ビットコイン（BTC）が100,000ドルを突破できるか、そして突破後に反落があるかどうかについて、BitgetのCEOであるGracy Chenが分析を発表しました。
BTCは今週、相次いで新高値を記録。99,000ドルを突破し、100,000ドルまであと一押しとなっています。BTCが100,000ドルを突破できるかどうか、そして突破後に反落があるかどうかについての分析を見ていきましょう。
機関投資家の優位性
BTCの急速な上昇の主な要因は依然として機関投資家の関与です。今週はBTC ETFへの大規模な資金流入が見られました。今週水曜日までに、BTC ETFは18億ドルの純資金流入を記録しています。
先週、MicroStrategyは1BTCあたり88,627ドルのコストで51,780BTCを購入しました。そして今週、さらに30億ドルを調達しBTCの追加購入を計画していると発表しました。
MicroStrategy has acquired 51,780 BTC for ~$4.6 billion at ~$88,627 per #bitcoin and has achieved BTC Yield of 20.4% QTD and 41.8% YTD. As of 11/17/2024, we hodl 331,200 $BTC acquired for ~$16.5 billion at ~$49,874 per bitcoin. $MSTR https://t.co/SRRtRrB2jO
— Michael Saylor⚡️ (@saylor) November 18, 2024
日本語訳：
マイクロストラテジーは、51,780BTCを約46億ドル（1BTCあたり約88,627ドル）で取得し、四半期ごとのBTC利回りは20.4%、年初来利回りは41.8%を達成しました。2024年11月17日時点で、331,200BTCを保有しており、取得価格は約165億ドル（1BTCあたり約49,874ドル）です。
JUST IN: MicroStrategy raises $3,000,000,000 to purchase more #Bitcoin.
— Watcher.Guru (@WatcherGuru) November 21, 2024
日本語訳：
速報：MicroStrategy が追加購入のために 30 億ドルを調達。
また、暗号資産マイニング企業MARAがBTC購入のために10億ドルの転換社債を発行しました。（参照：仮想通貨マイニング企業MARA 転換社債で10億ドル調達 ビットコインの購入資金に）
機関投資家による大量の現物買いが、BTC価格の急速な上昇を引き起こしています。
デリバティブデータ
ビットコイン（BTC）のデリバティブ市場において、オープン・インタレスト（未決済建玉）が630億ドルに達し、1日で60億ドル増加。これは短期的な投機資金の流入を示しています。
また、BTCのインプライド・ボラティリティ（IV）は60に上昇しており、今後の市場変動が大きくなる可能性を示唆しています。
金融商品のオプション価格に基づいて推定される、将来の価格変動の予測値を示す指標。IVが高い場合、市場は大きな価格変動を予測している可能性が高い。
短期資金は利益確定の傾向があり、100,000ドル付近で大きな価格変動が生じる可能性があります。
心理的障壁
ビットコイン（BTC）が100,000ドルに達することは、投資家がポジションを再評価する心理的な節目となり、株式や不動産など他の資産クラスで大台突破時に見られるような自然な売り圧力を引き起こす可能性があります。
したがって、BTCが100,000ドルを突破した場合、一時的な調整（下落）が起こる可能性が高いと考えられます。
しかし、長期的な機関投資家の参入は、BTCの価格がまだ上昇余地を残していることを示唆しており、100,000ドルを超えるブレイクアウトとさらなる上昇は時間の問題であると見られます。
引用ソース：Bitget Research
