【Oasys Special Eventレポート】新作ブロックチェーンゲーム10作品を紹介

提供:OASYS

Oasysは2023年6月28日、新作ブロックチェーンゲームの発表会「Oasys Special Event」を京都・二条城にて開催しました。

Oasysとは?

ブロックチェーンゲームに特化した仮想通貨プロジェクト。特徴として処理速度の速さやガス代が不要な点が挙げられる。

Oasys Special Eventは、クリプトカンファレンス「IVS Crypto 2023 KYOTO」のサイドイベントです。

IVS Crypto 2023 KYOTOには世界中のWeb3.0起業家や投資家、開発者が集まりました。

Oasysによると当日の来客数は2,000人。予約チケットは完売し、会場にはブロックチェーンゲーム開発者や、多くのファンが集まりました。

Oasys Special Event特設ステージと観客
提供:OASYS
目次

新作ブロックチェーンゲーム全10作品を紹介

Oasys Special Event特設ステージ
Oasys Special Event特設ステージ

ブロックチェーンゲームの発表会は特設ステージにて行われ、企業ごとにOasysチェーンを採用した新作ゲームを発表しました。

今回は、発表された10作品の新作ブロックチェーンゲームを紹介します。

1.Battle of Three Kingdoms|SEGA&double jump.tokyo

Oasys Special Eventで発表されたBattle of Three Kingdoms
出典:Battle of Three Kingdoms

Battle of Three Kingdomsは、オートバトル制のNFTトレーディングカードゲーム。セガから「三国志大戦」のライセンス許諾を得て開発されました。

三国志大戦とは?

2005年からゲームセンターで稼働している1対1のカードゲーム。三国志に登場する武将がモデル。

プレイヤーはバトル時に相手プレイヤーのチームを見極め、3分以内にデッキを構築する必要があります。

Battle of Three Kingdomsのバトルシステム解説画像
発表会ではゲームシステムについて解説された

ゲームはオートバトルで進むため、デッキ構築時の戦略が重要となるでしょう。

Battle of Three Kingdomsは、2023年秋頃にOasysチェーン上でリリース予定です。

2.龍造-RYUZO-|BANDAI NAMCO Research

Oasys Special Eventで発表された龍造-RYUZO-
出典:oasys.games

BANDAI NAMCO Researchからは、OASYX series2の龍造-RYUZO-が発表されました。

OASYXとは?

Oasysブロックチェーンを活用したNFTブランドの確立を目的としたプロジェクト。

Oasys上に展開するVerseを選択すると、「MARYU」と呼ばれるNFTが変化します。

「MARYU」からはAI生命体「RYU」がSBT(譲渡不可能なNFT)として誕生。RYUはそれぞれ独自の特性を持ち、第5世代まで育成可能です。

RYUはそれぞれ独自の特性を持ち、第5世代まで育成可能

「MARYU」はすでに販売されており、NFTマーケットプレイスtofuNFTから購入できます。

龍造-RYUZO-は2023年7月末にリリース予定です。

3.電音部|BANDAI NAMCO Entertainment

BANDAI NAMCO Entertainment 池田準氏がOasysとの提携について語る
Oasysとの提携について語る執行役員 池田準氏

BANDAI NAMCO Entertainmentからは、音楽を原作としてさまざまなIPを推進する「電音部」とのOasysチェーン提携が発表されました。

まだゲームやアニメは用意されていませんが、発表会ではイメージムービーを公開。メタバース上でのライブイベントの様子や町並みが披露されました。

電音部のイメージムービーの画像

今後、Oasys上でブロックチェーンゲームをリリースするとのことです。

電音部のコンテンツや最新情報は公式サイトから確認できます。

4.クイズでためる『QAQA』|BLOCKSMITH&Co.

Oasys Special Eventで発表されたクイズでためる『QAQA』
出典:クイズでためる『QAQA』

BLOCKSMITH&Co.からは、クイズでためる『QAQA』が発表されました。クイズでためる『QAQA』は、ユーザー主導のクイズアプリ。

クイズは誰でも作成でき、インフルエンサーやYouTuberなどの有名人が作成するクイズも出題されます。

また、開発中のAIクイズジェネレーターを活用して、YouTubeやブログなどのコンテンツから自動的にクイズや動画を生成する予定です。

代表取締役CEO 真田哲弥氏がクイズ形式でQAQAの特徴を紹介する様子
代表取締役CEO 真田哲弥氏がクイズ形式でQAQAの特徴を紹介

さらに、NFTを購入すればクイズ正解時の報酬が増加。NFTはOASと独自トークンBLQSで購入可能です。

2023年12月にβ版がリリースされ、2024年1月に正式版がリリースされる予定。

2023年6月26日からα版がリリースされているため、公式サイトからゲームをダウンロードすればQAQAを体験できます。

5.De:Lithe Last Memories|enish

Oasys Special Eventで発表されたDe:Lithe Last Memories
出典:De:Lithe Last Memories

進撃の巨人や五等分の花嫁のスマホアプリを開発するenishは、ローグライク・ハッシュ&クラッシュゲームDe:Lithe Last Memoriesを発表しました。

ローグライク/ハッシュ&クラッシュとは?

ローグライクとは、プレイする度にダンジョンの形が変わるゲームシステム。ハッシュ&クラッシュは、大量の敵を倒し尽くすことが目的のゲーム。

ゲームには記憶を失った無感情な美少女キャラクターが登場。物語を進める中で記憶を取り戻し、徐々に感情を取り戻します。

NFTを組み合わせればオリジナルダンジョンを作成でき、他のプレイヤーがプレイ可能です。

ゲームシステムを解説するプロデューサーの久保愛美氏の様子
ゲームシステムを解説するプロデューサーの久保愛美氏

De:Lithe Last Memoriesは2024年にOasys上でリリース予定です。

6.コインムスメ|DM2C Studio × Eureka Entertainment

Oasys Special Eventで発表されたコインムスメ
出典:コインムスメ

DMM.comを親会社に持つDM2Cスタジオからは、3つのタイトルが発表されました。

1つ目はEureka Entertainmentと共同開発した、仮想通貨を擬人化したゲーム「コインムスメ」

仮想通貨を擬人化したアイドルNFTを5枚揃えてデッキを構築し、他のプレイヤーとアリーナバトルを行います。

一定期間内で最もパフォーマンスが良い仮想通貨を予想する騰落率レースなどに参加すれば、仮想通貨MSMを獲得できます。

テーマソング「Bi-bi-bi Bit」はavexが楽曲提供。

発表会ではゲーム内キャラクターのビット役の声優を担当する林柚月さんと、オアシス役の山崎夏菜さんのライブイベントが行われました。

テーマソング「Bi-bi-bi Bit」を披露する林柚月さんと山崎夏菜さん
テーマソング「Bi-bi-bi Bit」を披露する林柚月さん(左)と山崎夏菜さん(右)

7.かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM|DM2C Studio

Oasys Special Eventで発表されたかんぱに☆ガールズ RE:BLOOM
出典:kanpani-girls.com

DM2C Studioから発表された2つ目のタイトルは、戦略オートパトロールRPGかんぱに☆ガールズ RE:BLOOM

累計250万人がプレイした大人気ブラウザゲームかんぱに☆ガールズが、Oasysチェーンを採用しブロックチェーンゲームとしてリリースされます。

かんぱに☆ガールズとは?

異世界に転生した主人公が「剣と魔法の世界」で傭兵会社の社長として活躍するゲーム。

初期費用無料でプレイでき、Oasysチェーンを活用することでガス代も無料。

これまでブロックチェーンゲームをプレイしたことのないプレイヤーの参入が期待できます。

かんぱに☆ガールズ RE:BLOOMは2024年1月〜3月にリリース予定です。

8.神櫓-KAMIYAGURA-|DM2C Studio&Digital Entertainment Asset

Oasys Special Eventで発表された神櫓-KAMIYAGURA-
出典:HEROZ

DM2C Studioから発表された3つ目のタイトルは、NFTトレーディングカードゲーム神櫓-KAMIYAGURA-

「ブロックチェーン」「AI」「メタバース」を組み合わせ、新しいバトルシステムを開発しています。カードバトルに勝利すれば仮想通貨DEPを獲得可能。

神櫓-KAMIYAGURA-について解説するプロデューサー 祝 達哉氏の様子
神櫓-KAMIYAGURA-について解説するプロデューサー 祝 達哉氏

神櫓-KAMIYAGURA-は2024年リリース予定を目指し開発中です。ゲームはDigital Entertainment Assetが運営する「PlayMining」にて公開されます。

9.Summoners War: Chronicles|Com2uS

Oasysとの提携について語るPresident Kyu Lee氏の様子
Oasysとの提携について語るPresident Kyu Lee氏

韓国に拠点を置くCom2uSは、Oasysとの提携を発表しました。

独自展開するブロックチェーンメインネット「XPLA」において、日本のブロックチェーンゲーマーや開発者をサポートするエコシステムを展開する予定とのこと。

Com2uSが「XPLA」において、日本のブロックチェーンゲーマーや開発者をサポートするエコシステムを展開

また、アクションRPG「Summoners War: Chronicles」のIPを活用し、Oasysを採用したブロックチェーンゲームをリリースすると発表しました。

Summoners War: Chroniclesとは?

広大な3Dフィールドを冒険し、他のプレイヤーと協力して敵を倒したり、対戦したりできるゲーム。累計ユーザー数は500万人を超える。

10.Champions Tactics: Grimoria Chronicles|Ubisoft

Oasys Special Eventで発表されたChampions Tactics: Grimoria Chronicles
出典:Ubisoft

Ubisoftは、同社初のブロックチェーンゲーム「Champions Tactics: Grimoria Chronicles」をOasysチェーン上で展開すると発表しました。

Ubisoftとは?

フランスに拠点を持つゲーム制作会社。代表作として「アサシングリード」や「プリンス オブ ペルシャ」などが挙げられる。

あわせて読みたい
- YouTube YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たã...

プレイヤーは神話上の登場人物でチームを編成し、他のプレイヤーと戦います。ゲームの詳細はまだ発表されていないため、公式TwitterDiscordをチェックしておきましょう。

人気タイトルを制作する大手制作企業UbisoftがOasysを採用したことで、Oasysチェーンの存在感が増すことが期待されます。

Champions Tactics:Grimoria Chroniclesを紹介するVP Nicolas Pouard氏の様子
Champions Tactics:Grimoria Chroniclesを紹介するVP Nicolas Pouard氏
MIXI|Oasysバリデーターとして参加
MIXIはOasysバリデーターとして参加

MIXIはOasysのバリデーターとして参加することを発表。Oasysチェーンを活用して、モンスターストライクシリーズのブランド強化を目指すとのこと。

バリデーターとは?

ブロックチェーンに記録されるデータ内容の正しさを検証する役割。

具体的な取り組みは未定ながら、Oasysの高セキュリティなブロックチェーン技術に期待していると発表しました。

大手企業MIXIがOasysバリデーターに参加したことで、より安定したブロックチェーンの運用が期待できます。

会場にはDJブースや屋台も用意された

大沢伸一氏によるDJパフォーマンスの様子
大沢伸一氏によるDJパフォーマンス

会場内には特設ステージだけでなく、屋台やDJブースが設置されお祭りムードに。飲食物は無料で提供され、来場者がイベントを楽しむ様子が見られました。

チームラボによる光のアート空間の様子
チームラボによる光のアート空間が会場を彩った

また、プロジェクト毎に特設ブースが設営され、来場者にサービスの紹介や記念品の配布イベントが実施されました。

Oasys Special Eventで特設されたブース

国内外から注目を集めるOASYS

OASYSはBANDAI NAMCOやMIXI、DMMなどの国内企業だけでなく、UbisoftやCom2uSなどの海外企業との提携を発表しました。

今回、Oasys Special Eventに参加した企業を皮切りに、世界中の企業がOASYSと提携することが予想されます。

ブロックチェーンに特化したOASYSは、日本国内でのブロックチェーンゲーム普及に大きな存在感を示すことになるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「Metaland編集部」は、Web3.0、メタバース、AIといった最新のトピックを皆様にお届けします。専門知識がない方でもご心配は不要です。情報を深くかつ分かりやすく解説することを重視し、新しいデジタル時代への案内役となることを目指しています。一緒に新たなステップを踏み出しましょう!

目次