AI技術の進化により、テキストから高品質な動画を生成できる時代が到来しました。
その中でも、2024年12月16日に発表された動画生成AIツールVeo2が注目されています。
しかし、次のような疑問を持つ方も多いでしょう。
- Veo2とはどんなAIツールなのか?
- どこで、どのように使えるのか?
- 料金体系はどうなっているのか?
結論からいうと、Veo2はテキストから動画を生成できるAIツールで、他の類似ツールと比べて高い評価を得ています。
今回は、Veo2の特徴や使い方、料金体系について詳しく解説。
Veo2を利用していると思わせる偽サイトなども存在しているので、Veo2を安全に利用したい方はぜひ本記事を最後までご覧ください。

動画生成AIツールVeo2の特徴

以下では、Veo2の主な5つの特徴について解説していきます。
- Google DeepMindが開発した最高水準のAIツール
- プロンプトを入力するだけで映画のような映像を制作できる
- ベンチマークテストで他ツールより高い評価を獲得
- SynthIDを用いた識別が可能
- Freepikまたはfalで利用できる
1.Google DeepMindが開発した最高水準のAIツール
Veo2は、Google DeepMindによって開発された高性能な動画生成AIツールです。
以下の点で優れており、これまでの動画生成モデルを大きく上回るクオリティを実現しています。
- 4K解像度の映像
- 物理法則に基づいたリアルな動き
- 幅広いスタイルに対応
高い品質の映像を制作できるVeo2は、とくにクリエイターに向いているツールだといえるでしょう。
2.プロンプトを入力するだけで映画のような映像を制作できる
Veo2の大きな特徴の一つは、映像制作に必要な細かい指示文(プロンプト)を理解できる点です。
以下に関連した指示にも対応しているため、クリエイターの意図を忠実に反映してくれます。
- カメラワークの指定(パン、ズーム、ドリーインなど)
- レンズの種類(広角、望遠、魚眼レンズなど)
- ライティングの演出(朝焼け、ネオン街、逆光など)
- 映像の質感(映画風、ドキュメンタリー風、アなど)
プロンプトの書き方を理解できれば、映像制作の知識がないユーザーでも、プロレベルの動画を簡単に作れるでしょう。
3.ベンチマークテストで他ツールより高い評価を獲得
Metaが開発したMovieGenBenchというベンチマークテストにおいて、Veo2は他のツールを上回る評価を獲得しています。
MovieGenBenchが用意した1003のプロンプトをもとに動画が生成され、以下の動画生成AIと比べてどちらが優れた映像かが調査されました。
- Meta Movie Gen
- Kling v1.5
- Minimax
- SoraTurbo
調査の結果、他の動画生成AIツールと比べて、評価が高いのはVeo2のほうだという声が多かったそうです。

全体的な評価(Overall preference)とプロンプトの遵守性(Prompt Adherence)の2面とも高評価を得たVeo2は、最先端の動画生成AIの一つといえるでしょう。
4.SynthIDを用いた識別が可能
Veo2で生成された動画は、Googleが開発したSynthID技術を用いて識別できます。
SynthIDは、映像の品質を損なわない透かし(Watermark)を埋め込む技術で、AI生成コンテンツを見分けるために導入されています。

SynthIDの主な特徴は以下の通りです。
- 目に見えないレベルで識別情報を埋め込める
- 動画を加工・編集しても識別できる
- 不正利用の防止やコンテンツの透明性向上に貢献できる
生成コンテンツを用いた偽情報やフェイク動画は、AIツールの普及を妨げるリスクの一つです。
SynthIDを活用した動画を生成できるVeo2は、AIで生成した動画であることを正しく識別できるようにし、安全に利用できる環境を整える助けとなります。
5.Freepikまたはfalで利用できる
2025年3月時点で、日本国内からVeo2を利用できるプラットフォームは以下の2つです。
プラットフォームによって料金形態が異なるため、用途に応じて選択する必要があります。
たとえば、頻繁に動画を生成したい場合はFreepik、必要なときだけ使いたい場合はfalを利用すると良いでしょう。
他にもVeo2の公式サイトからアクセスできるVideoFXでも利用できますが、順番待ちリストに登録して待たなければ使えません。
偽物のサイトに要注意
Veo2の人気が高まる中、公式と思わせるようなVeo2関連サイトがいくつか確認されています。
veo2.aiやveo2.orgといったドメインのサイトは公式ではないため注意してください。
実際に利用したユーザーからは詐欺との声も。
日本用サイトは今はまだ詐欺です!れ
— AI Network Technology (@AINetworkTech) January 15, 2025
中身は偽物。生成は可能ですが、品質が大きく下がります!!
皆さん、騙されないでね!!
(なんで1回目は上手く出ちゃったのかなあ😅たまたま?中でVeo2を使ったの??)
Googleで検索すると表示されるサイトですが、利用しないのが賢明です。
FreepikでのVeo2の使い方

月額または年額で利用できるFreepikでVeo2を使う方法を、以下の手順で解説します。
- Freepikでログインする
- 有料プランに加入する
- Freepik AI SuiteでVeo2を選択する
- プロンプトを入力して動画を生成する
Freepikでログインする
有料プランに加入する
アカウント作成時点ではAI機能の利用が制限されており、動画生成ツールは使えません。
右上の「料金」から料金プランの画面に移動し、加入したいプランを選びましょう。

選択できるプランは、以下の3つです。
- Essential
- Premium
- Premium+
いずれのプランでも、Veo2を利用して動画を生成できます。
加入したいプランの購入ボタンを押し、クレジットカードなどを使って支払いを完了させてください。

Freepikのプラン比較
3つのプランは、それぞれ以下の点が異なります。
プラン比較 | Essential | Premium | Premium+ |
---|---|---|---|
月払い料金 | 1,300円 | 2,600円 | 5,850円 |
年払い料金(40%OFF) | 9,750円(月813円) | 18,720円(月1,560円) | 43,875円(月3,656円) |
AIクレジット | 月7,000・年84,000 | 月18,000・年216,000 | 月45,000・年540,000 |
Veo2動画生成数の目安 | 月7動画・年84動画 | 月18動画・年216動画 | 月45動画・年540動画 |
数百万点を超えるストックコンテンツ | × | 〇 | 〇 |
優先的に処理 | × | × | 〇 |
クレジットの追加購入 | × | × | 〇 |
AIクレジットは動画生成以外のツールを使う際にも消費するので注意してください。
上記以外の違いも気になる方は、料金プランページで確認すると良いでしょう。
Freepik AI SuiteでVeo2を選択する
有料プランに加入したら、Freepik AI Suiteの動画生成ツールのページに移動します。
ホーム画面上部のメニューで「AI Suite > 作成する > AI動画生成ツール」を選択してください。

動画を生成する画面に移動しますが、モードがVeo2になっているか必ず確認しましょう。

もしVeo2が選ばれていない場合は、モードを「Custom」に設定し、使用するツールを「Google Veo 2」に変更してください。

プロンプトを入力して動画を生成する
プロンプトを入力して動画を生成します。
英語でプロンプトを書き「Generate video」ボタンを押すことで、選択した時間とアスペクト比で動画が生成されます。
プロンプトに何を書けばいいかわからない場合は、一言だけ入力してから左下のアイコンを押しましょう。

入力した内容に応じて、アイデアを膨らませたプロンプトが自動的に入力されます。
falでVeo2を利用する方法

従量課金制でVeo2を利用できるfalでの利用方法を、以下のステップで解説します。
- GitHubアカウントを作成する
- falでログインする
- クレジットを追加する
- Veo2で動画を生成する
GitHubアカウントを作成する
falを利用するにはGitHubアカウントが必須です。
GitHubのアカウントを持っていない場合は、先に公式サイトで作成しましょう。
サイトにアクセスし、右上の「サインアップ」からアカウントを作成できます。

メールアドレスとパスワード、ユーザー名を入力して「Continue」ボタンを押して進みます。

入力したメールアドレスに届くメールから認証を済ませ、アカウント作成を完了させてください。
falでログインする
クレジットを追加する
動画を生成するのに必要なクレジットを追加します。
上部メニューの「Billing」から支払いページに移り、Add Creditsで支払う金額を選択してください。

「Buy」ボタンを押すとlinkを利用した支払いページに移動するので、必要な情報を入力して決済を完了させましょう。
下にある「linkを使わずに支払う」をクリックすると、クレジットカードまたは銀行振込での支払いが可能です。

最低5ドルのクレジットが必要
Veo2で画像生成する際は、最低でも5ドルのクレジットが必要です。
Add Creditsで「Custom」を選択すれば任意の金額を入力できますが、5ドル以下にならないよう注意してください。
なお、Veo2で5秒の動画を生成する際にかかる実際の費用は2.5ドルで、1秒増えるごとに0.5ドルずつ加算されます。
Veo2で動画を生成する
クレジットが用意できたら、Veo2のページで動画を生成します。
上部の検索バーに「Veo2」と入力し、text-to-videoのveo2を選択してください。

Promptに生成したい内容のプロンプトを入力して「Run」ボタンを押すことで、Veo2を使った動画生成が実行されます。
実行する際、Additional Settingsからアスペクト比と動画時間を変更することも可能です。

生成された動画は、ダウンロードしたり共有したりできます。
画像から生成するimage-to-videoも利用可
veo2で検索したときに「image-to-video」の方を選択すると、画像から動画を生成する機能を利用できます。

Web上にある参考画像のURLを入力する「Image Url」欄以外の項目は、text-to-videoと同様です。
手持ちのデバイスにある画像を参考にさせたい場合は、一度インターネット上にアップロードしましょう。
生成にかかる費用はtext-to-videoと同じく5秒で2.5ドルです。
Veo2に関するQ&A

Veo2に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- Veo2が使える日本語のサイトはありますか?
- VideoFXでVeo2を使うことはできますか?
- YouTubeショートでVeo2を使うには?
- OpenAIのSoraよりも高性能ですか?
- Veo2が使える日本語のサイトはありますか?
-
Freepikは日本語に対応しているサイトなので、英語がわからなくても利用しやすいでしょう。
動画を生成するページは英語で表示されますが、料金プランの購入画面が日本語で表示されるためハードルは低めです。
veo2.aiやveo2.orgは日本語で利用できるものの、Veo2が実際に使われているかどうかは定かではないため注意してください。
- VideoFXでVeo2を使うことはできますか?
-
2025年3月時点では、日本在住者はVideoFXを利用できません。
順番待ちリストの登録フォームにも、アメリカに拠点を置く18歳以上のユーザーのみに限定されている旨が記載されています。
出典:Googleフォーム 時間とともに制限が緩和される可能性があるので、試しに登録して様子を見るのも良いかもしれません。
すぐにVeo2を利用したいのであれば、Freepikやfalを利用するのがおすすめです。
- YouTubeショートでVeo2を使うには?
-
こちらの機能についても、2025年3月時点で日本在住者は利用できません。
アメリカやオーストラリアなど、一部の地域に住むユーザーのみがDream Screen機能としてVeo2を利用できます。
出典:YouTubeブログを翻訳 利用できない地域に住むユーザーは、別のプラットフォームで動画を生成してからYouTubeでアップロードするのが現実的でしょう。
- OpenAIのSoraよりも高性能ですか?
-
それぞれで強みが異なるため、一概に高性能だとはいえないでしょう。
Veo2は4K解像度の映像を生成することができ、プロンプトに対する精度が高いようです。
一方Soraはストーリーボード機能が備わっており、ストーリー性のある長い動画を生成するのに向いています。
生成する動画の用途に応じて、Veo2とSoraのどちらを使うか検討すると良いでしょう。
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まとめ

本記事では、Google DeepMindが開発した動画生成AIツールVeo2について解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- Veo2はリアルな動きを再現した4K解像度の映像を生成できる
- MovieGenBenchによる比較では他の動画生成AIより高い評価を獲得している
- 日本から利用できるサービスはFreepikとfalの2つ
- Freepikは月額払い1,300円から、falは5ドル(約750円)から利用することが可能
- 一部地域でのみVeo2を利用できるサービスも存在する
Veo2は、映画のようなシネマティックな映像を簡単に作成できる、次世代の動画生成AIツールです。
プロの映像制作だけでなく、個人クリエイターやマーケティング用途にも活用できるため、映像表現の幅を大きく広げる技術として注目されています。
用途に応じて適切なサービスを選び、高品質な映像制作に活用してみましょう!