Giveawayとは?参加の仕方や受け取る方法を詳しく解説

X(Twitter)などでよく拡散されているNFTのGiveaway。NFTアートに興味がある方なら、見かけたこともあるでしょう。

しかし、

  • そもそもGiveawayが何か知りたい
  • 参加条件や受け取り方を知りたい
  • 自分で企画を立てる方法を知りたい

といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。

結論からお伝えすると、NFTのGiveawayとは、NFTを無料配布するイベントのこと。条件を満たせば無料でNFTを受け取れます。

本記事ではGiveawayの特徴や参加方法、受け取り方を詳しく解説します。

Giveawayを企画する方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

Giveawayとは?4つの特徴を紹介

Giveawayの主な特徴は以下の通り。

  1. NFT作品の認知度拡大を目的として行われる
  2. 参加者はクリエイターの応援ができる
  3. 参加条件がある
  4. 一部を除いて転売できる

順番に解説します。

1.NFT作品の認知度拡大を目的として行われる

Giveawayは、主にNFTコレクションの認知度拡大を目的として実施されます。そのため、拡散力の高いX(Twitter)を活用してGiveawayを提供することがほとんど。

Giveawayの受け取り条件として、アカウントのフォローや投稿のリポストが設定されるケースが多く見られます。

フォロワーにGiveaway企画を拡散してもらうことで、普段の投稿では届かない客層にNFTコレクションを知ってもらえるのです。

どのようなGiveawayが実施されているか知りたい方は、X(Twitter)で「#Giveaway」と検索してみましょう。

2.参加者はクリエイターの応援ができる

参加者はGiveaway企画を拡散すれば、NFTクリエイターの応援ができます。好きなNFTアーティストがいる方は、積極的にGiveaway企画に参加しましょう。

すでに好きなクリエイターのNFTを保有しているなら、Giveaway企画により認知度が高まることで価格が上昇する可能性があります。

そのためGiveawayは、クリエイターとファンがWin-Winの企画なのです。

またクリエイター自身ではなく、ファンがGiveawayを開催している場合も。

もし本気で応援したいNFTクリエイターがいる場合は、保有しているNFTコレクションを使ってGiveawayを開催してもよいでしょう。

3.参加条件がある

Giveawayには前述した通り、認知度拡大のための条件が設定されています。

主にGiveaway企画者のX(Twitter)アカウントのフォローや、いいね・リポストなどです。

参加条件はGiveawayによって異なるため、参加方法を事前に確認しておきましょう。

条件を満たさないと、NFTを受け取れない可能性があるため注意が必要です。

4.一部を除いで転売できる

GiveawayしているNFTは、一部を除いて転売できます

NFTを受け取ったら自分のものになるため、基本的に何をしても問題ないといっていいでしょう。

ただし、Giveawayは無料で配布されることから、よほど人気のNFTコレクションでなければ記念品のような扱いとなるケースがほとんど。

出品しても買い手がつかない、またはかなり低額な販売価格となるかもしれません。

転売目的でGiveawayに参加するのであれば、人気のあるコレクションかつ配布数の少ないNFTを選ぶとよいでしょう。

Giveawayに参加する方法を解説

NFTのイメージ

Giveawayに参加してNFTをもらう方法は以下の通り。

  • #Giveaway のハッシュタグで検索
  • 日本語だけの検索も可能
  • 指定された条件を満たす

#Giveaway のハッシュタグで検索

Giveawayに参加するためには、X(Twitter)を使って「#Giveaway」ハッシュタグで検索します。

ハッシュタグで検索をしただけで、さまざまなGiveawayを発見できるでしょう。

このように、NFTがもらえる条件や参加方法などが詳しく記載されています。

日本人が企画しているGiveawayだけの検索も可能

日本語で開催されているGiveawayだけを検索することも可能です。

検索キーワードのあとに「lang:ja」を追加してみてください。

すると、日本語で表示されているGiveaway企画だけが表示されます。

日本人が作成するNFTコレクションのGiveawayを探したい人におすすめの検索方法です。

参加条件を満たす

参加したいGiveaway企画を見つけたら、指定された参加条件をクリアしましょう。

例えば、下記のGiveawayポストでは条件が以下のように設定されています。

  • 投稿をリツイート+いいね
  • 3つのアカウントをフォロー
  • 投稿にリプ(返信)をする

リプで目立つ返信をすると企画者に注目されやすいため、工夫した内容を投稿しましょう。

Giveawayは、条件を満たして応募した全員に配布される場合と、当選した人だけに配布される場合があります。

抽選形式の場合は当選した場合DMが届くので、受け取るための仮想通貨ウォレットのアドレスを送信しましょう。

詳しい受け取り方を次の項目で解説します。

GiveawayしているNFTの受け取り方

NFTを豚の貯金箱に入れる

ここからはGiveawayに参加して、NFTを受け取る方法を解説します。

手順は以下の通り。

  1. MetaMaskを準備
  2. MetaMaskをOpenSeaと連携
  3. OpenSeaのアカウントを準備
  4. 企画者にウォレットアドレスを送信
  5. 受け取ったNFTをコレクションへ移動
STEP

MetaMaskを準備

GiveawayしているNFTを受け取るためには、仮想通貨ウォレットが必要です。はじめてウォレットを作成するのであれば、日本語対応でつかいやすいMetaMaskがおすすめ

MetaMask公式ページにアクセスしましょう。

MetaMask公式サイト

Download for Chromeをクリックしましょう。

Chromeウェブストア MetaMask

Chromeウェブストアが開くので、右上のChromeに追加をクリックします。

MetaMaskのスタート画面

MetaMaskの利用規約に同意して、新規ウォレットを作成します。

12単語のシードフレーズが表示されるので、記録しておきましょう。

シードフレーズはウォレットの復元に必要な鍵となります。他人に知られるとウォレットの資産をすべて盗まれてしまうため、誰にも教えてはいけません。

MetaMaskの始め方については、以下の記事でより詳しく解説しているので、参考にしてください。

STEP

MetaMaskをOpenSeaと連携

NFTマーケットプレイスOpenSeaを使えば、Giveawayで受け取ったNFTを簡単に確認できます。

NFTを受け取る前にMetaMaskとOpenSeaを連携して、使えるようにしておきましょう。

まずは、OpenSeaの公式サイトにアクセスして、画面右上の「ログイン」ボタンをクリックします。

ウォレットリストからMetaMaskを選択。

OpenSea公式サイトでウォレットを接続する画面

選択したらMetaMaskが起動するので、画面の指示に従って連携を済ませましょう

STEP

OpenSeaのアカウントを準備

OpenSeaのアカウントに、プロフィールを入力していきます。

アカウントを作成した時点では、名前なしと表示されています。右上の丸い紫の部分をクリックして、設定を選択。

OpenSeaのプロフィール設定

プロフィール画面が表示されるので、名前やBio(経歴)、メールアドレスを入力しましょう。

OpenSeaのプロフィールの詳細画面

認証メールが届くので、メール内の「VERIFY MY EMAIL」をクリックしましょう。

OpenSeaの画面に移行するので「Accept and Sign」をクリック。

OpenSeaのスタート画面

以上でOpenSeaが使えるようになりました。

STEP

企画者にウォレットアドレスを送信

企画者にウォレットアドレスを送信しましょう。

ウォレットアドレスは、MetaMaskを起動したら画面上部に表示されています。

MetaMaskのウォレット画面

DMを送る際の注意点ですが、Giveaway企画者からのメッセージに「シードフレーズ(秘密鍵)を送ってください」という内容があっても決して送ってはいけません

シードフレーズを送信してしまうと、ウォレット内の資産をすべて失ってしまいます

Giveawayを装った詐欺であるため、返信せずに無視しましょう。

STEP

受け取ったNFTをコレクションへ移動

企画者からNFTを送付したと連絡があったら、OpenSeaを開いてNFTを受け取れているかを確認します。

画面右上の「アカウント」をクリックして、「プロフィール」ページにアクセスしましょう。

OpenSeaでNFTを受け取る画面

NFTを保管している場合は「収集済み」フォルダに表示されています。

収集済みフォルダ

しかし、スパムフィルターに引っ掛かり「非表示」フォルダに入ってしまうことも。

非表示になっているか確認

非表示フォルダに入ってしまった場合は、NFTの右下の「…」をクリックして「再表示」を選択することで収集済みフォルダに移動できます。

再表示する

収集済みフォルダに移動すれば、クリエイターが作成したNFTコレクションに表示されるようになりますよ。

非表示フォルダにある知らないNFTは触らないこと

非表示フォルダには、いつの間にか知らないNFTが保管されている場合があります。

多くの場合、プロモーションのために無差別に送られているNFTですが、中には悪質なプログラムが仕込まれているものも。

場合によっては、所有している仮想通貨やNFTなどを盗まれてしまいます

心当たりのないNFTは安易に開かずに、そのままにしておきましょう。

Giveawayの企画を立てる方法

NFTのイメージ

ここからは、自身がGiveaway企画を立てる方法を詳しく説明していきます。

  1. NFTを新規発行する
  2. 企画の内容をXにポストする
  3. 当選した人を発表する
  4. 当選した人にNFTを送る

1.NFTを新規発行する

自身でNFTコレクションを持っている際は、新たにGiveaway専用のNFTを発行すると良いでしょう。

すでに販売しているNFTを無料で配布してしまうと、コレクションの価値を落としてしまう可能性があります。

新しいシリーズのNFTコレクションをリリースする際などに、認知度拡大を目的としてGiveaway企画を立てましょう。

Giveawayでは多くの方に受け取ってもらう必要があるため、あらかじめ多くのNFTを発行します。

OpenSeaで発行するのであれば、出品時の設定で発行枚数を自由に決められます

NFTの作り方は以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

2.企画の内容をX(Twitter)にポストする

NFTが準備できたら、企画の内容をX(Twitter)にポストしましょう。

ポストには、応募条件や締切日、当選者数を明記して次のようなハッシュタグを設定しましょう。

  • #Giveaway
  • #NFTGiveaway

以下の投稿のように、プロジェクト名をハッシュタグに記載することもあります。

Giveaway企画を開催する前に、クローズドなコミュニティなどで先に企画を開催することをおすすめします。

開催前に応援してくれる人が多いほど、投稿が拡散される可能性が高まりますよ。

3.当選した人を発表する

締切日を迎えたら、当選者を選んで発表しましょう。

当選者の「@」から始まるX(Twitter)IDを投稿内に記載すると、当選者に通知が届きます。

当選者にはウォレットアドレスを聞く必要があるため「ユーザー名(@から始まるID)」のように通知が届く形で記載すると親切ですよ。

4.当選した人にNFTを送る

最後に、当選した人にNFTを送付しましょう。当選者から送られたウォレットアドレスに、NFTを送付します。

NFT送付時にはガス代が必要となるため、事前に仮想通貨ウォレットにガス代用の仮想通貨を入金しておきましょう。

ガス代はイーサリアムチェーンを使用した場合は数百円から数千円。Polygonチェーンでは数円から数百円必要です。

イーサリアムのガス代は時間帯によって変動するため、比較的安価な昼12時から夕方18時までに送付すると良いでしょう。

イーサリアムのガス代の調べ方について詳しく解説している記事があるので、参考にしてください。

NFTのGiveawayに関するQ&A

FAQ

Giveawayの参加方法や受け取る方法に関するよくある質問についてまとめました。

  • NFTのGiveawayに費用はかかる?
  • NFTのGiveawayで注意することは?
  • 知らないNFTが届いた時の対処法とは?
  • NFTのGiveawayに当選するコツはある?

NFTのGiveawayに費用はかかる?

NFTを企画者から直接受け取る場合にはガス代は発生しません。

しかし、最近ではフリーミントと呼ばれる、ミントサイトを活用したNFTの配布方法もあります。NFT自体は無料ですが、発行時にガス代が必要となります。

ミントとは?

NFTを発行することを指す。

その際は、NFTに使用されているネットワークに応じたガス代をウォレットに入金しておきましょう。

また、企画者側でNFTを送付する際はガス代が必要です。

NFTのGiveawayで注意することは?

NFTのGiveawayを受け取る際に注意しなければならないことは、受け取る際の対応です。

Giveawayに当選してNFTを送ってもらうためには、仮想通貨ウォレットのアドレスを送る必要があります。

アドレスを送るだけなら問題ありませんが、企画者からシードフレーズを求められた際は決して送ってはいけません

シードフレーズは仮想通貨ウォレットを復元するために必要なもので、他人に知られると資産をすべて抜き取られる恐れがあります。

DMでシードフレーズを求められた場合は、Giveawayを装った詐欺のため、対応せずに企画者をブロックしましょう。

知らないNFTが届いた時の対処法とは?

知らないNFTがウォレットに届く場合がありますが、決して触ってはいけません。

中には、詐欺のような仕掛けが含まれたNFTもあります。

NFTを開いただけで資産を抜かれる場合もあるので、知らないNFTには触らないことが重要です。

NFTのGiveawayに当選するコツはある?

プロフィールアイコンをNFTにしたり、わかりやすいプロフィールにしたりすれば、企画者の印象に残りやすくなります。

NFTのGiveaway企画はコレクションを認知拡大し、新たなファンを増やすことが目的。

そのためNFTに興味があったり、理解をしたりしている人を探しています。プロフィールをNFTにしておけば、NFTに興味があることをアピールできます。

NFTによっては1,000円台で購入できるものもあるため、Giveawayに参加するなら購入してもよいでしょう。

X(Twitter)アイコンをNFTにする方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ

この記事では、Giveawayの参加方法や受け取り方法についてまとめました。

最後に重要な点をおさらいしておきましょう。

  • Giveawayはハッシュタグ「#Giveaway」と検索して見つける
  • 参加条件を満たす必要がある
  • Giveawayは条件を満たせばもらえる場合と抽選の場合がある
  • 受け取る際は仮想通貨ウォレットが必要
  • NFTを受け取ったらOpenSeaの非表示フォルダから収集済みフォルダに移動する
  • 知らないNFTがウォレットに送られてきても触ってはいけない

Giveawayは、NFTを無料でプレゼントすることでNFT作品の認知度拡大を目的としています。

投稿をいいね、リツイートするだけなど、簡単な条件を満たすだけでNFTを得られる可能性があります。本記事を参考にして、ぜひGiveawayに参加してみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「Metaland編集部」は、Web3.0、メタバース、AIといった最新のトピックを皆様にお届けします。専門知識がない方でもご心配は不要です。情報を深くかつ分かりやすく解説することを重視し、新しいデジタル時代への案内役となることを目指しています。一緒に新たなステップを踏み出しましょう!

目次