- clusterってどんなメタバース?
- どうやって始めればよいのだろう?
- 何か特別なデバイスがなければ始められない?
- clusterでの稼ぎ方を知りたい!
上記のように考えている人は多いのではないでしょうか?
clusterは数あるメタバースプラットフォームのなかでも、かなり人気の高い存在。一方で登録方法や使い方、そして収益化のチャンスがあることを知らない人も多いでしょう。
そこで本記事では以下の点を解説します。
- clusterとは何か?どこが面白いのか
- 具体的な始め方
- clusterでできることと稼ぎ方
本記事を読めばclusterの使い方の大部分がわかります。ぜひご参考にしてください。
clusterを始める前に基本的な知識を整理しよう
clusterを始める前に、まずは基本的な知識を整理しましょう。そのあとで楽しみ方や特徴を解説します。
cluster=日本製メタバースプラットフォーム
clusterは、主要なメタバースプラットフォームのひとつです。
国内で制作されているので、日本人向けのUIやデザインであるのが目立ちます。もちろん日本語ベースであるため、言葉の壁に悩まされることもほぼありません。
後ほど解説するように操作も簡単で、国内でメタバースを始めるにはうってつけのプラットフォームです。
ワールドを来訪・作成できるのが特徴
clusterに関して最も基本的で重要なのは、ワールドを行き来できること。
ワールドとは、各ユーザーがプラットフォーム上に作り上げたオリジナルな空間を示します。Minecraftでいうサーバーです。
cluster上には数多くのワールドが存在し、ユーザーが作った3Dの世界観を楽しめます。またワールド内で居合わせたユーザーとチャットしたり、音楽イベントに参加することも可能。
もちろん、自分自身でもワールドを作成できます。魅力的な世界観を提供できれば、多くのユーザーに支持されるでしょう。
またワールド内ではイベントを開催することも可能。そうするとチケットを販売したり、投げ銭してもらったりして、収益を得られるようになります。
スマホでもclusterを楽しむことが可能
clusterはスマホでも楽しむことが可能です。
AndroidとiPhone版がそれぞれリリースされています。
スマホでも、よほど古い機種をのぞいて快適に動作します。またグラフィックも安定しており、特別に制限される機能もほぼありません。
ただしPCでVRデバイスを接続した場合などと比較すると、臨場感や没入感には欠けます。体感が異なる点には注意しましょう。
clusterとは?始め方とアバターの設定方法
clusterを始めるのは実に簡単です。各種オンラインゲームをプレイしはじめるのと同じような手順になります。
- clusterをプレイするのに必要な準備を実施
- clusterそのものをダウンロード
- アカウントを登録
- アバターを作成
- アバターの動かし方を(座る・アイテムを持つ)を確認
おそらくここまでで3分もかかりません。さっそく手順に沿ってプレイの準備を始めましょう。
まずはclusterをプレイするのに必要な準備をしましょう。以下の環境さえ揃えばOK。
おおむね2016年以降に製造されたパソコンなら問題ありません。
ただし上記はあくまでもプレイするうえでの最低条件。安定した環境を求めるなら、もう少しスペックを上乗せ(たとえばメモリを16GBに増強)したほうがよいでしょう。
VR環境でプレイする条件(実は必須ではない)
clusterをVR環境で楽しむ場合、以下の条件を満たす必要があります。
- CPU:Intel Core i5-4590 / AMD FX 8350 以上
- メモリ:8GB 以上
- SteamVRがインストールされている
- Oculus RiftとHTC VIVEの利用要件をクリアしている
ただしメタバースを楽しむうえでVR環境は必須ではありません。やはり没入感には欠けますがcluster自体はプレイできます。
続いて公式サイトでclusterをダウンロードしましょう。今回はMacintosh環境ですが、Windows版でも大差ありません。
4つのデバイス種別に合わせたバージョンをダウンロードします。
そのあとはページの案内に沿って操作しましょう。
インストーラーが立ち上がってからも、基本的には「はい」と「続ける」を選び続ければOK。
インストールが完了すると自動的にclusterが起動します。画面右下の「新しくはじめる」をクリックし、ユーザーネームを設定します。
この段階でclusterのリスポーン地点に移動します。
上記でアバターを設定しましょう。
画面右上のアイコンで、顔・服装・アバターの性別(素体)を選びます。そして画面下部のメニューバーで、アバターの詳細を設定するしくみ。
完了したら「保存」をクリックします。
この段階で、アバターを動かしてclusterを探索できるようになります。操作方法は以下のとおりです。
リスポーン地点には、自分以外誰もいません。ここで上記を見ながらアバターの動かし方をつかみましょう。
【補足】スマホからclusterを始める方法
スマホでclusterを始める場合は、以下のステップを踏みましょう。
- AppStoreないしGooglePlayStoreからclusterをインストールする
- 「新しくはじめる」をタップしてユーザーネームを入力
- ログイン方法を指定する
- アバターを設定
基本的にPC版と大きな違いはありません。
なおスマホ版clusterの利用環境は、iPhoneXもしくはGP3以降です。
わかりやすく言い換えると2018年11月以降にリリースされた端末なら動作します。
clusterでできることは?基本的な使い方4選
clusterの基本的な使い方として以下の4つが挙げられます。
- 他のユーザーのワールドへ遊びに行く
- 他のユーザーとコミュニケーションを取る
- cluster内のゲームを楽しむ
- 自分のワールドを作成する
1から4の順にやっていけばスムーズに慣れられるでしょう。それぞれ詳しく解説するのでご参考にしてください。
1.他のユーザーのワールドへ遊びに行く
cluster最大の魅力は、他ユーザーが作り上げた数多くのワールドへ遊びに出かけられること。ここで交流したり、景色を眺めたりできます。
ワールドを選択するには、ホーム画面で「探索」を選択すればOK。
気になるワールドを選択して訪問しましょう。
ワールドでは、一箇所に集まってチャットしたり、設置されたゲームをプレイすることができます。中にはイベントを開催している場合も。
2.他のユーザーとコミュニケーションを取る
ワールドで他のユーザーと出会えたら、ぜひコミュニケーションを取ってみましょう。ユーザー同士が接近すると、チャットやボイスを送信できるようになります。
仲良くなれば、ワールド内で遊び回ったり、ゲームしたりすることが可能。
上記のように知らない人同士でも仲良くなれます。
ただしバーチャルであっても中身は感情を持った人。最低限の会話のマナーや、距離の詰め方には気をつけましょう。
3.cluster内のゲームを楽しむ
cluster内では、ユーザーもしくは運営が制作したゲームを楽しむことも可能。アクション・クイズ・音ゲーなど、あらゆるジャンルのものを体験できます。
初心者におすすめなのは空遮る島
cluster初心者には空遮る島をおすすめします。
切ない世界観と程よい難易度、そして空高く舞い上がったときの爽快感が魅力的です。
このゲームでは、ワールド内を歩き回って木材や石を集めてジャンプ台を設置。こうしてより高いジャンプを目指します。
ジャンプを繰り返すことで、より高い位置で浮遊する島に上陸できます。最上層にたどりつくころには、基本的な操作は完璧にマスターできているはず。
先ほど、clusterではVR環境は必須ではないと解説しました。通常の画面でもそれなりに楽しめます。
ただしVR環境があればより楽しいでしょう。例えば空遮る島なら、本当に高いところを飛んでいるかのような感覚が得られます。感じられます。強烈な爽快感や躍動感が伴うでしょう。
ほかにも水中深くに潜ったり、一面の花畑に囲まれたりと、自宅にいながらすばらしいロケーションを体感できます。
VR環境は必須ではありませんし、むしろ「今後も必要はない」と思っている人もいるでしょう。しかし空遮る島のように視覚的に面白みのあるコンテンツをもっと楽しみたいときにこそ、VR技術の真価が発揮されます。
今後clusterメタバースへの理解が進んだのなら、VRデバイスをひとつでも用意しておくと良いでしょう。
4.自分のワールドを作成する
もちろん、自分自身がワールドを作成することも可能。むずかしそうに見えますが、感覚的にモノを配置できるようになっており、難易度はさほどでもありません。
ワールドを作成するときは、メインメニューからワールドクラフトを選択しましょう。
そうすると以下のように、ワールド作成用の画面にジャンプします。
オブジェクトを置いたり、色合いを調整したりして、自分のワールドを創造できます。自らの創造力で魅力的な空間を作り上げましょう。
そしてワールドを作成したあたりから、収益化が目指せるようになります。たとえばワールドでイベントを開催してアイテムを投げ銭してもらったり、チケットを売ったりすることが可能です。
ワールド作成に役立つ講座
ワールドを作成するなら、clusterの動画形式講座を視聴するのがおすすめです。
このように動画とテキストを用いて、作り方が事細かに解説されています。
講座は全7回。トータル30分ほどのボリュームでまとまっており、速やかにワールドの作成手順を理解できます。
clusterの始め方・使い方に関するQ&A
本記事ではclusterの始め方・使い方に関して解説しました。最後によくある質問に回答します。
- clusterでの稼ぎ方はどんなものがある?
- クラスターコインの使い方は?
- VR環境下でのclusterの操作方法は?
それぞれ詳しくお答えするのでご参考にしてください。
- clusterでの稼ぎ方はどんなものがある?
-
clusterではあらゆる方法で収益化を実現することが可能。具体的に以下の稼ぎ方が考えられます。
- クラフトアイテムを作成して販売する
- イベントを開催してユーザーからアイテムを受け取る
- イベント有料チケットを販売する
- 仮装店舗を開いて売却益を得る
うち最も現実的なのは1.クラフトアイテムの作成と販売です。clusterでは、ソフトなどをいっさい使わず、アイテムを創り出せます。
そして作成したものは、ワールドクラフトストアで売却することが可能。特別なスキルは必要なく、誰でも簡単にチャレンジできます。
イベント開催収益化は活発だがハードルは高い実際にcluster上で最も活発に行なわれるビジネスはイベント開催です。そこで集客してアイテムを「投げ銭」してもらうユーザーが多数います。
ただしイベントを開催するにはclusterやワールドに対する知識が必要なうえ、ユーザーからの支持を集めなければいけません。
一度ファンを集めてしまえば、成功したVTuberのように多額の利益を出せる可能性があります。
しかし、成功するまでの道のりは険しそうです。
- クラスターコインの使い方は?
-
クラスターコインは、cluster上のチケットやアイテム、アバターなどを購入する際に使います。価格は以下のとおりです。
ちなみに購入するには、Visa・MasterCard・AmericanExpressいずれかのクレジット・デビッドカードが必要です。
- VR環境下でのclusterの操作方法は?
-
VR環境下では、clusterの操作方法が変化します。公式サイトによれば以下のように操作するとのこと。
そのほかVR独自の操作に関しては、cluster公式サイトで確認しましょう。
まとめ
本記事ではclusterに関して解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
- clusterは有力なメタバースプラットフォームのひとつ
- 各ユーザーが制作したワールドを訪問できる
- もちろん自分自身のワールドを制作することも可能、仕組みはMinecraftのサーバーとほぼ同様
- clusterは公式サイトからインストールすれば簡単に始められる
- イベントに参加したり、他のユーザーとコミュニケーションを取ったりすることも可能
- cluster内のゲームを楽しむ方法も
- 自分自身がイベントを開いたり、NFTを販売したりすれば、お金を稼ぐことも可能
近年では、数多くのメタバースプラットフォームがリリースされています。ただし海外で制作されたプラットフォームも多く、英語圏仕様であることもしばしば。
しかしclusterは日本で制作されており、ありとあらゆる面で使いやすいプラットフォームです。ダウンロード数800万回を誇ることからも、その人気が伺えます。
操作方法も簡単で、初心者がメタバースデビューするにはうってつけの存在だといえるでしょう。ぜひ一度インストールして、プレイしてみてはいかがでしょうか。