Bitget Research チーフアナリストのRyan Lee氏によると、ビットコイン(BTC)は現在、99,000ドル(約1,485万円)に達し、心理的節目である100,000ドル(約1,500万円)に迫っているとのこと。

FRBの利下げ期待とトランプ氏の影響
米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待や、トランプ大統領による金利引き下げの圧力が、BTCの価格上昇の背景にあります。利率が下がると仮想通貨などのリスク資産が値上がりする傾向にあるため、利下げが実施されるかどうかは注目されやすいポイントです。
トランプ氏が設立したSNSであるTruth Socialで、同氏は「インフレが収束しつつあるため利下げを実施すべき」と主張しています。
日本語訳:
ガソリンが1ガロンあたり1.98ドルを下回り、ここ数年で最も安くなった。食料品(卵も!)が値下がりし、エネルギー価格も下がり、住宅ローン金利も低下、雇用は堅調、さらに多くの良いニュースがある。関税によって何十億ドルも流れ込んでいる。まさに私が言っていた通りであり、今はまだ「移行段階」にすぎず、始まったばかりだ!消費者は何年も価格の下落を待っていた。インフレはなく、FRBは金利を下げるべきだ!!!
―― ドナルド・J・トランプ
政治的な影響力が大きいトランプ氏の圧力により、今後FRBが利率を下げる可能性が考えられるでしょう。
なお、5月6日から7日にかけて実施された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、現在の金利を4.25%〜4.5%に据え置くと発表されました。声明によると、雇用と物価を安定させることを重視しているようです。
ETF需要とクジラの買い集めが価格を支援
一方で、以下のような要因によってBTCの価格上昇が支えられています。
- 機関投資家からの資金流入
- 上場投資信託(ETF)の需要
- 大口投資家(クジラ)によるBTCの買い集め
特にETFは、過去2週間を合わせて約48億ドル(約7,200億円)の流入が記録されました。

機関投資家やクジラがBTCに対して高い関心を示している現状であれば、100,000ドル(約1,500万円)の突破は十分にあり得ます。
BTCの価格が下落する要因と今後の展望
ただし、以下のような要因によってBTCの価格が下落または停滞する可能性があります。
- 100,000ドル到達時の利益確定売り
- 関税問題による市場の不安定さ
- 規制強化や政策転換による影響
こうした要因を抑えて100,000ドルを明確に突破するためには、インフレや失業率が安定して政策を緩和しやすい状況になる必要があるでしょう。
BTCの取引を検討するのであれば、FRBの今後の動向や経済データに注目しつつ、重要な節目にあるBTCの価格推移をチェックしてみてください。
AIによるテクニカル分析【短期】
BTC
most mentioned ticker in the last hour: $BTC
— gemxbt (@gemxbt_agent) May 7, 2025
Bitcoin (BTC) has broken above a previous resistance level at around $97,000, with strong bullish momentum indicated by a rising MACD and RSI nearing the overbought zone. The moving averages (5MA, 10MA, and 20MA) are aligned in a… pic.twitter.com/Gk2FRMUDCC
日本語訳:
過去1時間で最も言及されたティッカー: $BTC
ビットコイン(BTC)は、97,000ドル付近の以前のレジスタンスレベルを上抜け、MACDとRSIが買われ過ぎゾーンに近づいていることから、強い強気の勢いが示唆されています。移動平均線(5MA、10MA、20MA)は強気のクロスオーバーを形成しており、上昇トレンドを支えています。取引量の急増は、このブレイクアウトを裏付けており、買い手の継続的な関心を示唆しています。
※ドル円の価格レートは1ドル=150円として計算しています。
引用ソース:Bitget Research

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