国内最大規模のフリマアプリであるメルカリが、2023年3月よりビットコイン取引を開始しました。
メルカリを利用している方の中には、キャンペーンでビットコインをもらったことで、仮想通貨を始めた方も少なくないでしょう。
しかし、
- どうやったら儲けられるのか知りたい
- 売買のタイミングが知りたい
- メルカリでビットコインを始めるメリット・デメリットが知りたい
などの疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ビットコイン(仮想通貨)は価格変動があるため、必ず儲けられるとは限りません。
しかし、ビットコインは将来的に1億円になるといわれている通貨なので、今から投資しておいて損はないでしょう。
そこで今回は、ビットコイン初心者でもわかりやすいように、利用者の口コミやメリット・デメリットを紹介します。
売買のタイミングも解説しているので、ぜひ運用の参考にしてください。
仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。
海外取引所のmetaland専用キャンペーンは「【2024年8月最新】海外仮想通貨取引所のキャンペーン情報をカテゴリー別に紹介」記事で紹介しているので、ぜひ活用してください。
また、仮想通貨を実生活で手軽に利用したい方は、仮想通貨を含む複数資産を入金可能なクレジットカードAurora Cardもおすすめですよ。
メルカリのビットコインは儲けられる?口コミを紹介
ビットコインは価格変動があるため、儲かることもあれば、儲からないこともあります。
とはいえ、本当に儲かるのか気になるでしょう。
そこで、実際に1か月運用してみた結果と、利用した人の口コミをまとめたので一緒に見ていきましょう。
1か月間運用した結果
2023年3月から、500円分のビットコインの運用を開始。1か月間運用した結果、513円(14円プラス)になりました。
しかし数日後には価格が下落し、481円(19円マイナス)となりました。
全体的に見ればマイナスですが、仮想通貨に価格変動はつきもの。今後、価格が上昇する可能性も十分考えられます。
儲かった口コミ
メルカリのビットコインで儲かった人の口コミをまとめたので見ていきましょう。
2024年2月ごろからビットコインの価格が高騰したこともあり、儲かったという口コミが多数見つかりました。
儲からなかった口コミ
メルカリのビットコインで儲からなかった口コミもまとめたので、見ていきましょう。
ビットコインは2023年10月以降、価格が400万円から500万円、そして1,000万円まで高騰しています。
損をしたと口コミしている人の多くは、価格高騰前の2023年10月以前に売却した人でした。
また、仮想通貨に関する知識が不足しており、理解が追いつかないまま売買を繰り返したという意見も多く見られます。このように、ビットコインは価格変動が大きいため、適切なタイミングで売買しなければ損をしてしまうことも。
次の項目でそのタイミングについて解説します。
メルカリのビットコインを売買するタイミング
ビットコインは自分の好きなタイミングで売買できますが、儲けるためにはタイミングが重要です。
- 【買うタイミング1】ビットコインが下落したとき
- 【買うタイミング2】ビットコインの半減期前
- 【買うタイミング3】ポジティブなニュースが流れたとき
- 【売るタイミング1】購入時の価格より高くなったとき
- 【売るタイミング2】ビットコイン半減期の翌年
- 【売るタイミング3】メルカリで買い物したとき
これらのポイントを理解し、賢く運用できるよう、ひとつずつ解説していきます。
【買うタイミング1】ビットコインが下落したとき
ビットコインを購入するタイミングでわかりやすいのが、価格が下落したときです。
価格が低い時に購入し、その後価格が上昇した際に売却することで、差額分が利益になります。
このような周期で売買することで、収益を得やすくなります。
【買うタイミング2】ビットコインの半減期直後
ビットコインを購入するタイミングとして、半減期直後が良いとされています。
4年に一度行われるビットコインの供給が減少するイベントのこと。ビットコインの供給量が減ることで、需要が増加し価格が上昇するというメカニズムが働く。
過去のデータからも、半減期後は価格が上がると予想されます。
2020年5月の時点で1BTCは約95万円でしたが、半減期後の2021年11月には約730万円まで価格が上昇しました。
価格が低い時期に購入しておくと、半減期後の高騰で利益を得られる可能性があります。
次回の半減期は2024年4月20日頃に予定されています。半減期後にすぐ大幅に価格上昇するわけではなく、1年から1年半の期間に渡り徐々に上昇する傾向にあるため、焦らずに投資すると良いでしょう。
4年サイクルは終わりとの意見も
ビットコインは4年を1サイクルとして、2012年から2020年まで非常によく似た価格推移を見せてきました。以下の図は4年周期の価格推移を比較したものです。
しかし現在、4年サイクルの半減期は終わりに近づいているとの見方があります。
なぜなら、機関投資家や国家がビットコインを購入し始めたことで、市場が安定すると考えられるためです。実際に、2020年1月から2024年4月までのチャートを見ると、これまでとはやや異なる動きをしていることがわかります。
価格が安定することでこれまでのような大きな価格変動がなくなるため、ビットコインで大きく稼ぐことが難しくなる可能性があります。
【買うタイミング3】ポジティブなニュースが流れたとき
ビットコインの価格は、日々のニュースによって大きく変動することがあります。たとえば2024年1月11日、アメリカでビットコイン現物ETFの上場が承認されたというニュースがありました。
ビットコインの価格に連動した上場投資信託のこと。仮想通貨取引所で売買せず、株式と同じように証券取引所で売買が可能となった。
この承認前には期待値が高まったこともあり、価格が大きく上昇したわけです。重要なニュースが発表された際には、値動きをチェックしておきましょう。
【売るタイミング1】購入時の価格より高くなったとき
売却の適切なタイミングは、購入時の価格よりも売却時の価格が高くなったときです。メルカリのビットコイン画面で「+○○%」と表示されていれば、含み益が出ているサイン。
目標とする含み益が出ていれば、売却を検討しても良いでしょう。
長期運用なら保有を優先
数年~数十年といった長期間ビットコインを運用するのであれば、短期売却は控えましょう。
長期保有するメリットは以下の3つです。
- 初心者でも簡単に運用できる
- 取引手数料を抑えられる
- 短期的な価格変動の影響を受けにくい
過去のデータからも、ビットコインの価格は徐々に上昇傾向にあることがわかります。そのため、長期保有は投資初心者にとって有効な戦略といえるでしょう。
【売るタイミング2】ビットコイン半減期の翌年
ビットコインの価格は、過去のデータから半減期の翌年に上昇する傾向が見られます。以下の画像は2012年、2016年、2020年の半減期後の値動きです。
これらのグラフを見ると、半減期の翌年に価格がピークを迎えた後、大きく下落していることがわかります。
2024年4月20日頃に半減期が実施されたため、2025年の価格動向に注目すると良いでしょう。
【売るタイミング3】メルカリで買い物をしたとき
メルカリでは、買い物の支払いにビットコインを利用できます。
また、ビットコインの売買で利益が出た場合は、利益分を使って買い物も可能。含み益が大きいほど、よりお得に商品を手に入れられます。
メルカリのビットコインの評判は?メリット・デメリットを紹介
メルカリでビットコインを始めるメリット、デメリットは以下の通りです。
- 【メリット1】簡単に仮想通貨を始められる
- 【メリット2】売上金をビットコインに替えられる
- 【メリット3】1円から売買できる
- 【デメリット1】運用できるのはビットコインのみ
- 【デメリット2】他のウォレットに送金できない
- 【デメリット3】スプレッド(手数料)が高い
ひとつずつ、詳しく解説していきます。
【メリット1】簡単に仮想通貨を始められる
メルカリでは本人確認が完了していれば、すぐにビットコイン取引を始められます。
実際、初心者でも簡単に始められたという口コミが多数見られました。
取引はすべてアプリ内で完結するため、難しい操作もありません。仮想通貨に馴染みのない初心者でも、気軽に始められますよ。
【メリット2】売上金をビットコインに替えられる
仮想通貨取引所でビットコインを購入する場合、専用の口座に日本円を入金し、購入手続きを進めます。
しかし、メルカリでは売上金が貯まっていれば、残高(メルペイ)を利用してビットコインの購入が可能です。
入金手続きの手間が省けるため、気軽に取引を始められます。
ポイントも交換可能
メルカリで貯めたポイントもビットコインに交換可能です。
出金するほどの額でないポイントや、期限付きのポイントなども有効に活用できます。
【メリット3】1円から購入できる
メルカリでは、最小1円からビットコインを購入できます。
メルペイ残高やメルペイが発行する無償ポイント(友達招待やキャンペーンなどでもらえるメルカリポイント)を使って1円から購入することができます。
引用:メルカリ
ビットコインに馴染みのない初心者でも、少額から気軽に投資を始められますよ。
【デメリット1】運用できるのはビットコインのみ
2024年4月現在、メルカリで取引できる仮想通貨はビットコインのみです。
現在、取引できる暗号資産はビットコイン(BTC)のみとなります。
引用:メルカリ
今後、他の仮想通貨の取り扱いを増やすことを検討しているそうです。
もし、今すぐビットコイン以外の通貨を運用したい場合、メルカリではなく仮想通貨取引所を活用しましょう。
はじめて仮想通貨取引所の口座を開設するのであれば、各種手数料が無料のGMOコインがおすすめです。
以下の記事で口座開設方法を詳しく解説しているので、参考にしてください。
【デメリット2】他のウォレットに送金できない
2024年4月現在、メルカリでは貯めたビットコインを、他のウォレットや取引所に送受金できません。
他社のウォレットサービスやキャッシュレスサービスなどで保有しているビットコインを送金したり、メルカリアプリのビットコイン取引で購入したビットコインを他社のウォレットに送金することはできません。
引用:メルカリ
そのため、ビットコインを移動させるのであれば、まずメルカリで保管するビットコインを売却して銀行口座に出金し、その後仮想通貨取引所で再度ビットコインを購入する必要があります。
自身が持つウォレットアプリでビットコインを保管したいのであれば、仮想通貨取引所でビットコインを購入すると良いでしょう。
【デメリット3】スプレッド(手数料)が高い
メルカリのスプレッドは約4%に設定されており、この手数料が高いという口コミが多数寄せられています。
仮想通貨の売値(買取価格)と買値(販売価格)の差のこと。たとえば、買取価格が3万円、販売価格が1万円の場合、差額は2万円でスプレッドは66.6%となる。
2024年4月17日時点でのスプレッドを確認すると、購入価格が10,084,251円、売却価格は9,673,234円でした。差額が411,017円となるため、スプレッドは4.07%です。
とはいえ、初心者でも簡単に取引ができる利便性を考慮すると、この手数料は妥当ともいえます。
スプレッド4%は高くない
じつは、メルカリのスプレッド4%という数字はそこまで高くありません。他の仮想通貨取引所のビットコインのスプレッドをまとめると、以下の通りです。
- DMMビットコイン:4.5%
- bitbank:約5.0%
- GMOコイン:約5.0%
- bitFlyer:約5.9%
- コインチェック:約6.0%
スプレッドは日によって変動しますが、メルカリはかなり低いといえるでしょう。
【4STEP】メルカリでビットコインを購入する方法
メルカリでビットコインを始める方法を、以下の手順で解説します。
- 【STEP1】メルカリに会員登録
- 【STEP2】生体認証、本人確認の設定
- 【STEP3】お金をチャージ(入金)
- 【STEP4】取引画面でビットコインを購入
なお、すでにメルペイで本人確認が完了している場合は【STEP3】お金をチャージ(入金)からご覧ください。
メルカリに会員登録
まず、アプリストアでメルカリのアプリをダウンロードします。
ダウンロードが完了したらアプリを開いて、以下の会員情報を入力します。
- メールアドレス
- パスワード
- ニックネーム
- 性別(任意)
- 招待コード(持っている方のみ)
SMSに届いた電話番号で認証できたら、次は生体認証です。
正しい情報を入力しよう
本人情報入力では、本名と正しい生年月日を入力しましょう。
登録氏名と振込口座の名義が一致しないと、売上金を受け取れません。
家族名義の口座や改姓等により名義が異なる口座をご利用の場合は、登録者ご自身の口座名義へ変更をお願いいたします。
引用:メルカリ
最悪の場合、利用停止の措置が取られることも……。
一度登録した本人情報を変更するには、書類の提出が必要となるため、正しい情報を登録しましょう。
生体認証、本人確認の設定
生体認証とは、顔や指紋などの身体情報を利用した認証方法です。
メルカリアプリの画面下のメニューから「マイページ」を選択。
画面中央にある、ビットコインと表示されている右横にある「はじめる」をタップします。
その後、表示される指示に従い生体認証を登録します。
生体認証が完了したら、次は本人確認です。
本人確認は以下の2つから選択できます。
- マイナンバーカード読み取り方式:スマートフォンでマイナンバーカードを読み取る方法
- 自撮り方式:スマートフォンで本人確認書類と、自分の顔を撮影する方法
手順に従って読み取りや撮影し、本人確認を完了させます。
これで、ビットコインを始める準備が整いました。
すぐ利用したければマイナンバー申請
自撮り方式の本人確認は、審査に数時間から5日ほどかかる場合があります。
本人確認には数時間~5日程度お時間をいただきます。余裕を持ってお申し込みください。
※お申し込み状況によっては、5日以上お時間をいただく場合があります
引用:メルカリ
すぐにビットコインを始めたい場合、審査時間なしのマイナンバーカードで申請しましょう。
お金をチャージ(入金)
マイページ「残高」項目から、ビットコインの購入に使用するお金をチャージしましょう。
マイページ中央の「残高」からチャージできます。
不用品の出品などで残高を増やす方法もありますが、すぐに購入したい場合は以下の2つがおすすめです。
- ネットバンク・ATMから入金
- メルペイ残高から入金
ビットコインの購入金額をチャージできたら、購入画面に進みましょう。
取引画面でビットコインを購入
マイページの画面中央にある「ビットコイン」項目の「買う」をタップします。
もう一度「買う」ボタンをタップし、購入希望金額を入力しましょう。
メルカリポイントを持っている場合は、1P=1円としてビットコインを購入できます。
入力後、画面下の「購入額の確認へ」をタップすると、購入額の確認画面が表示されます。
「あと◯秒キープされます」と表示されますが、ビットコインの価格は常に変動するものなので、焦らなくて大丈夫です。
最後に「この内容で購入する」をタップしましょう。
数秒待ち「ビットコインの購入が完了しました」と表示されれば購入完了です。
メルカリのビットコインに関するQ&A
メルカリのビットコインに関するよくある質問と回答を紹介します。
- メルカリのビットコインに危険性はありませんか?
- 手数料はかかりますか?
- メルカリでビットコインが買えないときの対処法は?
- メルカリでビットコインを売るとどうなりますか?
- メルカリのビットコインをやめる方法は?
気になる項目をチェックしてみてください。
- メルカリのビットコインに危険性はありませんか?
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結論からいうと、メルカリのビットコイン取引の危険性は低いと言えるでしょう。メルカリは生体認証を導入しており、本人以外は利用できません。
メルカリでは、AppleやGoogleが提供する「パスキー」というお客さま端末の生体認証(指紋認証や顔認証など)を利用して作成した鍵を登録していただくことにより、従来のパスワードや認証コードより簡単でかつ安全にご利用いただくことができます。
引用:メルカリパスワードによる不正利用のリスクがないので、安心して利用できます。
- 手数料はかかりますか?
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メルカリでビットコイン取引の際、以下の手数料は発生しません。
- 利用開始の登録
- 売買手数料
- メルペイ残高からのチャージ(入金)
- メルペイ残高へのお金の移動(出金)
上記利用の際は、手数料を気にすることなく取引できます。
スプレッド(手数料)は発生する
手数料は無料の部分が多いのですが、スプレッド(売値と買値の差額)は発生します。
2024年4月現在、メルカリでビットコインを売買すると、約4%のスプレッドが発生します。
しかし、5%以上のスプレッドが発生する取引所と比較すると、比較的低い水準といえるでしょう。
- メルカリでビットコインが買えないときの対処法は?
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メルカリでビットコインが買えない理由として考えられるのは、主に以下の3つです。
- 本人確認、生体認証が完了していない
- 20歳以上75歳未満でない
- アプリが最新バージョンになっていない
条件を満たしているにもかかわらず利用できない場合は、エラー画面のスクリーンショットを添えて、お問い合わせフォームからメルカリに連絡してみましょう。
https://help.jp.mercari.com/guide/articles/1349/#inquiry-section
- メルカリでビットコインを売るとどうなりますか?
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ビットコインを売って得たお金をメルペイ残高に移すことで、メルカリで買い物ができます。
また、メルペイに対応している店舗でも利用が可能です。
税金に注意
会社に勤められている方であっても、ビットコインを売却して20万円以上の利益が発生した場合は確定申告する必要があります。
また、売却益が20万円を超えなくても、以下のような条件に当てはまる方も申告が必要です。
20万円以下の場合であっても医療費控除やふるさと納税等の確定申告を行う方は、暗号資産の取引等「雑所得」の金額について申告が必要となりますのでご注意ください。
引用:メルカリただし、ビットコインを保有しているだけの状態であれば、税金はかかりません。ビットコイン取引に関する税金のQ&Aは、メルカリのヘルプセンターで確認できるので参考にしてください。
- メルカリのビットコインをやめる方法は?
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システム上、ビットコイン取引機能のみ解約することはできません。
解約したい場合は、メルカリサービスから退会いただく必要がございます。
引用:メルカリビットコイン機能による利用料は発生しないため、そのまま保有していても問題はありません。今後ビットコイン取引を使用しない場合は、売却後メルペイ残高へ移して、買い物などに利用しましょう。
まとめ
今回は、メルカリのビットコインは儲けられるかについて解説しました。
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- ビットコインの価格は常に変動するため、確実に儲けられるとは限らない
- 価格が安いときに購入し、高いときに売ると利益を得やすい
- 半減期の前後が売買の好機になりやすい
- メルカリアプリ内で取引完結するので、初心者でも使いやすい
- メルカリの売上金やポイントをビットコインに替えられる
- 手数料は無料だが、スプレッドは発生する
アプリ内で簡単に始められるメルカリのビットコインは、仮想通貨初心者でも気軽にできる資産運用です。
ぜひ、メルカリでビットコインデビューしてみてください。