JPYC(JPYコイン)とは?日本円ステーブルコインの使い方や購入方法を解説

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近年NFTやメタバースが話題となり、ブロックチェーンや仮想通貨に興味を持つ人が増えています。

しかし、

  • 仮想通貨をどう買えばいいのかわからない
  • 価格の変動が激しい仮想通貨を持つのが不安
  • 日本円に置き換えて計算するのが面倒

このように感じて仮想通貨に手を出していない方も多いのではないでしょうか?

上記の理由で仮想通貨に手を出しづらいのであれば、JPYCを利用するのがおすすめです。

今回は、仮想通貨のように扱えるJPYCの特徴や購入方法、使い方を解説します。

一般的な仮想通貨よりも簡単に買えるので、ぜひ最後までご覧ください。

仮想通貨投資には取引所口座が必須!

仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。

海外取引所のmetaland専用キャンペーンは「【2024年8月最新】海外仮想通貨取引所のキャンペーン情報をカテゴリー別に紹介」記事で紹介しているので、ぜひ活用してください。

また、仮想通貨を実生活で手軽に利用したい方は、仮想通貨を含む複数資産を入金可能なクレジットカードAurora Cardもおすすめですよ。

目次

JPYC(JPYコイン)の概要と4つの特徴

JPYCはブロックチェーン上で利用できる、プリペイド型のデジタルコインです。

チャージ式ICカードやQUOカード、図書カード等と同様の扱いで、法的にいうとJPYCは仮想通貨ではありません

しかし、DEX(分散型取引所)などで利用できる点から、仮想通貨のように扱われる場合もあります。

分散型取引所(DEX)とは?

ブロックチェーンで構築された中央運営者の存在しない仮想通貨取引所。

JPYCには次の4つの特徴があります。

  1. 日本円と同価格のステーブルコイン
  2. 第三者型前払式支払手段(プリペイド)を取得
  3. 複数のチェーンに対応
  4. giftee BoxポイントやVプリカギフトと交換可能

1.JPYC=日本円と同価格のステーブルコイン

JPYCのトップページ
出典:JPYC

JPYCは、1JPYC=1円として利用できるステーブルコインです。

ステーブルコインとは法定通貨と同価格の通貨で、JPYCは日本円に連動しています。

海外の暗号資産取引所やDEXなどで仮想通貨を購入する際に、日本円と同じ金銭感覚で利用できるため便利です。

運営会社であるJPYC社のサイトでJPYCが販売されているため、一次販売において価格が変わることはないでしょう。

価格維持メカニズムによって変動に対処

DEXのように価格変動が起こる市場でも、JPYCの価格維持メカニズムによって値段が変わらないように対処されています。

価格維持メカニズムの内容は以下のとおりです。

  • 1JPYC<1円のとき:JPYCの発行体が法務局に供託金を提出して価格上昇を試みる
  • 1JPYC>1円のとき:JPYC社が1JPYC=1円で売却し続けることで価格を安定させる

詳細はJPYCのホワイトペーパーで確認できます。

2.第三者型前払式支払手段(プリペイド)を取得

2023年7月24日に、JPYCは第三者型前払式支払手段登録を完了しています。

JPYCリリース当初は自家型前払式支払手段として登録されており、JPYCの発行者から提供されているサービス内でのみJPYCが使用できました。

自家型から第三者型に変更されたことで、加盟店の店頭やECサイトでJPYCが使えるようになります。

加盟店が増えることで、手持ちの仮想通貨から交換したJPYCを日本円の代わりに利用する場面が多くなるでしょう。

JPYC Payによる実店舗への展開も

第三者型前払式支払手段に登録されたことから、新サービスJPYC Payの準備が進められています。

JPYCの決済手数料
出典:JPYC Pay

JPYC Payは、実店舗の店頭でJPYC支払いが可能な決済サービスです。

店舗側は売上を日本円で受け取れるうえに、暗号資産として計算せずに済むため、ほかの仮想通貨関係の決済サービスに比べて普及しやすいでしょう。

2024年10月時点ではJPYC Payの加盟店を募集している段階で、事前登録を受け付けています。

3.複数のチェーンに対応

JPYCは下記のブロックチェーンに対応しています。

  • Ethereum(イーサリアム)
  • Polygon(ポリゴン)
  • Gnosis(ノーシス)
  • Shiden(シデン)
  • Avalanche(アバランチ)
  • Astar(アスター)

JPYCを利用するサービスに応じて、使いやすいチェーンを選択できます。

購入したJPYCは別のチェーンに移動(ブリッジ)できますが、手数料がかかるので注意しましょう。

国内取引所で仮想通貨を購入する手間を省ける

JPYC販売所でJPYCを購入すれば、国内取引所で仮想通貨を買う手間が省けます

取引所で仮想通貨を買う場合・口座の作成
・日本円入金
・仮想通貨の購入
・ウォレットに送金
・(場合によってはブリッジも)
JPYC販売所でJPYCを買う場合・入金手続き
・日本円入金

取引手数料や出金手数料もかからないため、NFTゲームなどに使う仮想通貨を購入する手段として普段から利用するのもよいでしょう。

ブロックチェーンや仮想通貨に馴染みがない人でも、少ない手順で買えるのでおすすめです。

未成年も購入できる

JPYCには、未成年でも購入できるというメリットもあります。

国内取引所では、未成年は仮想通貨取引所を利用できません。

これに対しJPYC販売所では、法定代理人(親など)による同意を得れば未成年も利用できる旨が利用規約に明記されています。

JPYCの利用規約
出典:JPYC|利用規約

仮想通貨を買う場所に困っている未成年は、JPYCを購入してからDEXなどで交換するとよいでしょう。

ただし、仮想通貨を取り扱っているアプリやDEXも、未成年は利用できない可能性があるので注意してください。

4.giftee BoxポイントやVプリカギフトと交換可能

使わなくなった仮想通貨をJPYCに変えることで、日本円に換金する手間をかけずにgiftee BoxポイントやVプリカギフトといったギフト券に交換できます。

giftee Boxポイントは、gifteeが提供している一覧から、ギフト券や賞品と引き換えられます。

JPYCが利用できるgiftee
出典:giftee

Vプリカギフトは、クレジットカードと同じように利用できるプリペイドカードなので、VISAに対応しているオンラインショップであれば、どこでも利用可能です。

JPYCが利用できるV-preca
出典:Vプリカ

川根本町宿泊券にも交換できる

上記のギフト券以外にも、静岡県の川根本町にある宿泊施設ウッドハウスおろくぼの宿泊券が、JPYCの交換対象となっています。

JPYCが利用できる宿泊施設ウッドハウスおろくぼの宿泊券
出典:ウッドハウスおろくぼ

標高660mの森の中に位置しており、ハイキングや天体観測を存分に楽しめるでしょう。

宿泊券としてクーポンが送付されるので、ウッドハウスおろくぼでの決済時に提示してください。

ただし、JPYCで購入できるのは、大人1人の1泊2食付きスタンダードプランのみ

子ども・幼児や合宿プランといった別プランの宿泊券は購入できないので注意しましょう。

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JPYCの買い方を画像つきで解説

これからJPYCを購入する方のために、実際の手順を画像つきで詳しく解説します。

購入手順は以下の通り。

  1. 仮想通貨ウォレットMetaMaskを用意する
  2. JPYC販売所で購入手続きをする
  3. 銀行から日本円を入金する
  4. 入金を確認する

1と4のステップは毎回おこなう必要がないため、実質的には2と3のステップのみです。

STEP

仮想通貨ウォレットMetaMaskを用意する

最初に、仮想通貨を保存・取引するのに使うMetaMask(メタマスク)ウォレットを用意します。

公式のダウンロードページからMetaMaskを入手しましょう。

MetaMaskのダウンロード画面
出典:MetaMask|Download

MetaMaskの詳細や利用方法については、詳しく解説している別記事を参考にしてください。

なお、JPYCの販売所で利用できるのはMetaMaskのみで、ほかのウォレットは利用できません。

STEP

JPYC販売所で購入手続きをする

JPYC Apps内のJPYC販売所にアクセスし、JPYCを購入する手続きをします。

JPYCの購入ページ

手続きの際に入力する項目は以下のとおりです。

  • 購入金額
  • JPYCを受け取るネットワーク(ブロックチェーン)
  • 送信先アドレス
  • 購入者の氏名
  • 購入者のメールアドレス

購入金額は1円単位で入力できますが、最低購入額は3,000円なので注意してください。

これらの情報を入力し、確認画面で確定すれば、日本円の振込先口座が表示されます。

JPYCの最低購入額

手続き時にはウォレットを接続しよう

送信先アドレスは手入力できないため、ウォレットを接続する必要があります。

JPYCとウォレットの接続画面

画面右上にある「ウォレットを接続」ボタンを押し、JPYCを受け取りたいアカウントで接続しましょう。

接続に成功すると、送信先アドレスの項目が自動的に入力されます。

送信先アドレスの項目が自動的に入力

間違ったアカウントに接続していないか、再度確認してから手続きを進めてください。

STEP

銀行から日本円を入金する

手続き後に表示された銀行口座に、購入金額分の日本円を振り込みます

振込期限は1週間で、期限内に振り込まなければキャンセル扱いとなります。

利用する銀行によっては振込日が遅れる可能性もあるため、JPYCの購入手続きを終えたあとすぐに入金するのがおすすめです。

入金が確認されれば、最短10分でMetaMaskにJPYCが届くでしょう。

STEP

入金を確認する

MetaMaskに届いたJPYCは、JPYC Apps内で確認できます。

JPYC Appsにウォレットを接続し、右上に表示されているJPYC部分をクリックすれば、各ネットワークの残高一覧が表示されます。

MetaMaskに届いたJPYCは、JPYC Apps内で確認

MetaMaskでJPYCを確認できるようにするには、以下の手順でネットワークとトークンを追加しましょう。

  1. 販売所の右上に表示されているネットワークを、JPYCを確認したいチェーンに変更する
  2. ウォレットを再度接続し、残高一覧を表示させる
  3. 各ネットワークの右端にある「JPYCを追加」アイコンをクリックする

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JPYCの使い方を解説

出典:JPYC Apps

JPYCの主な3つの使い方について解説します。

  1. DEX(分散型取引所)で暗号資産と交換する
  2. ギフト券と交換してオンラインショッピングに利用する
  3. JPYCに対応したNFTマーケットプレイスを利用する

1.DEX(分散型取引所)で暗号資産と交換する

それぞれのブロックチェーンに対応したDEXを利用すれば、JPYCと仮想通貨を交換(スワップ)できます。

分散型取引所(DEX)とは?

ブロックチェーンで構築された中央運営者の存在しない仮想通貨取引所。

ブロックチェーンJPYCを交換できるDEXの例
Ethereum(イーサリアム)UniswapSushiSwap
Polygon(ポリゴン)QuickSwap
Gnosis(ノーシス)Honeyswap
Shiden(シデン)Kaco
Avalanche(アバランチ)Pangolin
Astar(アスター)ArthSwap

利用したいDEXにアクセスし、ウォレットを接続してください。

Quick Swapのウォレット接続箇所

ウォレットを接続できたら、交換したいトークンの種類と数量を決めます。

ウォレットを接続できたら、交換したいトークンの種類と数量を決めます

交換にかかる手数料や、交換後の数量などに問題がなければ、スワップを実行しましょう。

スワップする前にJPYCトークンを承認する必要があります。「Approve」ボタンで承認を終えたあとに「Swap」をクリックしましょう。

また、仮想通貨の交換にはガス代がかかるため、JPYCのほかにネットワークに応じたネイティブトークンも用意しなければならない点にも注意です。

ブロックチェーンネイティブトークン
(ガス代などの支払いに使う仮想通貨)
Ethereum(イーサリアム)ETH
Polygon(ポリゴン)POL
Gnosis(ノーシス)xDai
Shiden(シデン)SDN
Avalanche(アバランチ)AVAX
Astar(アスター)ASTR

2.ギフト券と交換してオンラインショッピングに利用する

JPYC Appsでギフト券と交換すれば、オンラインショッピングなどに利用できます。

JPYC Appsでは、以下のレートで交換可能です。

ギフト券の種類交換可能な金額
giftee Box(ギフト券)100円
Vプリカギフト(ギフト券)10,000円、50,000円、100,000円
川根本町宿泊券(ショッピング)9,800円
JPYC商品券10,000円

JPYC Appsのメニューにある「ギフト券」「ショッピング」「JPYC商品券」から交換したいギフト券を選び、以下の項目を含めた必要事項を入力してください。

  • 購入金額
  • 送金元ネットワーク
  • JPYC送信元アドレス
  • 購入者の氏名
  • 購入者のメールアドレス

確認画面で入力を確定したら、指定されたアドレスにJPYCを送金しましょう。

正しく送金できると、購入者のメールアドレス宛に、それぞれのサービスで利用できるコードが送付されます。

JPYC商品券は、海陽町ふるさと納税の支払いに利用できます。

3.JPYCに対応したNFTマーケットプレイスを利用する

一部のNFTマーケットプレイスは、JPYCに対応しています。

JPYCを利用できるNFTマーケットプレイスの例として、サイカルNFTマーケットプレイス(旧名クリプトモール)が挙げられます。

JPYCが利用できるサイカルNFTマーケットプレイス(旧名クリプトモール)
出典:サイカルNFTマーケットプレイス

サイカルNFTマーケットプレイスは、実物とNFTのセットによって真贋証明ができるサイカルNFTを販売しているECサイト

真贋証明とは?

購入した商品が本物であることを証明すること。

通常のECサイトのように、以下の手順で商品を購入できます。

  1. 会員登録をしてログインする
  2. 買いたい商品をカートに追加する
  3. 注文手続きをして購入を確定する

注文手続き時に支払方法を「JPYC」にすれば、購入確定後に指定されたアドレスにJPYCを送金することで代金を支払えます

JPYCが第三者型前払式支払手段に登録したことで、サイカルNFTマーケットプレイスと同様にショッピングができるサイトが今後増えていくでしょう。

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JPYCに関するQ&A

JPYCに関する、よくある質問と回答を紹介します。

  • JPYCを日本円にすることはできますか?
  • 日本円を入金したのにJPYCが届きません
  • JPYCv1やJPYCv2とは何ですか?
  • JPYCの将来性は?
  • JPYC以外の日本円ステーブルコインは存在しますか?

JPYCを日本円にすることはできますか?

JPYCから日本円へ直接的に変えることはできません

なぜなら、資金決済に関する法律(資金決済法)第二十条により、前払式支払手段の払い戻しは原則禁止とされているからです。

JPYCが前払式支払手段である以上、今後も日本円に換金することはできないでしょう。

ただし、JPYCで購入した仮想通貨を日本円に換金したり、Vプリカギフトと交換してクレジットカードのように使用したりできます。

日本円を入金したのにJPYCが届きません

JPYCの送金は営業日におこなわれるため、振り込んだ日にちによっては数日遅れる可能性があります。

また、利用した銀行によっては振込日がずれる場合もあるでしょう。

休日の前後に日本円を振り込んだのであれば、営業日になるまで待ってみてください。

それでもJPYCが届かない場合は、送信先アドレスやネットワークを間違えていないか確認しましょう。

JPYCv1やJPYCv2とは何ですか?

JPYCv2は現在利用できるJPYCで、JPYCv1はリリース当初に取引された前バージョンです。

セキュリティ性を向上させるため、2022年5月よりv2にバージョンアップしました。

取引所で扱っているJPYCはv2のみなので、実際にv1を手に入れる機会はないでしょう。

万が一、v1が手元にある場合は、JPYC Appsでv2に交換できます。

JPYCの将来性は?

JPYCは着々と活動範囲を広げているため、将来的には日本の代表的なステーブルコインとして重用されるでしょう。

JPYC Payのサービスが開始すれば、仮想通貨を知らない層にも認知される可能性が高まります。

会社に導入しやすい前払式支払手段である点からも、今後の動きに注目したいところです。

JPYC以外の日本円ステーブルコインは存在しますか?

JPYC以外にも、日本円と連動しているステーブルコインはいくつかあります

金の価格と連動していたり、対応するブロックチェーンが違っていたりと、それぞれ異なる特徴を持っています。

まとめ

本記事では、JPYCについて解説しました。

最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。

  • JPYCは日本円の価格と連動したステーブルコイン
  • 第三者型前払式支払手段に登録しており、実店舗向けにJPYC Payを展開予定
  • 法的には仮想通貨ではないが、ブロックチェーン上のDEXなどで利用可能
  • JPYC Appsで手続きをして日本円を入金すれば、JPYCを購入できる
  • ギフト券に交換することで、仮想通貨を現金化する手間が省ける

JPYCを利用できる場所はどんどん拡大しているので、世間に普及するのは時間の問題でしょう。

仮想通貨に興味のある方もない方も、この機会に触れてみるといいかもしれません。

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この記事を書いた人

「Metaland編集部」は、Web3.0、メタバース、AIといった最新のトピックを皆様にお届けします。専門知識がない方でもご心配は不要です。情報を深くかつ分かりやすく解説することを重視し、新しいデジタル時代への案内役となることを目指しています。一緒に新たなステップを踏み出しましょう!

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