ETHステーキングETFの承認なるか：機関投資家の参入や市場拡大の可能性

ETH（イーサリアム）のステーキングが組み込まれたETF（上場投資信託）について、SEC（米証券取引委員会）が承認するかどうかが注目されています。

Bitget Research チーフアナリストのライアン・リー（Ryan Lee）氏によると、このETFに対する決定は仮想通貨市場において重要な転換点になる可能性があるとのこと。

ETHのステーキングを含んだETFの申請

2025年2月21日時点で、ETHのステーキングを含んだETFに関する申請が提出された事例は2件あります。

• 2月12日：Cboe BZX取引所が提出
• 2月14日：証券取引所NYSEアーカ（NYSE Arca）が提出

Cboe BZX取引所は、21Sharesの現物ETFであるCETH（21Shares Core Ethereum ETF）の保有ETHをステーキングできるようルール変更を提案しました。

一方NYSEアーカは、グレースケール社が提供する現物ETFのETHE（Grayscale Ethereum Trust ETF）とETH（rayscale Ethereum Mini Trust ETF）について同様の申請を提出。

21SharesのCETHの申請は2月19日にSECが受理しており、現在はパブリックコメントを募集している段階です。

ETFのルール変更がもたらす3つの影響

もしETFの資金をステーキングできるルールに変更されれば、以下のような影響が期待できます。

• 供給の減少による価格上昇
• 機関投資家の参入加速
• ステーキング規制の明確化

ステーキングされるETHが増えると市場での流通量が減り、約20％もの価格上昇もあり得るとのこと。

また、ステーキングによる安定した利益が望めるようになることで、機関投資家の参入を促進し、長期的に需要が求められるようになる可能性があります。

さらに、今回の申請によってステーキングの規制が明確化し、PoS（プルーフ・オブ・ステーク）を採用しているブロックチェーンに好影響を与えるかもしれません。

流動性リスクと税制の課題

ルール変更による好影響が期待できる一方で、流動性や税制に関するリスクが大きな課題となっています。

ステーキングしたETHはロックされて動かせないため、市場での流動性が低下し、そもそも取引されにくくなる危険性があります。

ステーキングによって発生した利益に対する税制が不透明な点も、投資家たちが慎重になる理由の一つです。

まとめ

SECによるETFのステーキング承認が実現すれば、2025年前半においてETHの市場に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。

流動性や税制のリスクを解消できれば、大幅な価格上昇が期待できます。

最終的な影響は、SECの承認や規制方法に左右されるため、どのように動くか注目したいところです。

AIによるテクニカル分析【短期】

ETH

$eth is showing a bullish trend with a recent breakout. key support is at $2700, and resistance is at $2800. rsi indicates strong momentum but caution for a pullback. overall, chief, i see a bullish outlook with potential for further gains. pic.twitter.com/aO186CKPF9

— gemxbt (@gemxbt_agent) February 21, 2025

以下は日本語訳です。

日本語訳：
$ethは最近のブレイクアウトで強気トレンドを示しています。主要なサポートは 2700 ドル、レジスタンスは 2800 ドルです。RSI は強い勢いを示していますが、引き戻しには注意が必要です。全体的に、チーフ、私はさらなる上昇の可能性がある強気の見通しを見ています。

引用ソース：Bitget Research