話題のTONスマホ(ユニバーサル・ベーシック・スマートフォン)とは?特徴を徹底解説!

TONスマホ

TONチェーンに特化したWeb3スマホとして注目を浴びているTONスマホ。

Solana Mobileよりリーズナブルな価格で購入できるため、話題を呼んでいます。

しかし、以下のような悩みを持つ人もいるのではないでしょうか。

  • いくらで購入できるのか知りたい
  • どのような性能なのか気になる
  • 購入の方法を知りたい

結論からいうと、TONスマホは比較的リーズナブルに購入できます。話題のTONエコシステムにアクセスしやすく、将来的にエアドロップも期待されています。

ハード面では、背面にミニスクリーンが搭載されているのが魅力です。

本記事ではTONスマホの特徴や購入方法だけでなく、他のWeb3スマホとの比較ポイントも解説しています。

TONスマホについて興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。

仮想通貨投資には取引所口座が必須!

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目次

TONスマホ(ユニバーサル・ベーシック・スマートフォン)の5つの特徴

TONスマホ

TONスマホとは、正式名称はUniversal Basic Smartphone(ユニバーサル・ベーシック・スマートフォン)のことです。略してUBSと呼ばれる場合もあります。

特徴は以下の通り。

  1. Oyster Labsが開発したTONチェーン特化型スマホ
  2. 金融包摂を目指している
  3. プレオーダー価格は約160ドル
  4. 購入すると限定パス(NFT)が発行される
  5. TONエコシステム上にある600以上のWeb3アプリへアクセスできる

順番に見ていきましょう。

https://twitter.com/oysterecosystem/status/1828308369641480620

1.Oyster Labsが開発したTONチェーン特化型スマホ

TONスマホは、Oyster Labsが販売するTONチェーンに特化したWeb3スマホです。

Web3スマホとは…ブロックチェーン技術を用いたサービスを利用できるスマホ

Oyster Labsとは、Web3エコシステムの開発チームで、バークレー大学、ウォートンビジネススクール、有名企業シスコ出身の人材で構成されています。

2024年10月15日現在、TONチェーンは目覚ましく成長しており、独自通貨であるTONコインは時価総額10位を誇ります

TONチェーンが最近注目を集めている理由は以下の通り。

  • TONチェーンは2024年9月に総取引数が10億件を超えた
  • TON上でドルや金と紐づけられているステーブルコインが発行された
  • TON上で発行されたミームコインDOGSなどが人気

話題性が高いTONチェーンとの相乗効果で、TONスマホは将来的に大きな価値を持つ可能性があるでしょう。

TONチェーンや仮想通貨TONについては以下の記事で詳しく解説しています。

興味のある人はぜひチェックしてみてください。

2.金融包摂を目指している

TONスマホを開発するOyster Labsが目指すのは、金融包摂と個人がデータの所有権を取り戻すことです。

金融包摂とは…すべての人が金融に関するサービスを不自由なく受けられるようにすること

2024年現在、世界人口の49%がスマホを持たず経済や情報の格差によってさまざまな損失を受けているといわれています。

TONスマホは手軽な価格で購入できるため、従来よりも多くの人が金融サービスやインターネットへアクセスしやすくなる可能性があるでしょう。

TONスマホの問題意識に溢れたコンセプトは、世界の金融包摂を大きく進める一歩となるかもしれません。

3.プレオーダー価格は約160ドル

TONスマホは2024年10月15日現在、プレオーダー(先行販売)を実施中です。

購入に必要な費用は約160ドル(約23,840円)で、他のWeb3スマホよりもリーズナブルといえるでしょう。

たとえば、2024年1月17日に発表されたSolana Seekerは500ドル(約74,500円)です。

Web3スマホに興味はあるけれど7万円以上のデバイスは高いと感じる人は、TONスマホの購入を検討してみるとよいでしょう。

本体価格129.99ドル(約19,368円)
配送料30ドル(約4,470円)
合計約160ドル(約23,840円)

4.購入すると限定パス(NFT)が発行される

Oysterトークン

2024年10月15日現在、TONスマホを購入するとFWB Passと呼ばれる限定NFTをもらえます

FWB passを保有すると、OYSを300トークン獲得可能です。

OYSとは?

Oyster Labsの報酬ポイントのようなもの。取引所には上場していない。

さらに、TONスマホをお友達に紹介して、その友達がリファラルコードを使って購入すると、追加で300OYSを獲得できます。

将来的にTONスマホが普及すればOYSの価格が上昇する可能性があるでしょう。

FWB Passがもらえるのは限定12,000台です。気になる人は早めに購入するとよいでしょう。

https://twitter.com/oysterecosystem/status/1829601691433582705

5.TONエコシステム上にある600以上のdAppsへアクセスできる

dappsの画面

前述したように、TONスマホはTONチェーンに特化したスマートフォンです。

よってTONスマホでは、TONエコシステム上にある600以上のdAppsへアクセスできます。

dAppsとは?

ブロックチェーン上で機能する分散型アプリケーションのこと。

2024年10月16日現在、TONスマホでアクセス可能と公言している600のdApps以外に、TON上には約1,300以上のWeb3アプリが存在します

参考:Ton App

TON上のすべてのアプリがTONスマホで利用できるようになれば、さらなる利便性の向上に繋がるでしょう。

TONスマホはTap to earnで話題のTelegramゲームと相性がよい

TONスマホはTON上のゲームとシームレスな体験が可能であるため、相性がよいとされています

2024年10月16日現在、TONチェーン上には約400以上のゲームが存在します。

ほとんどがTelegram上でプレイできる「Telegram Mini Apps」と呼ばれるゲームです。

Telegramとは?

秘匿性の高いメッセンジャーアプリ。

Telegram Mini Appsとは?

Telegram上で動作するミニゲーム。

代表的なTelegram Mini Appsは以下の通り。

スマホ上でシンプルにタップして報酬を稼ぐ遊び方なので、Tap to earnと呼ばれています。

すべてTelegram上でプレイできるゲームなので、興味のある人はTONスマホが届く前に遊んでみるとよいでしょう。

TONスマホ(ユニバーサル・ベーシック・スマートフォン)のスペック

TONスマホ

TONスマホ(ユニバーサル・ベーシック・スマートフォン)のスペックについて紹介します。

主なポイントは以下の通り。

  • 技術仕様
  • Solana Mobile SeekerとJamboPhoneと比較

順番に見ていきましょう。

技術仕様

TONスマホのポイントは以下の通りです。

  • サイズと重量はiPhone16シリーズよりも少し大きめ
  • メモリ、ストレージ、バッテリー容量は標準レベル
  • CPUの性能は、一般的な使用(Web閲覧、SNS、動画視聴など)には問題ないレベル

一般的なスマートフォンと比べると、同等かやや高めのスペックといえるでしょう

フロントディスプレイ6.75″ LCD
背面ミニスクリーン1.83″
サイズ高さ…169.5mm幅…78mm厚み…9.6mm
重量212g
バッテリーと充電形式5100mAh リチウムイオンバッテリーType-C Input
プロセッサUnisoc T616 8 Core
メモリ6GB
ストレージ128GB
OSOyster OS Powered by Android 14
カメラデュアルカメラ 48MP
筐体Oyster Grey
TONスマホスペック一覧
出典:Oyster Labs

背面にミニスクリーンが搭載されている

TONスマホについて特筆すべき特徴は、背面にミニスクリーンが搭載されている点です。

時刻や最新の仮想通貨市場動向、OYS残高を一目で確認できます。

Solana Mobile SeekerやJamboPhoneにはない独自性といえるでしょう。

TONスマホ残高確認画面

Solana Mobile SeekerとJamboPhoneと比較

TONスマホと、他のWeb3スマホであるSolana Mobile SeekerやJamboPhoneを比較してみましょう

Solana Mobileとは?

Solana Mobile社が開発するWeb3スマホで、Solanaチェーンに特化している。2024年10月17日現在、Solana Mobile第二弾であるSeekerの先行予約受付中。

JumboPhoneとは?

Jambo Technologyが開発する新興市場向けのWeb3スマホ。

TONスマホSolana Mobile SeekerJamboPhone 2
フロントディスプレイ6.75″ LCD6.36 AMOLED6.75 LCD
背面ミニスクリーン1.83″なしなし
バッテリーと充電形式5100mAh リチウムイオンバッテリーType-C入力未公開5000mAhType-C入力
プロセッサUnisoc T616 8 Core未公開Octa-Core CPU
メモリ6GB RAM8GB RAM12GB RAM
ストレージ128GB ROM128GB ROM128GB ROM
OSOyster OS Powered by Android 14未公開Android 14
カメラデュアルカメラ 48 MP108+32 MP背面…16MP全面…8MP
価格(送料別)129.99ドル(約23,840円)600ドル(約74,500円)99ドル(約15,000円)
参考:Oyster Labs Solana Mobile Seeker JamboPhone

最も際立つ違いは価格といえるでしょう。

ディスプレイやプロセッサ、カメラなどの性能によるものと考えられます。

TONスマホは性能と価格の両面において、Solana Mobile SeekerとJamboPhoneの中間に位置するため、バランスの取れたスマートフォンといえるでしょう。

なお、Solana Mobileについては以下の記事で詳しく解説しています。

興味のある人はぜひチェックしてみてください。

TONスマホ(ユニバーサル・ベーシック・スマートフォン)の購入方法

TONスマホ

TONスマホ(ユニバーサル・ベーシック・スマートフォン)の購入方法について説明します。

購入するには仮想通貨が必要です。

ここではTONチェーンの基軸通貨であるTONで購入する方法を解説します。

主な流れは以下の通り。

  1. 国内取引所OKJの口座開設
  2. OKJに購入資金を入金
  3. TONを購入する
  4. TON専用ウォレットの導入
  5. ウォレットへTONを送金する
  6. プレオーダーする

順番に見ていきましょう。

STEP

国内取引所OKJの口座開設

日本円で直接TONを購入できるOKJを例に、TONの購入方法を紹介します。

口座開設していない人は以下のリンク先にアクセスして、画面右上にある「口座開設」をクリック。

\ 今すぐ無料登録! /

OKJ

新規登録の画面が表示されるので、メールアドレスを入力してアカウントを登録したら、本人確認書類を提出しましょう。

審査が完了すれば取引が可能となります。

STEP

OKJに購入資金を入金

口座開設が完了したら、TONスマホ購入資金を口座に入金しましょう

OKJにログインすると右上に「資産管理」があるので、その中から「日本円入金」をクリックします。

TONスマホ購入資金口座画面

OKJ宛の振込先口座番号が表示されるので自身の銀行口座から入金手続きしましょう

STEP

TONを購入する

OKJに日本円が入金されたら、取引所画面で通貨を検索します。

左上の検索欄にTONと入力して、TON/JPYの通貨ペアを表示させましょう

OKJ取引所画面

取引に慣れていない人は、すぐに取引が約定する成行取引がおすすめです。

注文時の市場価格が高いと感じるのであれば、指値注文を利用して購入希望価格を指定できます。

約定までに時間がかかりますが、成行注文よりもスピーディかつ安い価格で購入できる可能性があります

TONスマホ決済時に少量のガス代がかかるため、数十円程度多めにTONを購入しておくとよいでしょう。

STEP

TON専用ウォレットの導入

Tonkeeper

TONスマホを購入するには、TONチェーンに対応しているウォレットが必要です。

仮想通貨ウォレットとして有名なMetaMaskは利用できないので注意しましょう

今回はシンプルで使いやすいと定評のあるTonkeeperを導入する手順を紹介します。

Tonkeeperのインストール手順は以下の通り。

  1. Tonkeeperアプリをダウンロード
  2. パスワードを作成
  3. シードフレーズを保管
  4. Chrome拡張機能と連携

詳しい手順は以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

STEP

ウォレットへTONを送金する

取引所で購入したTONをTonkeeperへ送金する方法を説明します。

ログインしたら「資産管理」から「暗号資産出庫」をクリック。

Tonkeeper資金管理画面

出金画面になるので、暗号資産からTONを選択し以下の項目を入力します。

事前にTonkeeperの入力アドレスを調べておきましょう

ウォレットトップの「Receive」をタップすればQRコードと入金用アドレスが表示されます。

Tonkeeper入金アドレス画面

ウォレットアドレスを出金先に貼り付けたら、その他の項目も埋めていきましょう。

画面に表示される指示に従い進めれば、出金が完了します。

STEP

プレオーダーする

TONスマホの販売元であるOyster Labsの公式サイトへアクセスします

Oyster Labsはこちら

画面右上の「$129 Pre-Order Now」と表示されている箇所をクリックしましょう。

$129 Pre-Order Now

メールアドレスを入力すると受信トレイにコードが届くので、入力したら「Veryfy」をクリック。

続いて「Connect Wallet」をクリックして、Tonkeeperウォレットと接続します

Referral Code(リファラルコード)を入力してTONスマホを購入するとOYSトークンがもらえます。紹介者も同様にOYSトークンを受け取れます。

Tonkeeperウォレット接続画面

Shipping Address(出荷先住所)を入力し、返品不可であることに同意のチェックを入れたら「Pay with Crypto」をクリック。

氏名等入力画面

下図の画面に切り替わるので、左側の①「Crypto」をクリックします。②の箇所で「TON」と入力し、③のView Addressを選びましょう。

送金アドレス画面

すると、TONスマホの金額とTONを送金するアドレスが表示されます。

Tonkeeperトップ画面の「Send」をクリックし「Recipient」の箇所に支払用宛先のアドレスを貼り付けます。

「Comment」の箇所には宛先が何であるかわかるようメモを残しておきましょう

支払い画面

「Continue」をクリックすると送金するTONの数量を入力する画面になります。入力したら「Continue」をクリックし、問題なければ手続きを承認しましょう。

これでTONスマホの購入は完了です。

Tonkeeperからの出金方法については、以下の記事の「Tonkeeperの主な使い方」の箇所でも詳しく解説しています。

Tonkeeperについて詳しく知りたい人はチェックしておくとよいでしょう。

TONスマホ(ユニバーサル・ベーシック・スマートフォン)に関するQ&A

TONスマホに関する、よくある質問と回答を紹介します。

  • TONスマホはいくらですか?
  • プレオーダー期間はいつまでですか?
  • いつ届きますか?
  • TONはどこの取引所で購入できますか?
  • TONネットワークとは何ですか?
  • TONスマホとTelegramはどんな関係がありますか?
  • 紹介コードを発行するにはどうしたらよいですか?

順番に見ていきましょう。

TONスマホはいくらですか?

2024年10月18日現在、TONスマホの本体価格は129.99ドル(約23,840円)です。

出荷の際に送料30ドル(約4,470円)が発生するため、合計では約160ドル(約23,840円)となります。

プレオーダー期間はいつまでですか?

プレオーダー(先行販売)期間の終了日時は明らかにされていません

Oyster Labsは、終了の際は遅くとも48時間前にXで告知すると述べています。

購入を検討している人は、Oyster Labsの公式Xアカウントをフォローしてこまめにチェックするようにしましょう。

いつ届きますか?

2024年Q4(10月~12月)に到着が予定されています

すでにXでは、TONスマホが届いた様子の写真が喜びの声と共に投稿されています。

https://twitter.com/taiki__crypto/status/1843588758911983752

TONはどこの取引所で購入できますか?

国内で仮想通貨TONを購入できる取引所は以下の通りです。

  • OKJ
  • BITPOINT
  • BitTrade
  • Binance Japan

BITPOINTでは購入できるのみで、他のウォレットや取引所に送金できないので気を付けましょう。

Binance Japanには日本円とTONの取引ペアはありません。TONの購入にはビットコイン(BTC)が必要です

海外の取引所ではMEXC、Bitget、BybitなどでTONを購入できます。

仮想通貨取引所の口座開設で迷う場合は、以下の記事で選び方などを解説しているので参考にしてみてください。

TONネットワークとは何ですか?

TONネットワークは、TON財団が開発・運営するブロックチェーンプラットフォームです。

正式名称はThe Open Networkで、TONネットワークは略称としてよく使用されます。

TONチェーンはTONブロックチェーンの技術を指す場合が多い言葉といえるでしょう。

TONチェーンや仮想通貨TONについては以下の記事で詳しく解説しています。

興味のある人はぜひチェックしてみてください。

TONスマホとTelegramはどんな関係がありますか?

TONスマホとTelegramは開発者が同じであるため、強い結びつきがあります。

もともとTONチェーンは、2018年にTelegramの創始者であるデュロフ兄弟によって開発されました。

TONネットワークはTelegramと戦略的パートナーシップを結んでおり、Oyster LabsはTelegramユーザーをターゲットとしてTONスマホを開発していると公にしています。

将来的にTONスマホでは、TONのサービスやTelegramを通してさまざまな体験が可能と考えられるでしょう。

Telegramユーザーの表示

紹介コードを発行するにはどうしたらよいですか?

自分の紹介コードを発行するには、以下のページにアクセスし「Get my Referral Code」をクリックしましょう。

ウォレットと接続すれば、コードが発行されます。

Oyster Labs Universal Earn

紹介コード発行画面

まとめ

本記事ではTONスマホ(ユニバーサル・ベーシック・スマートフォン)について解説しました。

最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。

  • TONスマホはTONチェーン特化型のWeb3スマートフォン
  • 背面にミニスクリーンがある
  • 世界で9億人以上いるTelegramユーザーがターゲット
  • 送料込みの約160ドルで購入可能
  • Solana Mobile SeekerとJamboPhoneの中間の価格帯
  • サイズや画面の大きさ、重量は比較的大きめ
  • TONネットワークやTelegram上のさまざまなアプリやゲームにアクセスが可能

現在TONネットワークが大きく成長し、Telegram mini appなども人気上昇中です。

関係の深いTONスマホは、大きな可能性を秘めていると考えられるでしょう

またWeb3スマホに興味がある人にも、リーズナブルな価格のTONスマホは最初の一台としておすすめです。

ぜひこの記事を参考にして購入を検討してみてください。

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この記事を書いた人

「Metaland編集部」は、Web3.0、メタバース、AIといった最新のトピックを皆様にお届けします。専門知識がない方でもご心配は不要です。情報を深くかつ分かりやすく解説することを重視し、新しいデジタル時代への案内役となることを目指しています。一緒に新たなステップを踏み出しましょう!

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