DEX Screenerは、分散型取引所(DEX)で取引されている仮想通貨トークンを分析するのに便利なツールです。
しかし、以下のように思っている人も多いのではないでしょうか。
- DEX Screenerの特徴や使い方が知りたい
- 新規トークンや急騰トークンを素早く見つけたい
- 詐欺トークンを避けて安全に取引したい
結論からいうと、DEX Screenerはリアルタイムでトークンの価格や流動性、取引量をチェックできるため、新規トークンの発掘や詐欺トークンの見極めなどが可能です。
今回の記事では、DEX Screenerの特徴や使い方、活用ポイントを初心者にもわかりやすく解説します。
新規トークンや急騰トークンを発掘したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。

海外取引所のmetaland専用キャンペーンは「【2024年8月最新】海外仮想通貨取引所のキャンペーン情報をカテゴリー別に紹介」記事で紹介しているので、ぜひ活用してください。
また、仮想通貨を実生活で手軽に利用したい方は、仮想通貨を含む複数資産を入金可能なクレジットカードAurora Cardもおすすめですよ。
DEX Screenerの特徴

【DEX Screenerの基本情報】
名称 | DEX Screener |
対応DEX | 多数 |
対応チェーン | 80以上 |
利用料金 | 無料(ユーザー向けの有料プランなし) |
公式サイト | https://dexscreener.com/ |
対応言語 | 英語(日本語未対応) |
アプリ | iOS・Android対応(PC版と同期可能) |
API | あり(無料APIで価格データ取得が可能) |
公式X | https://twitter.com/dexscreener |
公式Telegram | https://telegram.me/dexscreenerchat |
公式Discord | https://discord.gg/XNgMb5tQN7 |
DEX Screenerは、仮想通貨トレーダー向けの便利な分析ツールで、以下の特徴があります。
- リアルタイムでトークンの価格・流動性をチェックできる
- 全機能を無料で使えてマルチチェーン対応
- 新しく発行されたトークンをいち早く発見できる
- 複数のDEXを横断して価格と取引データを比較できる
- 詐欺(スキャム)を回避できる
- 取引履歴とホルダー分析でクジラの動きを追跡できる
順番に見ていきましょう。
リアルタイムでトークンの価格・流動性をチェックできる
DEX Screenerは、仮想通貨の価格や市場の動きをリアルタイムで分析し、最適に取引できるようにサポートするツールです。
分散型取引所(DEX)で売買されている仮想通貨のデータが自動収集されて、DEX Screener上でわかりやすく表示されています。
よって、ユーザーは現在の価格や取引量、流動性の変化を確認・分析しやすいのが魅力。
新規トークンや急騰・急落しているトークンを知りたいトレーダーにとって魅力的なツールといえるでしょう。
DEXの基礎を知りたい人は以下の記事もチェックしてみてください。


全機能を無料で使えてマルチチェーン対応
DEX Screenerの最大の魅力の一つは、すべての機能を無料で利用できる点です。
以下のような多種多様の機能が、登録不要で誰でも使えます。
- 価格や流動性、急騰・急落率のチェック
- チャート分析
- 取引履歴の確認
- DEXごとの価格比較
また、80以上のブロックチェーンに対応しており、すべてのチェーンで上記の機能が利用可能です。
特定のDEXやブロックチェーンに限定されず、広範囲にわたる市場データを活用できます。

新しく発行されたトークンをいち早く発見できる
DEX Screenerの「New Pairs」機能を使えば、24時間以内に上場したばかりのトークンをリアルタイムで確認できます。
特に、ミームコインや新規プロジェクトのトークンは短期間で急騰することが多く、早期に発見すれば大きな利益を狙えるチャンスがあります。
一方、一般的な取引所(CEX)ではDEXよりも新規トークンの情報が反映されるのが遅く、気づいたときにはすでに価格が高騰しているケースも少なくありません。
DEX Screenerなら、注目が集まる前の段階でトークンを発見できるため、早い段階で投資判断ができます。
ただし、新規トークンには詐欺リスクや流動性不足のリスク も伴うため、リスク管理も必須です。
複数のDEXを横断して価格と取引データを比較できる
DEX Screenerの大きな魅力は、複数のDEXの価格を横断してチェックできる点です。
分散型取引所(DEX)はそれぞれ独立しており、同じトークンでも取引所ごとに価格が違うことがあります。
例えば、UniswapとPancakeSwapでは流動性や取引量が異なるため、売買のタイミングによっては価格差が起こる場合も。
DEX Screenerを使えば、異なるDEXの価格を一括で比較し、最も有利に取引できるDEXを見つけられます。
どのDEXで取引すべきか迷ったときは、DEX Screenerでトークンを検索して比較してみるとよいでしょう。

なお、この機会に代表的なDEXであるUniswapとPancakeSwapの違いを詳しく知りたい方はこちらをチェックしてみてください。


詐欺(スキャム)を回避できる
DEX Screenerは、詐欺を見抜き、安全に取引するために役立つツールです。
仮想通貨の世界では、運営が投資家の資金を持ち逃げするラグプルや、購入はできても売却ができないトラップ型トークンが存在します。
プロジェクトの運営が投資家の資金を持ち逃げする詐欺のこと。
運営が流動性プール(LP)に預けられた資金を突然引き抜き、トークンの価値をゼロにして逃げてしまう。
また、クジラなどの大口保有者にトークンの保有が偏っていると、売り抜けが生じたときに価格が下落する懸念があります。
DEX Screenerでは、トークンの詳細や取引履歴、ホルダー情報の画面で以下をチェック可能です。
- 流動性がロックされているか
- クジラに保有が偏っていないか
- 取引履歴に異常がないか
DEX Screenerを活用して、詐欺を回避しましょう。
スキャムを回避するポイントは「DEX Screenerの活用ポイント」の章で詳しく説明しますね!
取引履歴とホルダー分析でクジラの動きを追跡できる
DEX Screenerでは、取引履歴とホルダー分析でクジラの動きを追跡できます。
仮想通貨市場で大量のトークンを保有し、相場に大きな影響を与える大口投資家のこと。
「Top Holders」機能では、特定のアドレスがトークンを過度に保有していないかを確認できます。
また「Transactions」を見れば、短期間での大量買いや売り抜け(ダンプ)がないかをチェック可能です。
クジラと思われる大口の売買をする同一ウォレットを見つけたら、注意深く監視しながら、賢く市場の流れをつかみましょう。

DEX Screenerの使い方・買い方

DEX Screenerを活用すれば、新規トークンや急騰銘柄を素早く発見し、大きな利益を狙えます。
ここでは、初心者向けにトークンの基本的な買い方の手順を解説します。
- 仮想通貨ウォレットを用意する
- 検索バーを使ってトークンを探す
- トークンの詳細情報をチェックする
- 取引する
基本画面の見方
DEX Screenerの画面はおおまかに以下の3つのパーツにわかれます。
- チャート:テクニカルチャート
- 取引履歴:トランザクション、ホルダー保有状況などの画面
- メニュー詳細:仮想通貨の詳細情報

メニューバー
トークンを探す際は、下図のように一覧画面の上部にあるメニューバーを活用すると便利です。

Last 24 hours | 指定した期間の取引データを表示(5分から24時間まで選択可能) |
Trending | 市場で注目を集めているトークンをランキング表示(5分から24時間まで選択可能) |
TOP | 現在の市場で最も取引量が多いトークン |
Gainers | 過去一定期間で最も価格が上昇したトークンをランキング表示 |
New Pairs | 新規トークン |
下図の矢印で指した箇所の項目は以下の通りです。

TOKEN | トークン名とその取引ペア(例:TH/USDT) |
PRICE | 現在のトークン価格 |
AGE | その取引ペアが作成されてからの時間 |
TXNS | 過去24時間のトランザクション(取引回数) |
VOLUME | 過去24時間の取引量(ドル換算) |
MAKERS | 取引を実行したユニークなウォレット数 |
5M・1H・6H・24H | 過去5分~24時間の価格変動率(%) |
LIQUIDITY | 流動性(トークンの取引に使われる資金量) |
MCAP(Market Cap) | 時価総額(発行済みトークンの総価値) |
DEX Screenerで新規トークンを見つけ出し購入する際には、仮想通貨ウォレットが必要です。
まだウォレットを持っていなければ、資金もあわせて先に用意しておきましょう。
おすすめのウォレットは100以上のマルチチェーンに対応しているBitget Walletです。

DEX Screenerにアクセスして検索バーにトークン名を入力してみましょう。

たとえば、TRUMPと入力すると、さまざまな取引ペアが表示されます。
気になるトークンの①チェーンと②DEXを確認したら③取引ペアをクリックしてみましょう。

すると、選んだトークンのチャートと取引履歴、メニュー詳細の3つで構成される画面が表示されます。

新規上場ペアを見つける場合
新規上場ペアを探すには「News Pairs(新規ペア)」をクリックします。
もし特定のチェーン上にある新規ペアを探したい場合は、左下の枠内からチェーンを選択すると便利です。
表の「Age」欄には、その取引ペアが作成されてからの時間が表示されています。
クリックすると15分から30日以内に作成された新規トークンを絞って表示可能です。

取引ペアが作成されて間もないトークンは、価格が不安定で、詐欺のリスクもあるので注意しましょう。
急騰・急落トークンを確認する場合
急騰・急落トークンを探すには、左メニューから「Gainers & Losers(急騰・急落ランキング)」をクリックします。
- Gainers…急騰コイン
- Losers…暴落コイン
表示されるリストには、5分・1時間・6時間・24時間ごとの変動率(%) が表示されます。
表の時間の項目(5Mや1Hなど)をクリックすると、上昇率や下落率の高い順に並び替えが可能です。
短期トレードを確認するなら 5分や1時間の上昇率、中長期のトレンドを確認するなら6時間以上の上昇率を参考にするとよいでしょう。

気になるトークンをクリックしたら、右側に表示される詳細画面を確認しましょう。

詳細画面でチェックできる項目は以下のとおり。
取引ペア | 売買の組み合わせ(例:ETH/USDTなど) |
チェーン | トークンが存在するブロックチェーン |
DEX | トークンが取引されている分散型取引所 |
公式サイト・X・テレグラム | プロジェクトの公式情報へのリンク |
PRICE | 現在のトークンの価格 |
LIQUIDITY | 流動性(DEXの流動性プールLPに預けられている資金量) |
FDV | トークンが最大まで発行されたときの想定時価総額 |
MKT CAP | 時価総額(発行済みトークンの総価値) |
5M・1H・6H・24H | 一定時間ごとの価格変動率 |
TXNS | 過去24時間の取引回数 |
VOLUME | 過去24時間の取引量 |
MAKERS | 取引に関わったウォレット数(多いほど取引が広がっている) |
BUYS・SELLS | 買い注文・売り注文の回数 |
BUY VOL・SELLS VOL | 買い取引・売り取引の総額 |
BUYERS・SELLERS | 買い手と売り手のウォレット数 |
特に確認してほしいのは、以下の項目から読み取れる取引の活発性です。
・取引回数:少ないほど流動性が低く、売買が成立しにくい
・取引量:少ないほど市場の活発さにかけるため、価格操作されやすい
・取引ウォレット数:少ないほど価格が大口の動きに左右されやすい
チェックしたうえで取引に進む場合は「Trade on DEX名」をクリックします。

購入したいトークンが決まったら、Tradeボタンから対応するDEXへ移動し取引します。
詳細情報画面の下にある「Trade on DEX名」の箇所をクリックします。
左画面に別ウィンドウが起動し、スワップ画面が表示されます。
ウィンドウの左上に表示されるDEX名を確認し、トークンの数量を入力。
右下のConnectをクリックして、使用するウォレットを接続しましょう。

取引するトークンによっては、詳細情報の下に「Buy」と「Sell」のボタンが表示されている場合があります。
その際は、購入数量を入力し表示されるウォレットから選択し接続してから「Buy」をクリックしましょう。
数量、手数料等の確認・承認すれば取引完了です。

DEX Screenerの活用ポイント

DEX Screenerを最大限に活用し、効率的に取引するためのポイントを紹介します。
- 取引量と流動性を確認する
- 価格変動を確認する
- スキャムを回避し安全なトークンを選ぶ
- Moonshotで話題の新規トークンを探す
- マルチチャートやアラートを活用する
- スマホアプリと同期する
順番に見ていきましょう。
取引量と流動性を確認する
新規トークンを購入する前に、取引量(Volume)と流動性(Liquidity)を必ず確認しましょう。
目安は以下の通りです。
- 取引量…最低5万(50K)ドル以上
- 流動性…最低3万(30K)ドル以上
- 24時間の取引量が少なすぎないか
取引量が少ないと一部の投資家の動きだけで価格が大きく動くスリッページのリスクが起こります。
流動性が低いと買いたくても売り注文が少なく、取引がスムーズに成立しません。
価格変動を確認する
DEX Screenerのメリットは価格変動をリアルタイムで確認しやすい点です。
5分、1時間、6時間、24時間の価格変動率をソート(昇順・降順)でき、どの時間軸で価格が大きく動いているのかを簡単にチェックできます。
価格変動で何が判断できるかわからない人は以下を目安にしてみるとよいでしょう。
- 5分・1時間の変動率が高い → 短期で急騰・急落している
- 6時間の変動率が高い → 価格が安定せず、市場の価格変動が大きい
- 24時間の変動率が大きい → 1日を通じて話題になっている可能性が高い
短期売買(スキャルピング・デイトレード)を狙うなら、5分や1時間の変動率が高いトークンを狙います。
中期トレードを考えている場合は6時間や24時間の動きを見て、トレンドが継続しているかを判断するとよいでしょう。
「Gainers & Losers」を活用すれば、特に注目を集めているトークンを素早く発見できますよ。
スキャムを回避し安全なトークンを選ぶ
DEX Screenerでトークンを探す際は、トークンが安全かどうかをしっかり見極めることが大切です。
特に、新しく上場したトークンの中には詐欺(スキャム)が紛れている可能性があります。
詐欺トークンに投資すると、突然売買できなくなったり、ラグプルによって価値がゼロになったりするリスクがあります。
安全なトークンを選ぶために、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
- LP(流動性プール)のロック状況を確認する
- 大口ホルダーの割合をチェックする
- 取引履歴の異常を確認する
チェック項目 | 危険 | 安全 |
---|---|---|
LP(流動性プール)ロックの有無 | ロックなし(ラグプルの可能性) | ロック済み |
ホルダー分布の割合 | 上位1〜3位で80%以上を保有 | 分散している |
取引履歴の偏り | 一方的な売り | 買いと売りのバランスが良い |
それぞれのチェック方法を、以下で1つずつ解説します。
LP(流動性プール)のロック状況を確認する
トークンを安全に取引するには、流動性プール(LP)がロックされているかを確認することが重要です。
DEXでトークンをスムーズに売買するために預けられている資金のこと。
LPがロックされていないと、運営が資金を抜き取るラグプルを仕掛け、トークンを売れなくなるリスクがあります。
一方、LPがロックされていれば、運営の不正を防ぎ、信頼性が高まります。
トークンの詳細画面で「LIQUIDITY」を確認し、ロックのマークがあるかをチェック。マークがない場合は、慎重に判断しましょう。

クジラの割合をチェックする
DEX Screenerでトークンを探す際は「Top Holders」の項目で、クジラの割合を確認するのが重要です。
特定のアドレスが大量のトークンを保有していると、価格操作による暴落リスクが高まるからです。
また、同じアドレスが大量に買いを入れて一時的に価格を釣り上げ、多くの人が買った後に一気に売り抜ける「ダンプ(売り逃げ)」のリスクも高まります。
ホルダーが分散されているトークンの方が安定しやすいため「Top Holders」の分布を確認し、一部のアドレスに偏っていないかをチェックしましょう。

取引履歴の異常を確認する
DEX Screenerの画面下にある「Transactions」を確認して、不自然な取引を見抜くことも重要です。
特に注意したいのは「売りばかり続いていないか?」 という点です。
もし大量の売却が続いている場合、すでにクジラや内部関係者が利益を確定して逃げている可能性があります。
このようなトークンは、一般の投資家が売りたいと思ったときにはすでに価格が暴落しているケースが多いので注意しましょう。
逆に、売りと買いのバランスが取れているトークンは、より健全な市場環境で取引されていると考えられます。
トークンを購入する前に、取引履歴を確認して特定のアドレスが極端に売却していないかチェックするようにしましょう。
Moonshotで話題の新規トークンを探す

Moonshotは、新しく誕生したミームコインをいち早く発見し、取引できるプラットフォームです。
最大の特徴は、フェアローンチ方式を採用しているため、プレセール(事前販売)やインサイダー(関係者)購入がありません。
よって、透明性が高く公平なプラットフォームといえるでしょう。
さらに、Moonshotでは監査済みのスマートコントラクトを重視しており、セキュリティチェックをクリアしたトークンが優遇される仕組みです。
信頼性の高いトークンを見つけやすいのが魅力といえます。
なお、Moonshotは以下のチェーン上のトークンに対応しています(2025年3月現在)
- Solana
- Base
- Abstract
- Berachain
ミームコインそのものに投機的なトークンが多いため、余剰資金で投資しましょう。
マルチチャートやアラートを活用する
DEX Screenerには便利な機能があります。
- Watchlist(ウォッチリスト)
- Alerts(アラート)
- Multicharts(マルチチャート)
順番に見ていきましょう。
ウォッチリスト
ウォッチリストとは、気になるトークンを登録して素早く確認できる機能です。ブラウザのブックマークのように使えます。
DEX Screenerの画面左横の「Watch list」をクリックすれば、登録してるトークンの価格や騰落率一覧でチェックできます。
表の下に「Add pair」ボタンがあるので、適宜気になる取引ペアを追加して管理するとよいでしょう。

アラート
アラート機能とは、指定したトークンの価格や時価総額の変動を通知してくれる機能です。
手動で頻繁にチェックしなくても、重要な動きを逃さずに済みます。
DEX Screenerのアラート機能です。
以下の順で操作を進めましょう。
- 購入したトークンの詳細右下にある「Alerts」
- Enable Notifications(通知を許可)
- 数値設定するための種類をUSD、仮想通貨、時価総額から選ぶ
- Goes over(超えた場合)もしくはGoes down(下回った場合)を選択
- 数値を入力
- 「Create Alert」をクリック
スマホアプリ版のDEX Screenerをインストールし、PCと同期しておくと、アラートをリアルタイムで受け取れてさらに便利です。

マルチチャート
Multichartsとは、複数のトークンの価格チャートを同時に表示し、リアルタイムで比較できる機能です。
通常、1つの取引ペア(トークン)のチャートしか表示できませんが、マルチチャートを使えば最大16ペアを同時にチェックでき、トレードを効率的に判断できます。
マルチチャートの設定の流れは、以下の通りです。
- 左メニューからMultichartsをクリック
- 「Add Charts」をクリック
- 表示させたい取引ペアを入力
- 一覧から選択
- 続けてチャートを追加したい場合は「Add Charts」をクリック

スマホアプリと同期する
DEX Screenerにはスマホアプリ版もあり、パソコンと同期して利用できます。
画面左下の「Sign-in」ボタンからGoogleアカウントまたはウォレットを接続すると、設定がクラウドに保存されます。
同じログイン方法を選択すれば、アプリでも同じ環境でアクセスできて便利です。

DEX Screenerに関するQ&A

DEX Screenerに関するよくある質問と回答を紹介します。
疑問をお持ちの方は参考にしてみましょう。
- DEX Screenerから直接仮想通貨を購入できますか?
- 無料で使えますか?
- アプリはありますか?
- 日本語に対応していますか?
- 独自トークンはありますか?
- APIはありますか?
- DEX Screenerのデータはどこから取得されていますか?
- Trendingとして表示されるトークンはどのように算出されているのですか?
- 「Profile」「Advertise」「Boost」ボタンの意味は何ですか?
- DEX Screenerから直接仮想通貨を購入できますか?
-
DEX Screener自体では仮想通貨を購入できません。
ただし、各トークンの詳細ページには「Trade」ボタンがあり、クリックすると対応するDEXに移動して取引できます。
購入する際は、対応するウォレットを接続し、取引所の画面で売買する流れです。
具体的な買い方を上で解説しているので参考にしてください。
- 無料で使えますか?
-
DEX Screenerの基本機能はすべて無料で利用できます。
トークンを発行するプロジェクト側がBoost機能を使用するのは有料です。
一般的なトレーダー向けの有料機能はありません。
- アプリはありますか?
-
DEX Screenerにはスマホアプリ(iOS・Android)があります。
公式サイトからアプリストアのリンクを確認し、インストールできます。
PC版と同期して使えるので、外出先でもトークンの動きをチェックできて便利です。
アラート機能を活用すれば、価格変動のチェックにも役立ちます。
- 日本語に対応していますか?
-
DEX Screenerは現在日本語には対応していません。
しかし、全体的にシンプルな表示なので英語が苦手でも使用できるでしょう。
どうしても日本語で読みたい場合は、ブラウザの翻訳機能を活用するのも手段です。
たとえばChromeであれば画面上で右クリックして「日本語に翻訳」をクリックすると日本語表示に変わります。
- 独自トークンはありますか?
-
DEX Screenerは独自トークンを発行していません。
DEX Screener関連と称するトークンやプレセールを見かけた場合は、詐欺の可能性が高いため注意が必要です。
- APIはありますか?
-
DEX ScreenerにはAPIがあり、トークンの価格や取引データを外部ツールと連携できます。
開発者向けに無料のAPIが提供されており、トークンの価格変動や流動性データを取得して、自動取引ボットやトレンド分析ツールを作成可能です。
詳細は公式サイトのAPIドキュメントを確認しましょう。
- DEX Screenerのデータはどこから取得されていますか?
-
DEX Screenerのデータは、すべてブロックチェーンから直接取得され、外部のAPIは使われていません。
独自のシステムで取引データをリアルタイム解析し、チャートや分析ツールを提供しています。
データは自動処理されており、人の手で管理されていないため、取引前に自分でしっかりリサーチしましょう。
- Trendingとして表示されるトークンはどのように算出されているのですか?
-
DEX Screenerのトレンドは、取引量や流動性、取引回数、ホルダー数などの市場データと、ページ訪問数やコミュニティの反応などの独自指標をもとに算出されます。
監査済みトークンは優遇され、活発な取引があるほど上位に表示されます。
- 「Profile」「Advertise」「Boost」ボタンの意味は何ですか?
-
DEX Screenerの「Profile」「Advertise」「Boost」は、トークンの発行プロジェクトが申請・設定できる機能です。
これは、DEX Screenerが自動で付与するものではなく、プロジェクト側が直接DEX Screenerに登録し、費用を支払うことで利用できる仕組みとなっています。
よって、信頼性の指標にはならないので注意が必要です。
- Profile:プロジェクト側が登録した情報
- Advertise:プロジェクト側が広告費を支払い、優先的に表示されているトークン
- Boost:プロジェクト側がDEX Screenerに費用を支払い、トークンの「Trendingスコア」を一時的に上昇させる機能
上記に該当するトークンでも詐欺の可能性はあるため、流動性やトークンの売買履歴、公式サイトやSNSなどをリサーチして信頼できるトークンかどうかを確認しましょう。
まとめ
本記事では、分散型取引所のトークン分析に役立つDEX Screenerの特徴と使い方について解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- DEX Screenerは80以上のブロックチェーンに対応し、DEXトークンのリアルタイムデータを提供
- 価格や流動性の監視、新規トークンの早期発見、複数DEXの価格比較、詐欺トークン回避情報の提供が可能
- 検索バーやNew Pairs、Gainers & Losersから目的のトークンを探し、詳細情報を確認して取引できる
- 取引量と流動性の確認、LPロック状況のチェック、クジラの割合確認などで効果的な取引が可能
- Moonshotやウォッチリスト、アラート、マルチチャート機能で効率的な取引をサポート
DEX Screenerは無料で利用でき、スマホアプリも提供されています。
日本語には対応していないものの、ブラウザの翻訳機能を活用すれば言語の壁を克服できるでしょう。
DEXトークンの取引に興味がある方は、ぜひDEX Screenerを活用して、効率的かつ効果的に分析・取引してみてください。
リスクを最小限に抑えながら、新しい投資機会を見つけることができるはずです。