出典:bitFlyer
国内最大級の仮想通貨取引所のbitFlyer。取り扱い銘柄が多く、サービスも充実しており、仮想通貨ユーザーにとって重要な存在といえるでしょう。
しかし、
- bitFlyerは何かしらやばいといわれているのを知った
- 業務改善命令を受けたことがあると聞いた
- とにかく悪い話ばかりを聞く
といったことから、不安を感じている人も多いでしょう。
たしかに悪い噂を聞くと、本当に利用して問題ないか、心配になるところです。
ただ、結論からいえば、ほんの少し心配な点はあるけれど、サービスを活用するうえで大きな問題はないでしょう。
本記事では、bitFlyerが「やばい」といわれる理由や、安心して利用できる根拠、仮想通貨取引所としてのメリットなどを解説します。
bitFlyerの利用を検討している人はぜひ参考にしてください。
仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。
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bitFlyerがやばいといわれる理由
まずbitFlyerが「やばい」といわれる理由に関して解説します。主だったところで以下が挙げられるでしょう。
- 金融庁から業務改善命令を受けたことがある
- bitFlyerのせいで大損したと誤解されている
- 経営状態が不安定になっている
- アクセスや上位表示のためにむやみに叩かれている
1に関しては事実ですが、現在では問題が解消されたと考えられます。
2と3は、bitFlyerの問題ではなく、いわゆるとばっちりを受けているものです。
4に関しては事実であり、唯一bitFlyerに落ち度がある問題だと考えられます。
上記を総合すると、冒頭で述べたとおり「ほんの少し心配ではあるが、大きな問題はない」と表現できるでしょう。
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
1.金融庁から業務改善命令を受けたことがある
まず、金融庁から業務改善命令を受けた点が挙げられます。
2018年6月22日に関東財務局から発表され、同日、bitFlyerが書面で状況を説明しました。
問題点をわかりやすくまとめると以下のようになります。
- 本人確認のシステムに不備があった
- コストカットを優先した結果、内部管理がずさんであった
- 関東財務局に対する説明が事実と異なる部分があった
- そのほか、分別管理や不正流出防止にも問題があった
総合すると、管理体制が甘く、説明にも不備があったとのことです。たしかにこれでは、業務改善命令を受けても仕方ないでしょう。
ただし同日2018年6月22日には、bitFlyer以外の5社に対して、一斉に改善の命令が下されています。したがって「bitFlyerだけが特別に多くの問題を抱えていた」わけではありません(参考:株式会社東京商工リサーチ)。
またbitFlyerに対する業務改善命令は、2019年6月28日に解除されています(参考:日本経済新聞)。つまり、改善が十分になされたと判断できるでしょう。
したがって現在では、問題が解消され、一定以上安心して利用できると考えられます。
とはいえ業務改善命令を受けたことのインパクトは大きく、これがbitFlyerに対する不安感を煽っている点は否めません。管理不足があったのは事実であり、その点を重視するなら、ほかのサービスを利用するのもひとつです。
2.bitFlyerのせいで大損したと誤解されている
また、bitFlyerのせいで大損したと、誤解されている部分があります。これも「やばい」といわれる理由のひとつといえるでしょう。
しかし、仮想通貨取引所のひとつでしかないbitFlyerが、相場を操作できるはずもありません。つまり大損したユーザーが現れた背景には、取引所の作為でなく、相場変動があります。
たとえば2018年11月、仮想通貨テラの価格が1/30まで下落する事件がありました(テラショック)。
この影響で、仮想通貨全体の時価総額が、50%程度まで低下、多くのユーザーが損失を出しました。もちろん問題はテラが暴落したことであり、bitFlyerの責任ではありません。
しかしテラショックなどの背景を知らないユーザーが「bitFlyerに問題があったのでは」と考え、それを噂として伝播し、結果として「bitFlyerがやばい」と誤解される事態に陥っています。
そのほか、仮想通貨取引所では、盗難や紛失の事件が起こっています。しかしこれも取引所側の悪意ではなく、ハッキングを仕掛けた人物の工作によるものです。ただしセキュリティーに穴があった点は、仮想通貨取引所が反省すべき部分でもあります。
3.経営状態が不安定になっている
仮想通貨や取引とは関係のないところで、会社としてのbitFlyerの経営状態が不安定になっている点も「やばい」といわれる理由です。
2019年から2021年の間に3回ほど社長が交代するなど、状況が安定しているとはいえません。
また一部の就活サイトでは「経営層が次々に離職している」「完全に内部崩壊している」といった記載も見受けられます。
そのような点を総合すれば、bitFlyerの経営状態は、あまり思わしくない可能性が考えられます。
これが影響してbitFlyerが危険視されているかもしれません。
4.アクセスや上位表示のためにむやみに叩かれている
bitFlyerの実態がどうであるかにかかわらず、アフィリエイトブログなどで叩かれている側面もあります。
これはbitFlyerをネガティブに言及すると、アクセスやインプレッションが増えるという背景があるからです。
たとえばbitFlyerは使いやすいとコメントしても、さほど注目されません。しかし「あのbitFlyerには、こんな欠点があるのを見つけた!」とコメントすれば、ユーザーの注目を集めることができます。
一アフィリエイトブログやインフルエンサーなどは注目やアクセスを集めたり、ページの表示順位を高くしたりすると儲かるという背景を有しています。
その目的を果たすために、特定のサービスを悪くいう、執拗に戦うと発信する必要があります。
アフィリエイターやインフルエンサーは、発信によってお金を稼ぐのを目的としています。その目的がゆえ、発信内容が実体とかけ離れることは往々にしてあるので、常に注意しましょう。
bitFlyerの特徴と利用するメリット・デメリット
bitFlyerは、やばいといわれることがあります。
また金融庁から業務改善命令を受けたのは、やはり大きなマイナス要因になるでしょう。それでも、bitFlyerを使い続ける理由がいくつかあります。
- 【メリット①】1円から投資できる
- 【メリット②】流動性が高い環境で利用できる
- 【メリット③】取扱銘柄が多い
- 【メリット④】ビットコインによるキャッシュバックを受けられる
- 【デメリット】レバレッジ対応通貨がビットコインのみ
このあたりはbitFlyerの強みになります。それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
【メリット①】1円から投資できる
bitFlyerでは、仮想通貨を1円単位で購入することが可能です。つまり、誰でも簡単に仮想通貨取引・運用を実施できるわけですね。
また、どの仮想通貨も1円から購入できます。
はじめて仮想通貨を購入するユーザーにとってはかなり大きなメリットとなるでしょう。
【メリット②】流動性が高い環境で利用できる
さらに流動性が高い環境で、仮想通貨を取引できるのも大きなメリットです。
ユーザー数と取引高が高く、活発に取引されている状態
流動性が高いことは「いざ仮想通貨を売却しようと考えた際、買い手を見つけやすい」のと同義です。すなわち取引所での売却の注文が通りやすく、価格も安定するでしょう。
そうすると、売りたいときに仮想通貨を売って、売却益を最大限まで高めるといったことができます。また、価格が安定することから、極端な損失が出にくいのもメリットです。
メリット③取扱銘柄が多い
取扱銘柄が多いのもbitFlyerのメリットといえます。
2024年現在、36種類の通貨を扱っています。これは数ある仮想通貨取引所のなかでも最大と考えて問題ありません。
36種類もの仮想通貨を購入できるなら、かなり幅広い投資戦略を選べるでしょう。
ただしアルトコインは、安易に手出しすると大きな損失を生むリスクが比較的高いのです。仕入れる際は、十分に検討するようにしましょう。
【メリット④】ビットコインによるキャッシュバックを受けられる
また、ビットコインによるキャッシュバックを受けられるのも、bitFlyerのメリットだといえるでしょう。
これは取引所を利用するのではなく、関連サービスを利用した際の特典となります。
bitFlyerには「ビットコインをもらう」というサービスがあり、広告クリックやアンケート回答を実施した報酬として、ビットコインが付与される仕組み。
このように数多くの案件があります。これらをクリアすれば、記載されたパーセンテージに応じたビットコインが付与されます。
これらは実質的なキャッシュバックとして利用可能。ここで稼いだビットコインを元手に、取引に挑むといった方法も考えられるでしょう。
【デメリット】レバレッジ対応通貨がビットコインのみ
一方、デメリットとしてレバレッジ対応通貨がビットコインしか対応していない点が挙げられます。
元手となる資金を担保に、取引所からお金を借りて、取引を実施すること。
レバレッジを利用することで、より大きな利益を得るチャンスを創出できる。
レバレッジは、資金が少ないなかでも、まとまった収益を狙うための、非常に重要なサポートです。しかしビットコインでしか使えないとなると、そのチャンスはごく限られたものだといえるでしょう。
倍率も2倍が上限であり、さほど大きなレバレッジ効果は生じません。
レバレッジを活用したい場合は、Bybitなどの仮想通貨取引所を活用しましょう。こちらでは、最大100倍のレバレッジを使うことが可能です。
bitFlyerの口座開設方法
本記事の解説を受けて、bitFlyerで口座開設をしようと考えた人もいるでしょう。
口座は以下のステップで開設可能です。
- アカウントを作成する
- 個人情報を登録する
- 2段階認証を実施する
- 本人確認書類を提出する
手続きは単純であり、誰でも簡単に口座を開設できます。
それぞれのステップを詳しく解説するので参考にしてください。
まずはアカウントを作成しましょう。
公式サイトにアクセスし、メールアドレスを入力します。
メールアドレスを入力すると、認証用のキーワードが発行されます。
それを入力して、個人情報を登録しましょう。
同じ要領で、規約等の確認も済ませます。
次に2段階認証を実施します。
SMS、認証アプリのいずれかを使い、認証を完了しましょう。
続いて、本人確認書類を提出しましょう。
画面右上の「ご本人確認の手続きをする」をクリックします。
確認書類を用意しながら、本人確認を進めて完了させましょう。
ここまで進めれば、bitFlyerへの会員登録は完了です。
bitFlyerに関するよくある質問QA
本記事ではbitFlyerの危険性などに関して解説しました。ここではよくある質問に回答します。
- bitFlyerの手数料はいくら
- 口座凍結で出金できないことがある?
- bitFlyerは勧誘が激しい?
- bitFlyerの手数料はいくら?
-
手数料は以下を参考にしてください。
なお手数料に関しては「高すぎる」とする評価もありますが、特別に高いわけではありません。ほかの仮想通貨取引所と比較しても、平均的なレベルです。
- 口座凍結で出金できないことがある?
-
基本的に口座凍結でお金が引き出せず、没収されるといったことはありません。
ただし、セキュリティーがアップデートされたなかで、異常なアクセスや不正なアクセスがあったと確認できた場合、一時的に口座を凍結し、安全を確保することもあります。
なお口座ではなくアカウントがロックされることもあります。
連続でパスワードの入力を誤ると、しばらくログインできなくなるので注意してください。
- bitFlyerは勧誘が激しい?
-
bitFlyerの勧誘はさほど激しいものではありません。
登録ユーザーを対象としてDMが届く、公式サイトにアクセスすると、ポップアップが出てくる程度のことはあるでしょう。
しかしこれは適度な営業や宣伝の範囲であり、勧誘が激しいとは表現できないものです。
ただしbitFlyerの広告を出稿しているアフィリエイトブログやインフルエンサーなどは、広告活動に積極的な傾向にあります。したがってbitFlyerのメリットを過度に誇張して発信されることもあるでしょう。
そういった宣伝活動によって、bitFlyerを過剰に高く評価し、登録してから後悔することもあります。
アフィリエイトブログやインフルエンサーの主張は、鵜呑みにしないようにしましょう。そのような姿勢を保つことは、誤った情報発信が多い仮想通貨業界で活動するうえで、意外に重要なポイントです。
まとめ
本記事ではbitFlyerの危険性などに関して解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
- bitFlyerは安心して使える部類の仮想通貨取引所
- 過去には業務改善を命ぜられるなどの出来事もあったが、すでに解除済み
- bitFlyerのせいで大損することもない
- 流動性が高い、取扱銘柄が高いなどのメリットは魅力的
- ビットコインを無料でもらえるといったサービスも
- 口座開設の手順も簡単で、誰でも始められる
bitFlyerには、トラブルがあったのは事実です。また内部では退職者が増えているといったトラブルも聞かれますが、直接、ユーザーに害がある問題ではありません。
今の段階では、bitFlyerは問題なく利用できる仮想通貨取引所といえるでしょう。
仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。
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また、仮想通貨を実生活で手軽に利用したい方は、仮想通貨を含む複数資産を入金可能なクレジットカードAurora Cardもおすすめですよ。