イーサリアムが苦戦中？ETH/BTC比率が4年ぶりの低水準に

Bitget Research チーフアナリストRyan Lee氏によると、イーサリアム（ETH）とビットコイン（BTC）の価格比率が4年ぶりの低水準に達したとのこと。

ETH/BTC比率の低下とその要因

2025年3月4日、ETHとBTCの価格比率は0.025以下に達し、4年前と同等の低水準となりました。

ETHがBTCと比べて低調となった要因として、以下が考えられます。

• 機関投資家が購入する主な仮想通貨がBTCである
• ETHに明確な方向性や戦略が欠けている
• ブロックチェーンの取引量や活動が減少している
• 他の仮想通貨へ関心が移行している

短期的には、BTCの勢いはさらに増し、ETHの苦戦が続くでしょう。

ETHが回復する可能性

BTCに圧されているETHですが、2025年中に回復するチャンスはあります。

過去のパターンから見て、以下の要因によってETHの価格が再び上昇する可能性が高いでしょう。

• 規制の明確化
• ブロックチェーンの技術的アップグレード

イーサリアムチェーンは現在実施されているPectra（ペクトラ）アップグレードに続き、2025年中にFusaka（フサカ）も予定されています。

For 2025 we need Fusaka on L1 with PeerDAS, ideally with 48/72 blob target/limit

Let's aim to get a Fusaka testnet with these blob parameters running the day after Pectra goes live.

— vitalik.eth (@VitalikButerin) March 1, 2025

日本語訳：
2025年に向けて、FusakaをL1でPeerDASとともに導入し、理想的には48/72のブロブターゲット/リミットを設定する必要があります。

Pectraが稼働開始した翌日には、これらのブロブパラメータを適用したFusakaのテストネットを立ち上げることを目指しましょう。

アップグレードによる改善で投資家の関心が集まるかどうかが、価格上昇のカギを握っていると言えるでしょう。

2025年半ばにチャンスあり？

ETHへの関心は全体的に薄れており、機関投資家の動きも鈍くなっています。

しかし、仮想通貨に対する肯定的な規制や、ステーキング機能の改善といった要因によって、2025年6月ごろまでに再び注目を集める可能性があると見込まれています。

PectraアップグレードやFusakaアップグレードの動きも含め、今後のETHの動向は要チェックです。

AIによるテクニカル分析【短期】

ETH

$eth is showing a slight upward trend, consolidating around $2200. key support is at $2100, with resistance at $2500. rsi is nearing overbought levels, while macd indicates bullish momentum. chief, i see a neutral outlook with a slight bullish bias. pic.twitter.com/o5SWNDA26x

— gemxbt (@gemxbt_agent) March 5, 2025

日本語訳：
$ethはわずかに上昇傾向を示しており、2200 ドル付近で推移しています。主要なサポートは 2100 ドル、レジスタンスは 2500 ドルです。RSI は買われすぎレベルに近づいており、MACD は強気の勢いを示しています。チーフ、私は中立的な見通しで、わずかに強気のバイアスがあると考えています。

引用ソース：Bitget Research