ビットコイン価格が93,000ドルを突破し、過去最高値を更新しました。この急騰の背景には、ビットコインETFへの大規模な資金流入があります。
過去5日間で約40億ドルもの資金が投入され、1日平均8億ドルの流入が続いています。
トランプ氏の仮想通貨支持発言や米国の暗号資産政策への期待も相場を後押ししており、今後6ヶ月間で最大150,000ドルまでの上昇も予想されています。
ビットコイン価格の急騰と背景
2024年11月14日時点で、ビットコイン(BTC)の価格は93,000ドル(約1,450万円)を超えました。
Bitget ResearchチーフアナリストRyan Lee氏によると、ビットコインを取り扱うETF(上場投資信託)などの機関投資家からの大規模な資金流入が影響しているとのこと。
この5日間で、約40億ドル(約6,240億円)もの資金がビットコインに投資され、1日あたり平均で8億ドル(約1,248億円)が入っており、1万BTCが購入されました。
このような大量のビットコイン購入の理由として、いくつかの要因が考えられています。
トランプ氏の経済政策への期待
まず、米国でビットコインが国家資産として考慮される可能性があります。
次期大統領候補であるドナルド・トランプ氏が、「ビットコインをアメリカの資産として管理する可能性がある」と言及しニュースになりました。
I promised to Make America Great Again, this time with crypto. @WorldLibertyFi is planning to help make America the crypto capital of the world! The whitelist for eligible persons is officially open – this is your chance to be part of this historic moment. Join:…
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) September 30, 2024
日本語訳:
私はアメリカを再び偉大にすると約束しました。今回は暗号資産でそれを実現します。
@WorldLibertyFi はアメリカを世界の暗号資産の中心地にする手助けをする計画です!
対象となる人々向けのホワイトリストが正式に開かれました – これはあなたがこの歴史的瞬間の一部となるチャンスです。引用:https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1840772362209251611
もし上記が実現すれば、他の国々も同様にビットコインを購入するかもしれません。
市場に何千億ドル(約15兆円以上)の資金が流れ込む可能性があります。
また、トランプ氏が大統領に再就任した場合、彼が連邦準備制度(FRB)の金融政策に影響を与え、積極的な財政政策を行う可能性が高いとされています。
その結果、金融市場全体が活発になり、ビットコイン市場も恩恵を受ける可能性があるでしょう。
さらに、米国では来年、暗号資産に関する法律が整備される可能性があり、市場に良い影響を与えると予想されています。
今後の価格予想と注目ポイント
今後の価格予想と注目ポイントは以下の通りです。
- ロングポジション(買いポジション)のファンディングレートが年率50%を超えた場合、価格が一時的に下がる可能性がある
- ビットコインが94,000ドル(約1,470万円)を超えた場合、大量のショートポジション(売りポジション)が強制的に決済され、価格がさらに上昇する可能性がある
- ビットコインETFへの資金の流れが価格に大きく影響する
これらの分析をもとにすると、今後6ヶ月間の予想価格帯は73,000ドル(約1,140万円)から150,000ドル(約2,340万円)になると見込まれています。
ファンディングレートについては以下のニュース記事でも触れていますので、参考にしてください。
※為替レートは2024年11月12日時点での1ドル=153.51円で計算されています。
引用ソース:Bitget Research