出典:X(Twitter)
エイダコイン(ADA)は、イーサリアムの共同開発者Charles Hoskinson氏を中心に開発された仮想通貨です。
2023年10月頃から価格が上昇傾向にあり、1ADA=10,000円まで到達するのでは、と期待されています。
しかし、
- どのような仮想通貨であるか知りたい
- 10,000円になるといわれている理由を知りたい
- 今後の将来性を知りたい
などの疑問をお持ちの方もいるでしょう。
結論からお伝えすると、エイダコインが10,000円になることは現実的ではありません。しかし、10,000円まで上昇することはなくても、価格上昇の可能性は期待されています。
本記事では、エイダコインの特徴や10,000円になるといわれている理由を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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エイダコイン(ADA)の特徴とは?10,000円になるといわれる理由を解説
通貨名 | Cardano(エイダコイン/カルダノ) |
シンボル | ADA |
総発行枚数(2024年1月時点) | 354億1,000万枚 |
取り扱い取引所 | GMOコイン、BITPOINTなど |
公式ホームページ | https://cardano.org/ |
エイダコインが10,000円になるのではと言われている理由は、2023年10月から価格が急上昇しているからです。
しかし、エイダコインは2023年11月の時点で1ADA=57円、2024年1月の時点で76円前後。2023年11月時点で時価総額が2兆円のため、価格が10,000円になると時価総額は350兆円を超える計算となります。
ビットコインでも前回のバブル時に時価総額が140兆円だったことを考えると、1ADA=10,000円は現実的ではないと言えるでしょう。
しかし、エイダコインはブロックチェーンの利便性が高く、機能面で評価されています。
ここからはエイダコインの特徴について、以下のように解説します。
- ADA=Cardanoチェーンで利用するための仮想通貨
- 高機能なスマートコントラクトを実装
- 大学や大企業と提携している
- 順調に開発が進んでいる
順番に見ていきましょう。
1.ADA=Cardanoチェーンで利用するための仮想通貨
エイダコインはブロックチェーンアプリ(aDapps)を開発するために作られた、Cardanoチェーンで利用できる仮想通貨。
主にCardanoチェーンの運営方針に投票するための、ガバナンストークンとして利用されます。
イーサリアムよりもセキュリティや機能面で優れている点や、国内取引所で高い人気であることから需要の高い通貨です。
2024年1月時点で、仮想通貨の時価総額ランキングでは8位にランクインしています。
2023年1月にはステーブルブルコインDjed(ジェド)をローンチ
2023年1月31日、CardanoチェーンのステーブルコインDjed(ジェド)がローンチされました。
ステーブルコインとは、特定の通貨の価格と連動した仮想通貨のこと。Djed(ジェド)は米ドルの価格と連動しています。アルゴリズム型と呼ばれる運用によって米ドルの価格を維持しており、仮想通貨ADAを担保としています。
ステーブルコインは、仮想通貨プロジェクトでの決済用通貨として活用されており、年々需要は増加中。
Djed(ジェド)を採用するプロジェクトが増加することで、Cardanoチェーンの需要の高まりが期待できます。
代表的なステーブルコインUSDTと、仕組みについて詳しく解説している記事があるので参考にしてください。
2.高機能なスマートコントラクトを実装
エイダコインは、Plutus(プルータス)と呼ばれる独自のスマートコントラクトを実装していることが特徴です。
イーサリアムのスマートコントラクトでは、契約や手続きの自動化が可能。Plutusではさらに個人情報の記録もできることから、イーサリアムよりも高機能であると言えるでしょう。
さらに、セキュリティの高さも評価されており、エチオピア政府の教育資格証明にも活用されています。
3.大学や大企業と提携している
エイダコインは政府や大学、大企業と提携しています。主な提供先は以下の通り。
提携先 | 概要 |
---|---|
エチオピア政府 | 教育資格証明システムに採用 |
ジョージア国 | ジョージアワインの品質証明 |
東京理科学部 | カルダノチェーンを活用したハッカソン |
Switzerland for UNHCR | 難民救済活動 |
World Mobile | 通信ネットワークのエコシステムの構築 |
教育資格証明やワインの品質証明など、信頼性が必要とされるプロジェクトに採用されています。
すでに優れた実績があるため、今後エイダコインを採用する政府や企業が増加する可能性が十分にあるでしょう。
4.順調に開発が進んでいる
エイダコインは以下の5期に分割して開発を進めています。
- Byron(バイロン):2017年9月
- Shelley(シェリー):2020年7月
- Goguen(ゴーグエン):2020年12月〜2021年9月
- Basho(バショウ):2022年9月〜2023年2月
- Voltaire(ボルテール):2024年予定
ローンチ当初から予定されていた開発は順調に進んでおり、2024年1月時点では4期のBasho(バショウ)まで完了しています。
2024年は、Voltaire(ボルテール)の開発が進行中。現在はまだチェーンの管理権限がカルダノ財団などにありますが、この開発によってコミュニティに完全移行される予定です。
管理権限がコミュニティに移行すれば、より公平で透明性のあるブロックチェーンプロジェクトとして評価されると期待されています。
エイダコイン(ADA)の価格推移と10,000円になる可能性
上記はエイダコインの現在価格です。エイダコインのこれまでの価格動向から、調査会社が予想する将来の価格を紹介します。
- 2018年〜2021年末の価格推移
- 2022年〜2023年の価格推移
- 2025年〜2030年の価格予想
順番に見ていきましょう。
1.2017年〜2019年末の価格推移
エイダコインは2017年9月にメインネットをローンチしました。11月に韓国の仮想通貨取引所UPbitに上場。12月にはギリシャの国立研究ネットワークGRNETが、大学の学位証明にCardanoチェーンを採用。
その結果2018年1月に価格が上昇し、1ADA=約112円まで価格上昇しました。
その後大きな動きはなく、2018年末には3円台まで下落。2019年は5円から10円の価格で推移しました。
2.2020年〜2022年末の価格推移
2020年は仮想通貨市場が徐々に盛り上がり、エイダコインの価格も上昇傾向に。2021年には仮想通貨バブルが到来。2021年8月には国内取引所BITPointに上場したことで、1ADA=約320円を記録しました。
その後、仮想通貨テラの崩壊や海外取引所FTXの破綻などネガティブなニュースが続き、仮想通貨全体が下落基調となります。
2022年12月には、1ADA=約30円まで価格が下落しました。
1.2023年〜2024年の価格推移
2023年9月までは1ADA=30円台後半から60円の間で価格が推移していました。しかし、2023年10月にビットコイン現物ETFの承認への期待感が高まり、仮想通貨市場全体が上昇傾向に。
エイダコインも影響を受け、2023年12月には1ADA=約90円まで価格上昇しました。2024年1月時点では、70円前後で価格が推移しています。
これまで解説した通り、エイダコインの価格は仮想通貨市場の影響を受けやすい傾向があります。
仮想通貨市場はビットコインの価格動向に大きく左右されるため、エイダコインの価格動向を追うのであれば、ビットコインに関するニュースも合わせてチェックしておくと良いでしょう。
3.2025年〜2030年の予想|AIが予想するエイダコインの価格
AIを活用した仮想通貨情報サイトDegitalCoinPriceでは、エイダコインの今後の価格について次のように予想しています。
(単位はすべてドル)
年 | 最低価格 | 平均価格 | 最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | 0.46 | 1.00 | 1.14 |
2025 | 1.11 | 1.33 | 1.34 |
2026 | 1.53 | 1.84 | 1.88 |
2027 | 1.99 | 2.31 | 2.38 |
2028 | 2.46 | 2.77 | 2.84 |
2029 | 2.46 | 2.77 | 2.84 |
2030 | 3.50 | 3.76 | 3.87 |
2030年には、最高価格が3.87ドル(約570円)まで上昇すると予想されています。最低価格が3.50ドル(約500円)であることから、1ADA=500円まで上昇する可能性があるでしょう。
10,000円どころか1,000円までも到達しませんが、5年以上安定して価格が上昇する見込みがあると言えます。
また、仮想通貨に関するオンラインニュースサイトCryptopolitanでは、エイダコインは2032年に最大14.90ドル(約1,900円)円まで値上がりすると予測しています。
どちらの調査会社も10,000円まで到達するとは予想していませんが、将来的に価格上昇すると考えているようです。
エイダコイン(ADA)の購入方法
エイダコインを購入する方法を説明します。
手順は以下の通り。
- 国内取引所の口座開設
- 日本円を入金
- 販売所でエイダコインを購入
順番に見ていきましょう。
1.国内取引所の口座開設
エイダコインは以下の国内取引所で購入できます。
- BITPoint
- GMOコイン
- bitbank
BITPointとGMOコインは、いずれも販売所手数料や出金手数料が無料。bitBankは取引量国内NO.1の実績を誇るため、どの取引所でも安心して利用できるでしょう。
今回は、GMOコインを例に解説します。
GMOコイン公式サイトにアクセスしたら、「今すぐ口座開設」ボタンをクリックしましょう。
メールアドレスを入力して「口座を開設する」をクリックすると、認証メールが届きます。メールに記載されているURLにアクセスして、アカウント作成を進めましょう。
アカウント情報を入力して本人確認書類を提出すれば、審査が始まります。審査が完了すれば、口座開設は完了です。
2.日本円を入金
口座開設が完了したら、日本円を入金しましょう。画面左側の「入出金」メニューから「日本円」ページを開き、入金する金融機関を選択します。
専用の振込口座情報が表示されるので、振込手続きを済ませましょう。
3.販売所でエイダコインを購入
日本円の入金が完了したら、販売所にアクセスしてエイダコインを購入しましょう。銘柄一覧から「ADA」を選択し、購入する金額を入力して「購入」ボタンをクリック。
以上で購入手続きは完了です。最小1ADA(約70円)から購入できます。
エイダコイン(ADA)に関するQ&A
エイダコインに関するよくある質問についてまとめました。
疑問をお持ちの方は参考にしてください。
- エイダコインとイーサリアムは何が違うの?
- ステーキングはできる?
- エイダコインが開発された理由とは?
- エイダコインの保有に向いている人は?
- エイダコインを扱う仮想通貨取引所は今後増える?
- エイダコインとイーサリアムは何が違うの?
-
エイダコインとイーサリアムでは、スマートコントラクトの機能が違います。イーサリアムのスマートコントラクトは、手続きや契約を自動化可能。
エイダコインのスマートコントラクトはPlutus(プルータス)と呼ばれ、手続きや契約に加えて個人情報の記録も可能です。
- ステーキングはできる?
-
エイダコインはステーキングが可能です。
ステーキングとは?ステーキングとは、仮想通貨を預けることでブロックチェーンの運営に貢献し、見返りとして報酬が得られる仕組みのこと。
GMOコインなら、エイダコインを購入するだけでステーキング報酬が得られるのでおすすめです。ステーキング報酬は毎月10日に口座に振り込まれます。
2024年1月時点でのステーキング利回りは、年率2.0%。
他の取引所にはないサービスなので、長期間保有する予定の方はGMOコインでエイダコインを購入すると良いでしょう。
- エイダコインが開発された理由とは?
-
エイダコインは、持続可能なブロックチェーンエコシステムを実現することを目的として開発されました。
ビットコインやイーサリアムのブロックチェーンは、将来的なアップデートを見込んで設計されていません。
そのため、大型アップデートがある際は、新しい通貨と分裂するハードフォークを実施する必要があります。
ハードフォークとは?ブロックチェーンプロジェクトの大型アップデート。新しい通貨が生まれることもあり、過去に実施されたビットコインのハードフォークでは、ビットコインキャッシュが生まれた。
エイダコインは将来的なアップデートに対応できる機能を備えており、長期的に運用可能なブロックチェーンだと言えるでしょう。
- エイダコインの保有に向いている人は?
-
エイダコインは開発途中であることから、長期保有者向きです。2023年10月からビットコイン現物ETFの承認期待によって仮想通貨市場が回復し、エイダコインの価格も上昇しました。
2024年1月にはビットコイン現物ETFが承認され、今後仮想通貨バブルが到来するのではと言われています。
今のうちにエイダコインを購入しておけば、将来的に価格上昇するかもしれません。
- エイダコインを扱う仮想通貨取引所は今後増えますか?
-
エイダコインを取り扱う取引所は、将来的に増加する可能性は十分に考えられます。
2024年1月現在、以下3箇所の国内取引所でエイダコインを扱っています。
- BITPoint
- GMOコイン
- bitbank
国内取引所に仮想通貨が上場する際は、金融庁による厳しい審査が行われます。
通貨の取引量が多く、プロジェクトが信頼できるものであるかをチェックされるため、3箇所の取引所に上場していることは、それだけ信頼性があるという証明と言えるでしょう。
将来的に価格が上昇すれば、他の国内取引所にも上場する可能性はあります。
まとめ
この記事では、エイダコインの特徴や購入方法、また10,000円になるといわれている理由をまとめました。
最後に重要な点をおさらいしておきましょう。
- エイダコインは2023年10月から価格が急上昇している
- 高機能なスマートコントラクト機能を実装している
- 今後長期間にわたって価格が上昇する可能性がある
- イーサリアムのスケーラビリティコストを解決できる可能性がある
- ビットポイントやGMOコインで購入可能
エイダコインは、イーサリアムの共同開発者Charles Hoskinson氏を中心として開発されたブロックチェーンプロジェクト。2024年1月時点で時価総額ランキング8位にランクインしており、世界的に注目されています。
開発も順調に進んでいるため、将来性が期待できるでしょう。本記事を参考に、エイダコインの購入を検討してみてはいかがでしょうか。