主要な仮想通貨銘柄として地位を確立したリップル(XRP)。基本的に値動きが安定した銘柄として多くのユーザーから信頼されています。
しかし、
- SNSでリップルがやばいという投稿を見た
- 暴落するといわれている投稿をみた
- 裁判で訴えられてオワコン化しているのでは?
といった懸念を持っている人も一部いるのではないでしょうか?
結論からいうと、突然リップルが暴落するとは考えにくく、裁判で訴えれたことで不利になっているわけでもありません。
一部例外はありますが、むしろ将来性が高く「やばい」という評価は誤りといえるでしょう。
そこで本記事ではリップルがやばいなどといわれる理由や、将来性が高いといえる根拠、これまでの価格動向などに関して解説します。
またリップルの保有を考えている人に向けて、購入方法も紹介しているのでぜひ参考にしてください。
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リップルがやばい・暴落するといわれる理由
リップルがやばい、暴落するといわれる理由は、大きく分けて3つあります。
- SEC(米証券取引委員会)との法的闘争が継続している
- 過去に暴落したことがある
- リップル社自身がリップルを豊富に保有している
まず、本当に告訴されて法的闘争に発展している点が挙げられます。しかしこの戦いは2024年7月現在はリップルが有利であり、実際にはあまり心配されていません。
また、過去に暴落した経緯やSWIFTによる悪影響なども考えられるでしょう。それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
SEC(米証券取引委員会)との法的闘争が継続している
まずSEC(米証券取引委員会)との法的闘争が続いている点が挙げられます。
2020年12月、SECはリップル社を「有価証券(XRP)を無許可で販売した罪を犯している」として告訴しました。
リップル社は「XRPは有価証券ではなく仮想通貨である」と主張、双方の認識が食い違ったまま、法的闘争に発展します。
告訴があった時点では、リップルの価格はやや下落しました。またその後の暴落も心配されるようになります。
しかし2023年7月、リップル社の部分的な勝訴が認められ、価格変動に関しては楽観的な味方がなされるようになりました。
訴えられたことは事実ですが、裁判は有利に進んでおり「やばい」といわれる、暴落する要因になるとは考えにくいのです。
過去に暴落したことがある
過去に暴落したことがあるのも、懸念点として挙げられます。
上図はリップルのリリースから2024年に至るまでの価格変動チャートです。2018年に仮想通貨バブルが到来して100倍ほどの価格に高騰しました。
しかしバブルが終焉したのちに一気に暴落しています。このような経緯があるため「リップルはやばいかもしれない」といわれている側面も考えられます。
とはいえこの暴落は、リップルに限った話ではなく、ほとんどすべての仮想通貨銘柄に共通して生じた事象です。
仮想通貨である以上同様のリスクは常にありますが、それは、ビットコインにもイーサリアムにも共通しています。
リップルだけが特別にやばい、と懸念される理由にはならないでしょう。
リップル社自身がリップルを豊富に保有している
またリップル社自身がリップルを保有しているのも、懸念点です。売り圧力を発揮できうるからです。
市場で、売り注文が買い注文を上回る現象。市場の不安定性、同時多発的な利益確定注文、経済指標の変動、大量の新規供給などによって発生する。
基本的に供給>需要の状態になるため、その銘柄の価格は下落する。
この場合だと、リップルの大量の新規供給によって売り圧力が生じる可能性があります。
リップル社が保有するリップルは、上限1,000億枚に対しておよそ630億枚。これを手放すことで、需要に対して供給が上回り、価格が下落するかもしれません。
ただし、リップルが売り圧力を生じさせる明確な動機は今のところなく「やばい」と懸念されるほどの要素ではないでしょう。
リップルの将来性が高いといえる理由
リップルに対する「やばい」という評価は、基本的には誤った情報や勘違いによるものです。
仮想通貨である以上、常に下落や盗難のリスクは抱えていますが、さほど心配する必要はないでしょう。
一方でリップルに関しては「十分に将来性がある」との見方もあります。その理由として以下が挙げられます。
- SECとの法的闘争に勝利しつつある
- BTC半減期の影響が良い形で受けられる
- 送金手段としてすぐれている
- 世界的組織とのつながりがある
SECとの法的闘争に勝利しつつある
上述したとおり、SECとの法的闘争に勝利しつつある点は、リップルの将来性が高いといわれる理由のひとつです。
2023年7月、リップル側に一部勝訴の報道があり、一時的に値上がりしました。また完全勝訴が報じられた暁には、それ以上の価格高騰が期待されます。
また長期的に見ても「リップルは裁判中だから買わない」としていたユーザーが購入にかたむき、継続的な価格上昇が起こる可能性もあるでしょう。
このような背景からもリップルの将来性が高いといわれています。
リップルの運用できちんと利益を取りたいなら、SECとの法的闘争の行方をくまなくチェックし、仕入れるタイミングを見逃さないようにしましょう。
裁判に勝ったらいくらになるか
リップルが裁判に勝った場合の価格がいくらになるか、判断はむずかしいのですが「1XRP=100円〜200円ほど」になる可能性は十分にあるでしょう。
実際、2023年7月13日には、リップルの一部勝訴が報じられています。その際は1XRP=66円から、およそ111円まで値上がりしました。
一部勝訴でこの反応があったことを踏まえれば、全面勝訴した場合、より顕著な値上がりがあっても不自然ではないでしょう。
BTC半減期の影響がよい形で受けられる
また2024年に遭ったBTC半減期が、リップルに対してよい影響を与える点も挙げられます。
ビットコインのマイニング報酬が半分になる、4年周期で設定されている時期のこと。
ビットコインはマイニングという開発作業に参加したユーザーに対し、BTCを付与する。これが、新規発行分に該当する。
この新規発行分が、これまでの半分になるのが半減期である。
目的はビットコインの急激な値動きを抑制することにあるが、市場に対する影響が大きく、半減期から1〜2年後にほかの主要な仮想通貨銘柄に価格変動をもたらす。
半減期の特性を活かして「値上がりの時期を見計らってビットコインを購入する」戦略が、頻繁に取られます。しかしこの影響は、リップルやイーサリアムにも波及します。
直近のBTC半減期は2024年春でした。したがって向こう1〜2年の間に、リップルの一定の値上げが予想されます。
実際、過去の半減期ではもれなく値上がりしており、これが将来性を向上させる要因ともなっています。
BTCの半減期について詳しく解説している記事があるので、参考にしてください。
送金手段としてすぐれている
送金手段としてすぐれているのも、リップルの特徴です。特に国際送金を実施する際の手段としては他の追随を許しません。
本来、国際送金は(国と国のつながりによるものの)相当に時間がかかるものです。たとえば日本から主要国に送金する場合、1〜6営業日ほどかかるでしょう。
しかしリップルは、独自の送金ネットワークRipplenetを有しており、これを利用すればわずか3.3秒ほどで送金が完了します。
ほかの仮想通貨もすばやい送金を強みとしますが、リップルの速度には遠く及びません。
さらに手数料が非常に安く、1回あたり10円弱で送金できます。なお日本から米国にWise経由で国際送金した場合、10万円で732円ほどかかります(参考文献:Wise)。
このように送金速度が圧倒的に早く、さらに手数料も非常に安いため、国際送金の手段として優秀だと評価されるようになりました。
それを背景に値動きが安定、もしくは向上しやすくなっています。
もちろん現在も、速度向上や利用可能国の拡大が図られており、今後もリップルの値上がりに関係する可能性があります。
世界的組織とのつながりがある
またリップル社自体が、世界的な大企業や政府などとのつながりを広げている点も重要です。
たとえばRippleNetをとおして45カ国以上以上の金融機関と提携しており、その国家と期間同士で送金できるような仕組みを有するに至りました。
また主要な国際金融プラットフォームUpholdと提携、Amazonでの決済手段としての認定などを目指し、その影響を高めています(参考文献:coinpost、コインテレグラフジャパン)。
このように世界的な組織とつながることが、リップルおよびXRPの信頼性を高めました。
基本的に仮想通貨は、大企業や国家などにあらゆる形で認められた際に価格を高める性質を有しています。
そのようなチャンスを多く有するリップルに関して将来性が評価されるのは、当然のことといえるでしょう。
リップルのプロジェクト・仮想通貨としての特徴
続いて、リップル自体のプロジェクトもしくは仮想通貨としての特徴を解説します。
- 価格が比較的安定している
- すでに全コインが発行されている
- 速やかな送金手段としての地位を確立している
価格が比較的安定している
投資上重要な特徴として、価格が比較的安定している点が挙げられます。
リップルは2014年にリリースされ、基本的に価格は(やや低い水準ではあるものの)安定して推移してきました。
仮想通貨バブルなどの影響で一時的に高騰と暴落を経験していますが、それ以外で大きな動きはありません。
一部の仮想通貨は、何らかの影響により大幅に価格を下げる傾向にあります。たとえばTITANという銘柄は、一夜にして42億分の1まで価格が下落しました。
しかしリップルに関してはそのようなイベントはなく、基本的にはゆるやかな上昇傾向を描き続けています。
安価であることも手伝い、安心して投資できる対象としても知られています。
すでに全コインが発行されている
価格の安定に関連した点で、すでに発行上限枚数の1000億枚が発行されているのも特徴として挙げられます。新規発行もなされません。
一般的に仮想通貨は、何らかの方法で、少しずつ新規発行され、市場に流通します。しかし、これによって銘柄としての希少性が落ち、値崩れすることも少なくありません。
しかしリップルは、新規発行があり得ないので、それによる希少性の低下も起こり得ません。したがって、仮想通貨を求めるユーザーが激減するなどの異常な事態でもないかぎり、
その価値を保ち続けます。
ただし発行されたXRPのうち630億枚がリップル社の手中にある点に注意してください。今後、同社がXRPを手放すことで、需要と供給のバランスを調整する可能性があります。
そうすると、リップルの価格に変動があるかもしれません。
とはいえ、今の段階で、リップルが保有しているXRPを手放すメリットがなく、しばらくは安定した値動きが続くと見られます。
速やかな送金手段としての地位を確立している
テクノロジー的な特徴として、送金手段としての地位が確立されている点が挙げられます。
上述したとおり他の仮想通貨やそのほかの決済手段と比較して、手数料が安く、取引も迅速です。
日本でいえば、りそな、三菱東京UFJなども送金手段として認めました。そのような事実に鑑みれば、送金手段としての地位は確かなものといえるでしょう。
それが価格の安定や将来性の裏付けになるのはもちろん、自身が送金する際の手段としても役立ちます。
今後も、送金手段として発展することが期待されます。たとえばビットコインやPayPayのように一般に普及するかもしれません。
そのようになれば、相当な値上がりも期待できるでしょう。
リップルのこれまでの価格動向について
リップルを購入するかどうか判断するうえで、これまでの価格動向をきちんと知っておくことが重要です。ここでは、以下の期間ごとの出来事や価格の動きに関して解説します。
- 2014年〜2016年/初期特有の値動きのない時期
- 2017年〜2018年/仮想通貨バブルの到来で高騰
- 2019年〜2020年/バブル終了後の低迷時期
- 2021年〜2022年/バブル終了後の低迷時期
- 2023年〜2025年以降/低迷しつつも安定した価格推移
2014年〜2016年/初期特有の値動きのない時期
リリース直後の2014年から2016年まで、リップルはほとんど値動きしていません。このころは仮想通貨そのものがほとんど認知されておらず、市場原理自体が機能していませんでした。
また2014年には、仮想投資市場を大きく狂わせるハッキング、いわゆるマウントゴックス事件が発生。
仮想通貨そのものの信頼性や価値が揺らいでいる状態で、現在のような盛り上がりはほとんどありませんでした。
なおその間の平均的な価格は1XRP=0.2円から0.5円程度です。したがって投資対象としてほとんど価値がなかったと表現できるでしょう。
またこの間にリップルのサービスやプロジェクトにも大した変化はなく、多くのユーザーによって塩漬けにされる状態が続きました。
サービスやプロジェクトが、技術者以外には難解だった背景もあります。
2017年〜2018年/仮想通貨バブルの到来で高騰
2018年、仮想通貨業界全体で起こったバブルに乗じ、リップルも大幅に値上げしました。2017年には1XRP=45円、一時期の100倍以上の価格まで高騰したのです。
2018年には史上最高額となる1XRP=400円に到達しました。
しかしこのバブルは短命に終わり、2018年末では50円前後で推移するようになります。
とはいえ、それでも0.2円がアベレージだったころと比較すれば、投資対象として一定の役割を見出す重要な期間であったといえるでしょう。
いわゆる「億り人」が誕生するようなイベントでした。
2019年〜2020年/バブル終了後の低迷時期
2019年は、2018年から続く低調を引きずり、大きな値動きは見受けられませんでした。
さらに2020年に入ると新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けて価格が下落。バブル期以前の、1XRP=十数円ほどの水準に逆戻りしてしまいます。
社会がコロナ禍にある程度順応して以降は、1XRP=50円前後と、当時のリップルに期待されている平均的な価格に戻りました。
しかし2020年12月、上述のSECによる告訴を受け、リップルの値動きが懐疑的な目線で見られるようになります。ただ、訴追されたことによる値下がりはさほど長続きしませんでした。
しかし「経緯はどうあれ係争中である」という事実は、その後リップルの価格変動に長らく不調をもたらす原因となったのです。
2021年〜2022年/小規模ながらバブル到来
訴追による影響をある程度受けながらも、2021年は基本的に値上がり傾向にありました。
2021年には第二期と称されることもある仮想通貨バブルが到来、ビットコインやイーサリアムなどとともに、その価値を大きく高めたのです。
一時的には1XRP=200円まで値上がりし、一部のユーザーが莫大な利益を手にしました。
この背景には、リップルとSECの訴訟に関して、リップルに有利なニュースが報じられた点などが挙げられます。
ここまでが、リップルによって利益を出せるチャンスがあったチャートになります。ここからはやや低空飛行となりました。
2023年〜2025年以降/低迷しつつも安定した価格推移
SECに一部勝訴してからは、再び価格が下落。1XRP=50円〜100円ほどで取引されるようになります。
仮想通貨業界全体が不調であった関係もあり、さほど大きな値上がりはありませんでした。
一方でSECの敗訴が報じられた時点では、小さなバブルが到来するなど、基本的にはポジティブな期間であったとされます。
裁判の争点は「リップルが仮想通貨なのか、有価証券なのか」という部分でしたが、裁判所では「仮想通貨であろう」といった判断がなされました。
2025年以降に関しては、SECに対する全面的な勝利や、送金手段としてのさらなる強固な地位の確立、サイドチェーン開発などの後押しがあるでしょう。
したがって基本的には値上がりし続けるものと見込まれます。
その点を踏まえれば、価格が下落したタイミングで、安く仕入れておくのもよいでしょう。
リップルの購入方法
リップルは以下の方法で簡単に購入できます。
- Coincheckをインストールする
- アカウント作成する
- 購入費用を入金する
- XEMを購入する
Coincheckをインストールする
まずは国内取引所Coincheckのスマホアプリを、以下のリンク先からダウンロードしましょう。
なおCoincheckは、リップルのみならず、ほかの仮想通貨を購入するうえでも役立ちます。
仮想通貨の運用や投資に取り組むなら、事前にインストールしておきましょう。
アカウント作成する
続いて、Coincheckのアカウントを作成します。
アプリを立ち上げて、メールアドレスとパスワードを入力しましょう。
そのあと、下図のような画面の指示にしたがって、本人確認を進めましょう。
本人確認書類の提出方法は、以下の動画を参考にしてください。
購入費用を入金する
続いて、Coincheckに購入費用となる資金を入金しましょう。
その後は、以下のように操作します。
- ウォレットの画面で日本円を選択する
- 入金する金額を選ぶ
- 入金方法を選択して手続きする
より詳しい手順に関しては、Coincheck公式ガイドが参考になります。
リップルを購入する
続いてリップルを購入しましょう。
- 画面左下の販売所をタップする
- リップルを選択して購入枚数を決める
- 購入をタップする
これで、リップルの購入が完了しました。
リップルに関するよくある質問
本記事ではリップルが「やばい」といわれる背景に関して解説しました。ここではよくある質問に回答します。
- リップルが100万円になる可能性はあるか
- ガチホはいつまで続ければよいか
- リップルがハッキング事件を受けた件はどうなったか
- リップルとGoogleの提携計画はどうなったか
- FLR(フレア)とはなにか?
- リップルが100万円になる可能性はあるか
-
1XRP=100万円になるかという意味であれば、まずあり得ません。
現在、もっとも価値が高い仮想通貨として知られているイーサリアム(ETH)ですら、1ETH=100万円になるかどうか微妙なところです。
なおリップルの価格は、たとえば2024年7月5日時点で70円弱でした。
ここから1XRP=100万円まで値上がりするのは現実的ではありません。
ただし、過去には1XRP=400円程度に成長した点に鑑みれば、今後1XRP=500円、あるいは1000円ほどになる可能性はあるでしょう。
そのように考えれば、10000〜20,000XRPほど保有していれば、100万円相当のリップルを保有できるとも表現できます。
とはいえ、下落することもあり得ます。あくまでも可能性のひとつとして考えるようにしましょう。
- ガチホはいつまで続ければよいか
-
リップルは値動きが小さく、将来性が期待できる性質上、いわゆる「ガチホ(長期保有)」される傾向にあります。
その戦略を取る場合、以下のタイミングまで保有されるのが推奨されます。
- BTC価格が過去最高を記録するまで
- 米SECとの法的紛争が終結したあとの値動きが完了するまで
- CBDCが一般的に利用されるようになるまで
- 2030年いっぱいまで
この4つのタイミングでは、仮想通貨の性質や過去のリップルの値動きを見るに、価格上昇が期待されます。
その根拠に関して詳しく解説している記事があるので参考にしてください。
リップルはいつまでガチホすればよい?過去のデータから運用方法を解説 | meta land 本記事では、リップルのガチホを終えて離脱するポイントや、今後の価格上昇予想の根拠などを解説します。購入しようとしている人はぜひ参考にしてください。ただしこれらのタイミングは、あくまでも過去のデータから「利益を出せる期待が比較的大きい時期」を示すものです。
かならずしも収益が得られるわけではない点に留意してください。 - リップルがハッキング事件を受けた件はどうなったか
-
ハッキング事件に関しては、それほど大きな影響は出ていません。
2024年1月、リップルの実質のトップであるクリス・ラーセン氏は、個人のウォレットをハッキングされ、およそ1億1,200万ドルに相当するXRPが盗難に遭ったと報告しました。
この影響により、5%程度下落しましたが、その後すぐに回復しています。2024年7月18日現在で、ハッキングが価格変動に悪影響を及ぼした様子は見受けられません。
なお、今回ハッキングの対象になったのはクリス・ラーセン氏の個人ウォレットであり、リップルを管轄するサーバーやデバイスなどが攻撃を受けたわけではありません。
過去にあったマウントゴックス事件などと比較すれば、きわめて小さなトラブルだったといえるでしょう。
ただし仮想通貨は、常にハッキングなどの影響で、価格を下落させる性質とリスクを有しています。
リップルがきちんとしていても、仮想通貨取引所がハッキングされるなどして、トラブルと価格変動が生じうる点に関して留意してください。 - リップルとGoogleの提携計画はどうなったか
-
リップル社とGoogleの提携は、2014年の時点で実現していました。
ただし正式には、リップル社と、Google傘下の子会社であるグーグルベンチャーズとの提携関係です。
同社から出資を受けて、国際送金システムとしての開発が進められていました。
子会社とはいえGoogle傘下の企業から出資された事実は、リップルの信頼性を高める要素となるでしょう。
- FLR(フレア)とはなにか?
-
FLRは、リップル社内のXpring部門が技術支援している、仮想通貨プロジェクトのひとつです。
flareは、リップル社の別計画、Flare Networksにおける基軸通貨として開発されました。
技術的には、独自性の高いアルゴリズムに裏打ちされたセキュリティの堅牢性、高いスケーラビリティ(技術的な拡張性、発展性)を有している点が特徴です。
投資対象としては、いわゆる草コインの域を出ません。2024年7月時点でも1FLR=2.9円ほどの価格で推移しており、まとまった利益を出すのは現実的ではありません。
ただしそのほかの草コイン同様に、一度バブルが訪れると莫大な利益を生み出す可能性は秘めています。
とはいえ、Flare Networksも、FLRもさほど注目されていません。仮にそのようなバブルが到来するとしても、しばらく先の話になりそうです。
まとめ
本記事ではリップルが「やばい」といわれる背景に関して解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
- リップルが「やばい」といわれるが、実際にさほど懸念はない
- 勘違いされる理由としては、SECとの法的闘争や、リップル社自身のXRP保有などがある
- それらは事実であるが、現時点で大きな下落リスクだとは評価できない
- 一方でSECとの法的闘争が有利に進んでいるなど、将来性を担保する情報も
- BTC半減期の影響を受けられる、送金手段として評価されているといった点も大きい
- 価格も安価、かつ値動きも安定している
- これまでのチャートも、バブル終焉時の急落をのぞいては安定して推移してきた
- リップルを購入するならCoincheckがおすすめ
リップルは「やばい」といわれがちですが、今のところさほど大きな懸念はありません。
むしろ値動きの安定感などを考えれば、投資対象としてはローリスクの部類に入ります。
あやまった情報に惑わされることなく、必要に応じて保有を検討するのがよいでしょう。