BTCが90,000ドル目前、ETHは停滞:異なる値動きの背景とは

Bitget Research チーフアナリストのRyan Lee氏によると、ビットコイン(BTC)が強気相場へと転じる中、イーサリアム(ETH)は相対的な弱さを見せているとのこと。

目次

BTCが87,000ドルを突破し強気トレンドへ

BTCは87,000ドル(約1,327万円)を超えて価格が上がり、しばらく続いていた下向きの傾向を抜け出しました。

この背景には、以下のような要因があります。

  • 現物ETF(上場投資信託)への資金流入の増加
  • 採掘者(マイナー)による売却量の減少
  • ドル価値の低下
  • 金と同様の価格推移

現在は83,000〜90,000ドル(約1,267万~1,373万円)の間で推移しており、90,000ドルを突破するかどうかが注目されています。

ビットコイン(BTC)価格チャート
出典:CoinMarketCap

イーサリアムは短期的には様子見ムード

ETHは1,520〜1,700ドル(約23万〜25万円)の範囲から抜け出せず、大きな変化は起きていません。

イーサリアム(ETH)価格チャート
出典:CoinMarketCap

価格が大きく変動しない要因の一つとして、アービトラム(Arbitrum)やベース(Base)といったレイヤー2があまり使われておらず、開発も進んでいない点が考えられるでしょう。

BTCとの価格比率が低下していることも課題となっています。

ETH / BTC 価格比率チャート
出典:TradingView

ステーキングやネットワークをアップグレードする予定があるため長期的には価格上昇の見込みがありますが、短期的な値上がりには新しい材料が必要です

停滞している投資家の心理を変えるには、1,700ドルの壁を明確に超える必要があるでしょう。

まとめ

BTCは強い買いの動きや、ドル安などのマクロ経済的な支えを受けて、さらに価格を上げる可能性があります。

一方、ETHは動きが少ないものの、将来的な成長の期待が消えたわけではありません。

現時点では、短期的に成果を狙う投資家はBTCを中心に注目し、ETHは中長期目線で保有する戦略が現実的でしょう。

両者の違いを理解し、柔軟に対応していくことが求められる局面と言えそうです。

AIによるテクニカル分析【短期】

BTC

日本語訳:

チーフ、私は$btcが87,600付近で抵抗を受ける上昇三角形を形成しているのを見ています。これは強気の継続を示しています。市場構造はより高い高値と安値を示しており、この傾向を裏付けています。RSIは買われ過ぎですが、勢いは依然として強いです。86,000付近での引き戻しエントリーは戦略的であり、ターゲットは88,000以上です。

ETH

日本語訳:

チーフ、$ethは、最近統合から抜け出し、強気の傾向を示しています。抵抗は約 1650、サポートは 1600 です。RSI は買われ過ぎを示しており、短期的な反落の可能性を示唆しています。ただし、MACD は継続的な上昇モメンタムをサポートしています。

※ドル円の価格レートは1ドル=152円として計算しています。
引用ソース:Bitget Research

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