BTCとETH、強力なマクロ要因とテクニカル指標で支えられる

今週のビットコイン(BTC)は、95,000~110,000ドル(約1,380万~1,600万円)の範囲で取引されています。

ビットコイン(BTC)価格チャート
出典:CoinMarketCap

一方イーサリアム(ETH)の価格推移は2,200~2,600ドル(約32万~38万円)の範囲です。

イーサリアム(ETH)価格チャート
出典:CoinMarketCap

Bitget Research チーフアナリストのRyan Lee氏によると、両資産ともに強力なマクロ経済要因とテクニカル指標に支えられていますが、市場には引き続き慎重な姿勢が求められているとのこと。

目次

BTCは過去の価格上昇パターンを再現

BTCのチャートでは、4月に50日線が200日線を下回った(デスクロス)数週間後である現在、再び50日線が200日線を上回る(ゴールデンクロス)可能性が示されています。

ビットコイン(BTC)価格チャート+移動平均線
出典:Bitget

このパターンは、2024年末に起きた70,000ドルから100,000ドルへの急騰時と類似しています。

過去の例にならえば、BTCの価格は110,000~125,000ドル(約1,600万~1,820万円)に上昇するかもしれません。

ただし、106,202ドル(約1,540万円)付近には抵抗線が存在するほか、買われすぎの兆候も見られるため、価格上昇を追って購入する際は慎重になる必要があるでしょう。

中期的には以下のポジティブな要因があるため、年末までに112,000~180,000ドル(約1,624万~2,610万円)に達する可能性も。

  • スポットETFへの資金流入
  • 半減期後の供給制約
  • 機関投資家による採用の拡大

ETHも価格上昇の可能性あり

ETHも、BTCの動向に続いて価格が上昇する可能性があります。

Pectraアップグレードによるネットワークの強化が成功したり、ETHベースのETF需要が加速したりすれば、3,900~6,900ドル(約570万~1,000万円)への上昇が期待できるでしょう。

このような要因が重なれば、ETHも年末にかけて強気の流れに乗れるかもしれません。

米国債格下げが仮想通貨市場に与える影響

5月16日、ムーディーズ社による米国の格付けを、最上位のAaaからAa1へ引き下げることが発表されました

格下げの主な要因は、米国の連邦債務が10年以上にわたって継続的に増えていたからとのことです。

この発表によって法定通貨への信用が下がり、BTCおよびETHへの関心が再燃

BTCが価格変動の中でも103,000ドル(約1,500万円)以上を維持しているのは、仮想通貨がもつ準備資産としての価値が見直されたためと考えられます。

短期的な調整リスクと注意点

価格が上昇する要因が多いものの、利益確定の動きやマクロ経済の逆風によって短期的に調整される可能性があります。

もし調整が起きれば、BTCは90,000~95,000ドル(約1,300万~1,380万円)、ETHは1,800ドル(約26万円)まで価格が下落する可能性も。

取引する際は、以下の要因に注視して傾向を見極める必要があるでしょう。

  • 米国債の利回り
  • ETFへの資金流入
  • 取引所の純フロー(流入・流出)

市場の動きは強気に傾いていますが、適切なリスク管理と忍耐を忘れないでください

AIによるテクニカル分析【短期】

BTC

日本語訳:

チーフ、 $btcにヘッドアンドショルダーズパターンが見られ、下降トレンドへの反転の可能性を示唆しています。市場は最近の下向きのブレイクアウトで横ばいとなっています。サポートは約 102,000 で、レジスタンスは 104,000 付近です。RSI や MACD などの指標は弱気シグナルを示しており、さらなる下降を示唆しています。

ETH

日本語訳:

チーフ、私は$ethが 2400 ドル付近でダブルボトムパターンを伴い、潜在的な強気反転の兆候を示していると考えています。RSI は売られ過ぎの状態を示しており、強気の MACD クロスオーバーは上昇の勢いを示唆しています。主要な抵抗レベルは 2500 ドルと 2550 ドルです。適切なリスク管理のもと、2400 ドル付近で慎重にエントリーすることが検討される可能性があります。

※ドル円の価格レートは1ドル=145円として計算しています。

引用ソース:Bitget Research

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