2024年11月以降、ビットコイン価格は大幅に上昇しています。
11月21日には約9万8,900ドル(約1,500万円)、12月17日には10万6,000ドル(約1,600万円)台まで上昇しました。
しかし、右肩上がりのビットコイン価格を目にして、以下のような悩みを持つ人も多いのではないでしょうか?
- このタイミングでビットコインを買って大丈夫なのだろうか?
- ベストな買い時を知りたい
- ビットコインへ投資する際の注意点が知りたい
結論からいうと、2024年12月現在、ビットコインを購入する好材料が揃っているといえます。
本記事では、ビットコインを購入すべきタイミングを見極めるポイントや、投資の際に損失を抑える方法についてわかりやすく解説しました。
ぜひ最後までご覧ください。
仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。
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ビットコインを今買うべき5つの理由を解説!
ビットコインを今買うべき理由は5つあります。
- 次期大統領にトランプ氏就任で価格上昇
- 機関投資家の参入で市場成熟
- 半減期により希少性が向上
- 金融緩和による価格上昇の可能性
- 物価上昇から資産を守る手段としての魅力向上
順番に見ていきましょう。
1.次期大統領にトランプ氏就任で価格上昇
2024年11月5日に米大統領選挙でトランプ氏が勝利を収めてから、ビットコインの価格が上がりやすい環境が整ってきています。
その理由は主に3つ。
- トランプ氏のビジョン
- 政府によるビットコイン戦略的保有の方針
- 規制緩和への期待
トランプ氏は「アメリカを暗号資産の中心地にする」というビジョンを掲げ、仮想通貨に対して積極的な支持を表明しています。
JUST IN: 🇺🇸 Donald Trump says, “The United States will be the crypto capital of the planet and the #Bitcoin superpower of the World.”
— Bitcoin Magazine (@BitcoinMagazine) July 27, 2024
pic.twitter.com/5CNHY8hhQE
次に、トランプ氏は米政府がビットコインを国の大切な資産として持つこと(戦略的保有)を提案しています。
具体的には、政府が保有するビットコインを売らずに保管。
さらに今後5年かけて100万ビットコインを新たに購入する計画を検討しています。
つまり、トランプ氏はビットコインを金(ゴールド)のような国の重要な資産として扱う考えです。
また、トランプ氏は選挙運動中から、仮想通貨に厳格な規制を進めてきた現SECのゲンスラー委員長を解任すると宣言してきました。
参考:NBCNews
JUST IN: Crowd goes absolutely nuts after Donald Trump vows to fire SEC Chairman Gary Gensler during the Bitcoin Conference in Nashville, Tennessee.
— Collin Rugg (@CollinRugg) July 27, 2024
Trump was clearly taken aback at the crowd's reaction when he made the announcement.
"On day one, I will fire Gary Gensler and… pic.twitter.com/0CyOMaY6FY
米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)のこと
米国の金融市場を監督する重要な政府機関
2024年12月4日、仮想通貨推進派のポール・アトキンス氏をSEC次期委員長に指名する意向を示しています。
これらの政策により、ビットコインは既に過去最高値を更新し、96,000ドルを超え、さらに12月には100,000ドル(約1500万円)を突破しました。
トランプ氏が今後どのように政策を実行していくかが注目されています。
AI・仮想通貨担当責任者にペイパル元COOのデービッド・サックス氏を指名
2024年12月5日、トランプ次期大統領はホワイトハウスのAI・仮想通貨担当責任者にペイパル元COOのデービッド・サックス氏を指名しました。
デービッド・サックス氏は、シリコンバレーで20年以上にわたり成功を収めた起業家・投資家です。
イーロンマスク氏と共に「ペイパル・マフィア」と呼ばれることもあります。
オンライン決済サービス「PayPal」の創業メンバーたちを指す言葉。
米政府は初めて「AI(人工知能)と仮想通貨」を専門に担当する役職を作ったといえます。
サックス氏は、仮想通貨取引をより安全で分かりやすいものにするためのルール作りを担当する予定です。
ホワイトハウスに設置された初のポストによって、アメリカが世界のAIと仮想通貨分野でリードしていくと期待されています。
https://t.co/DllC6aJYoG pic.twitter.com/Li86cNDuP8
— David Sacks (@DavidSacks) December 6, 2024
2.機関投資家の参入で市場成熟
2024年1月11日、アメリカで初めてビットコインETFが認められました。
BREAKING: 🇺🇸 SEC officially approves all Spot #Bitcoin ETFs.
— Watcher.Guru (@WatcherGuru) January 10, 2024
• VanEck
• Bitwise
• Fidelity
• Franklin
• Valkyrie
• Hashdex
• Ark Invest
• Grayscale
• BlackRock
• WisdomTree
• Invesco Galaxy pic.twitter.com/VBfjflSAlH
ビットコインETFの承認により、仮想通貨取引所の口座を開設せずに、通常の証券口座からビットコインに投資できるようになったのです。
結果、機関投資家が次々とビットコイン市場に資金を投資し始めています。
顧客から集めた資金を運用・管理する法人や団体。大手の銀行や保険会社、年金基金など
ビットコインへの投資がしやすくなったため、市場の成熟への一歩といえるでしょう。
機関投資家の投資スタイルには以下のような特徴があります。
- 短期的な売買を避け、長期保有を基本とする
- 大量の資金を運用するため、価格変動に大きな影響を与える
- 購入したビットコインを長期間保有するため、市場での売り圧力が減少
つまり、機関投資家が購入したビットコインは市場から長期間出回らなくなるため、価格が安定します。
ビットコイン市場は投機的な取引から長期的な資産運用の場へと変化しつつあります。
今後も機関投資家からの資金流入が続くことで、さらなる価格の安定化と上昇が期待できるでしょう。
3.半減期により希少性が向上
2024年4月、ビットコインで重要な「半減期」と呼ばれるイベントが起きました。
これは、新しく作られるビットコインの量が半分になる出来事です。
具体的には、1日に作られる量が900BTCから450BTCへと減少しました。
金鉱山で採掘される金の量が突然半分になるようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。
すでに2024年の半減期が終了したにもかかわらず、2025年が注目されている理由は、「供給の減少」と「需要の増加」が同時に起きているためです。
- 供給面…半減期により新しく作られるビットコインの量が減った
- 需要面…1月に承認されたビットコインETFにより、銀行や保険会社などの大手金融機関が次々と参入してきている
過去の半減期後の価格変動を見ると、最初の半年は価格が安定し、その後1年から1年半かけて本格的な上昇期を迎える傾向があります。
今回のような供給減少と需要増加が重なる状況は、ビットコイン史上初めてであるため、2025年の価格上昇への期待が高まっています。
期間 | 特徴 | 価格変動の傾向 |
---|---|---|
短期(半減期直後) | 価格調整期間 | 半年程度の調整局面が続く |
中期(半減期から一年後) | 本格的な価格上昇期 | 過去の半減期後は大幅な上昇を記録 |
長期(半減期サイクル) | 上昇→調整→再上昇のサイクル | • 一年から一年半で価格上昇期• 最高値更新後、一年数カ月の調整• その後、再び上昇期へ |
ビットコイン半減期について詳しく知りたい人は、以下の記事をチェックしてみましょう。
4.金融緩和による価格上昇の可能性
2024年に入って、欧米の中央銀行が、景気を良くするために金融緩和政策を始めました。
2024年、欧米の中央銀行は景気回復を目指して金融緩和政策を開始しました。
この政策では金利を下げ、市場に資金を供給することで、企業の投資や個人の消費を促進します。
また、金利低下により投資家がリスク資産への投資を増やす傾向があり、ビットコインの需要と価格が上昇しやすくなります。
金融政策 | 金融引締 | 金融緩和 |
---|---|---|
金利の動き | 金利を上げる(利上げ) | 金利を下げる(利下げ) |
目的 | ・物価上昇(インフレ)の抑制・過熱した経済の冷却 | ・景気の刺激・経済活動の活性化 |
市場への影響 | ・お金を借りにくくなる・株価やビットコインは下がりやすい | ・お金を借りやすくなる・株価やビットコインは上がりやすい |
実際に、2020年にコロナ禍で金融緩和政策が行われた時、ビットコインの価格は大きく上昇しました。
しかし、2022年に各国は利上げ(金融引締)に転じたため、価格は下落基調となりました。
5.物価上昇から資産を守る手段としての魅力向上
ビットコインは物価上昇(インフレ)から資産を守る手段として、以下の2つの特徴によって注目されています。
- 発行総量が固定されている
- 需要が増加している(ETF承認、半減期)
ビットコインは発行総量が2,100万枚に固定されているため、従来の通貨のように無制限に増やせません。
また、前述したように2024年1月のETF承認により、銀行や保険会社、年金基金など大手金融機関からの投資が増加しています。
たとえば、アメリカのマイクロストラテジー社は約40万ビットコイン(約6兆円相当)を保有し、インフレ対策として活用しています。
MicroStrategy has acquired 15,350 BTC for ~$1.5 billion at ~$100,386 per #bitcoin and has achieved BTC Yield of 46.4% QTD and 72.4% YTD. As of 12/15/2024, we hodl 439,000 $BTC acquired for ~$27.1 billion at ~$61,725 per bitcoin. $MSTR https://t.co/SaWLNBVkrl
— Michael Saylor⚡️ (@saylor) December 16, 2024
さらに、4月の半減期で新規発行量が半減したことで、需要に対して供給が限られる状況となっています。
ビットコインは、数が限られているのに欲しい人が増えているゆえ、今後も価値が上がっていく可能性が高いでしょう。
ビットコインを買うべきタイミングを見極める4つのポイント
ビットコインを購入するタイミングを見極めるには、経済、政治、金融政策などの動向を総合的に判断することが重要です。
以下の4つのポイントを押さえるとよいでしょう。
- 経済指標の動向を注視する
- 政治的な出来事を考慮する
- 機関投資家の動きに注目する
- FRBの金融政策の変化を把握する
1.経済指標の動向を注視する
ビットコインの価格は、私たちの生活に関係する経済の動きと深く結びついています。
特に重要なのは以下の経済指標です。
- 物価(CPI)…物の値段
- 個人消費支出(PCE)…米国人が日々の買い物や生活でどれだけお金を使ったかを表す
- 雇用統計…米国で新しく仕事を見つけた人の数や、仕事を探している人の数、そして給料がどのくらい上がったかのデータ
指標 | 正式名称 | 発表時期 |
---|---|---|
CPI(消費者物価指数) | Consumer Price Index | 毎月15日前後 |
PCE(個人消費支出) | Personal Consumption Expenditures | 毎月下旬 |
CES(雇用統計) | Current Employment Statistics | 毎月第1金曜日 |
これらの指標が、事前の予想よりも高いか低いかによって、ビットコインの価格推移が予測できます。
それぞれの指標について予想と発表をチェックし、ビットコインを買うときの参考にしてください。
CPI(消費者物価指数)とビットコイン価格の関係
物価上昇率(CPI)が予想より低く出ると、中央銀行が金利を引き下げるとの期待が高まり、ビットコイン価格は上昇しやすくなります。
逆に、CPIが予想より高く出ると、金利引き下げ期待が後退し、ビットコイン価格は下落しやすい傾向にあります。
CPIの結果 | 金利への影響 | ビットコインの価格への影響 |
---|---|---|
予想より低い | 金利引き下げ期待が高まる | 上昇しやすい |
予想より高い | 金利引き下げ期待が後退 | 下落しやすい |
2020年のパンデミック以降、物価は大きく上昇しましたが、最近は落ち着きを見せ始めています。
PCE(個人消費支出)とビットコイン価格の関係
PCE(個人消費支出)は、アメリカの人々が日々の買い物や生活でどれだけお金を使ったかを表す大切な数字です。
経済の健康状態を判断するときの「体温計」のような役割といわれています。
PCEが予想を下回ると、FRBが金利を引き下げるとの期待が高まり、ビットコイン価格は上昇しやすくなります。
逆にPCEが予想より高い結果となると、FRBの金融引き締めへの警戒感が強まり、ビットコイン価格は下落しやすい傾向にあります。
PCEの結果 | FRBの金融政策への影響 | ビットコインの価格への影響 |
---|---|---|
予想より低い | 金利引き下げ期待が高まる | 上昇しやすい |
予想より高い | 金融引き締めへの警戒感が強まる | 下落しやすい |
最近のアメリカでは、人々の買い物や消費活動は活発に行われていますが、物価の上がり方は少しずつ落ち着いてきています。
よって、アメリカの中央銀行(FRB)が、お金を借りやすくする政策(金融緩和:金利を下げること)を始めるのではないかと期待が高まっています。
ただし、FRBは経済の様子を慎重に見ながら、少しずつ金利を下げていくと考えられています。
CES(雇用統計)結果とビットコインの価格の関係
雇用統計は、米国で新しく仕事を見つけた人の数や、仕事を探している人の数、そして給料がどのくらい上がったかのデータです。
たとえば、雇用統計が予想より良い結果となると、FRBが金融引き締めを継続する可能性が高まり、金利上昇への警戒感から、ビットコイン価格は下落しやすくなります。
一方、雇用統計が予想より悪い結果の場合、FRBの金融緩和や金利引き下げへの期待が高まり、ビットコイン価格は上昇しやすい傾向にあります。
雇用統計の結果 | FRBの金融政策への影響 | ビットコインの価格への影響 |
---|---|---|
予想より強い(良い) | ・金融引き締め継続の可能性が高まる・金利上昇への警戒感が強まる | 下落しやすい |
予想より弱い(悪い) | ・金融緩和への期待が高まる・金利引き下げ期待が強まる | 上昇しやすい |
2020年のコロナショックで大きく落ち込んだ雇用は、その後徐々に回復し、現在は安定した状態を維持しています。
2024年12月は経済が落ち着いてきたため、FRBは金利を下げる方向で検討を始めています。
2.政治的な出来事を考慮する
政治的な出来事は、ビットコイン価格に予期せぬ影響を与える場合があります。
選挙による政権交代や重要な法案の可決、規制の変更など、日々のニュースに目を配るようにしましょう。
特に、ビットコインに関する新しい法律や規制の動きは、価格に大きな影響を与える場合があります。
ビットコインの価格に影響を与える主なトピックは、たとえば以下の通りです。
- 選挙による政権交代(大統領選挙も含む)
- 重要な法案の可決
- 規制の変更
- 地政学的リスク(戦争や紛争)
- 政治的な不安定性
- インフレや通貨危機
- 政府高官の発言
たとえば、2020年3月12日は新型コロナウイルスの感染拡大により、ビットコイン価格が1日で約50%暴落したこともあります(コロナショック)
2021年には中国政府が暗号資産取引を全面禁止し、価格が大幅下落しました。
2024年は、以下のような出来事の関連でビットコイン価格は上昇しました。
- 1月:米国でビットコインETFが承認
- 11月:トランプ氏の大統領選勝利
- 12月:パウエルFRB議長が「ビットコインは金のライバル」と発言
ニュースをこまめにチェックすれば、投資のタイミングを見極めやすくなります。
最初は報道内容が価格へどう影響するかわからないかもしれませんが、まずは自分なりに予測してみることが大切です。
3.機関投資家の動きに注目する
ビットコインを購入すべきタイミングを見極めるには、機関投資家の動きに注目するとよいでしょう。
多額の資金を運用する大きな会社のこと。
例えば、銀行や保険会社、年金基金、投資信託会社など
機関投資家の動きがビットコイン価格に大きな影響を与える理由は、彼らが大量の資金で取引を行うためです。
例えば、大手銀行や保険会社が100億円規模でビットコインを購入すると、それだけで価格が大きく上昇する可能性があります。
逆に大量の売却があれば、価格は下落しやすくなります。
機関投資家の動向を把握するために、以下の運用会社のETF商品の資金流入を定期的にチェックするのがおすすめです。
ETFの資金流出入
- ブラックロック社のiShares Bitcoin Trust(IBIT)
- グレースケール社のGrayscale Bitcoin Trust(GBTC)
- フィデリティ社のFidelity Wise Origin Bitcoin Fund(FBTC)
※その他の主要ETFの純資産残高の変化
資金流出入は以下のサイトを日々チェックするとよいでしょう。
シンガポールを拠点とするAI搭載の暗号資産投資分析プラットフォーム
4.FRBの金融政策の変化を把握する
ビットコインを購入するタイミングの見極めには、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策のチェックがおすすめです。
具体的には、FOMC(連邦公開市場委員会)で話し合われることをチェックするとよいでしょう。
- 金利の調整(金融引き締めか緩和か、上げるか下げるか)
- 経済状況の分析と今後の見通し
- インフレ率の動向と対策
- 雇用市場の状況確認
特に重要なのは、FRB議長であるパウエル氏の発言です。
同氏は米国の金融政策を決定する重要な立場にあり、その発言は市場に大きな影響を与えます。
パウエル氏の発言による価格変動の事例
2024年12月19日には、FOMCでのパウエルFRB議長の発言により、ビットコインの価格が大きく下がりました。
FRBが予定通り金利を下げることを決めたものの、同氏が「来年は慎重に金利を下げていく」と発言したためです。
市場は慎重さよりも「より速いペースでの金利引き下げ」を期待していたため落胆。ビットコイン市場だけでなく、株式市場も下落しました。
FOMCでの高官の発言や決定事項は世界中に影響があるといえる一つの見本となるでしょう。。
ビットコインに投資する際に損失を抑える4つの方法
ビットコインは価格変動が大きい資産です。
予期せぬ損失を避けるためにも、以下のポイントを重視するとよいでしょう。
- 余剰資金のみで投資する
- 分散投資を実践する
- 長期的な視点で3年以上投資する
- セキュリティ対策を徹底する
1.余剰資金のみで投資する
ビットコインは価格変動が大きい投資資産です。
例えば、2021年には1日で30%以上下落することもありました。
そのため、生活必需資金や短期的な支出に充てる予定の資金での投資は避けるべきです。
投資に使うのは、万一損失が出ても生活に影響のない「余剰資金」に限定しましょう。
具体的には、以下のような資金です。
- 毎月の生活費を除いた残りのお金
- 趣味や娯楽に使う予定の資金の一部
- 将来の備えとして余裕を持って積み立てているお金
おすすめは投資額を総資産の5%以内に抑えることです。
失っても生活に支障のない資金での投資を心がけることで、冷静な判断が可能になり、結果として損失を回避できます。
2.分散投資を実践する
投資をする際は分散投資を心がけましょう。
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。
これは、一つの資産に全てを投資するリスクを避けるべきという意味です。
例えば、投資資金100万円を以下のように分散させるのがおすすめです。
- 株式(投資信託)に50万円
- ビットコインに30万円
- 預貯金として20万円
このように資産を分散することで、1つの資産が値下がりしても、他の資産でカバーできる可能性が高まります。
特にビットコインは価格変動が大きいため、全体の30%程度を目安に投資することをお勧めします。
3.長期的な視点で3年以上投資する
ビットコインの価格は短期的には大きく変動しますが、3年以上の長期で見ると上昇傾向にあります。
長期投資のメリットは以下の通りです。
- 短期的な価格変動に一喜一憂せずに済む
- 半減期による価格上昇の機会を逃さない
- パニック売りを避けられる
特に、4年に1度の半減期の前後では大きな価格上昇が期待できるため、Hold(ホールド)の精神で最低でも3年以上の保有を検討しましょう。
4.セキュリティ対策を徹底する
ビットコインはインターネット上で取引されるデジタル資産です。
よって、通常の現金以上にインターネット上でのセキュリティ対策が重要になります。
まず、ビットコインを保管する「ウォレット」を安全に保つために、複雑で長いパスワードを設定するようにしましょう。
SNSやメールで使用しているパスワードの使いまわしは危険です。
悪意のある第三者にパスワードが漏れてしまうと、ビットコインが盗まれる可能性があるからです。必ず新しいパスワードを作りましょう。
高額のビットコインを保管する場合は「ハードウェアウォレット」の使用を検討しましょう。
ウォレットの秘密鍵をインターネットから切り離して保管できる専用の物理デバイス
また、取引所が提供するステーキングサービスを利用すれば、ビットコインを預けることで利子のような収益を得ることができます。
ただし、必ず信頼できる取引所を選ぶようにしましょう。
ビットコインを今買うべきかどうかに関するQ&A
ビットコインを今買うべきか迷う人向けのよくある質問と回答を紹介します。
- ビットコインには終わりの日があるというのは本当ですか?
- ビットコインの買い時はいつですか?
- 今から投資しても遅いですか?
- 2025年にビットコイン価格はどれくらい上昇しますか?
- 仮想通貨に将来性はありますか?
- ビットコイン以外の仮想通貨でオススメのものはありますか?
- ビットコインには終わりの日があるというのは本当ですか?
-
ビットコインの発行上限は2,100万枚と決められており、2140年頃に採掘(マイニング)が終了する予定です。
ただし、発行上限に達することはビットコインの「終わり」を意味するものではありません。
発行が終了しても、取引は継続されて希少価値が高まることで価格上昇が期待されます。
- ビットコインの買い時はいつですか?
-
ビットコインの買い時は、以下のタイミングを参考にするとよいでしょう。
1つ目は、インフレ率が落ち着いたときです。
物価上昇率が低下傾向にあるとき、FRBは金融緩和に転じやすく、結果として投資マネーがビットコインに向かいやすくなります。
2つ目は、トランプ氏の新政権が仮想通貨に関する政策を実行するタイミングです。
仮想通貨に関する規制緩和の進展や、ビットコイン戦略準備金に関する法案の可決のタイミングも買い時といえるでしょう。
しかし、完璧なタイミングでの購入は難しいため、少額から始めて購入のタイミングを分散させることをおすすめします。
- 今から投資しても遅いですか?
-
ビットコインへの投資は、まだ始める余地があると考えられます。
ETFの承認により大手金融機関の参入が本格化し、市場の信頼性が高まっています。
また、2024年4月の半減期以降は新規発行量が減少するため、需給バランスの変化が期待されます。
- 2025年にビットコイン価格はどれくらい上昇しますか?
-
バーンスタインのアナリストは2025年までに20万ドル(約3,000万円)に達すると予想しています。
参考:The Block
また、AIによる分析では2025年の平均取引価格は14万5,425ドル(約2,109万円)と予想されています。
ただし、あくまで予想であるため、投資判断は慎重に行いましょう。
- 仮想通貨に将来性はありますか?
-
仮想通貨には、2つの大きな理由で将来性があります。
まず、ブロックチェーン技術を使った新しい金融サービス(DeFi)が広がっています。
DeFiとは、銀行を通さずに直接お金を送ったり、自動で契約を実行したりできる便利な仕組みを提供するサービスです。
実用的な場面での活用も進んでいます。
国際送金の手数料を安くしたり、取引の時間を短縮したりと、生活をより便利にする可能性を秘めています。
仮想通貨は単なる投資対象から、ライフスタイルを変える可能性を持った技術へと進化しています。
【仮想通貨初心者向け】DeFiとは?種類、稼ぎ方・始め方ついてわかりやすく解説! 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています 仮想通貨業界には、DeFi(Decentralized Finance)と呼ばれるサービスが存在します。なんとなく聞いたことがあるけど、… - ビットコイン以外の仮想通貨でおすすめのものはありますか?
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たとえば、イーサリアムやソラナ、リップルなどがおすすめです。
それぞれ独自の強みを持つ注目の仮想通貨です。
イーサリアム(ETH) アプリケーション開発が可能なプラットフォームとして広く採用 ソラナ(SOL) 高速な取引処理と安い手数料が特徴 リップル(XRP) 国際送金に特化しており手数料も極めて低コスト 今後さらなる実用化と価値向上が期待されています。
まとめ
本記事では、ビットコインを今買うべきかどうかについて解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
• ビットコインの価格は2024年11月から大きく上昇し、12月には10万6,000ドル(約1,600万円)を更新
• 米次期大統領トランプ氏が、ビットコインに好意的な政策を打ち出すと期待されている
• 2024年1月から大手金融機関が運営するビットコインETFが始まり、多くの投資資金が集まっている
• 2024年4月に半減期を迎え、希少価値が高まっている
•欧米で金利が下がる見通しとなり、ビットコイン投資への関心が高まっている
• 投資は生活に余裕のあるお金の範囲内で行い、全体の資産の5%程度に抑えることをお勧め
• 短期的な値動きに一喜一憂せず、3年以上の長期で保有する姿勢が大切
ビットコインを買うべきタイミングを理解するには、基本的な経済指標に注目したり、FOMCの結果やFRB高官の発言をチェックするとよいでしょう。
本記事を読んで、日々ニュースを読んで情報を集めれば、徐々に相場感が身についていきます。