Bitget Research チーフアナリストRyan Lee氏によると、テクニカル分析と市場心理に基づくと、11月のXRPの動きは0.4ドルから0.85ドル(約61円から130円)の価格帯での推移が予想されるとのこと。
この見通しは、以下の重要な要因に基づいています。
- 米国選挙の影響|ハリス副大統領への1,000万ドル相当のXRP寄付
- 市場心理と相場動向|ビットコインの上昇トレンドがXRPにも波及
- 規制面の展望|SEC控訴判決が価格変動のカギを握る
米国選挙の影響|ハリス副大統領への1,000万ドル相当のXRP寄付
重要な要因の1つは、来たるべき米国選挙の潜在的な影響です。最近、リップル(Ripple)社の共同創設者兼エグゼクティブチェアマンのクリス・ラーセン(Chris Larsen)は、カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領の大統領選挙運動を支援するため、1,000万ドル(約15億3,320万円)相当のXRPを寄付しました。
日本語訳:
民主党は、暗号通貨を含むテクノロジーの革新に対して新たなアプローチを取るべき時です。私は、カマラ・ハリス氏がアメリカの技術が世界をリードするように尽力してくれると信じています。そのため、彼女を支持するために1,000万ドル相当のXRPを寄付します。
現時点でハリス氏の当選確率は低いものの、彼女に有利な展開があれば、XRPの価値は大幅な上昇を見せる可能性があります。
30日時点でのPolymarketのデータによると、大統領選の支持率はトランプ氏が67.1%、ハリス氏が33.1%という状況です。
市場心理と相場動向|ビットコインの上昇トレンドがXRPにも波及
市場心理も重要な要因となっており、現在は強気な見方が市場を牽引しています。特にビットコインを筆頭とする主要資産が、この上昇トレンドを主導しています。
ビットコインは29日に70,000ドルの大台を突破。30日には73,500ドルにタッチしており、本格的な上昇相場の始まりが期待されています。
ビットコインの価格上昇が暗号資産市場に波及するにつれ、XRPも市場全体の上昇相場に追随する展開が見込まれます。
XRPは2024年7月からレンジ相場が続いており、0.65ドル付近のレジスタンスラインをブレイクできるかどうかが今後の上昇相場への転換点になるでしょう。
規制面の展望|SEC控訴判決が価格変動のカギを握る
さらに、規制動向がXRPの見通しに引き続き影響を及ぼしています。米国証券取引委員会(SEC)は最近、XRPに有利だった裁判所の判決に対して控訴を行いました。
これによりRipple社対SECの訴訟は未解決のままとなり、主要投資家の信頼に影響を与えています。ただし、裁判官が再びSECの控訴を却下した場合、XRPには急速な価格上昇の機会が訪れるでしょう。
※為替レートは2024年10月30日時点での1ドル=153.32円で計算
引用ソース:Bitget Research