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Astar 2.0やAstar zkEVMなどが話題となり、同時にブロックチェーンのAstarに注目が集まっています。
すでにAstarチェーンが関連する仮想通貨アスター(ASTR)に関心を持っている方も多いでしょう。
しかし、
- Astarについて詳しく知りたい
- ASTRトークンの買い方を知りたい
- Astarで利用できるDAppステーキングの方法を知りたい
といった悩みを持つ方もいるのではないでしょうか?
今回は、Astarチェーンの特徴や将来性を解説し、ASTRトークンの購入方法をお伝えします。
年利10%前後のDAppステーキングをする手順も紹介するので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。
海外取引所のmetaland専用キャンペーンは「【2024年8月最新】海外仮想通貨取引所のキャンペーン情報をカテゴリー別に紹介」記事で紹介しているので、ぜひ活用してください。
また、仮想通貨を実生活で手軽に利用したい方は、仮想通貨を含む複数資産を入金可能なクレジットカードAurora Cardもおすすめですよ。
仮想通貨アスター(Astar/ASTR)とは?5つの特徴を紹介
仮想通貨ASTRは、日本発のブロックチェーンAstar Network(旧Plasm)で利用されるトークンです。
2022年1月にメインネットがローンチし、現在では国内の暗号資産取引所でも扱われるようになりました。
Astarチェーンの特徴として、以下の5点が挙げられます。
- Polkadotのパラチェーンの1つ
- ネイティブとEVMに分かれている
- Shidenと姉妹関係にある
- DAppステーキングができる
- 提携している日本の企業が多い
1.Polkadotのパラチェーンの1つ
Astarは、異なるブロックチェーン同士を接続するネットワークであるPolkadot(ポルカドット)のパラチェーンです。
パラチェーンとは、Polkadotに接続できる100個のブロックチェーン。Polkadotをとおして接続でき、相互互換性を得られます。
パラチェーンに接続するためのスロットはオークション販売されており、2023年末までに58番目までの開催が予定されています。
第3回と第48回のオークションで枠を獲得
Polkadotの第3回オークションにて、Astarはパラチェーンのスロットを獲得しました。
なお、オークションで勝ち取ったスロットには期限があり、およそ2年間のみリース(借り入れ)できます。
Astarが得たスロットの期限は2023年10月24日まででしたが、第48回オークションで新たにスロットを手に入れました。
2.ネイティブとEVMに分かれている
ネイティブとEVM、2つのブロックチェーンに分かれている点が、Astarの大きな特徴の1つです。
チェーン種別 | 概要 | 対応ウォレット例 |
---|---|---|
ネイティブ | Polkadotと接続しているチェーン | ・MetaMask ・Trust Wallet ・SubWallet |
EVM | イーサリアム仮想マシンに対応しているチェーン | ・Polkadot.js ・Clover ・SubWallet |
2種類のチェーンに接続しているAstarは、今後ネイティブとEVMの架け橋になることが期待されています。
ただし、両チェーン間の資産移動にはAstar Portalを利用する必要があり、直接は送金できません。
暗号資産取引所では送金できるチェーンが決まっているので、非対応のウォレットに仮想通貨を送らないよう注意しましょう。
Astar zkEVMチェーンを開発中
AstarはネイティブとEVMに分かれていますが、EVMに特化したレイヤー2チェーンAstar zkEVMが開発されています。
レイヤー2チェーンとは、もとになるブロックチェーンを拡張する目的で作られるチェーンです。
Astar zkEVMで利用されるトークンは、Astarと同じくASTR。
そのため、Astar zkEVMが稼働すればASTRの保有者が増加し、イーサリアムのユーザーをAstarチェーンおよびネイティブに流入させやすくなる見込みです。
Polygonチェーンを開発したPolygon Labsと共同開発されており、2023年10月23日にはテストネットのzKatanaが公開されました。
Astarチェーンを利用するのであれば、Astar Passにウォレットを登録するとよいでしょう。
Astar Passでは、ネイティブとEVMで使う2種類のウォレットを関連付けて登録できます。
Astar Passに登録しておくと、さまざまなプロジェクトのエアドロップやキャンペーンに参加できるようになります。
なお、Astar Passに登録できるEVMウォレットはMetaMask(メタマスク)のみ。
ネイティブとEVMは1:1で紐付けられる点にも注意してください。
3.Shidenと姉妹関係にある
Astarの姉妹関係にあたるブロックチェーンとして、Shidenチェーンが存在します。
両チェーンはほぼ同じ性能ですが、ShidenはAstarのカナリアネットワーク。
そのため、新しい機能はまずShidenで実験をおこない、問題がなければAstarに実装する形をとっています。
ShidenはPolkadotのカナリアネットワークであるKusamaに接続しているため、パラチェーンとしての機能もテスト可能。
メインネットで機能を実装する前にテストする場という意味では、カナリアネットワークとテストネットは同じ目的のブロックチェーンです。
ただし、それぞれのチェーンで取引されるトークン(仮想通貨)の価値に違いがあります。
- カナリアネットワーク:本番環境として稼働、価値のあるトークンを取引
- テストネット:テスト環境として稼働、価値のないトークンを取引
より実践的にテストできるのは、テストネットよりカナリアネットワークのほうだと言えるでしょう。
ちなみに、AstarはテストネットとしてShibuyaチェーンを公開しています。
4.DAppステーキングができる
Astarでは公式のAstar PortalにてDAppステーキングができます。
DAppステーキングとは、リストに登録されているプロジェクトやdApp(分散型アプリ)に対してASTRをステークする機能のこと。
ステークすると、ステーク先のプロジェクトと分配する報酬が発生し、年利10%前後のASTRを定期的に受け取れます。
特定のプロジェクトに対する支援にもなるので、応援したいサービスがあればDAppステーキングを試してみるとよいでしょう。
なお、Astarのドキュメントに書かれている要件を満たせば、自分のアプリをDAppステーキングのリストに追加できます。
5.提携している日本の企業が多い
ブロックチェーンの開発元であるStake Technologiesが日本企業というのもあって、Astarは日本国内での展開を大きく広げています。
たとえば、日本企業への支援を目的としたAstar Japan Labには、以下のような大手企業が登録されています。
- 電通
- 富士通
- KDDI
- 三菱UFJ信託銀行
- 日本生命
- ソフトバンク
- TOPPAN
- 東芝
ソニーネットワークコミュニケーションズとも提携しており、Astarの創設者である渡辺創太氏が新たに立ち上げた企業Startale Labsとの合弁会社が設立されました。
福岡市や仙台市といった自治体が参画したり、熊本県の球磨焼酎のブランド力を向上させる実証実験をおこなったりと、地方行政の活性化に活用される一面も。
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仮想通貨アスターの買い方を画像つきで解説
Astarで利用する仮想通貨ASTRは、以下の手順で購入します。
- GMOコインで口座を開設する
- 日本円を入金する
- ASTRを購入する
- 宛先リストにアドレスを登録する
- ウォレットに送金する
仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。
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また、仮想通貨を実生活で手軽に利用したい方は、仮想通貨を含む複数資産を入金可能なクレジットカードAurora Cardもおすすめですよ。
GMOコインで口座を開設する
ASTRを購入できるGMOコインで口座を開設します。
GMOコインのトップページにある「口座開設」ボタンを押し、指示に従って手続きを済ませましょう。
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本人確認を終えて承認されると、GMOコインのサービスが利用できるようになります。
bitbankやBitTrade等の口座をすでに開設しているのであれば、GMOコインを利用しなくてもASTRを購入できます。
ただし、取引所よっては、ネイティブとEVMのうち片方のチェーンしか対応していません。
取引所名 | 利用できるチェーン |
---|---|
bitbank | ネイティブのみ |
BitTrade | EVMのみ |
GMOコイン | ネイティブ・EVMの両方 |
仮想通貨の出金手数料が無料というメリットもあるため、これから口座を新規作成するのであれば、GMOコインがおすすめです。
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日本円を入金する
口座を開設できたら、日本円の入金をおこないます。方法は、即時入金と振込入金のふた通り。
即時入金は手数料が無料になるので、対応している銀行口座を持っているれば即時入金しましょう。
ただし銀行によっては、入金額相当の暗号資産を7日間送付できなくなる場合があります。この点には注意してください。
購入したASTRをすぐに引き出したい場合は、「振込入金」を選択し、指定された口座に入金してください。
ASTRを購入する
メニューから「現物取引」を選択し、取引所でASTRを購入します。
ただしSTARを購入できるのは、取引所です。2023年10月時点で、GMOコインの「販売所」ではASTRを購入できないので注意してください。
取引所では、指値と成行の2つから購入方法を選択できます。
なるべくお得に買いたい場合は、指値で注文して取引相手が現れるのを待ちましょう。
すぐにASTRを手に入れたいのであれば、現在の価格ですぐに購入する成行を選んでください。
宛先リストにアドレスを登録する
購入したASTRをウォレットに送金するため、送信先のアドレスを宛先リストに登録します。
暗号資産の入出金画面でASTRを選択し、「宛先リスト」のタグから新しい宛先を追加してください。
ウォレットに送金するので、送付先を「GMOコイン以外」「プライベートウォレット」「ご本人さま」と選択します。
必要事項を入力し、メール認証後しばらく待てば、ASTRの送付先が追加されます。
ウォレットに送金する
送付画面から、ウォレットへASTRを送金します。
追加した送付先を選び、送りたい数量を入力して実行しましょう。
GMOコインの場合、ASTRの最小送付額は100ASTRなので、少量だけ送るときは注意してください。
ただし、全額送付であれば100ASTR未満でも送付可能です。
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仮想通貨アスターのDAppステーキングのやり方を解説
Astar PortalでおこなえるDAppステーキングの方法を解説します。
以前はネイティブウォレットでのみ利用可能でしたが、2023年9月7日からEVMウォレットも対応しました。
好きなチェーンから、以下の手順でステーキングしましょう。
- Astar Portalでウォレットを接続する
- ステーク先のDAppを選択する
- 数量を決めてステークする
- 発生した報酬を受け取る
Astar Portalでウォレットを接続する
Astar Portalにアクセスし、ウォレットを接続します。
2024年10月時点で接続できるウォレットは以下のとおり。
EVMウォレット | ・MetaMask ・OKX Wallet ・WalletConnectに対応したウォレット |
ネイティブウォレット | ・Polkadot.js ・Clover ・Math Wallet ・Metadot ・PolkaSafe |
両方に対応 | ・OneKey ・Talisman ・SubWallet ・Hana Wallet ・Enkrypt |
ウォレットを接続すると、Assets画面に保有しているASTRの数量が表示されます。
ステーク先のdAppを選択する
メニューの「dApp Staking」を選択し、ステーク先にするDAppを探します。
2023年10月時点で、選択できるDAppは55個あります。
dAppを選択して詳細を確認しながら、応援したいプロジェクトを選んでください。
数量を決めてステークする
dApp一覧の「Stake Now」か、詳細画面の「Stake」を押すと、ステークする数量を入力する画面が表示されます。
ASTRの数量を入力し、「Confirm」からステークを実行してください。
ステークする際、以下の点に注意しましょう。
- 最低でも500ASTR以上ステークしなければならない
- ウォレットに10ASTR以上が残る数量でなければステークできない
ステークに成功すると、ステーキングページの「Total Staked」にステークした数量が追加されます。
発生した報酬を受け取る
日数経過に連動して報酬が発生するので、ステーキングページから受け取ります。
「Estimated Rewards」に表示されているASTRを「Claim」を押して請求しましょう。
ステークしているASTRはそのままに、報酬のみ取得できます。
受け取った報酬をステークに追加して複利運用をしたい場合は、横にある「Re-Stake After Claiming」をONにすると便利です。
この操作により、受け取った報酬はウォレットに入らず、直接ステークされます。
DAppステーキングの解除には10日前後かかる
ステークを解除する際、実際にASTRが返ってくるに10Era(約10日)経過するのを待つ必要があります。
10Eraが経過するまでの間、ステーク自体は解除されているため報酬は発生しません。
問題なければ、「My dApps」からステークを解除したいdAppの「Unbond」から手続きをしてください。
10Era経過後、「Unbonding」で「Withdraw」を押してASTRを受け取るのを、忘れないようにしましょう。
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仮想通貨アスターに関するQ&A
仮想通貨アスターに関する、よくある質問と回答を紹介します。
- Astar 2.0やSupernovaとは何ですか?
- 将来性はある?
- ASTRのチャートや価格を確認したいです
- ネイティブとEVM間で仮想通貨を送る方法は?
- NFTコレクションにはどういったものがありますか?
- Astar 2.0やSupernovaとは何ですか?
-
Astar 2.0は、2023年6月26日に公開されたAstarの大型アップデートです。
それまでは安全で堅牢なネットワークを構築を目的としていましたが、2.0では多くのWeb3.0ユーザーに向けたインフラ整備を中心に進めています。
Astar 2.0へのアップデートの一環として複数の施策が公開されたなかで、最も革新的だろうとされたのがSupernovaでした。
発表当時はSupernovaの詳細について語られませんでしたが、2023年9月13日にSupernova=新たなレイヤー2チェーンAstar zkEVMと発表。
- 今後の将来性はある?
-
以下の4点から、Astarには将来性があると言えるでしょう。
- Polkadotに接続しているパラチェーンである
- MicrosoftやAmazon Web Serviceなどの大手企業が提携している
- 2つの仮想マシンEVMとWASMに対応しているため開発者が参入しやすい
- 開発中のAstar zkEVMからの流入が見込める
とくにPolkadotとAstar zkEVMの今後の展開次第で、Astarは大きく成長する可能性があります。
- ASTRのチャートや価格を確認したいです
-
ASTRの現在価格は以下の通り。
今までの最高金額は、2022年4月10日の51.43円です。
ASTRの価格チャートは、CoinMarketCapなどで確認できます。
- ネイティブとEVM間で仮想通貨を送る方法は?
-
以下の手順で2チェーン間で送金できます。
- Astar Portalで送金元のウォレットを接続する
- Assets画面でASTRの「Transfer」を押す
- 送金先のアドレスと数量を入力して転送を実行する
Astar Portalでの転送は、異なるチェーン間でも問題なく実行できます。
ただし、Ledgerウォレットや暗号資産取引所に送金するとASTRが消えてしまう可能性があるので注意してください。
- NFTコレクションにはどういったものがありますか?
-
Astarで人気のあるNFTコレクションは以下のとおり。
- AstarDegens|Astar最大のDAOコミュニティ
- CandyGirl|イラストレーター天野喜孝氏の作品をもとにしたプロジェクト
- HEALTHREE|Astarで人気のムーブトゥアーンアプリ
- Astar Sign Witch|連載中の漫画SignWitchの原案
- COSMIZE 1st COSMIZEN|メタバースCOSMIZEの市民権
これらのNFTコレクションは、tofuNFTやBluezなどのNFTマーケットプレイスで取引できます。
tofuNFT完全ガイド|使い方からMetaMaskの接続方法まで 出典:tofuNFT tofuNFTは日本発のNFTマーケットプレイス。ブロックチェーンゲームをプレイする方は、NFTアイテムの購入先として見かけることも多いでしょう。 しかし、 …
まとめ
本記事では、仮想通貨アスターについて解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- アスター(ASTR)は日本発のブロックチェーンAstar Networkで利用する仮想通貨
- Polkadotのパラチェーンで、第3回オークションでスロットを獲得した
- ネイティブとEVMの2チェーンに分かれている
- 両方のチェーンに送金できるGMOコインでASTRを購入するのがおすすめ
- Astar PortalではDAppステーキングや2チェーン間の送金などが可能
日本を中心とした大手企業と提携し、Astar zkEVMの公開を控えているアスターは、将来性が期待できます。
本記事を読んでアスターが気になった方は、ASTRトークンの購入を検討してみるといいかもしれません。
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