【分析レポート】BTCの上昇トレンド継続も米国株式市場の下落リスクに要警戒

BTCは先週、93,000ドル(約1,440万円)をピークに新たな最高値を記録し、前回の高値を突破した後の大きな上昇トレンドの始まりを示しました。

ビットコインのチャート

ETHは比較的弱かったものの、SOLは週末に240ドル(約3万7,000円)まで急騰し、アルトコイン全般が上昇しました。これにより投資家の資産価値が増加し、市場全体で価格上昇への期待が一層高まっています。

ETHとSOLの価格上昇率
ETH(赤)とSOL(青)の価格上昇率

Bitget Research チーフアナリストRyan Lee氏によると、今週は注目すべきいくつかの重要な指標があるとのこと。

目次

外部市場の変動が暗号資産に及ぼすリスク要因

まず、外部市場の混乱が暗号通貨市場に影響を与える可能性があります。トランプ大統領が選出された後、米ドル指数と10年物国債利回りはともに上昇を続け、リスク資産である暗号資産市場に圧力をかけました。

11月11日〜15日までの価格上昇率
11月11日〜15日までの価格上昇率

市場はトランプ政権が関税を引き上げ、米国内で減税を行うことを予想しています。これは経済の不安定化につながり、インフレ水準を引き上げる可能性があります。

また、先週の木曜日と金曜日、米国の株式市場は急落しましたが、このリスクはまだ暗号通貨市場に影響を与えていません。米国の株式市場が暗号通貨に与える潜在的な影響を注視することが重要です。

11月11日〜15日までの米国市場の主要指数
11月11日〜15日までの米国市場の主要指数

ビットコインETFの資金フロー

次に、ETFの資金フローも考慮すべき重要な要因です。トランプ大統領候補の発表後、機関投資家はETFを通じてBTCの購入量を大幅に増やしました。

しかし、先週末2日間の取引では、資金の流出超過があり、BTC価格に圧力をかけました。

ビットコインETFの資金フロー
出典:SoSoValue

BTCETFへの資金の流入と流出を監視することは、短期的な市場の方向性を理解するために重要です。

暗号資産に好意的な財務長官候補の任命

最後に、米国財務長官の任命も重要な要因です。財務長官は、米国の財政政策の実施を担当します。市場は現在、トランプがHoward Lutnick(ハワード・ラトニック)氏とScott Bessent(スコット・ベセント)氏のどちらかを選ぶと予想しています。

Howard Lutnick氏は、TetherのUS債券カストディアンであるCantor FitzgeraldのCEOであり、Key Square Groupの創設者であるScott Bessent氏は最近BTCを支持する声明を出し、トランプの政策に沿っています。

両候補者は暗号通貨に友好的であると見られており、任命発表時には市場が一時的に過熱する可能性があります。

今週のBTC・ETHの価格予想:ボラティリティ低下で推移か

BTCとイーサリアムは今週ボラティリティ(価格変動率)が低下すると予想され、BTCは85,000ドルから95,000ドルの間、ETHは2,800ドルから3,500ドルの間で取引されると予測されています。

レバレッジを使用する際は慎重になり、ストップロスポイントを設定して、突然の市場の後退リスクに注意してください。

※為替レートは2024年11月18日時点での1ドル=154.59円で計算

引用ソース:Bitget Research

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