記事出典:THE BLOCK、Decrypt 画像出典:STEPN
2023年5月23日、「Move to Earn」の代表的アプリSTEPNが、米アップル社のApplePayに対応したことを発表しました。
- STEPNとは?
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Solanaチェーンで構築された、運動して仮想通貨を稼げる「Move to Earn」ゲーム。NFTスニーカーを購入すれば仮想通貨GSTを獲得可能。
ApplePayに対応したことでNFTスニーカー購入時に仮想通貨を使う必要がなくなり、「Move to Earn」によりGSTを獲得できるようになります。
普段仮想通貨を利用しないユーザー層の関心が高まれば、今後のブロックチェーンゲーム普及に大きな影響を及ぼすと考えられるでしょう。
STEPNがApplePayに対応すると何が便利なのか?
ApplePayを利用すれば、NFTスニーカー購入のための煩雑な手続きをすべて解消できます。
STEPNは基本的に無料でプレイできますが、仮想通貨GSTを得るには、NFTスニーカーの購入が必要です。
NFTスニーカーの支払いには仮想通貨が用いられ、購入までの手続きは以下の通り。
- 国内仮想通貨取引所に登録
- 仮想通貨SOL(ソラナ)を購入
- STEPNウォレットにSOLを送金
- 購入用ウォレットにSOLを移動
- SOLをGMTに交換
- NFTスニーカーを購入
これらの手続きは、仮想通貨の取り扱いに慣れていない方には難しいかもしれません。
しかし、ApplePayを使ってゲーム内ポイント「STEPN Spark(以下、Spark)」を購入すれば、手軽にNFTスニーカーを購入できます。
SparkはApplePay支払いのために導入されたポイントで、10Spark=100円から購入可能です。
ブロックチェーンゲームアプリがNFT購入に非対応だった理由
これまでリリースされてきたブロックチェーンゲームのiOSアプリは、NFTの購入に対応していませんでした。アプリ内でユーザーがApplePayを使って決済を行うと、その売上の30%を開発元がAppleに支払う必要があったためです。
また、仮想通貨をつかってNFTを購入するとなると、ガス代(ネットワーク手数料)にまで手数料を課せられます。
さらにアップルは、仮想通貨での手数料受け取りに対応していないため、アプリ内でNFTを販売するハードルが非常に高かったのです。
STEPNの対応
今回、STEPNはこの問題を解決するために、「STEPN Spark」を発行し、NFTスニーカーの価格にアップルの手数料を含めることで、アプリ内でのNFT販売を実現しました。
アップル手数料をユーザーが負担するSTEPNの販売手法が、今後のブロックチェーンゲームにどのような影響を与えるのか注目されています。
NFTスニーカーを購入するなら仮想通貨の方が安い
アプリ内でNFTスニーカーを購入する際には手数料が含まれているため、仮想通貨GMTを利用して購入するよりも高くなります。
2023年6月2日現在、アプリ内と公式マーケットプレイスで販売されているNFTスニーカーの価格を比較してみましょう。
公式マーケットプレイスでは124.98GMT(約4,500円)、アプリ内では462Spark(4,620円)で販売されていました。
しかし、Sparkは10Spark=100円から販売されていますが、購入数量が多くなるほど金額が高くなる仕組みとなっています。
そのため、すぐに462SparkのNFTスニーカーを購入したい場合、実際には4,620円ではなく6,900円分の470Sparkが必要です。
10Spark(100円)を何度も購入すれば安く購入できますが、何十回も決済処理を行う必要があり、非常に手間がかかります。
仮想通貨を使った購入は、初めての方には難しく感じるかもしれませんが、手順を一度覚えればすぐに使いこなせるようになります。
今回のニュースでSTEPNに興味を持った方は、仮想通貨を使ったNFTスニーカー購入に挑戦してみてはいかがでしょうか。
これからSTEPNを始める方は以下の記事を参考にしてください。