ChatGPTを使ってできる副業13選|文章作成からチャットボット開発まで幅広く解説

AIを利用して副業する女性

2023年にリリースされ、注目を集めているChatGPT。最近はこれを利用して副業に取り組む人も出てきました。

しかし、

  • ChatGPTで本当に副業ができるのか知りたい
  • どのような副業があるのか知りたい
  • どの程度稼げるのか知りたい

このように考えている人も多いでしょう。結論から言うと、ある程度の知識があればChatGPTを使って副業することは可能です。

ブログ執筆から翻訳、占いに至るまで様々な副業に活かせます。

本記事では具体的な副業のジャンル13選を紹介するので参考にしてください。

目次

ChatGPTを使ってできる副業13選

パソコンで副業に取り組む女性

ChatGPTでできる副業はいくつもあります。ただ、取り組みやすいところでいえば以下が挙げられるでしょう。

  1. ブログ執筆
  2. Webライティング
  3. 翻訳
  4. イラスト制作
  5. プロンプト作成
  6. キャッチコピー作成
  7. 電子書籍販売
  8. 事務作業
  9. SNS運用
  10. 占い
  11. チャットボット開発
  12. ChatGPTと他サービスの連携作業の代行
  13. AIコンサルティング

上記はある程度の知識や学習の意欲があれば、副業として成立しうるジャンルです。それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

なお仕事の依頼者を探すなら、クラウドソーシングのクラウドワークスや、スキルシェアサービスのココナラを使うのがおすすめ。ほぼすべてのジャンルで役立つので、登録しておきましょう。

1.ブログ執筆/ChatGPTによる記事執筆でアフィリエイト収入を

ブログといえば、昔から副業の定番として知られています。ChatGPTが登場したことで、より簡単に取り組める副業となりました。

ChatGPTを使えば、簡単な指示を出すだけで、ある程度の文章を作成できます。

ChatGPTを利用したブログ執筆例

このように<h2>タイトル(見出し)を入力するだけで、上図のようなアウトプットが得られます。生成された文章をベースに加筆していけば、従来よりもすみやかにブログ記事を作成可能。

これを繰り返すことで、記事を多数作成し、広告収入などを得られます。

ChatGPTを使えば、継続がむずかしいブログ運営もいくらか楽になるでしょう。

2.翻訳/一定の語学力があれば十分に実現可能

ChatGPTがあれば、翻訳の仕事を行うことも可能です。

ChatGPTを利用した翻訳例

ChatGPTに指示をすると、上記のとおり、ある程度のクオリティで翻訳ができます。手直しできるほどの語学力があれば、翻訳に関するクラウドソーシングの依頼を受け付けられるでしょう。

日本語から英語に翻訳する案件も受注できます。

3.イラスト制作/DALL・E3を使ってイラストレーションを実施

ChatGPTを使えば、イラスト制作も実施できます。

GPTにはDALL・E3という画像生成AIが追加されています。これを活用すれば、簡単に高品質なイラストを出力可能

ChatGPTを利用した生成イラスト例

さらに「もうすこし暗いイメージにしてほしい」などといった微調整もかけられます。

こうしてアウトプットしたイラストを販売すれば、収益を得ることが可能。またイラストACなどの画像素材サイトにアップすれば、ダウンロードされるたびに収益を得られます。

ChatGPTの画像生成機能を利用するには、有料版(月額20ドル)に登録する必要があります。

4.Webライティング/クラウドソーシングで記事執筆を受注

Webライティングは、副業において非常に人気の高いジャンルです。これもChatGPTで、ある程度簡単にできるようになりました。

まずはクラウドワークスなどで、Webライティングを依頼している人を探しましょう。そして依頼に沿って、ChatGPTに一部執筆させます。

「Webライティング 始め方」のキーワードでChatGPTに出力してもらった結果

たとえば「見出しを書いて」と指示すると、上図のように文章がアウトプットされます。これをクライアントの要望に沿うようにカスタマイズしましょう。

これである程度のレベルのWebライティングを実施し、副業収入につなげられます。

ただしChatGPTの使用を禁じている依頼もあります。きちんと禁止事項を確認してから取り組みましょう。

5.キャッチコピー作成/商品やサービスを魅力的にアピール

キャッチコピーの作成でも、ある程度稼ぐことが可能です。

キャッチコピーとは、「ココロも満タンに(コスモ石油)」や「お口の恋人(ロッテ)」のように、その会社にフィットするワンフレーズのことを指します。

これもクラウドワークスなどで発注されており、採用されれば収益を得ることが可能。

ChatGPTでもプロンプトを入力すれば、簡単にキャッチコピーを出力できます。

ChatGPTを利用して作成してもらったキャッチコピー例

このように自分だけのプロンプトを作成し、キャッチコピーを出力し、クラウドワークスで応募しましょう。

ただしキャッチコピーの採用倍率は非常に高く、競争が激しい点に関して注意してください。

6.電子書籍販売/本を執筆してAmazon Kindleで販売

ChatGPTがあれば電子書籍を出版することも可能です。Webライティングやブログ執筆と同じ要領で本文を作成し、手直しして書籍として仕上げています。

原稿ができたら、表紙を作成。これはCanvaで作成する、表紙作成のスキルを持つ人に依頼するなどの方法が考えられます。

そしてそれをAmazon Kindleなどに公開。そうすれば、販売もしくはダウンロードが生じるごとに収益を得られます。

とはいえ、電子書籍を書くにはある程度の知識は必要です。Webで調べる、練習するなどしてスキルを培いましょう。またCanvaやAmazon Kindleのコラムを見て、これらの使い方も理解しておきましょう。

7.事務作業/メール返信やデータ入力を実施

以下のような各種事務作業も、ChatGPTを使えば効率的に進められます。

  • メール返信
  • データ入力
  • シフト作成
  • 議事録作成
  • レポート作成etc.

これらは基本的にExcelやWordを使います。そしてChatGPTを組み合わせれば、作業を簡単に進められるわけですね。

たとえばメール返信では、プロンプトを入力して、テンプレートを出力できます。

ChatGPTを利用して生成してもらったメール文例

上図がプロンプト一例です。

メール文を生成するプロンプト例

結果、上図のアウトプットが得られました。すこしアレンジすれば、効率的にメール返信ができます。

データ入力やExcelレポートの作成では、ChatGPTは、必要な関数を聞くなど、アドバイザーのような形で活用します。ChatGPTの指示に従えば通常よりもテンポよく作業を進められるでしょう。

8.SNS運用/X(Twitter)やInstagramの運用に活用

SNS運用も、ChatGPTを活用することで、大幅に負担を減らした状態で取り組める副業です。

ここでいうSNS運用とは、X(Twitter)やInstagramなどで注目に値する情報を発信し、企業案件にかかる報酬を得ることを指します。

これは、ChatGPTがなくても取り組めるでしょう。しかしChatGPTを活用すれば、投稿文を自動でアウトプットできます。またCanva AIやStable Diffusionなどを使えば、画像を生成することも可能

うまくAIの力を借りて、継続がむずかしいSNS運用を、副業と呼べるレベルまで高めていきましょう。

なお、クラウドワークスやココナラでは、SNS運用担当者を求める案件もあります。自信があればそちらにもチャレンジしてみましょう。

9.占い/会話形式でアドバイスを得られる

ChatGPTがあれば、占いを副業にすることも可能です。専用のプロンプトを作成すれば、悩みを入力するだけで詳細な占い結果をアウトプットできます。

生成AIプロンプト研究所で高品質なプロンプトがあるので、これをアレンジして使いましょう。これを利用すると、以下のようなアウトプットが得られます。

占い結果を出力するChatGPT

そして占いサービスを、ココナラ電話占いヴェルニなどで出品しましょう。そしてそれを

占い結果として提供すれば、副業として収入を得られます。

ただし占いのサービスは競争が激しいため、SNSで発信する、ブログを運営するなどして、集客するなどの工夫が求められます。

10.プロンプト作成/ChatGPTの専門家に

ChatGPTから良質なアウトプットを得るには、プロンプトの品質を高めるのが重要です。そしてプロンプトの作成も、副業になり得ます。便利なものを作って、ココナラやプロンプト取引サイトで販売しましょう。

たとえばPromptPlusでは、誰でも簡単に作成したプロンプトを販売できます。

PromptPlusのトップページ
出典:PromptPlus

ある程度ChatGPTに慣れておく必要はありますが、プログラミングなどの知識は必要ありません。ただし良質なプロンプトを作るには、情報収集する、何度も入力してブラッシュアップするなどの努力が必要です。

すこし難易度が高いので、プロンプト作成に自信がある人におすすめです。

11.チャットボット開発/プログラミングスキルがあればチャレンジ可

ChatGPTを使えば、チャットボットを開発することも可能です。APIを使えば、クライアントの利用しているツールと連動させられるため、これが副業として成り立つわけですね。

APIとは?

ソフトウェアを動かすプログラムを外部から操作するためのインターフェース。

実際、Pythonを使ってチャットボットを開発しているエンジニアもいます。プログラミンスキルとChatGPTに対する理解度に自信がある人は、一度検討してみましょう。

ただし案件数がやや少ない、もしくは減少気味である点に注意してください。

12.ChatGPTと他サービスの連携作業の代行

ChatGPTと他サービスを連携させる作業も、副業にすることが可能です。これも難易度は高いですが、リターンが大きいので取り組む価値は十分にあるでしょう。

たとえばChatGPTで開発したチャットボットなどを、クライアントが有するクラウドシステムから操作できるようにする、既存の社内SNSの一部に組み込むなどの作業がこれに該当します。

ただしこれを副業とするには、プログラミングやコーディング、クラウドサーバーなど、幅広い分野に対する理解が求められます。また大きなチームの一員として動く必要があり、多方面と調整する機会も多く、相当な工数がかかるでしょう。

うまくいけば、月数十万円単位での報酬が得られます。しかし副業と呼べないほどの工数やスキルが求められることもある点には注意してください。

13.ChatGPTコンサルティング

ChatGPTの使い方そのものを教えるコンサルティング(コーチング)を副業とする方法もあります。実際にココナラでは同様の趣旨のサービスが多数出品されています。

ココナラでの出品事例
出典:ココナラ

すでにChatGPTに関して十分な知識を有している人におすすめ。またほかの副業に取り組んでいるなかでChatGPTに詳しくなった場合にもチャレンジできます。

ChatGPTはすでに多くの人々の間で使われるツールです。つまりこれに精通している人は、Microsoft Officeを高水準で扱える人物同様に重宝され、収入を得られるチャンスも獲得できるでしょう。

ChatGPTを利用した副業に関するよくある質問

よくある質問

本記事ではChatGPTを利用した副業に関して解説しました。ここではよくある質問に解説します。

  • ChatGPTを使った副業にかかる初期費用は?
  • 初心者にはどの副業がおすすめ?
  • ChatGPTの言っていることは常に正しい?
  • 著作権侵害のリスクはある?

ChatGPTを使った副業にかかる初期費用は?

どの副業に取り組むかにもよりますが、最低限、有料版に当たるChatGPT Plusの月額利用料金(20ドル/月)は必要になるでしょう。

ChatGPT有料版の金額紹介

ChatGPT Plusでは、より進化したGPT-4が利用できます。また、画像生成が可能なDALL・E3や、最新情報が生成されるブラウジング機能なども使えるようになります。どの副業をするにも、登録しておいたほうがよいでしょう。

そのほかにも、副業のジャンルによってはツール使用料などの初期費用が必要になるケースもあります。

初心者にはどの副業がおすすめ?

初心者であれば、以下のような文章を書く副業がおすすめです。

  • ブログ執筆
  • Webライティング

このあたりはAIの力を借りなくとも取り組みやすい部類に入ります。さらにChatGPTによる補助を受けられるので、より簡単になります。

ブログ執筆は、クライアントに当たる人物がいないため、自分のペースで取り組むことが可能。Webライティングも案件を見つけやすく、受注しやすいのがポイントです。

特にスキルがないと考えるなら、このあたりから取り組んでみましょう。

ChatGPTの言っていることは常に正しい?

常に正しいとは限りません。ChatGPTは誤った情報をアウトプットすることがあります。

たとえば日本のロックバンドYOASOBIの代表曲を10曲アウトプットさせたところ、存在しない楽曲「モノクロ」を回答に含めていました。

ChatGPTが出力したYOASOBIの代表曲10選(虚偽の曲名あり)

ChatGPTは指示を理解するのが得意ですが、事実に即した情報をアウトプットするのを不得手とします。ChatGPTが述べていることは正しいか、きちんと確認するクセをつけましょう。

著作権侵害のリスクはある?

ChatGPTで得られたアウトプットが、著作権侵害に該当することはあります。特にイラストレーションでは注意が必要です。

文化庁によれば、「AIが作成したものでも、類似性と依拠性の両方があるなら、著作権侵害が成立しうる」とのこと。つまり「よく似ていて、また『盗用、真似しよう』と思っていた」場合は、訴えられたときに法的責任を取ることを求められるわけです。

つまり、ChatGPTのDALL・E3で生成したイラストを販売する場合、著作権を侵害しないように注意する必要があります。特に、すでに存在するイラストを参考にすることは、依拠性を満たしてしまうため、避けなければいけません。

まとめ

本記事ではChatGPTによる副業13選を解説しました。最後にChatGPTを使った副業をする上で重要なポイントをおさらいしましょう。

  • 取り組む副業の知識があれば、ChatGPTを活かして仕事ができる
  • 副業に使うならChatGPTの有料版(20ドル/月)に登録するのがおすすめ
  • イラスト作成の副業をする際は著作権侵害に注意
  • プログラミングの知識があるならチャットボット作成がおすすめ
  • ChatGPTを上手く使いこなせるのであればコンサルティング業務がおすすめ

初心者には、ブログ執筆やWebライティングがおすすめです。ただし、ChatGPTの出力内容が常に正しいとは限らないため、事実確認が必要。また、著作権侵害のリスクにも注意しましょう。

ChatGPTを活用することで、様々な副業に取り組むことができます。自分のスキルや興味に合った副業を見つけ、ChatGPTを上手に活用していきましょう

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この記事を書いた人

「Metaland編集部」は、Web3.0、メタバース、AIといった最新のトピックを皆様にお届けします。専門知識がない方でもご心配は不要です。情報を深くかつ分かりやすく解説することを重視し、新しいデジタル時代への案内役となることを目指しています。一緒に新たなステップを踏み出しましょう!

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