ビットコインの価格は2024年5月に1,000万円を超え、過去最高価格を更新しました。
順調に成長していくビットコインのニュースに、以下のような点が気になっている方は多いのではないでしょうか。
- 今後もビットコイン(仮想通貨)の価格が上昇するのか
- 仮想通貨の今後を予想するには何を知ればいいのか
- 今後のために注目すべき銘柄が何か
結論からいうと、ビットコインをはじめとした各銘柄の需要は今後も高まり、仮想通貨全体の価値は長期的に上がっていくと予想されます。
今回は、仮想通貨の今後や、予想する際に注目すべきポイントを解説します。
今後注目すべき銘柄についても触れているので、仮想通貨の今後が気になる方はぜひ最後までご覧ください。
仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。
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仮想通貨(暗号資産)の今後と将来性を予想
仮想通貨の今後は以下のように展開すると予想され、将来性が見込めます。
- ビットコインをはじめとして長期的に需要が高まる
- より多くの種類の仮想通貨が登場する
- 取引を始める際の敷居が低くなる
- 導入する大手企業が増加する
これらの予想について詳しく解説します。
ビットコインをはじめとして長期的に需要が高まる
ビットコインをはじめとした取引量の多い仮想通貨の多くは、長期的に見て需要が高まり価格が上昇すると考えられます。
とくにビットコインはこれまで何度も暴落したことがありますが、数ヶ月〜数年後には元の価格を超えて成長しています。
今後も一時的に価格が落ちる可能性はありますが、仮想通貨の需要はこれからも高まっていき、最終的には大きな成長が見込まれるでしょう。
ちなみに、代表的なビットコインの暴落理由は以下のとおり。
暴落時期 | 出来事 | ビットコインの価格変動 |
---|---|---|
2020年3月 | コロナウイルスによるパンデミック | 約96万円→56万円 (約42%減) |
2021年5月 | テスラ社がビットコイン決済停止を発表等 | 約608万円→475万円(約22%減) |
2021年11月 | アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)による金融引き締め政策等 | 約678万円→536万円(約21%減) |
2022年6月 | ステーブルコインUSTの破綻(テラショック)等 | 約414万円→302万円 (約28%減) |
2022年11月 | 暗号資産取引所FTXの破産等 | 約302万円→232万円 (約23%減) |
2024年8月 | アメリカの雇用統計の発表等 | 約1010万円→811万円 (約20%減) |
10年後には数倍~数十倍の価格になる予測も
AIによる価格予想によると、10年後のビットコインには数倍から数十倍もの価格上昇が見込まれています。
各AIプラットフォームによる、10年後のビットコインの予測金額(2033年の終値)は以下のとおりです。
- Coin Price Forecast:約15万ドル(約2153万円)
- Price Prediction:約246万ドル(約3億4394万円)
- Digital Coin Price:約124万ドル(約1億7406万円)
ビットコインの価格が上昇すれば、仮想通貨全体で価格が底上げされると考えられます。
より多くの種類の仮想通貨が登場する
今後、取引所などで取引される仮想通貨の種類が増えていくと考えられます。
なぜなら、仮想通貨を作成すること自体には資金や資格が必要ないからです。
2020年以前は1000種類にも満たなかった仮想通貨ですが、いまやDappRadarに登録されている銘柄だけでも1万種類を超えました。
仮想通貨を導入する企業や、DAOのようなビジネス形態が今後増加していけば、仮想通貨の種類はさらに増えていくでしょう。
草コインはハイリスク・ハイリターン
仮想通貨が多くなると価値の小さいトークン(草コイン)が増え、ハイリスクかつハイリターンな投資の機会が増えます。
草コインはプロジェクトが頓挫して無価値になる可能性が高い反面、成長できれば数十倍、数百倍と価値が上がる可能性を秘めています。
たとえば、もともとジョークで作られたドージコインは1円未満の価値でしたが、著名人の発言により2021年5月には約61円の高値が付きました。
すべての仮想通貨がドージコインのように大きく成長するわけではありませんが、少額から投資しやすいのが魅力的といえるでしょう。
こうした投資対象が増えることで、仮想通貨に触れるきっかけも増える可能性が考えられます。
取引を始める際の敷居が低くなる
仮想通貨のインフラ整備が進んでいるため、取引を始める際の敷居は今後低くなるでしょう。
現状の仮想通貨は、以下の問題点があるため敷居が高い傾向です。
- 仮想通貨を保有するには専用のウォレットが必要
- ハッキングやスキャムの被害を受けやすい
- 日本円に換金するのに手間がかかる
しかし、日本円ステーブルコインJPYCや、セキュリティアプリKEKKAIなどの開発により、初心者でも利用しやすい環境作りが進められています。
また、海外のように現物ETF承認が進めば、証券市場で仮想通貨に投資できるようになるため、取引の新規参入者が増える可能性も。
将来的には、Aurora Cardのように仮想通貨で日本円決済できるクレジットカードが一般化し、店舗でも気軽に仮想通貨を利用されるようになるかもしれません。
導入する大手企業が増加する
今後ますます多くの大手企業が仮想通貨を導入すると予想されます。
すでにPayPalやSquareなどの決済サービスがビットコインを採用し、支払い手段や投資資産として活用しています。
これにより、企業が仮想通貨を自社サービスや製品に統合する動きが加速する可能性が高いのです。
現状でも日本でメタバースなどに取り組んでいる企業がいくつも存在しており、仮想通貨と連携しているサービスも。
さらに多くの大手企業が仮想通貨を導入するようになれば、市場の信頼性が向上して拡大がさらに促進されるでしょう。
仮想通貨の今後を予想する際の注目点
仮想通貨の将来性を予測する際には、以下5つの要素に注目することが重要です。
- 取引量の多さ
- セキュリティー性の高さ
- 開発コミュニティーの活発さ
- 使用できる範囲の広さ
- 法規制による影響の大きさ
1.取引量の多さ
仮想通貨の将来性を予測するにあたって、売買による取引量の多さは必ずチェックすべき要素の一つです。
ビットコインなどの主要仮想通貨の取引量は、需要と供給のバランスや市場の信頼性を示します。
取引量が多いほど、市場の流動性が高まるとともに価格の安定性も増し、将来性が期待できます。
逆に取引量が少なくなれば、需要と供給のバランスが保てなくなるため価格が安定せず、将来性が損なわれるでしょう。
今後、取引量が増加する通貨は市場での存在感を増し、成長が期待されます。
2.セキュリティー性の高さ
ブロックチェーン技術のセキュリティー性は、今後の仮想通貨の発展を支える重要な要素です。
ブロックチェーンではハッキングなどのトラブルが多発しているため、仮想通貨の初心者が資産を守るのが難しくなっています。
ブロックチェーン自体のセキュリティー性もさることながら、何も知らないユーザーが意識せず資産を守れるようなアプリや環境を用意する必要があるでしょう。
セキュリティーが強固になればなるほど、ハッキングリスクが低減し、投資家が安心して利用できる環境が整います。
3.開発コミュニティーの活発さ
仮想通貨の将来性には、開発者コミュニティーの活発さも大きく関わってきます。
強力かつ活発なコミュニティーをもつプロジェクトであれば、新機能やアップデートが絶え間なく進められるでしょう。
開発が進む中で、ブロックチェーンの新たな可能性が発見され、仮想通貨全体の成長に繋がる可能性も考えられます。
もしコミュニティーが活発でなければ、開発は停滞しがちになり、コミュニティーの参加者も離れていくことに。
仮想通貨の今後を計るためにも、コミュニティーの動向を見極める必要があります。
4.使用できる範囲の広さ
仮想通貨がどれだけ広い範囲で使えるかは、将来性を知るための重要な要素の一つです。
仮想通貨の資産的な価値を高めるには、利用できる範囲を広げてユーティリティを高める必要があります。
ビットコインやイーサリアムの価値が高まっているのも、支払い手段やスマートコントラクトのプラットフォームとして活用できる場が増えている点が一つの要因といえるでしょう。
とくに商業や金融分野での実用性が広がれば、需要の増加や価格の安定が期待され、今後の成長が期待できます。
5.法規制による影響の大きさ
仮想通貨の市場全体において大きな影響を与える要因の一つは、各国の法規制です。
規制によって仮想通貨の取引や利用が制限されると、場合によっては市場価値は大きく揺れてしまいます。
たとえば、2021年9月には中国人民銀行で仮想通貨の取引が禁止された影響を受け、ビットコインの価格が約9%下落しました。
一方で、税金など規制が明確化することで、より多くの投資家や企業が安心して仮想通貨を取り扱うようになり、市場が安定化する可能性もあります。
法規制の動向を注視することは、仮想通貨の将来性を見極める上で欠かせない要素となります。
今後おすすめの仮想通貨ランキング
仮想通貨市場の将来性を知る意味でも、今後も成長する可能性の高い仮想通貨に注目するとよいでしょう。
ここでは、今後が期待できる以下の注目すべき仮想通貨を紹介します。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ソラナ(Solana)
- リップル(XRP)
- ドージコイン(DOGE)
1.ビットコイン(BTC)
2009年にローンチされた、世界で最初の仮想通貨です。
ほかの仮想通貨と比べて非常に高い価値を持っており、金に代わるデジタルゴールドとしての地位を確立しています。
供給量が限られているため、長期的な資産保全手段としての魅力が高く、インフレ対策やリスク分散のために投資されることが多いようです。
また、ビットコインETFの承認や大手企業の導入が進むことで、さらなる市場の成長が期待されます。
今後も仮想通貨の基軸通貨として重要な役割を果たし続け、価格の上昇や市場拡大に寄与するでしょう。
2.イーサリアム(ETH)
2015年に一般公開された、ビットコインに次ぐ人気を誇る仮想通貨です。
スマートコントラクトを実装したブロックチェーンを開発し、分散型アプリケーション(DApps)や分散型金融(DeFi)といったプラットフォームの基盤となっています。
デジタル資産NFTが誕生したプラットフォームでもあるため、仮想通貨業界に与えた影響は非常に大きいといえるでしょう。
イーサリアムを基盤とした二次的なブロックチェーン(レイヤー2)も数多く展開されているため、需要がさらに高まって価値が向上する可能性に期待できます。
3.ソラナ(Solana)
2020年に発行された、高速な取引処理と低コストで注目を集めているブロックチェーンの仮想通貨です。
スピードと効率性においてイーサリアムよりも優れており、イーサリアムキラーの一つとして知られています。
イーサリアムと同様にスマートコントラクトを実装でき、多くのプロジェクトや分散型アプリケーションに採用されています。
関連プロジェクトが大規模なエアドロップを実施したこともあるため、今後の成長に注目するユーザーが多いのです。
Solana Payのような決済サービスも提供され、一般利用者も触れやすい環境が整いつつある点も期待できます。
4.リップル(XRP)
2013年に発行を開始した、中央集権的な性質が強い仮想通貨です。
すでに発行が完了している1000億枚のXRPのうち半分以上をリップル社が保有しており、仮想通貨やネットワークに関する決定権が分散化されていません。
信頼できる少人数に承認作業を任せるプルーフ・オブ・コンセンサスの仕組みを採用しているため、3.3秒で完了する高速送金や1円以下の手数料を実現しています。
XRPを利用した国際送金ネットワークRippleNetは全世界の金融機関が提携しており、その数は世界45か国以上300社以上にのぼります。
現在の国際送金によく利用されているプラットフォームSwift(国際銀行間通信協会)に代わる存在として、今後の展開に要注目です。
5.ドージコイン(DOGE)
インターネット上の人気のある画像(ミーム)をもとに、2023年に発行された仮想通貨です。
当初は仮想通貨への風刺を目的に作られましたが、コミュニティーの強力な支持や著名人の影響により人気や価格が急上昇しました。
一部の企業ではドージコインによる決済を受け付けており、電気自動車の大手テスラ社もドージコインに関するよくある質問ページを設置するといった動きを見せています。
将来的に新たなパートナーシップ提携や実用性の拡大が進めば、さらに注目される仮想通貨となるでしょう。
仮想通貨の今後に関するQ&A
仮想通貨の今後に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- 価格は今後上昇し続けますか?
- 暗号資産取引所で口座開設する方法がわかりません
- 仮想通貨を買うのにおすすめの取引所は?
- 仮想通貨を買うときの注意点やデメリットは?
- 草コインを買うにはどうすればいいですか?
- 価格は今後上昇し続けますか?
-
仮想通貨の価格に関する不確定要素が多いため、上昇し続けるとは一概に言えません。
価格が上昇するには、需給のバランスや規制の動向、大手企業の導入、技術革新などの要因が必要です。
ビットコインやイーサリアムのような主要通貨は、長期的に成長が期待されている一方で、短期的には市場の変動が激しく、価格が下がる可能性も十分あるでしょう。
草コインでは価値がほぼ0円になることも珍しくないため、投資判断の際には市場をよくチェックすることが重要です。
- 暗号資産取引所で口座開設する方法がわかりません
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暗号資産取引所での口座開設は、以下の手順でできます。
- 取引所の公式サイトでアカウント登録を開始する
- 必要な情報(氏名、メールアドレス、パスワードなど)を入力する
- 認証メールを確認する
- 身分証明書を提出して本人確認(KYC)を済ませる
無料で開設できるので、仮想通貨に興味が出たら取引所を利用してみるとよいでしょう。
- 仮想通貨を買うのにおすすめの取引所は?
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仮想通貨を購入する取引所は、使いやすさや手数料、取扱銘柄などの観点で選ぶのがおすすめです。
取引所の詳細や選び方について以下の記事でまとめているので、ぜひご覧ください。
【2024年最新】仮想通貨取引所比較ランキング15選|初心者におすすめの選び方も解説! | meta land 国内、海外取引所12選を取扱銘柄数や手数料などをもとにしてランキング形式で紹介。選び方のコツやトラベルルールについても解説します。 - 仮想通貨を買うときの注意点やデメリットは?
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仮想通貨を購入する際には、以下の注意点とデメリットに気を付けてください。
- 価格変動が大きいため短期間で大きな損失を被るリスクがある
- 取引所やウォレットがハッキングされる可能性もある
- 自身のウォレットの管理ミスやスキャムによって資産が喪失する場合もある
- 各国の法規制による仮想通貨の取引や使用への影響に注意する
せっかく利益を得ても失ってしまっては意味がないので、とくにセキュリティー性には注意しましょう。
- 草コインを買うにはどうすればいいですか?
-
草コインを買うには、PancakeSwapなどの分散型取引所(DEX)や、MEXCなどの海外取引所を利用する必要があります。
それぞれの取引所の使い方を解説している記事があるので、気になる方はぜひ参考にしてください。
ただし、草コインは価格変動が激しくリスクが大きいので、購入する際は十分に注意しましょう。
【スマホアプリ版】PancakeSwap(パンケーキ・スワップ)完全ガイド!v3やPancake Protectorsの使い方も解… BSC上で注目を集める仮想通貨取引所、PancakeSwap(パンケーキ・スワップ)。利点やスマホでの使い方、その他機能をご紹介します。【2024年9月最新】MEXCの口座開設・登録方法を徹底解説|本人確認(KYC)認証からキャンペーン情報も紹介 |… MEXCはシンガポールに拠点を持つ海外仮想通貨取引所です。口座開設方法を画像つきで徹底開設。最新のキャンペーン情報や口座開設時の注意点についても紹介しています。
まとめ
本記事では、仮想通貨の今後について解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 長期的にはビットコインをはじめとした仮想通貨の価格上昇が期待できる
- 仮想通貨を利用するプロジェクトや銘柄の増加も見込める
- 今後の成長を予想するには取引量やコミュニティーなどのチェックが必要
- 現在おすすめできる人気の高い仮想通貨は今後も成長する可能性が高い
- 仮想通貨の価格は上がり続けるとは限らないので要注意
仮想通貨は今後も成長するポテンシャルを秘めているものの、まだまだ未知数でリスクも伴います。
投資する際は仮想通貨全体や各銘柄の動きに注目し、今後を予想しながら判断していきましょう。