BTCとETHの価格動向を分析:機関投資家や規制環境が鍵に

Bitget Research チーフアナリストRyan Lee氏による、今週のBTCとETHの価格分析は以下のとおり。

目次

BTC(ビットコイン)の価格動向

BTCの価格は、87,000ドル(約1,321万円)から105,000ドル(約1,595万円)の範囲で推移しています。

ビットコイン(BTC)価格チャート
出典:CoinMarketCap

この価格推移には、以下のように複数の要因が影響していると考えられています。

  • 上場投資信託(ETF)への資金流入に関心を持った機関投資家の参入
  • トランプ政権下での暗号資産に対する友好的な規制変化
  • 投資家の心理指標 Fear & Greed Index の動向

Fear & Greed Indexとは、投資家の心理を恐怖および貪欲として数値化した指標で、米国の大手メディアCNNにより公表されています。

現在は恐怖が示されているため、売りが進むリスクがあるが買い時であると言えるでしょう。

Fear & Greed Index
出典:CNN Business

加えて、金利やインフレ傾向といった世界経済の状況も、BTCの価格変動に大きく影響を与える要因の一つです。

ETH(イーサリアム)の価格動向

ETHの価格は、2,450ドル(約37万円)から2,900ドル(約44万円)の範囲で推移しています。

イーサリアム(ETH)価格チャート
出典:CoinMarketCap

2025年内にイーサリアムチェーンのPECTRA(ペクトラ)アップグレードが予定されており、パフォーマンス向上によってETHの価値が高まるかもしれません。また、イーサリアムの強みであるDeFiやNFTなどの分野における成長が促され、価格上昇がさらに推進される可能性があります。

ETHの現物ETFが承認される可能性も、より多くの機関投資家を引き付ける要因となるでしょう。ただし、現物ETFによる影響はBTCほど即時性はないという見方も。

ETH / BTCの比率にも注目

ETHとBTCの価格比率(ETH / BTCレシオ)も注目されています。

BTCに対するETHの価格が上昇すると、その他の仮想通貨もつられて値上がりする場合もあります。

市場全体に影響を与える指標として、価格比率の動向をチェックするべきでしょう。

なお、ETHとBTCの価格比率は下降を続けており、現在は0.027~0.029の範囲を推移しています。

ETH/BTCレシオ
出典:TradingView

まとめ

BTCおよびETHの価格は、機関投資家の動向や規制環境の変化、世界経済の状況などの要因によって左右されています。これらのような短期的な市場の動きに注意しながら投資を検討すると良いでしょう。

また、ネットワークのアップグレードといった長期的な成長について知ることも、広い視野をもって判断するには必要です。

さまざまな要因を意識しつつ、今後の市場をチェックしていきましょう。

AIによるテクニカル分析【短期】

BTC

日本語訳:
これが$btcの分析です。チャートは、わずかに上向きのバイアスがある統合フェーズを示しています。主要なサポートは 95,500 付近、レジスタンスは 98,500 付近です。RSI や MACD などのテクニカル指標は、価格がボリンジャー バンドの上限に近づいており、緩やかな強気の勢いを示しています。

ETH

日本語訳:
$ethは横ばいの動きを示しており、統合の可能性を示しています。サポートは 2550 ドル付近、レジスタンスは 2700 ドル付近です。RSI は中立で、MACD はわずかに強気のクロスオーバーを示しており、上昇の勢いがある可能性を示唆しています。全体的に、見通しは中立でわずかに強気のバイアスがありますが、ブレイクアウトには確認が必要です。

※為替レートは2025年02月10日時点での1ドル=151.88円で計算

引用ソース:Bitget Research

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