Uniswap(ユニスワップ)とは?特徴、使用方法、将来性を解説

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仮想通貨を両替するときに便利なスワップ機能を提供するUniswap。Web3.0にアンテナを張っている人であれば、よく耳にするDEX(分散型取引所)の1つですよね。

しかし有名であるとわかりつつも、

  • Uniswapにはどのような機能があるか知りたい
  • 使い方を知りたい
  • 将来性はあるのか知りたい

などの悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、Uniswapは仮想通貨の両替をしたり、流動性提供を行って報酬を得られるDEX

本記事ではUniswapの特徴や使い方、将来性や価格動向まで詳しく解説しています。

Uniswapの使い方や稼ぎ方を知りたい人は、ぜひ最後までお読みください。

分散型取引所(DEX)とは?

ブロックチェーンで構築された中央運営者の存在しない仮想通貨取引所。

仮想通貨投資には取引所口座が必須!

仮想通貨を購入するには、まず取引所の口座を開設する必要があります。以下の記事で国内・海外のおすすめ取引所を紹介しているので、対応通貨や手数料を比較して投資スタイルに合った取引所を選びましょう。

海外取引所のmetaland専用キャンペーンは「【2024年8月最新】海外仮想通貨取引所のキャンペーン情報をカテゴリー別に紹介」記事で紹介しているので、ぜひ活用してください。

また、仮想通貨を実生活で手軽に利用したい方は、仮想通貨を含む複数資産を入金可能なクレジットカードAurora Cardもおすすめですよ。

目次

Uniswap(ユニスワップ)とは?5つの特徴を紹介

Uniswap(ユニスワップ)とは?
出典:Uniswap

Uniswapの5つの特徴を紹介します。

  1. 世界初の分散型取引所
  2. 流動性プールを採用しマッチング問題を解決
  3. イーサリアムを始め13のチェーンを利用可能
  4. トークンの上場審査がない
  5. NFTの売買が可能

順番に見ていきましょう。

1.世界初の分散型取引所

Uniswapは、2018年に設立された世界初のDEX(分散型取引所)です。DEXとは、ブロックチェーン上にある分散取引所のこと。

Uniswapにアクセスすれば仮想通貨の両替や、通貨を預けて報酬を得るステーキング機能を利用できます。

オンラインバンキングとの大きな違いは、主に下記の3点です。

  • スマートコントラクトで管理されている
  • 管理者が存在しない
  • 人的コストや物理コストが発生ため、その分金利が高い

スマートコントラクトとは、イーサリアムのブロックチェーンで実装され、自動的に契約や取引を実行してくれるプログラムのことです。

そのためUniswapでは、仮想通貨の取引はプログラムによって自動的に処理されます。人の手が介在しないため、人的コストを削減可能

オンラインなのでもちろん物理的コストもかかりません。その分が手数料収入として、流動性提供者に還元されます。

流動性については次の項目で解説します。

Uniswapは数多くのDEXの中で取引高1位

Uniswapは、数あるDEXの中でも取引高が1位です。下図のように、UniswapがライバルであるPancakeSwapなどを圧倒しているのがわかりますね。

The BolockでのUniswapの取引高
出典:The Bolock
the block Dex volume
出典:the block Dex volume

2.流動性プールでマッチング問題を解決

Uniswapには異なる2種類の仮想通貨をセットで預けて、流動性を提供する仕組みがあります

従来のDEXはユーザー間取引での両替がメインでした。結果、ユーザー同士の需要がマッチングせずに、ほしい仮想通貨があってもなかなか両替できない問題が発生しました。

そこでUniswapは、両替用のトークンを事前にスマートコントラクトに預けておく「流動性プール」という仕組みを提供

両替に便利なように、あらかじめ2種類の仮想通貨をセットで預けておくのです。

この仕組みにより、取引所の板取引のように両替してくれる相手を待たなくても流動性プールにある仮想通貨と交換できるため、取引が迅速に行えるようになりました。

通貨を両替する人はスワップの際に手数料を支払い、流動性プールに通貨を預けている人がそれを報酬として受け取ります。

通貨を預ければ手数料が報酬として受け取れるため、流動性プールに仮想通貨を預ける人のインセンティブになると言えるでしょう。

【中級者以上向け!】V3では価格レンジを限定して流動性提供ができる

2024年10月29日現在、UniswapはV3と呼ばれる最新バージョンです。V3では手数料収入のパーセンテージと、価格範囲設定の組み合わせで資本効率の良い運用ができます。

手数料収入は4パターンから選択可能。価格範囲の設定は、流動性提供を任意の価格帯に対して行えることを指します。

具体的には、流動性提供者が得られる報酬のパーセンテージは、下図の赤枠にあるように4パターンから選択できます。

  • 0.01%
  • 0.05%
  • 0.3%
  • 1%
流動性を追加する

上記の通貨ペアと手数料の場合、ETHとMNTがUniswap上で1万ドル両替されたとすると、30ドルが流動性提供者への報酬となります。

30ドルは、ETH-MNTの通貨ペアを預けている流動性提供者の預け入れ金額に応じて分配。

仮に提供した流動性の割合が総額の1%であるなら、報酬として受け取れる金額は0.3ドルとなります。

また、価格レンジは自分で設定可能です。

たとえば、1BNBに対してUSDTを304.20874から304.81774の間に価格帯を設定すると、BNBの価格がその範囲内である場合のみ手数料収入が発生する仕組みです。

価格帯を設定する

範囲を狭く調整すればするほど、流動性提供者が手に入れる報酬は高くなります。

反対に範囲を広く設定すると、報酬は発生しやすくなるものの、額は低くなるので注意が必要です。

最初は価格範囲設定の難易度が高く感じるかもしれません。

初心者の方はUniswap側で自動的に選ばれている手数料と価格範囲のまま、流動性を提供するのがおすすめです。

設定した価格範囲から実際の仮想通貨価格が外れた場合は、流動性を提供できず報酬が発生しないので注意しましょう。

V4の開発計画が発表されている

Uniswapは2023年6月に、次期バージョンであるV4のリリースを発表しました。

V4の特徴は、下記の機能が導入される点です。

  • フック
  • シングルトン
  • フラッシュアカウンティング

フックとはUniswapのプラグインのこと。使用することで、流動性プールのカスタマイズを細かく行えるようになります。

シングルトンとはUniswapの内部設計のこと。すべてのプールが1つのコントラクト内に収められ、Uniswapで発生するガス代を大幅に削減できるようになります。

フラッシュアカウンティングは、従来は作業するたびにトークンを送信する必要があった点を改善し、外部転送を最後の1回のみにする仕組みです。

V4へのアップグレードにより、資本効率とガス効率は大きく向上が期待できるでしょう。

3.NFTの購入が可能

Uniswap
出典:Uniswap

Uniswapでは、複数のマーケットプレイスで販売されているNFTを一括購入できます。

サポートしているNFTマーケットプレイスは下記の通り。

  • OpenSea
  • X2Y2
  • LooksRare
  • Sudoswap
  • Larva Labs
  • X2Y2
  • Foundation
  • NFT20

ほしいNFTが上記のNFTマーケットプレイスに散らばって存在していたとしても、Uniswap画面ではすべてまとめて一覧表示可能

さらにUniswapは、最も安い価格を表示してくれます。投資のためにNFTを効率的かつ大量に購入したいユーザーにぴったりの機能です。

ほしいNFTを探してNFTマーケットプレイスを行き来する必要がなくなるため、非常に利便性の高い仕組みと言えるでしょう。

一括でNFTを購入すれば、ガス代も1回分で済みますよ。

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Uniswap(ユニスワップ)のメリットとデメリット

Uniswap(ユニスワップ)のメリットとデメリット

Uniswapを使用する上でのメリットとデメリットを解説します。

メリット、デメリットはそれぞれ下記の通りです。

【メリット】

  1. 口座開設が不要・ウォレットを接続するだけ
  2. 使用可能チェーン・取引できる仮想通貨の種類が豊富
  3. 流動性を提供すると報酬をもらえる

【デメリット】

  1. 詐欺コインも存在する
  2. インパーマネントロスが発生する場合がある
  3. 特定のトークンで0.15%の手数料が発生する

順番に見ていきましょう。

【メリット1】口座開設が不要・ウォレットを接続するだけ

Uniswapで取引をするために、口座開設手続きは必要ありません

銀行や仮想通貨取引所と異なり、仮想通貨ウォレットさえ接続すればすぐにUniswapのサービスは利用可能になります。

Uniswapで使用可能なウォレットは下記の通り。

  • MetaMask
  • Uniswap Wallet
  • Ronin Wallet
  • WalletConnect
  • Coinbase Wallet

初心者の方におすすめのウォレットはMetaMaskです。日本語表示可能で、シンプルなUIが使用しやすいのが魅力。

下記の記事で、MetaMaskの導入方法や使い方を詳しく解説しています。まだMetaMaskウォレットの準備ができていない人は、ぜひチェックしてみてください。

【メリット2】使用可能チェーン・取引できる仮想通貨の種類が豊富

Uniswapは1,500以上の銘柄を取り扱っています。聞いたことのある仮想通貨ならほぼすべて扱っていると言って良いでしょう。

さらに2024年10月29日現在、Uniswapは13種類のチェーンに対応しています。設立当初はイーサリアムチェーンのみしか使用できませんでした。

しかし、その後対応チェーンが増加し、下記のようなネットワークを使用できます。

  • Ethereum
  • Arbitrum
  • Optimism
  • Polygon
  • BASE
  • BNB Chain
  • Avalanche
  • Celo

NFTゲームをよくプレイする人であれば、BNBチェーンやPolygonチェーン、Avalancheチェーンは使用頻度が多いかもしれません。

また、レイヤー2のチェーンも充実しているので、高速で低コストな取引が可能です。

レイヤー2とは

イーサリアムの処理遅延や高い手数料の問題を解決するために開発されたネットワーク。

今後もレイヤー2の発展に対応するため、Uniswapの使用可能チェーンは増えていく可能性があるでしょう。

【メリット3】流動性を提供すると報酬をもらえる

Uniswapでは前述したように異なる仮想通貨をセットで預けて流動性を提供すると、手数料収入(報酬)が得られます。

しかも、UniswapV2では得られる手数料収益が0.3%と固定でしたが、V3からは下記2点を流動性提供者が調節して報酬を得られるようになりました。

  • 手数料収益を、0.01%、0.05%、0.3%、1%から選べる
  • セットで預ける仮想通貨の価格範囲を選択できる

資本効率が良くなった結果、流動性提供者は自身の戦略に基づいて収益を最大化できるようになったのです。

【デメリット1】詐欺コインも存在する

Uniswapでは、トークンの上場のために審査は必要ありません。ERC-20規格に準拠していれば、誰でも独自トークンを作成してUniswapに上場させられます。

ERC-20規格とは

イーサリアムがオープンソースで開発したトークン規格。

そのため、多くのマイナーな通貨をユーザーが入手できるのはメリットである一方、中には悪質な詐欺コインが紛れ込んでいる可能性もあります。

詐欺コインの特徴は、そもそもその仮想通貨やプロジェクトの構想がなく、お金集めだけが狙いである点です。

個人情報を盗む不正なトークンも中には存在するため、知らないトークンとスワップするのは避けるようにしましょう。

【デメリット2】V3の価格範囲設定が難しい

流動性提供の際の価格範囲設定が、初心者には難しい点もデメリットだと言えるでしょう。UniswapはV3から、流動性を提供する際に価格範囲の設定が可能になりました。

流動性を提供したい価格範囲を任意で選ぶことで、ピンポイントで手数料収入を得られるようになりました。仮想通貨の価格をある程度予測できる人にとっては、効率的に収益を狙える良い方法と言えます。

しかし、ある程度仮想通貨の価格動向を把握していないと、価格範囲設定は難易度が高いのも事実です。誰でも気軽に判断できるものではないため、初心者の方は戸惑いを感じてしまうかもしれません。

初心者の方は、Uniswap側であらかじめ設定されている通りに流動性を提供するのがおすすめです。

【デメリット3】特定のトークンで0.15%の手数料が発生する

Uniswapでは2023年10月から、特定のトークンの両替の際に0.15%のスワップ手数料が必要になりました。

これまでは仮想通貨取引所や他のDeFiと違い、運営に支払う手数料がないのがUniswapの魅力でした。

しかし、Uniswapは持続可能なビジネスであることに取り組むとして、手数料を請求するように

2023年10月にUniswap創設者のヘイデン・アダムスは「持続可能な収益構造を構築するため」に決断に至ったと報告しています。

よって、一部のファンが離脱する可能性もあるでしょう。

スワップ手数料が発生するトークンの種類

スワップ手数料は、下記のトークンペアの両替のときに発生します。

  • ETH
  • USDC
  • WETH
  • USDT
  • DAI
  • WBTC
  • agEUR
  • GUSD
  • LUSD
  • EUROC
  • XSGD

片方のみが上記のトークンの場合は該当しません。

たとえばETHからUSDCに両替するなど、両替元と両替先が上記のトークンの場合に手数料は発生します。

手数料は両替先のトークンで発生するため、上記の例ではUSDCで支払う形となります。

上記のペアでスワップするときは、0.15%の手数料がかかることを覚えておきましょう。

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Uniswap(ユニスワップ)の使い方を解説

Uniswap(ユニスワップ)の使い方を解説

Uniswapの主な使い方を解説します。

  1. スワップ|仮想通貨を交換
  2. プール|流動性を提供
  3. NFT|効率的な売買が可能

順番に見ていきましょう。

1.スワップ|仮想通貨を交換

Uniswapにアクセスします。画面右上にある「Launch App」をクリックしましょう。

スワップ|仮想通貨を交換

次にウォレットに接続します。画面右上に下記のような一覧が表示されるため、使用しているウォレットをクリックしてください。

Connect a wallet

両替したい仮想通貨が置いてあるチェーンを選択しましょう。

Ethereum

今回はイーサリアムチェーンにあるETHをUSDTへ交換(両替)する方法を紹介します。

スワップ画面の上側で両替したいETHの数量を入力しましょう。両替したい仮想通貨を選択。金額を確認して「スワップ」をクリック。

スワップ確認画面

スワップの確認画面が表示されます。

編集部が実際にスワップしたところ、Uniswapへの手数料が0.04ドル(約5円)、ガス代が約1488円かかりました。

問題なければ「スワップを確認する」をクリックしましょう。MetaMaskが起動するので、ガス代に署名すれば両替は終了です。

スワップを確認

2.プール|流動性を提供

Uniswapにアクセスして、右上のプールをクリックします。

プール

右上のネットワークの箇所から、使用するチェーンも忘れずに選ぶようにしましょう。今回はBNBチェーンを例に説明します。

BNB Chain

次に、右上の「新しいポジション」をクリック。

新しいポジション

流動性を提供する仮想通貨の選択画面が表示されます。クリックして、トークンを選択しましょう。

トークンを選択

仮想通貨を選んだら、今回は初期設定のまま金額の入力を行います。手数料収入を選択したい人は、「編集」をクリックすると手数料の選択肢が表示されます。

価格範囲の調整をしたい人は+と−ボタンで調整、もしくはドラッグでピンクと緑の棒線を移動させて価格範囲を調整しましょう。

初心者の人は、初期設定のままで変更しないのがおすすめですよ。

0.05BNBと9.03432USDTをセットで預ける

今回は、0.05BNBと9.03432USDTをセットで預けてみます。初めて流動性を提供する場合は仮想通貨を承認する必要があります。

「USDTを承認する」をクリックしてガス代を支払いましょう。今回は0.05ドル相当(約7円)のガス代がかかりました。

USDTを承認する

次に「プレビュー」をクリック。以下のような流動性を追加の内容確認画面が表示されます。

問題なければ、「追加」をクリックしましょう。MetaMaskが起動して、ガス代が表示されるので、承認をクリックすれば完了です。

流動性を追加

流動性を提供すると、レシートも兼ねたNFTが発行されます。

このレシートは流動性を除去した後も失われずウォレットに残りますが、2024年10月29日現在は、特に用途や特典はありません。

将来的に何らかの価値が発生する可能性もあるため、発行されたらそのまま保有しておくと良いでしょう。

USDT/BNB

3.NFT|効率的な売買が可能

Uniswap公式サイトを開いたら画面左上にある「NFT」をクリックしましょう。NFTコレクションのランキング画面が表示されます。

ページ上部に検索欄があるので、ほしいNFTコレクション名称を入力して検索してみましょう。コレクションページが表示されたら、フィルター機能や検索を利用すると便利です。

価格を低い順、高い順から、NFTの種類をレアな順、コモンの順からソートできます。

NFT

ほしいNFTの詳細ページにアクセスして「Add to Bag」をクリックすると、支払い画面に進みます。

「支払う」をクリックしてガス代を支払えば、購入は完了です。

NFT

スウィープ機能もあり

スウィープとは、NFTをバーで移動させて、感覚的に範囲選択する機能のこと。画面右上にSweepボタンがあるので、クリックしてください。

Sweep

赤枠の中の青いバーをドラッグで移動させると、感覚的に購入したいNFTの数量を選択でき、自動的にカートの中に入れられます。

複数のNFTマーケットプレイスに分けて決済を行うと、その都度ガス代が発生します。しかしUniswapで一括購入すれば、ガス代は1回で済む点がメリットです。

ガス代を節約でき購入の手間も軽減可能なので、NFT投資家にとってUniswapは非常に便利なマーケットプレイスと言えるでしょう。

Sweep

なおNFTの一括購入は、NFTマーケットプレイスBlurでも可能です。

Blurはトレーダー向けのマーケットプレイス。NFTを大量に取引する際に便利なので、気になる人はぜひチェックしてみましょう。

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Uniswap(ユニスワップ)の将来性を解説

Uniswap(ユニスワップ)の将来性

Uniswapの将来性について説明します。

ポイントは下記の3点です。

  • アプリ版UniswapWallet(ユニスワップウォレット)が普及する
  • V4がリリースされて資本効率が向上する
  • 手数料徴収によるユーザー離れの可能性

順番に解説します。

アプリ版UniswapWallet(ユニスワップウォレット)が普及する

UniswapWallet
出典:Uniswap

Uniswapは、2023年4月にiOS版、11月にAndroid版のUniswapWalletを公開しました。仮想通貨やNFTを保管できる他、下記のような機能があります。

  • スワップ機能
  • チェーン自動切り替え機能
  • スワップ保護機能

MetaMask同様UniswapWalletでは簡単に両替が行えるので便利です。

対応しているチェーンは下記の通り。

  • Ethereum
  • Polygon
  • Arbitrum
  • Optimism
  • Base
  • BNB

特に便利なのはチェーン自動切り替え機能です。手動で切り替えなくても、トークンを選択するだけでネットワークが自動的に選ばれます。

その他、スワップ保護機能も搭載しています。

サンドイッチ攻撃と呼ばれる、大きな取引の際に前後に取引を差し込んで利益を得ようとする攻撃からウォレットを守れるのです。

現状、ウォレットはMetaMaskが広く普及していますが、セキュリティ面からUniswapWalletが今後選ばれる可能性があるでしょう。

V4がリリースされて資本効率が向上する

Uniswapは、次期バージョンアップ版V4の開発を計画しています。

現状に飽き足らず、より良い改善を追求して開発を進めていく姿勢に共感して、数あるDEXの中からUniswapを選択するユーザーが増える可能性があるでしょう。

V4では新しいプラグインや設計により、資本効率化を図ります。

資本効率がよくなると現在のV3バージョンよりも同額、もしくは低い額の流動性提供で高い手数料徴収が可能となります。

効率化が進むことでガス代の低下も期待できますよ。

運営手数料徴収によるユーザー離れの可能性

Uniswapは運営手数料を徴収しないのが魅力の1つでした。しかし、2023年10月よりUniswapは、スワップ時に0.15%の運営手数料を徴収すると発表しました。

中央集権である仮想通貨取引所は、人件費や設備費用などの多額な経費が発生するため、取引手数料が高い傾向にあります。

一方、DEXはスマートコントラクトで自動的に取引されるため、人件費や設備費用は不要でユーザーから取引手数料を徴収しないのが魅力でした。

DEXとしてのメリットが薄れたことで、他のDEXにユーザーが流れる可能性もあるでしょう。

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Uniswap(ユニスワップ)に関するQ&A

Uniswap(ユニスワップ)に関するQ&A

Uniswapに関するよくある質問と回答をまとめました。

  • Uniswapで、インパーマネントロスが発生する可能性はありますか?
  • Uniswapにアプリはありますか?
  • スワップできないときはどうすればよいですか?
  • Uniswapウォレットに送金するときはどうすればよいですか?
  • 取扱銘柄はどれくらいありますか?
  • 日本語表示は可能ですか?

順番に見ていきましょう。

Uniswapで、インパーマネントロスが発生する可能性はありますか?

Uniswapに限らずですが、DEXで流動性を提供するとインパーマネントロスが発生する場合があります。

インパーマネントロスとは?

流動性を提供している仮想通貨に大きな価格変動が起きたときに発生する損失。結果的に流動性マイニングせず、ウォレットに保管しておいた方が資産は減らない計算となる。

Uniswapにアプリはありますか?

Uniswapにはウォレットアプリが存在します。iOS版とAndroid版共にリリースがされていますよ。

以下のページからダウンロードできます。

スワップできないときはどうすればよいですか?

まずはガス代が不足していないか確認しましょう。下記のようにそれぞれのチェーンの基軸通貨がガス代として必要です。

  • ETHチェーン→ETH
  • BNBチェーン→BNB
  • Polygonチェーン→MATIC

その他、スワップ作業中に仮想通貨価格変動(スリッページ)が起きて、取引が自動的にキャンセルされる場合があります。

取引する価格が仮想通貨価格を変動させるほど大きい場合もエラー(Price impact too high0)が出ます。

いずれも価格を再設定して、改めてスワップをやり直してみると良いでしょう。

Uniswapウォレットに送金するときはどうすればよいですか?

Uniswapウォレットの赤枠の箇所をコピーして、他のウォレットの送金画面の宛先へ貼り付けましょう。

Uniswapウォレットに送金

取扱銘柄はどれくらいありますか?

2024年1月時点で、Uniswapの取引銘柄は1,500種類以上です。

日本語表示は可能ですか?

Uniswapは日本語に対応しているので、自動的に日本語表示になります。

もし他の言語になってしまった場合は右上のウォレットアドレスをクリックして、設定画面を表示させれば言語の選択が可能です。

Uniswapは日本語に対応

UNIは上場していますか?

UNIはUniswapの独自通貨で、国内取引所には上場していません。取引できるのは、下記のような海外取引所です。

  • Bitget
  • MEXC
  • Bybit

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Uniswapで流動性提供したら、UNIトークンをもらえますか?

V2までは、流動性を提供するとUNIトークンがもらえました。V3以降は流動性を提供すると、手数料とレシートとなるNFTがもらえます

NFTはあくまでもレシートの役割で、流動性を解除してもバーン(消去)されることはありません。

しかし、将来的にユーティリティ要素がつく可能性もあるので保有しておくと良いでしょう。

まとめ

本記事では、Uniswapの特徴やメリット・デメリット、使い方や将来性について解説しました。

最後に重要な点をおさらいしておきましょう。

  • Uniswapは2018年に設立された分散型取引所
  • 両替の他にNFT取引や流動性提供ができる
  • 人件費や設備がかからない分ユーザーの報酬に還元される
  • 2種類の仮想通貨を預けて見返りに報酬を獲得できる
  • 流動性を提供するとNFTが発行される
  • 他のマーケットプレイスで出品されているNFTをまとめて一覧表示可能
  • 特定の仮想通貨のスワップに取引手数料が課されるようになった
  • 次期バージョンのV4を開発している

Uniswapは1,500以上の仮想通貨が取引でき、対応チェーンも8つあるため利便性が高いと言えます。

取引所で指値注文や成行注文で通貨を用意するよりも、Uniswapでスワップ(両替)する方が手軽です。本記事を読んで、ぜひUniswapを利用してみてください。

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この記事を書いた人

「Metaland編集部」は、Web3.0、メタバース、AIといった最新のトピックを皆様にお届けします。専門知識がない方でもご心配は不要です。情報を深くかつ分かりやすく解説することを重視し、新しいデジタル時代への案内役となることを目指しています。一緒に新たなステップを踏み出しましょう!

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