出典:Bybit
Bybitは、海外仮想通貨取引所として、もっとも影響力のあるサービスです。しかし、
- Bybitの手数料はいくらか?
- いつ、どのタイミングで手数料が発生するのか?
- 手数料が高すぎて手数料負けするのでは?
このような疑問を持っている人は多いのではないでしょうか?
Bybitでは、取引や入出金にあたって、一般的な水準での手数料が設けられています。ただ、いつどの手数料が、どれくらいかかるか理解しておかないと、損するかもしれません。
しかし、きちんと対策しておけば、手数料の発生をおさえ、十分に収益性を担保できます。
本記事では、Bybitの手数料体系や発生のタイミング、手数料負けを避ける方法などを解説するので、参考にしてください。

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Bybitの手数料体系一覧と手数料の解説

まず、Bybitの手数料体系に関して解説します。
- 取引手数料|取引する際に発生する手数料
- 出金・送金手数料|仮想通貨を別の取引所に移す際の手数料
- 資金調達手数料|先物無限取引時に発生
- 強制決済手数料|強制決済された際に発生
- その他の手数料一覧
このように、Bybitではさまざまな手数料が発生します。どのような手数料が、いつ発生するか理解しておかないと、手数料負けを起こすかもしれません。
だからこそ、手数料体系を理解しておくのは大切です。
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
取引手数料|取引する際に発生する手数料
取引手数料とは、Bybitで取引する際に発生する手数料です。詳しくは以下を参照にしてください。
取引内容 | テイカー手数料率 | メイカー手数料率 |
---|---|---|
現物取引 | 0.1% | 0.1% |
無期限契約・先物契約取引 | 0.06% | 0.01% |
オプション取引 | 0.03% | 0.03% |
メイカー注文 (Maker):
新しい価格で注文を出し、その価格で取引したい人が現れるのを待つ注文方法。市場に新しい注文(選択肢)を「作る (Make)」役割のため、手数料が安くなる。
テイカー注文 (Taker):
すでに出ている注文を選んで、すぐに取引を成立させる注文方法。市場にある注文を「取る (Take)」形で取引するため、手数料が少し高くなるケースが多い。
取引する仮想通貨の総量に手数料率をかけることで、手数料金額が決まります。
たとえば現物取引で1ETHを取引するなら、0.1%の手数料率が適用され、0.001ETHが取引手数料として発生します。
出金・送金手数料|仮想通貨を別の取引所に移す際の手数料
出金手数料は、仮想通貨を出金する際に発生する手数料です。
Bybitでは、各通貨に最小出金額と出金手数料が設定されています。主な通貨のものを表にまとめたので、参考にしてください。
仮想通貨 | 最小出金額 | 出金手数料 |
---|---|---|
BTC | 0.00027 BTC | 0.00011 BTC |
ETH | 0.0015 ETH | 0.0015 ETH |
XRP | 1.2 XRP | 0.2 XRP |
SOL | 0.03 SOL | 0.008 SOL |
参照:Bybit
出金手数料は一律ではなく、通貨(ネットワーク)によって異なります。国内取引所に送金するのであれば、最も安価な通貨はXRP(約65円:2025年3月29日時点)です。
送金前にBybitで保有している通貨をXRPに交換しておくことで、送金手数料を最小限におさえられます。
送金手数料は金額ではなく、1回につき発生するため、送金回数をできるだけ少なくするのがポイントです。
Bybitにおける出金制限のルール
Bybitの入出金では、出金制限が設けられています。詳しくは以下の表を参照にしてください。

つまり本人確認レベルに応じて、USDTベースで1日の出金上限額が決められています。
Bybitでは本人確認を完了していないと仮想通貨を取引できないため、必然的に標準個人KYC(本人確認書類提出と顔写真)までは完了しておく必要があります。
標準個人KYCまで完了しておけば日本円に換算して1日に約1億5,000万円まで出金できるため、よほどの高額出金する方でなければ上限に達することはないでしょう。
なお、パスワードや携帯電話番号を変更したり、パスキーを削除したりしたとき、24時間の出金制限がかかる点に注意してください。
資金調達手数料|先物無限取引時に発生
資金調達手数料は先物無限取引(無期限契約)で発生する費用です。
先物無限取引には決済期限がないため、市場価格と契約価格の間にずれが生じることがあります。この「ずれ」を調整するために導入されているのが資金調達手数料です。
まとめると以下のようになります。
- 市場価格より高い価格で買っている人(ロングポジション)は、安い価格で売っている人(ショートポジション)に手数料を支払います
- 逆に、市場が下落傾向の場合は、ショートポジションがロングポジションに支払います
Bybitでは、資金調達手数料は以下の計算式で算出されます。
資金調達手数料 = ポジション価格 × 資金調達率
この手数料は一定期間(通常8時間ごと)に徴収され、取引を継続するためのコストとして考えるとよいでしょう。
ポジション価格と資金調達率は、Bybitのサービスサイトで参照可能です。

強制決済手数料|強制決済された際に発生
強制決済手数料とは、ロスカットが発生した際に発生する手数料です。
証拠金(担保)が一定の維持率を下回った場合に、自動的にポジションが決済される仕組み。
Bybitでは強制決済の水準が設けられており、それに該当する場合、自動的に決済される仕組み。その際、証拠金が没収され、負債の補填に使われます。
そのロスカットに対して、以下の手数料が発生します。

手数料金額は、強制決済資産に強制決済手数料をかけて算出されます。
その他の手数料一覧
Bybitでは、上記以外にも、以下の手数料が発生します。
- レバレッジトークンの購入、償還手数料
- NFTマーケットプレイスの利用手数料
- Bybitカード利用時の使用手数料
Bybitでは、さまざまな場面で手数料が発生します。できる限り使用頻度をおさえ、手数料が発生しないように工夫しましょう。
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Bybitの手数料をできるだけ安くおさえる方法

Bybitでは、さまざまな場面で手数料がかかります。きちんと対策しておかないと、手数料が収益を上回る「手数料負け」を起こすかもしれません。
手数料をおさえ、収益性を高める方法として以下が考えられます。
- 出金回数を少なくする
- 出金手数料が安価な仮想通貨で出金操作する
- デリバティブ取引時にはメイカー注文を入れる
- クーポンやキャンペーンを活用する
いくつかの方法を組み合わせることで、手数料負けを避け、また収益性を高められるようになります。
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
出金回数を少なくする
まず、出金回数を少なくする方法が考えられます。
Bybitでは、出金のたびに、仮想通貨ごとで定められた出金手数料が発生します。
つまり頻繁に出金していると、手数料負けを起こすかもしれません。
そのためには、できる限り出金の頻度を落とし、出金手数料が複数回かかるのを避けるのが大切です。
出金手数料が安価な仮想通貨で出金操作する
また、出金手数料が安い仮想通貨を選んで、出金操作を実施するのも有効です。
BTCやETHは手数料が高いため、出金には向きません。
しかし、USDTやXRP、LTCは、出金手数料が安く設定されています。
その後の換金などで不便になる可能性はありますが、これらの仮想通貨として出金すれば、出金手数料を安くおさえられます。
できる限り、USDTをはじめとした仮想通貨に変えて出金操作しましょう。
出金手数料は時期や条件によって異なりますが、出金画面を開いた際に表示されます。そちらを参照しましょう。
デリバティブ取引時にはメイカー注文を入れる
デリバティブ取引時には、原則メイカー注文を入れるようにしましょう。
メイカー注文のほうが、わずかに手数料率が安いからです。
取引タイプ | 手数料 |
---|---|
現物取引 | テイカー手数料率:0.1% メイカー手数料率:0.1% |
無期限契約/金物先物の取引 | テイカー手数料率:0.06% メイカー手数料率:0.01% |
オプション取引 | テイカー手数料率:0.03% メイカー手数料率:0.03% |
デリバティブ取引を実施する際は、できる限りメイカー注文を入れましょう。
ただし、メイカー注文では、注文がすぐに約定されなかったり、予想外の価格変動が起こったりするリスクもあります。
すぐに注文を約定させたい場合はテイカー注文を、時間に余裕を持てるのであればメイカー注文を利用するとよいでしょう。
クーポンやキャンペーンを活用する
また、クーポンやキャンペーンを利用するのも効果的です。
Bybitでは、何らかの名目でクーポンが配布されたり、キャンペーンが開催されたりします。
たとえば、過去には以下のように手数料が無料になるキャンペーンが開催されました。
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これを利用すれば、手数料の支払いを避けながら、取引を進められます。
クーポンやキャンペーンの情報を得るには、Bybitの公式ホームページやSNSをチェックするのが大切です。
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Bybitを利用するメリット

Bybitにはそれなりの手数料が生じますが、さまざまなメリットもあります。
- 日本語対応しているので使いやすい
- 最大で100倍のレバレッジ取引を実施できる
- 追加証拠金が存在しない
- 取引時の遅延が少ない
これらは、仮想通貨取引をより安全かつ合理的に進めるうえで重要なメリットです。それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
日本語対応しているので使いやすい
Bybitは日本語に対応しているため、非常に使いやすいのが特徴です。
海外仮想通貨取引所では、日本語対応がなされておらず、使いにくく感じるケースがあります。
これは利便性の低下のみならず、取引上の操作を間違えるなどのトラブルにもつながりかねません。
しかし、Bybitでは日本語対応しているうえ、日本語でのカスタマーサポートも用意されています。

英語が読めなくても問題なく利用できるでしょう。
ユーザーインターフェースも一般的に優秀と評価されます。したがって、より使いやすい仮想通貨取引所であると評価できるでしょう。
最大で100倍のレバレッジ取引を実施できる
Bybitでは、デリバティブ取引で最大100倍のレバレッジを利用できます。
つまり、ごく少額の資金でも、より大きな取引を実施可能。
後述するように、追加証拠金がないため、証拠金以上の費用を支払うこともありません。
より大きなレバレッジが効いた取引を実施する場合は、Bybitを利用しましょう。
ただし、レバレッジ取引にはより大きな損失が発生する可能性もあります。レバレッジのかけ方は、慎重に検討しましょう。
レバレッジを利用したデモトレードも実施できるので、事前にテストするのを推奨します。

追加証拠金が存在しない
Bybitの特徴の一つに、追加証拠金(追証)が存在しない点が挙げられます。
つまりロスカット(強制決済)がなされるので、万が一の事態が起こっても多大な損失を避けられます。
またBybitでは、追加証拠金のかわりに保険基金を用意しています。
保険基金は、大きな損失がユーザーに生じないようにするための積立金。
万が一、大きな損失が生じうる決済がなされた場合、この積立金から損失が補填されます。
取引時の遅延が少ない
また、取引時の遅延が少ないのも大きなメリットです。
Bybitでは、1秒あたり10万件近い取引を処理する、高度なエンジンを搭載しています。
これにより、取引注文の遅延がほとんどない状態で利用可能。
スリッページなどを避けるうえで大きなメリットです。
一般的に、スキャルピングや高頻度取引を実施している場合、遅延による損害を被るケースが多いもの。
しかし、取引時の遅延が少なければ、余計な損失を出さずに済みます。
スリッページなどを避けたい人には、Bybitがおすすめです。
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Bybitの手数料に関するよくある質問

ここでは、よくある質問に回答します。
- 手数料負けしないためにはどうすれば?
- Bybitがやばいといわれる理由は?
- 口座維持に手数料はかかるか?
それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。
- 手数料負けしないためにはどうすれば?
-
手数料負けしないためには、先述の対策を実施するのが大切です。
- 出金回数を少なくする
- 出金手数料が安価な仮想通貨で出金操作する
- デリバティブ取引時にはメイカー注文を入れる
- クーポンやキャンペーンを活用する
さらに手数料を回避するためには、レバレッジを低くする、取引回数を少なくするなどの方法があります。
また利用を続けていると、Bybit内の会員ステータスであるVIPランクを高めれば、手数料は優遇されるようになります。
したがってVIPランクを先に上げて切ってしまい、それから取引を本格化させる方法もあるでしょう。
ただし、手数料負けを気にしすぎると、取引自体が不便かつ不利になります。過度に気にしすぎないようにしましょう。
- Bybitがやばいといわれる理由は?
-
Bybitがやばいといわれる原因として以下が挙げられます。
- リスクのある別の仮想通貨取引所と誤認されている
- 仮想通貨のリスクをBybitのリスクであると誤認されている
- 2025年2月にハッキング事件があった
もっとも重要なのは、2025年2月に発生したBybitに対する2,100億円相当の仮想通貨がハッキングにより流出した事件です。
【バブル終了?】Bybitハッキング
— 全財産イーサリアム (@nook_ethereum) February 22, 2025
Bybitがやらかしてくれましたね。
世界第2位の取引高を誇る仮想通貨取引所のBybitが2100億円相当の40万ETHを盗まれました。
ETH価格が回復し始めてたタイミングで。
さいあく。
史上最大のハッキング額ですが、仮想通貨市場は暴落してくのでしょうか?… pic.twitter.com/TUlGhUYbjZ犯人は北朝鮮のハッカーチーム「Lazarus Group」によるものと見られます。
Bybitほど大きな仮想通貨取引所がハッキングを受けるケースは珍しく、市場は混乱し、一時的にETHが暴落するなどしました。
ハッキングを受けて仮想通貨が流出した事実は「やばい」といわれても仕方がない部分があります。
一方で、Bybitの共同創設者の一人であるベン・チョウ氏は「たとえハッカーから仮想通貨を取り戻せなくとも、補償はできる」と公言しました。
したがって、資産を奪われることはありません。
もっとも心配される「入金したお金と得た仮想通貨が盗まれて、戻ってこない」というトラブルは避けられそうです。
meta landBybit(バイビット)は日本人禁止でやばい?評判・口コミ、日本人利用のメリット・デメリットを解説 | meta… Bybitは金融庁から警告を受けたことがあり、信託保全もないためリスクはありますが、セキュリティは強固で日本人も利用可能。高レバレッジ取引が魅力です。 - 口座維持に手数料はかかるか?
-
Bybitでは、口座開設や口座維持に手数料はかかりません。
基本的に取引されない限り、手数料は発生しないと考えて問題ありません。
また、Bybitアカウント内部での送金にも手数料はかかりません。
まとめ
本記事では、Bybitの手数料に関して解説しました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
- Bybitでは、取引や出金、資金調達や強制決済などで費用が発生する
- そのほか、マーケットプレイスを利用するなど、細かい場面でも手数料が生じる
- できるだけ手数料をおさえながら利用するのがポイントとなる
- 手数料負けを避けるには、出金回数を減らすのがよい
- 出金手数料が安いUDSTで出金するのも効果的
- 手数料はかかるが、Bybitには追加証拠金がないなどの魅力がある
Bybitに限らず、仮想通貨取引では、手数料の支払いをできるだけ避けるのが重要。うまく支払いを回避して、収益性を高めていきましょう。
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