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近年、ビットコインを売買するだけではなく、積立運用するケースが増えてきました。
しかし
- 「ビットコイン積立はやめとけ」といわれているのを聞いた
- 積立したいけれど、リスクが怖い
- どういうふうに積立計画を立てればよいかわからない
このように思っている人も多いのではないでしょうか?
実際、ビットコイン積立にはさまざまなリスクがあります。特に価格変動の不透明性や元本保証の有無は大きな懸念点にとなるでしょう。
しかし、ビットコイン積立にはメリットもあり、工夫すれば安定して運用することも可能です。本記事では「ビットコイン積立はやめとけ」といわれる理由や、それでも運用するメリットなどを解説するので参考にしてください。
「ビットコイン積立はやめとけ」といわれる理由

「ビットコイン積立はやめとけ」といわれる理由として以下が挙げられます。
- 価格が上昇するとは限らない
- 元本保証がない
- 手数料による出費が多い
- ハッキングされるかもしれない
- 税制上有利にならない
- インカムゲインが発生しない
やはり仮想通貨特有の価格変動の不透明性などが懸念点であることがわかります。
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
価格が上昇するとは限らない
まず、価格が上昇するとは限らない点が挙げられます。
ビットコインは、これまで順調に値上がりし、今後の長期的な値上がりも期待されています。
一方で何度も暴落を経験しており、何らかの要因で損失を出す結果になるかもしれません。
2025年5月には、1日で3000ドルの値下がりが発生しています。また、数多くのロスカットが確認されました。

出典:Yahoo!-ビットコイン、10万6000ドルまで急騰した後に10万3000ドルに下落──6億ドルを超える清算が発生
このように、ビットコインの値動きが安定しない点は、ビットコイン積立を実施するうえでの大きな懸念点です。
元本保証がない
また、元本保証がないのもデメリットです。
たとえば保険商品には元本保証があり、収支がマイナスになることはありません。
しかしビットコインに関しては、一部の例外を含め元本が保証されないため、チャート次第では損失が発生します。
したがって、元本割れする可能性を踏まえたうえで積立する必要があります。
値下がりした場合は、一時的にでも評価額が元本を下回る状態が続くため、大きなプレッシャーがかかるでしょう。
このプレッシャーを軽減するためにも、余剰資金を用いて積立するのが大切です。
手数料による出費が多い
手数料による出費が多いのも気がかりです。
ビットコイン積立には購入する必要があります。しかしその方法は、ユーザー同士のやり取りか、販売所を相手取ったやり取りの2つしかありません。
ほとんどのビットコイン積立では販売所とのやり取りとなるため、取引価格×0.1〜5%程度の取引手数料が発生します。
これが積み重なり、積立の収益性が著しく低下するかもしれません。

取引手数料が、どの程度収益性に影響するのか、予想したうえで積立を実施するのが大切です。
ハッキングされるかもしれない
ビットコインにはハッキング被害のリスクもあります。
取引所は、常にハッキングの脅威に晒されています。
実際にハッキングをブロックできず、ユーザーが保有する仮想通貨を奪われてしまうことも。
たとえばDMMビットコインは、ハッキングにより480億円以上のビットコインを流出させ、廃業にまで至りました。
そのほかCoinCheckなどの大手仮想通貨取引所も、ハッキング被害により仮想通貨を流出させた経緯があります。
これらの点を踏まえて、仮想通貨取引所に通貨を預けず個人のウォレットで保管する、複数の取引所に資産を分散するなどの対策が必要です。
税制上有利にならない
ビットコイン積立は、ほかの投資方法と比較して、税制上有利にならないケースがあります。
ビットコインから得られる利益は、雑所得に分類されるため、利益額に応じた税額を納税しなければいけません。
株式や投資信託の場合は、分離課税が課されるため、20.315%以上の税率はかかりません。一方でビットコインの場合は、最大50%程度の税額が適用されます。
これにより、収益性が著しく低下するかもしれません。
税率の厳しさを理由に「やめとけ」という人は非常に多いのです。
インカムゲインが発生しない
インカムゲインが発生しないのも、ビットコイン積立における大きな懸念点です。
その資産を保有していることを条件に得られる収益のこと。
たとえば株式を保有している場合、売却によるキャピタルゲインだけではなく、株主配当金などのインカムゲインが得られます。
しかしビットコイン積立では、インカムゲインは発生しません。
「それなら株式のほうがよいから、ビットコイン積立はやめとけ」と表現されるケースがあります。
ビットコイン積立に取り組むメリット

一方でビットコイン積立には以下のメリットもあります。
- 基本的には値上がりすると予想できる
- 少額から簡単に始められる
- 分散投資を実施できる
値上がりが期待できるうえ、ハードルの低さやリスク軽減の可能性がある点がメリットです。
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
基本的には値上がりすると予想できる
ビットコイン積立における最大のメリットとして、基本的には値上がりが期待できる点が挙げられます。
ビットコインは、これまで何度か暴落を経験しながらも、大幅に成長してきました。

未だに半減期を残しており、また値下がりしても持ち直してきた経験がいくつもあります。
これらのことから、大幅な値上がりは十分に期待できます。また、先述の専門家によるポジティブな予測も、一つの理由となるでしょう。
これらのデータや発言を信用できると判断できるなら、ビットコイン積立に取り組むことには意味があるといえます。
少額から簡単に始められる
また、少額から簡単に始められるのもメリットです。
株式などとは異なり、月々数百円から積み立てられます。
たとえばCoinCheckなら、月々300円から積立可能。また、通常のトレードと異なり、自己の判断を求められるタイミングが少ないため、運用も簡単です。
いきなり大きなお金を投じるのが怖い人でも、ビットコイン積立なら安心感を持ちながら取り組めるでしょう。
もちろん、積立額を増やすことも可能です。
分散投資を実施できる
ビットコイン積立は、分散投資の具体的な施策になり得ます。
多くの投資商品や銘柄にバランスよく投資して、値下がりが起こった場合の損失を最小限におさえる手法。
ビットコインを大量に保有すると、値下がりした場合に大きな損失を被ります。
しかし少額であれば、さほど多くの損失は発生しません。
一方で、ビットコインの価格変動の大きさに由来する、値上がりの恩恵をある程度は得られます。
株式や投資信託を主軸に投資しながら、ビットコインを積み立てるのも一つの方法です。
最低限のリスクで最大の利益を狙うためのビットコイン積立のやり方

ビットコイン積立にはさまざまなデメリットがあり、準備が不足している状態で取り組むと大きな損失を出すかもしれません。
一方で、きちんとした準備やルール、対策を用いれば、比較的低いリスクで利益を出せると考えられます。
そのためのポイントとして以下が挙げられます。
- 少額投資と長期的運用を前提にする
- 利確・損切りに関する規定を設ける
- ビットコイン以外にも投資してリスクを分散する
- ビットコインの値動きに関するニュースを追いかける
- 税制を理解して納税額を把握する
- ハッキング対策を徹底する
これらを踏まえれば、ある程度安定して積立できます。それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
少額投資と長期的運用を前提にする
まず、少額投資と長期的運用を前提としてスタートしましょう。
急激な値下がりによる損失を防ぐ必要があるからです。
先述のとおり、ビットコインをはじめとした仮想通貨は価格変動が激しく、突如として大幅に値下がりすることがあります。
したがって少額から投資し、大きな損失を出さないようにしましょう。また、原資は余剰資金であることが望ましいようです。
少額の積立である以上、まとまった利益が得られるまで時間がかかります。したがって、数年から十数年で稼ぐつもりで取り組むのでよいでしょう。
利確・損切りに関する規定を設ける
また、利確と損切りに関する規定を設けるのも重要です。
まず、いくら稼いだら利確し、いくらまで損したら損切りするのか決めておきましょう。決めておかないと、撤退のタイミングを失い、最終的に大きな損失を出す可能性があります。
一方で仮想通貨市場を観察しながら、利確や損切りの先送りを検討するのも重要です。
できるだけ多くの情報を仕入れて、検討材料としましょう。
ビットコイン以外にも投資してリスクを分散する
ビットコイン以外にも投資して、リスクを分散することも怠ってはいけません。
先述のように株式や投資信託、別の仮想通貨などにも投資し、ビットコインが値下がりした際の損失を最小限におさえましょう。
ただしビットコイン積立の場合、すでに「時間分散」という形でリスクが分散されているため、すでにローリスクになっているともいえます。
ほかの投資商品への投資状況にもよりますが、ビットコイン積立のリスクを過大評価しないようにしましょう。
具体的な分散投資の方法に関しては、仮想通貨チャンネル-Joe TakayamaなどのYouTubeチャンネルなどが参考になります。
ビットコインの値動きに関するニュースを追いかける
また、ビットコインの値動きに関するニュースは、ある程度追いかけるようにしましょう。
何らかの情報が価格変動の予測に役立つことがあるからです。
特に米国政府の経済面での動向には注意しましょう。
ビットコインは、米ドルとの相関性が高いため、米国政府の政策や発表によって変動しやすいのです。
また、各国の仮想通貨に対する規制や法整備、為替市場などの動きも重要です。
ただし、楽観的なニュースに安心しすぎて、損切りのタイミングを逃すなどしないよう、シビアに判断するクセをつけましょう。
税制を理解して納税額を把握する
また、ビットコインおよび仮想通貨に関係する税制を正しく理解し、納税額をある程度理解しましょう。
先述のようにビットコインによって得られた売却益は雑所得であり、最大で50%以上の税率がかけられます。
また、損益通算や繰越控除もできず「利益を来年度に持ち越して課税を避ける」といったこともできません。
これを理解したうえ、利確のタイミングや運用年数などを考えましょう。
税額は、Tech Directの副業確定申告シミュレータを使えば、ある程度の予想を立てられます。

ハッキング対策を徹底する
ハッキング対策を徹底するのも大切です。以下のような手段で、自身のビットコインを盗まれないようにしましょう。
- 2段階認証を設定する
- パスワードを予測しづらいものにする
- 不審なメールに書かれたURLにアクセスしない
- ビットコインの一部を、コールドウォレット(オフラインでデータを保護する端末)に移す
このようにして、万が一のハッキングに備えておけば、多額の被害を出すのを避けられます。
「ビットコイン積立はやめとけ」問題に関するQ&A

本記事では、ビットコイン積立に関して解説しました。ここでは、よくある質問に回答します。
- ビットコインは10年後に10万円になる?
- シミュレーションできる?
- 毎月か毎日どちらがよい?
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
- ビットコインは10年後に10万円になる?
-
かならず、10年後に1BTC=10万円になるとは断定できません。
しかし、そのように、もしくはそれ以上に値上がりすると予測する専門家は複数います。
たとえば仮想通貨業界の重鎮とされるBitMex創業者のアーサー・ヘイズは「2030年までに、1BTC=76万ドルに到達する」と発言しました。
また、BIツール開発会社のマイクロ・ストラテジーCEOのマイケル・セイラーは「2030年までに1BTC=1億円になる」と予想しています。
もちろん、彼らのいうように1億円単位の価格成長があるかは定かではありません。しかしこのような予測を立てている専門家が多いことから、10年後に1BTC=10万円になる程度の値上がりは十分にあり得ると考えられます。
- シミュレーションできる?
-
GMOコインなどで、積立のシミュレーションを実施できます。
出典:GMOコイン-シミュレーション ビットコイン積立を始める前にシミュレーションを実施すれば、安心できるでしょう。
ただし、暴落などの事態を想定した予測はなされない点に注意してください。
- 毎月か毎日どちらがよい?
-
ビットコイン積立時に重視するポイントに応じて選択する必要があります。
毎日の積立は、より細かくリスク分散できるため、損失を避けたい人におすすめ。たとえば下落傾向が続く際には一時的に積立を中断するなどの選択が取れるようになります。
一方で毎月の積立では、管理や手続きがシンプルです。また手数料を安くおさえられるのもメリット。
それぞれの特徴を比較し、自身にあった積み立て方式を選択しましょう。
まとめ
本記事では、ビットコイン積立に関して解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
- 「ビットコイン積立はやめとけ」といわれる理由はさまざま挙げられる
- まず、価格変動が激しく、積み立てたものが崩れる可能性が高い点に懸念が残る
- 元本保証がない点や手数料が発生する点も気掛かり
- 税制上、高い税率がかけられるのもデメリット
- 一方で基本的には値上がりが期待できるのはメリット
- 少額から簡単に投資できる、分散投資になるのも利点となる
- 最低限のリスクで大きな利益を得るには、少額かつ長期的視点で運用するのが大事
- また税制を理解し、税額を事前に計算するなどの取り組みも重要
ビットコイン積立はリスクもありますが、一方でさまざまなメリットがあります。
値動きにもよりますが、うまくいけば大きなリターンを得られるでしょう。損失を出さないためのポイントを実践し、リスクを避けながら収益性を高めていきましょう。