出典:楽天ウォレット
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暗号資産の取引が一般化するなか、楽天グループが提供する「楽天ウォレット」も注目を集めています。
しかし、その一方で「楽天ウォレットは最悪だ」といった声もあるため、以下のような疑問を持っている方も多いでしょう。
- 楽天ウォレットの評判が悪い理由は?
- 本当に使う価値があるのか知りたい
- 初心者でも安心して利用できるのか不安
結論からいうと、楽天ウォレットは楽天のサービスを利用するユーザーにとって利便性が高い仮想通貨取引所です。
今回は、楽天ウォレットが「最悪」と言われる理由や実際のメリット、使い方までをわかりやすく解説します。
楽天ユーザーで暗号資産に興味のある方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
楽天ウォレットが最悪と言われる5つの理由

楽天ウォレットには便利な機能もありますが、「最悪」と言われる理由には明確な根拠があります。
以下では、実際に多くのユーザーが不満を感じている5つのポイントを紹介します。
- 出金手数料が高すぎる
- 暗号資産の送金に時間がかかる
- 取扱銘柄数が少ない
- スプレッドが広い
- カスタマーサポートの対応が遅い
1. 出金手数料が高すぎる
楽天ウォレットの出金手数料は、他社と比較して明らかに高額です。
たとえば、ビットコイン(BTC)の出金には0.001 BTC、日本円換算で1万円以上かかります。
楽天ウォレットのBTC出庫手数料って国際送金並に高い。もう少し安くして欲しいな。 pic.twitter.com/YblmzTa9SU
— yuya🐢 (@ogw_yuya) March 28, 2023
一方、他の仮想通貨取引所では無料でビットコインを出金できる場合も。
ビットコインを出金する運用を考えている場合、楽天ウォレットはコスト面で不向きといえるでしょう。
2. 暗号資産の送金に時間がかかる
楽天ウォレットでは、暗号資産の送金に要する時間が他社と比べて長いと指摘されています。
楽天ウォレットの取引概要ページには出庫の口座反映について「ご依頼日より5銀行営業日以内」と書かれており、実際に数時間以上かかるとの声が。
楽天のポイントが貯まってたから、楽天ウォレットでポチッとしてbybitに送金。むちゃくちゃ遅いのは知ってる😂ビットコ、イーサ、BCHしかないから一番手数料安いBCH。前回半日以上かかったし。
— tic🎧a.k.a BIPPA (キノコ好き🫶) (@tic_ppp) February 13, 2023
一方、他の国内取引所では即時〜数十分以内に反映されるケースが多く、1時間以上かかるのは珍しいようです。
期間限定の取引に必要な仮想通貨を出金する場合、期限までに間に合わない可能性があります。
3. 取扱銘柄数が少ない
楽天ウォレットで取引できる仮想通貨の銘柄数は、他の国内取引所と比べて少なめです。
2025年4月時点で楽天ウォレットが取り扱っている銘柄は以下のとおり。
取扱銘柄 | 現物取引 | 証拠金取引 |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 〇 | 〇 |
イーサリアム(ETH) | 〇 | 〇 |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 〇 | 〇 |
ライトコイン(LTC) | ✕ | 〇 |
エックス・アール・ピー(XRP) | ✕ | 〇 |
カルダノ(ADA) | ✕ | 〇 |
ポルカドット(DOT) | ✕ | 〇 |
ステラルーメン(XLM) | ✕ | 〇 |
テゾス(XTZ) | ✕ | 〇 |
オアシス(OAS) | 〇 | ✕ |
ポリゴン(POL) | 〇 | ✕ |
30~40種類ほど取り扱っている他の取引所と比べると選択肢がかなり限定されています。
多様な銘柄に投資したい方は、他の取引所を利用するのが適しているでしょう。
4. スプレッドが広い
楽天ウォレットは販売所方式を採用しており、スプレッドが大きいという欠点があります。
仮想通貨はちょこちょこ買ってます。イーサリアムはまだ下がりますかねえ?楽天ウォレットを介してるのでスプレッドが広いのが難点です
— 鯨党右派 (@uha_kujira) March 10, 2025
スプレッドとは、暗号資産の買値と売値の差であり、ユーザーが実際に支払うコストに直結します。
楽天ウォレットのスプレッドは常時2〜5%程度とされており、取引量が多いユーザーにとって非常に不利な条件です。
他の取引所で取引所形式を利用する場合、0.1%前後の手数料がかかるものの、スプレッドは0.01%台まで抑えられます。
コストを重視するユーザーには、楽天ウォレットはデメリットが大きいといえるでしょう。
(内部リンク)ビットコイン スプレッド 比較
5. カスタマーサポートの対応が遅い
カスタマーサポートの対応スピードの遅さも、楽天ウォレットに関する不満の一つです。
ユーザーからの問い合わせに対する返信に時間がかかるという声が、SNS上で散見されます。
いつまで待っても楽天ウォレットにログインできないので長文の問い合わせメールを送ったけど、果たしてこれも読んでくれるのかな🤦🏻♀️
— 🧸◌ (@chan_0ta) March 13, 2023
また、問い合わせ方法がメールに限定されており、電話やチャットなどリアルタイムなサポート手段が用意されていない点も指摘されている点です。
AIチャットによるサポートは用意されているものの、迅速なサポートが必要な仮想通貨取引所においては不十分といえるかもしれません。
楽天ウォレットを利用するメリット5つ

ここまで楽天ウォレットに対する不満点を紹介しましたが、他社にはないユニークな利便性も存在します。
以下では、楽天ウォレットを利用する主なメリットを5つ紹介します。
- 楽天ポイントと連携できる
- 楽天キャッシュに出金できる
- 楽天IDで簡単に始められる
- 楽天グループが運営していて安心感がある
- セキュリティ対策が万全である
1. 楽天ポイントと連携できる
楽天ウォレットの最大の魅力の一つが、楽天ポイントとの連携機能です。
楽天市場などの楽天経済圏で貯めたポイントを使って暗号資産を購入できます。
また、仮想通貨を購入してSPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件を満たすことで、楽天市場で付与されるポイント還元率がアップするメリットも。

普段から楽天経済圏を利用しているユーザーにとって、ポイント連携は他の取引所にはない大きなアドバンテージといえます。
2. 楽天キャッシュに出金できる
楽天ウォレットでは、楽天キャッシュにチャージする形で日本円を出金できます。
楽天キャッシュは、楽天グループの各種サービスで即時に使える電子マネーです。
他の多くの取引所が銀行口座への出金のみをサポートしている中で、楽天キャッシュへの即時出金は独自の利便性といえます。
もちろん銀行口座への出金にも対応しているので、必要に応じて使い分けるのも良いでしょう。
3. 楽天IDで簡単に始められる
楽天会員のIDを持っていれば、楽天ウォレットで口座を簡単に開設できる点もメリットの一つです。
楽天会員情報を活用するので、氏名や住所などの基本情報を入力する手間が省けます。
さらに、楽天銀行の口座を持っている方は、仮想通貨取引所での口座開設で必要なことが多い本人確認も不要です。
初めて暗号資産を取引する初心者にとって、口座開設のスムーズさは大きな安心材料となるでしょう。
4. 楽天グループが運営していて安心感がある
楽天ウォレットは、東証プライム市場に上場している楽天グループ株式会社が運営しています。
上場企業としての厳しい情報開示義務やコンプライアンス体制が整っているため、透明性や経営基盤の安定性において優位性があるといえるでしょう。
他の取引所でも信頼性のある企業はありますが、金融・通信・ECなど多分野での実績がある楽天グループはとくに信頼性が高いようです。
暗号資産という新興分野だからこそ、実績と規模のある企業が提供するサービスは安心できます。
5. セキュリティ対策が万全である
楽天ウォレットでは、暗号資産を安全に保管・管理するために万全のセキュリティ対策が講じられています。
具体的な対策内容は以下のとおり。
- 顧客資金と会社資金の分別管理
- 楽天信託の信託口座による金銭の管理
- コールドウォレットによる仮想通貨のオフライン保管
- 認証アプリを利用した二要素認証
- ログインや出金操作を知らせるリアルタイム通知
暗号資産の取引において「安全性」は最も重視されるポイントの一つです。
堅牢なセキュリティを確保しているサービスは、長期保有を考えているユーザーにとって安心材料となるでしょう。
楽天ウォレットの使い方|現物取引の手順

楽天ウォレットで暗号資産の現物取引を始めるには、以下の手順で口座を開設して仮想通貨を購入しましょう。
- 楽天会員に登録する
- ログインしてお客様情報を登録する
- 本人確認を実施する
- 日本円を入金する
- 暗号資産を購入する
なお、現物取引ができるのはアプリのみなので、アプリページからあらかじめダウンロードしておきましょう。
1. 楽天会員に登録する
楽天ウォレットを利用するためには、まず楽天会員に登録する必要があります。
すでに楽天市場や楽天カードなどを利用している方は、現在の楽天IDをそのまま使えるのでOKです。
新規登録する場合は楽天会員登録ページから手続きを開始し、メールアドレスやパスワード、氏名などを入力して登録してください。

登録は数分で完了し、すぐに楽天IDを発行できます。
2. ログインしてお客様情報を登録する
楽天会員に登録できたら、楽天ウォレットにお客様情報を登録します。
楽天ウォレットのアプリを起動して画面を進めていき、楽天会員のメールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。

各種交付書面の承諾画面では、表示されているファイルの内容を確認したうえでチェックを付けて「同意して次へ」から進みます。

するとお客様情報の登録画面に移るので、必要な情報を入力しましょう。
勤務先情報や収入源、投資経験なども入力する必要があるため、あらかじめ調べておくとスムーズです。
入力した内容に問題がなければ、口座開設の申し込みが完了します。
3. 本人確認を実施する
開設される口座を利用するには本人確認が必要です。
本人確認の方法は、楽天銀行の口座を持っているかどうかで変わります。

楽天銀行の口座を持っていない場合は、運転免許証(海外の方は在留カード)と本人の顔をスマートフォンで撮影する「らくらく本人確認」で認証します。
画面の指示に従ってスマートフォンのカメラで撮影したあと、審査を通過すれば最短即日で取引できるようになるでしょう。

楽天銀行の口座を持っている場合
楽天銀行の口座を持っている場合は、口座情報を入力するだけで本人確認が完了します。

らくらく本人確認で認証する必要がないので手間が省けるでしょう。
また、楽天銀行の口座振替登録を済ませておくと、手数料無料のリアルタイム入金が利用できるようになります。
まだ楽天銀行の口座を持っていない方は、この機会に新設してみると良いかもしれません。
4. 日本円を入金する
日本円で暗号資産を購入するには、口座開設後に入金する必要があります。
日本円の資産状況画面にある「入金」ボタンを押すと入金画面に進みますが、楽天銀行の口座と連携しているかどうかで異なります。
口座連携が済んでいる場合は銀行の口座残高が表示されるので、入金したい金額を入力して実行してください。

連携していない場合は振込での入金となるため、表示された口座に資金を振り込みましょう。

現物取引と証拠金取引で振込先が異なる点に注意。
5. 暗号資産を購入する
日本円が口座に入金されたのを確認してから、仮想通貨を購入します。
ホーム画面で購入したい仮想通貨を選択し、購入ボタンを押して先に進めてください。

購入する数量を入力して確定することで、口座にある日本円と引き換えに仮想通貨を買えます。

証拠金取引は別のアプリで
今回の取引で使ったアプリは現物取引用であり、証拠金取引の場合は別のアプリが必要です。
証拠金取引を希望する方は、証拠金取引のページからダウンロードできるアプリを利用しましょう。

なお、証拠金取引はGoogle Chromeなどインターネットブラウザ上でも利用できます。

楽天ウォレットに関するQ&A

楽天ウォレットに関する、よくある質問と回答を紹介します。
- 現物取引と証拠金取引の違いは?
- 楽天ウォレットと楽天証券の違いは?
- 楽天ウォレットとweb3ウォレットの違いは?
- 楽天ウォレットの口座を解約する方法は?
- 楽天ウォレットで得た利益は課税対象ですか?
- 現物取引と証拠金取引の違いは?
-
現物取引と証拠金取引の主な違いは以下のとおり。
相違点 現物取引 証拠金取引 取引の仕組み 実際に暗号資産を購入して保有する 暗号資産を手元に置かず、売買後の差額(損益)だけを決済時にやり取りする 必要資金 取引金額と同額の資金が必要 用意した証拠金の倍額で取引可能 売りからの取引 不可(買いからのみ) 可能(価格下落でも利益を狙える) 証拠金取引で購入した仮想通貨は外部に送れないので注意してください。
- 楽天ウォレットと楽天証券の違いは?
-
楽天ウォレットは仮想通貨を、楽天証券は株式や投資信託などを取引できるサービスです。
どちらも楽天グループが提供しており、楽天会員のIDと連携できる点は共通しています。
取引したい商品に応じて使い分けると良いでしょう。
- 楽天ウォレットと(楽天の)web3ウォレットの違いは?
-
どちらも仮想通貨を扱うサービスですが、目的や機能が異なります。
楽天ウォレットとweb3ウォレットの違いは以下のとおり。
比較項目 楽天ウォレット web3ウォレット サービスの種類 仮想通貨取引所 自己管理型の資産管理アプリ 主な用途 仮想通貨の売買 仮想通貨やNFTの自己管理・分散型アプリとの接続 資産の管理 楽天ウォレットが管理(カストディ型) ユーザー自身が秘密鍵を管理(非カストディ型) 対応資産 BTCやETHなど主要な仮想通貨 対応するブロックチェーンの仮想通貨およびNFT 楽天ウォレットは仮想通貨を売買する取引所です。一方で、分散型金融(DeFi)やNFTマーケットを利用するにはweb3ウォレットが必要です。
楽天ウォレットを連携すると資金を移動させやすくなるため、両方のアプリを使えるようにしておくと良いでしょう。
- 楽天ウォレットの口座を解約する方法は?
-
楽天ウォレットの口座を解約するには、お問い合わせフォームから申請する必要があります。
事前に保有する暗号資産をすべて売却・出金したうえで、解約申請してください。
数営業日以内にサポートから連絡が届き、内容確認後に口座が解約されるはずです。
楽天ウォレットの口座を解約しても楽天会員の情報は引き続き保持されるので要注意。
- 楽天ウォレットで得た利益は課税対象ですか?
-
楽天ウォレットを含む暗号資産取引で得た利益は課税対象です。
仮想通貨による利益は原則として雑所得に分類され、所得が高いほど税率も高くなります。
年間で20万円を超える利益が発生した場合は、会社員でも確定申告が必要となるので注意してください。
なお、確定申告が必要なかった年の損益計算があとで必要になる場合もあります。
Cryptact(クリプタクト)など税金計算ツールを活用し、日々の取引履歴を記録しておくことが大切です。
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まとめ
本記事では、楽天ウォレットについて解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 楽天ウォレットはコストの高さや対応の遅さ、銘柄の少なさなどが指摘されている
- 一方で、楽天ポイントとの連携や楽天キャッシュへの出金など独自の強みがある
- 口座を開設できるのは楽天会員のみ
- 楽天銀行の口座を持っていれば、楽天ウォレットの口座開設時に本人確認が不要
- 現物取引できるアプリと証拠金取引できるアプリは分けられている
楽天経済圏を利用しているユーザーにとって、楽天ウォレットはメリットの多い暗号資産取引サービスです。
とくに楽天ポイントの使い道に迷っている方は、口座を開設して活用すると良いでしょう。
別の仮想通貨取引所が気になる方は、以下の記事をチェックしてみてください。
