画像出典:kaidro.com 記事参考:Immutable kaidro公式 Decryp
日本のゲームファンに注目されることが期待される新作ゲーム『KAIDRO THE GAME』が発表されました。
人気タイトル『Call of Duty』や『Apex Legends』の開発者であるPeggy Chung氏とRobert Simons氏が参加しており、そのクオリティに大いに期待が寄せられます。
KAIDRO THE GAMEとは?160万回以上視聴されるWEBTOONが原作
『KAIDRO THE GAME』は、崩壊した世界を舞台に、メカを操る一派と強力な魔法使いが戦うRPGゲームです。『ファイナルファンタジー』シリーズや『ドラゴンクエスト』シリーズと共通点がありますが、NFT技術を取り入れた新しい試みが注目を集めています。
10,000体のNFTキャラクターが登場し、各キャラクターにはそれぞれ特別なストーリーとアイテムが用意されています。
また、NFTを購入せずにゲームを楽しみたいユーザーには、無料体験版も提供される予定です。
Kaidroの背景
「Karido」とはロサンゼルスを拠点とするGadget-Bot社が2020年にリリースしたWEBTOONプロジェクト。Webコミックやイラスト集、アニメーションをリリースし、これまで160万回以上視聴されるほどの人気があります。
- WEBTOONとは?
-
デジタル漫画の一種で、スマホでのスクロールに適した縦長の形式と、フルカラーであることが特徴。
Kaidroの世界観はGadget-Bot社が10年以上の歳月をかけて築き上げてきたものであり、これほど緻密に練り上げられた背景を持つブロックチェーンゲームは他に類を見ないものです。
日本ではストーリー性が高い『ファイナルファンタジー』シリーズが高く評価されていることから、『KAIDRO THE GAME』も日本での評価が高まることが期待されます。
人気タイトルを多く輩出するImmutableからリリース
『KAIDRO THE GAME』は、Web3.0ゲームを構築するブロックチェーンプラットフォーム「Immutable」で開発されています。
Immutableエコシステムで構築されたブロックチェーンゲームはガス代の安さが特徴で、NFT取引時に高額なガス代を支払う必要がない点が魅力です。
過去にImmutableで開発されたブロックチェーンゲームはヒット作が多く、2019年リリースのNFTトレーディングカードゲーム『Gods Unchained』は、2023年4月時点で1日あたり2,000万円以上の取引があり、日本にも多くの熱狂的ファンが存在します。
さらに、開発中のメタバースゲーム『Illuvium』は、日本のゲームファンを魅了し、Discordコミュニティで日本人専用チャンネルが設けられるほどの人気を集めています。
これらImmutableで開発されたブロックチェーンゲームが日本での人気を考慮すると、『KAIDRO THE GAME』も日本のゲームファンからの支持を集める可能性が高いと言えるでしょう。
日本のゲーム市場に大きなインパクトを与えるか
『KAIDRO THE GAME』は、日本のゲーム市場でも大きなインパクトを与える可能性があります。その独自の世界観とNFT技術を活用した新しいゲーム体験が、多くのゲームファンの心をつかむことでしょう。
KAIDROは日本の文化とアニメに大きく影響を受けていると公表していることから、日本のゲームマーケットをターゲットにすることが予想され、日本語対応するのではと期待感が高まります。
2023年7月にベータテスト版がリリースされる予定
『KAIDRO THE GAME』は、2023年7月にベータテスト版がリリースされる予定です。PC版が先行して発売された後、モバイル版にも対応する予定となっています。
また、独自トークン$KDRのリリースも予定されていますが、現状ではその具体的な用途については明言されていません。
開発者のコメント
Robert Simons氏は、NFT技術を取り入れたマーケットプレイスについて次のように語っています。
NFT保有者にマーケットプレイスを提供したかった。NFTのクローンを一定量まで作り、それを『NFTにはあまり興味がないけど、スキンは魅力的だ」と感じるプレイヤーに販売することができるのです。これにより、プレイヤーはそのスキンを購入し、NFT保有者のポイントアップに貢献することができるのです。
引用:Decrypt
これまでゲーム内アイテムを合成してNFTを作成して販売するブロックチェーンゲームは存在しましたが、NFTをゲーム内アイテムに複製して販売することは新しい試みだと言えるでしょう。
従来のブロックチェーンゲームでは高価なNFTが必要でしたが、NFTクローン技術を利用すれば、NFTを持っていなくてもゲーム内のスキンやアイテムが利用できるようになります。
この技術の普及によりゲームへアクセスしやすくなり、NFT市場に新たなプレイヤーが増えることで、NFTと独自トークン$KDRの価値が上昇すると予想されます。
今までにない新しいゲーム性で、ブロックチェーンゲームの新しい形が生まれるかもしれません。
まとめ
『Call of Duty』や『Apex Legends』の開発者が手がける新作ゲーム『KAIDRO THE GAME』は、Kaidroの重厚な世界観と新しいNFTの試みを組み合わせたゲーム体験が話題となっています。
ただ仮想通貨を稼ぐだけの作業ゲームと、一線を画す作品となるであろう『KAIDRO THE GAME』。
日本のゲームファンは、来るべきブームに乗り遅れないよう今のうちにチェックしておいたほうがよいでしょう。