2024年5月Slash Fintech Limitedは、ライフカード株式会社が発行するVisaプリペイドカード「Ｖプリカギフト」を暗号資産で購入できる「Slash Ｖプリカ SHOP」の運営を開始しました。
購入したVプリカギフトはVisa対応のオンラインショップで通常のクレジットカードと同じように利用可能。
Slash Ｖプリカ SHOPを利用することで、暗号資産の利便性をより高められます。
しかし、
- Slash Ｖプリカ SHOPやSVLエコシステムについて詳しく知りたい
- Vプリカギフトの具体的な購入方法を知りたい
- リアルカードの発行方法を知りたい
などの疑問をお持ちの方もいるでしょう。そこで本記事では、Slash Ｖプリカ SHOPやSVLエコシステムについて詳しく紹介。
暗号資産を使用しＶプリカギフトを購入する方法と、リアルカード発行までの手順を画像つきで解説します。
暗号資産を実生活で活用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。
海外取引所のmetaland専用キャンペーンは「【2024年8月最新】海外仮想通貨取引所のキャンペーン情報をカテゴリー別に紹介」記事で紹介しているので、ぜひ活用してください。
また、仮想通貨を実生活で手軽に利用したい方は、仮想通貨を含む複数資産を入金可能なクレジットカードAurora Cardもおすすめですよ。
Slash Vプリカ SHOPとSVLエコシステムの概要を解説
まずはSlash Vプリカ SHOPとSVLエコシステムについて解説します。
- Slash Vプリカ SHOPとは？Vプリカギフトを暗号資産で購入可能
- 対応ネットワークは8種類
- SVLエコシステムについて
順番にみていきましょう。
Slash Vプリカ SHOPとは？Vプリカギフトを暗号資産で購入可能
Slash Vision Labsが運営するSlash Vプリカ SHOPは、暗号資産決済「Slash Payment」で暗号資産を使ってVプリカギフトを購入できる新しいサービスです。
Ｖプリカギフトは、ライフカード株式会社が発行するVisaギフトカードです。
Slash Ｖプリカ SHOPで購入できるＶプリカギフトはメールやSMSで送れる「コードタイプ」のデジタルギフトです。余った残高については、Ｖプリカアカウントを登録し、残高移行（加算）することで利用可能になります。
引用：PR TIMES
これまで暗号資産を現金化してショッピングに利用する場合、日本円に換金して銀行口座に出金する手続きが必要でした。
取引所によっては日本円の出金手数料がかかり、銀行口座に振り込まれるまでに数日を要することも。
しかし、Vプリカを暗号資産で購入すれば、通常のクレジットカードと同様にオンラインや実店舗での決済に利用できます。
Slash Vプリカ SHOPは、実生活における暗号資産の利便性を高めることができる新しいサービスなのです。
対応ネットワークは8種類
2024年7月現在、Slash Vプリカ SHOPは以下8種類のネットワークに対応しています。
- イーサリアムチェーン
- BNBチェーン
- Polygonチェーン
- アバランチチェーン
- Arbitrumチェーン
- Optimismチェーン
- Mantleチェーン
- Oasysチェーン
人気のあるネットワークに対応しているため、普段から利用しているネットワークに保管している通貨を使ってVプリカギフトを購入可能です。
ガス代が比較的安価なArbitrumチェーンまたはガス代無料のOasysチェーンでの購入がおすすめです。
Slash Vision Labsについて
Slash Vプリカ SHOPを提供するSlash Vision Labsは、暗号資産決済Slash Paymentや、日本の法規制に準拠したはじめてのステーブルコイン担保型のクレジットカードSlash Cardなどのプロダクトを開発するプロジェクトです。
2024年7月現在、以下のようなプロダクトを開発・提供しています。
| プロダクト名 | 概要 |
|---|---|
| Slash Payment | ユーザーが保有するトークンで支払いし、店舗側がステーブルコインで受け取れるサービス |
| Slash Vプリカ SHOP | Slash Paymentで暗号資産を使ってVプリカギフトを購入できるサービス |
| Slash Card | ステーブルコインUSDCやUSDTなどの担保資金を保管する事で日本円決済が可能となるクレジットカードサービス |
実生活で暗号資産を効率的に活用できるサービスを展開しています。
SVL(Slash Vision Labs)エコシステム
Slash Vision LabsはガバナンストークンとしてSVLトークンを発行しています。
Slash Vision Portaでは特定のNFTを保有することでSVLトークンをステーキングでき、MNTトークンとSVLトークンが報酬として分配されます。
海外取引所Bybitが出資・開発協力するMantle Networkのネイティブトークン。
Slash PaymentやSlash Vプリカ SHOP、Slash Cardで発生した利益でMNTトークンを購入し、SVLトークンをステーキングしているユーザーに還元。
さらに、ステーキングしているSVLトークンの数量や期間に応じて、SVLトークンも報酬として分配される仕組みです。
このように、Slash Paymentなどの実用的な金融サービスで発生した利益がSVLトークン保有者に還元されるため、持続可能なエコシステムを構築しています。
Vプリカギフトを暗号資産で購入する前の準備【5STEP】
Vプリカギフトを暗号資産で購入する前の準備について解説します。ガス代を安く抑えて、お得にVプリカギフトを購入しましょう。
- 暗号資産取引所の口座開設・ETHを購入
- bitbankでETHを購入
- 暗号資産ウォレットの準備
- MetaMaskにArbitrumチェーンを追加
- 暗号資産をMetaMaskに入金
VプリカギフトをSlash Vプリカ SHOPで購入する際は、ガス代が比較的安いArbitrumチェーン、またはガス代無料のOasysチェーンがおすすめです。
Arbitrumチェーンであれば、購入時に必要なガス代は0.000004ETH（約2円）ほどで済みます。Oasysチェーンはトランザクションにガス代を必要としないため、ガス代無料で購入可能。
今回はどちらのチェーンに対しても出金できる国内取引所bitbankを使って、Arbitrumチェーンのイーサリアム（ETH）を使った購入方法を解説します。
Oasysチェーンで決済する方であれば、出金手数料無料でOASを取り扱うSBI VCトレードもおすすめですよ。
暗号資産取引所の口座開設・ETHを購入
Vプリカギフトを暗号資産で購入する場合、まずは暗号資産取引所の口座が必要です。
はじめて口座開設する方であれば、イーサリアム（ETH）のArbitrumチェーン送金に対応したbitbankをおすすめします。
bitbankの口座開設手順は以下の通りです。
- bitbank公式ページにアクセス
- メールアドレスを入力して「無料新規登録」をタップ
- 届いたメールに記載されたURLから登録手続き・本人確認書類を提出
- SMS認証、二段階認証を設定
本人確認書類の審査が完了すれば取引が可能です。
bitbankでETHを購入
bitbankの口座開設が完了したらログインして、イーサリアム（ETH）を購入します。画面上部の「販売所」から「ETH」を選択し「買う」をクリックします。
購入金額を入力し、「購入内容の確認」をタップしましょう。
Vプリカギフトは10,000円から購入できますが、価格変動やガス代を考慮して11,000円分ほど購入しておくと良いでしょう。
暗号資産ウォレットの準備
Vプリカギフトを暗号資産で購入する際には、暗号資産を保管するためのウォレットアプリが必要です。
はじめてウォレットを作るなら、日本語に対応していて使いやすいMetaMaskがおすすめ。
スマホアプリも使いやすいため、初心者の方でも直感的な操作で簡単に使いこなせますよ。
MetaMaskの使い方を詳しく解説している記事があるので、参考にしてください。
Vプリカギフトをスマホで購入する際は、MetaMaskスマホアプリが必要なので、以下のリンク先からダウンロードしておきましょう。
MetaMaskにArbitrumチェーンを追加
MetaMaskのインストールが完了したら、Arbitrumチェーンを追加しておきましょう。
画面上部の「Ethereum Main Network」をタップするとネットワーク選択画面が表示されるので「ネットワークを追加」をタップします。
次に表示されるページで「Arbitrum One」を選択して「確認」をタップすれば追加完了です。
追加できたらMetaMaskのネットワークをArbitrumチェーンに切り替えておきましょう。
暗号資産をMetaMaskに入金
最後に、bitbankで購入したイーサリアム（ETH）をMetaMaskに入金します。
アカウントメニューの「出金」ページにアクセスして「ETH（イーサリアム）」をクリックしましょう。
まずはMetaMaskのアドレスを登録します。「アドレス一覧」をクリックして、次のページで「新規追加」をクリック。
以下の情報を入力します。
- ラベル欄に「MetaMask」と入力（名称は自由に設定可能）
- ネットワークに「Arbitrum」を選択
- MetaMaskのウォレットアドレスを入力
その他の情報についても入力が完了したら「確認」をクリックします。登録後の審査が完了すれば出金が可能です。
アドレスの登録が完了したら、ETH出金画面から登録したアドレスを選択し、送金するETHの数量を入力して「引出内容を確認」をクリック。
認証が完了すれば出金手続きは完了です。
はじめての方はまず少額でテスト送金して、着金が確認できてから全額出金することをおすすめします。
Vプリカギフトを暗号資産で購入する方法を解説【リアルカード発行まで】
Vプリカギフトを暗号資産で購入する方法を画像つきで詳しく解説します。
手順は以下の通り。
- Slash Vプリカ SHOPにアクセス｜購入金額・枚数を入力
- 暗号資産で支払い
- Vプリカギフトのカード登録
- Vプリカのアカウント登録
- VプリカギフトをVプリカにチャージ
- リアルカード「Vプリカリアル」を発行
購入後のリアルカードの発行方法まで解説するので、Vプリカギフトをオンラインショッピングでのみ利用したい方は、ステップ3までで問題ありません。
Slash Vプリカ SHOPにアクセス｜購入金額・枚数を入力
Slash Vプリカ SHOP公式ページにアクセスして、購入フォームから以下の情報を入力しましょう。
- プリペイドの金額を入力
- Vプリカを発行する枚数を選択
- メールアドレスを入力
- 「Buy」をタップ
プリペイドの金額は10,000円、30,000円、50,000円から選択可能です。
暗号資産で支払い
入力したメールアドレス宛に届いたメールの「購入する」をタップすると、購入ページが表示されます。
「MetaMask」をタップするとMetaMaskが起動します。
再度MetaMaskアプリ上で「MetaMask」をタップした後、「接続」をタップしてウォレットを連携しましょう。
接続が完了すると、ウォレットにある資産が表示されるので、入金する通貨を選択します。1万円分の通貨数量が自動で入力されるので「Pay」をタップしましょう。
入金する金額とガス代が表示されるので、問題なければ「確認」をタップします。「Transaction Submitted」と表示されれば購入完了です。
metaland編集部が実際に入金したところ、Arbitrumチェーンを使えば購入時のガス代は0.000004ETH（約2円）でした。
Vプリカギフトのカード登録
購入が完了すると入力したメールアドレス宛に認証番号が届きます。メールに記載されている「ログインはこちら」をタップ。
Vプリカ公式ページが表示されるので画面上部の「Vプリカギフト」ページにアクセスして「新Vプリカギフトサイト」をタップしましょう。
Vプリカギフト利用規約を確認し「上記すべての項目に同意する」にチェックを入れて「次へ」をタップしましょう。
次のページで「ギフトコード」欄にメールに記載されている「認証番号」を入力し、ギフトカード番号の下4桁を入力します。入力が完了したら「カード情報を見る」をタップします。
Vプリカギフト照会ページが表示されます。表示されたカード番号をVisaに対応したオンラインショップに入力すれば、決済に利用できます。
オンラインショッピングでのみ利用したい方はここまでで問題ありません。実店舗でも利用した場合はリアルカードの発行手続きが必要なため、次のステップにお進みください。
余ったVプリカギフト残高はVプリカにチャージできますよ。
Vプリカのアカウント登録
リアルカード「Vプリカリアル」を発行するために、Vプリカのアカウント登録を済ませましょう。
まずは以下のリンクからVプリカのスマホアプリ「Vプリカ+」をダウンロードしてください。
アプリを起動したら画面の指示に従って利用規約や個人情報の取り扱いに関する同意をチェックし、メールアドレスを登録しましょう。
入力したメールアドレスに届く認証番号を入力して「次へ」をタップします。
次に電話番号を入力し、SMSに届いた認証番号を入力しましょう。
カードデザインを選択し「次へ」をタップし、次のページでお客様情報を入力します。
最後にログインIDとパスワードを設定し、登録内容を確認して問題なければ「登録」をタップ。以上でVプリカのアカウント登録は完了です。
ログインページが表示されるので、設定したIDとパスワードを入力してログインしておきましょう。
VプリカギフトをVプリカにチャージ
暗号資産で購入したVプリカギフトをVプリカにチャージする際は、ホーム画面の「チャージ」ページにアクセスして「ギフトコード」をタップしましょう。
Vプリカギフト 購入時に届いたメールに記載されている「認証番号」をアプリのギフトコード欄に入力し、ギフトカード番号の下4桁を入力しましょう。
入力が完了したら「チャージ」をタップします。
チャージ金額を入力して「この金額でチャージ」をタップして、次の画面で「実行」をタップしましょう。
以上でVプリカギフトからVプリカへのチャージは完了です。ホーム画面にチャージした金額が反映されます。
リアルカード「Vプリカリアル」を発行
最後に、リアルカード「Vプリカリアル」の発行手続き方法を解説します。カード発行手続きの前に、カードの送付先住所を登録しておきましょう。
アプリ画面右下の「アカウント」メニューを開き「アカウント情報変更」をタップ。「会員情報変更」をタップしてカード送付先住所を入力しましょう。
住所登録完了後、アカウントメニューから「リアルカード発行」をタップして、カードデザインを選択したら「次へ」をタップ。
注意事項と送付先住所、カード発行手数料の確認を済ませ「発行」をタップします。カードの暗証番号を設定したら「登録」をタップ。
以上でVプリカリアルの発行手続きは完了です。
通常2週間ほどでカードが手元に届きます。
Slash Vプリカ SHOPに関するQ&A
Slash Vプリカ SHOPに関するよくある質問に回答します。疑問をお持ちの方は参考にしてください。
- Slash Vプリカ SHOPでの購入時はどの通貨が利用できますか？
- VプリカとVプリカギフトの違いは？
- ギフトコードはどの番号を入力すれば良いですか？
- リアルカードの発行方法を教えてください
- Vプリカギフトを暗号資産で購入する際に手数料はかかりますか？
- リアルカード発行には手数料がかかりますか？
- Slash Vプリカ SHOPでの購入時はどの通貨が利用できますか？
-
対応する8種類のネットワークであれば、ほぼすべての通貨が利用できます。例えば、イーサリアムチェーンであればETHやUSDC、DAIなどです。
- VプリカとVプリカギフトの違いは？
-
Vプリカは、審査なしで発行できる「Visaプリペイドカード」です。コンビニやクレジットカード、銀行口座やギフトカードからチャージできます。
利用するにはアカウント登録が必要です。
主にオンラインショッピングで利用できますが、リアルカード「Vプリカリアル」を発行すれば実店舗での決済にも利用できます。
Vプリカギフトは、アカウント登録なしでオンラインショッピングに利用できるVisaプリペイドカードです。
Vプリカギフトに記載されているカード番号を使えばそのままネットショッピングに利用できるだけでなく、残高をVプリカにチャージ可能です。
本記事で紹介しているSlash Vプリカ SHOPで暗号資産を使って購入できるのはVプリカギフトです。
実店舗での決済に利用したい場合は、購入したVプリカギフトの残高をVプリカにチャージして、リアルカードを発行する必要があります。
- ギフトコードはどの番号を入力すれば良いですか？
-
Vプリカにチャージする際に入力が必要なギフトコードは、Vプリカギフトを暗号資産で購入した際にメールで届く「認証番号」欄に記載されている番号を入力してください。
- Vプリカギフトを暗号資産で購入する際に手数料はかかりますか？
-
Vプリカギフト購入自体に手数料はかかりませんが、暗号資産決済時に選択したネットワークに応じたガス代（ネットワーク手数料）が必要です。
Arbitrumチェーンを使えば2円ほどのガス代で済むのでおすすめです。
Arbitrumチェーンを使った暗号資産の準備方法は本記事の「Vプリカギフトを暗号資産で購入する前の準備」項目で詳しく解説しているので参考にしてください。
- リアルカード発行には手数料がかかりますか？
-
リアルカード「Vプリカリアル」は発行手数料として500円必要です。手数料の支払いはチャージした金額から差し引かれます。
まとめ
本記事ではSlash Vプリカ SHOPについて解説しました。
最後に重要な点をおさらいしておきましょう。
- Slash Vプリカ SHOPは暗号資産を使ってVプリカギフトを購入できるサービス
- 利用時は暗号資産ウォレットが必要
- 購入時は8種類のネットワークに対応
- 通常のクレジットカードと同様オンラインショッピングで利用可能
- リアルカードを発行すれば実店舗でも利用可能
Slash Vプリカ SHOPは、暗号資産の利便性をより高められる新しいサービスです。
これまで投資目的でのみ暗号資産を購入していた方は、この機会にSlash Vプリカ SHOPでVプリカギフトを購入し、実生活での決済に利用してみてはいかがでしょうか。
