統合取引口座」から再び「資金調達口座」へ振り替える操作が必要です。
Bybit(バイビット)の使い方に関するよくある質問と回答

Bybit(バイビット)の使い方に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- バイビットの利用は日本人禁止なのでやばいですか?
- レバレッジ取引のやり方を教えて
- 特典やウェルカムギフトはどう使えばよいですか?
- Apple Payは使えますか?
- Bybit Web3とは何?
- バイビットの利用は日本人禁止なのでやばいですか?
-
Bybitは過去に金融庁から警告を受けた経緯があるため「日本人は使ってはいけないのでは?」と心配する方も多いでしょう。
しかし2025年現在、Bybitの利用が法律上で明確に禁止されているわけではなく、違法性はありません。
とはいえ、グレーな立場であることは事実です。
今後の規制動向やリスクを正しく理解したうえで利用を判断する必要があります。
詳しい状況や日本人利用の可否、利用者の評判などを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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-
Bybitでのレバレッジ取引のやり方は以下の流れです。
- 「デリバティブ」画面をタップ
- 希望の通貨ペアを選択
- レバレッジ倍率を設定
- 成行または指値注文を選択
- 価格と数量を入力
- 注文を確定
相場が予想と逆に動いた場合、自動的に損切りされて資金が減ってしまったり、追加で入金する必要が発生したりするので注意しましょう。
はじめのうちは、2倍から3倍くらいの低い倍率で少額から試してみるのが安心です。
- 特典やウェルカムギフトはどう使えばよいですか?
-
特典やギフトにはさまざまな種類があり、それぞれ受け取り方や使い方が異なります。
まずは、アプリのホーム画面にある「最新イベント」欄や、公式サイトの「特典センター」を確認しましょう。
自分が対象となるキャンペーンや受け取れる特典、参加できるイベントが一覧で表示されます。
各タスクの内容(例:入金、取引など)を達成することで、自動的に特典が付与される仕組みです。
ただし、特典センターで受け取る操作が必要な場合もあるので注意してください。
- Apple Payは使えますか?
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BybitではApple Payに対応したクレジットカードを利用して仮想通貨を入金できます。
PSP(決済代行会社)を経由する形での決済となるため、取引所からの送金を経た入金よりも手数料が比較的高めである点にも注意が必要です。
- Bybit Web3とは何?
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Bybit Web3は、仮想通貨取引以外の分散型機能を提供する統合プラットフォームです。
主な機能には以下のようなものがあります。
- ウォレット:トークンやNFTの保管・管理
- マーケットプレイス:NFTの売買が可能
- エアドロップやキャンペーン:他のWeb3プロジェクトと連携した特典の提供
これらの機能を活用することで、仮想通貨取引だけでなく、NFTやWeb3エコシステムにも簡単にアクセスできます。
詳細:Bybit Web3
まとめ
本記事では、Bybit(バイビット)の使い方について解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- ホーム画面や相場情報など、アプリの基本操作がスマホだけで完結する
- 入金方法は「国内取引所→Bybit送金」が基本で、クレカ・P2Pも選択可能
- クレカやApple Payよりも国内取引所を経由した方が手数料を抑えられる
- 出金方法では「外部ウォレット」や「国内取引所」へ送金できる
- 取引には資金の振替が必要で、指値・成行・レバレッジの設定も自由
Bybitは、直感的なインターフェースと多彩な機能で、初心者から中級者まで幅広く対応できる取引所です。
ぜひ少額から始めて、安心・安全な仮想通貨取引を実践してみてください。