2025年4月、Bitget Research チーフアナリストRyan Lee(リャン・リー)氏によると、金価格の上昇とともに、金に裏付けられた暗号資産のPAX Gold(PAXG)への関心が高まっているとのこと。
特に、インフレや関税政策への不安を背景に、安全資産としての金とそれをデジタル化したPAXGに注目が集まっている状況です。

PAXGは「金×ブロックチェーン」のハイブリッド資産

PAXGは、1トロイオンスの実物の金に裏付けられた暗号資産で、ブロックチェーン上で金と同等の価値を持つ実世界資産(RWA)の一種です。
伝統的な金融の安定性とWeb3の技術を融合したこのトークンは、次のような点で注目されています。
- 関税政策の影響で金への関心が高まり、需要が拡大
- マクロ経済リスクに備えるヘッジ手段として有効
- 透明性とグローバルなアクセス性を備える
こうした特性は、暗号資産がマクロ経済リスクへの備えとして進化する市場の流れと一致しています。
特に不安定な相場が続く中で、この傾向は今後さらに強まると見られるでしょう。
RWAの拡大と仮想通貨市場の新たな流れ
PAXGのほかにも、Tether Gold(XAUT)など金に裏付けられたトークンは、同じような投資先として注目されています。

2025年には、RWA(実世界資産)の市場がさらに広がり、より多くの伝統的な資産がWeb3に取り込まれることで、分散型金融(DeFi)の普及が加速すると見られています。

価格の予測は難しいものの、インフレによって金価格が上昇すれば、PAXGは2025年中に3,500〜4,000ドル(約52万〜60万円)に達する可能性もあるでしょう。
ただし、市場の動きには慎重に対応する必要があります。
引用ソース:Bitget Research
