出典:Meebits
近年、多くのNFTプロジェクトが毎日のようにリリースされています。価値の高い作品を探し求めて、Meebits(ミービッツ)を知った方もいるでしょう。
しかし、
- MeebitsがどのようなNFTプロジェクトなのか知りたい
- 購入方法を知りたい。
- 将来性について知りたい。
などの悩みをもつ方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、Meebitsは3DボクセルデザインのNFTコレクションで、国内のNFTマーケットプレイスで簡単に購入できます。
今回は初心者でもわかりやすいように、Meebitsの特徴や購入方法、将来性について詳しく解説します。
国内外で人気のあるMeebitsの魅力を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Meebits(ミービッツ)とは?4つの特徴を紹介
Meebitsの主な4つの特徴について解説します。
- 3DボクセルデザインのNFTコレクション
- Cryptopunksを制作したLavra Labsがリリース
- 米4大タレント会社「UTA」と契約
- Meebits DAOのメンバーが運営
1.3DボクセルデザインのNFTコレクション
Meebitsは、コンピューターによって自動生成された20,000体NFTコレクション。3Dボクセルデザインという特徴的なスタイルをもっています。
- ボクセルデザインとは?
-
「ボクセル」は「ボリューム」と「ピクセル」を組み合わせた造語。
3次元ピクセルを用いて作られた3Dのグラフィックデザインのことを指す。
3Dボクセルデザインの代表的な作品として、マインクラフトやThe Sandboxのキャラクターが挙げられます。
ボクセルアートは、立法体を組み合わせるだけで簡単にオリジナル作品が作れるため、多くのユーザーから愛されています。
Meebitsは独特なデザイン性の高さから人気があり、40万円以上の価格で取引されているのです。
Meebitsは7種類のタイプがありレア度が異なる。
Meebitsは7種類のタイプが存在し、発行数の少ないコレクションは高い価格で取引されています。
7種類のタイプ名と発行数、平均販売価格は以下の表の通り。
タイプ | 発行数 | 平均取引価格(ETH) | ビジュアル |
---|---|---|---|
DISSECTED(解剖) | 5 | 700 | |
VISITOR(ビジター) | 18 | 330.1 | |
SKELETON(スケルトン) | 57 | 109.39 | |
ROBOT(ロボット) | 72 | 91.14 | |
ELEPHANT(象) | 256 | 23.77 | |
PIG(豚) | 711 | 14.29 | |
HUMAN(人間) | 18881 | 3.73 |
レア度の高いDISSECTED(解剖)の平均販売価格は700ETH(約1.7億円)と非常に高額で、入手困難なコレクションです。
12種類の属性が存在
Meebitsは7つのタイプの他に、12種類のアクセサリーや服装で構成されています。
属性 | 発行数 | 平均販売価格(ETH) | ビジュアル |
---|---|---|---|
入れ墨 | 994 | 5.35 | |
ジャージ番号 | 1433 | 5.3 | |
イヤリング | 2042 | 4.19 | |
オーバーシャツ | 3210 | 4.84 | |
ネックレス | 3738 | 4.46 | |
帽子 | 4329 | 6.04 | |
ひげ | 4429 | 4.23 | |
眼鏡 | 7830 | 4.19 | |
パンツ | 20000 | 4.4 | |
靴 | 20000 | 4.4 | |
髪 | 20000 | 4.4 | |
シャツ | 20000 | 4.4 |
タイプと同じように、発行数が少ない属性ほど高い価格で取引されています。
Meebitsのフロアプライスは、リリース後の2022年5月に約250万円まで価格が上昇し、その後下落。
- フロアプライスとは?
-
NFT作品の最低出品価格のこと。
2023年6月現在は45万円前後で安定した価格を維持しています。
2.CryptoPunksを制作したLavra Labsがリリース
Meebitsの制作を手掛けたのは、NFTコレクション「CryptoPunks」を制作したLarva Labs。NFTの可能性を世界に示したパイオニア的存在です。
- CryptoPunksとは?
-
2017年にリリースされた10,000体のジェネラティブNFTコレクション。
Meebitsは、CryptoPunksを生み出したLarva Labsがリリースすると発表されたことで、販売前から大きな注目を集めました。
CryptoPunksの実績に裏付けされた、高いデザイン性が評価されたのです。
2023年現在はBAYCを制作するYuga Labsが所有
2023年6月現在、MeebitsはNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を制作したYuga Labsが所有しています。
- BAYC(Bored Ape Yacht Club)とは?
-
Bored Ape Yacht Clubは、10,000体のユニークな「退屈なサル」を特徴とするNFTコレクション。
所有者は「クラブメンバー」となり、限定サービスやイベントへのアクセス権を得られる。
Yuga Labsが運営する公式サイト「The Official of MB1」では、Meebitsのアニメーションを選択してSNSアイコン用の写真を撮影できます。
また、Yuga LabsはNFT保有者にさまざまな体験を提供しており、Meebits保有者限定のイベントが開催される可能性もあります。
2022年6月にはBAYC保有者限定イベント「APEFEST2022」を開催。
イベントは無料で参加でき、エミネムやスヌープ・ドッグなどの有名アーティストのライブが行われました。
3.米4大タレント会社「UTA」と契約
Meebitsは、米国の4大タレント会社「United Talent Agency(UTA)」と契約しています。
UTAは、過去に俳優のジョニー・デップが在籍していたことで知られています。
UTAとの提携は、Meebitsがエンターテインメント業界と深く関わっていることを示しており、メディア露出などが増加する可能性もあるでしょう。
Meebitsがメディアで取り上げられれば知名度が向上し、価格上昇が期待できます。
4.Meebits DAOのメンバーが運営
Meebitsの運営は、Meebits DAOのメンバーによって行われています。
- DAO(分散型自律組織)とは?
-
ブロックチェーンの技術を元に運営される組織のこと。運営の意思決定はメンバーの投票によって行われ、公平性と透明性を重視している。
Meebits DAOは、Meebitsの所有者から選ばれるメンバーによって構成され、プロジェクトの方向性を決定します。
そのため、メンバーは自分たちが所有するMeebitsの未来を直接形成する機会が持てるのです。
Meebits DAOには、会員証NFTを購入すれば加入できます。
会員証NFTは0.05ETH(約1万2,000円)で購入できるので、気になる方は参加してみてはいかがでしょうか。
Meebitsの購入方法を初心者向けに解説
これからMeebitsを購入する初心者の方に、実際の手順を画像付きで詳しく説明します。
ここから先は、このページを別画面で開きながら作業するとわかりやすいですよ。
以下の手順で進めましょう。
- 仮想通貨MetaMaskを用意
- Coincheckの口座を開設
- Coincheck NFT(β版)にアクセス
- Meebitsを購入
仮想通貨ウォレットMetaMaskを用意
Meebitsを購入するためには、仮想通貨やNFTアイテムを保管する仮想通貨ウォレットが必要です。
はじめて仮想通貨ウォレットを作るなら、日本語対応で使いやすいMetaMaskをおすすめします。
MetaMaskはGoogle Chromeの拡張機能としてインストールでき、5分ほどでウォレットが作成可能です。
MetaMaskの使い方を詳しく解説している記事があるので、参考にしてください。
Coincheckの口座を開設
Meebitsは国内のNFTマーケットプレイス「CoincheckNFT(β版)」で購入できます。
CoincheckNFT(β版)を利用するには、仮想通貨取引所Coincheckに登録が必要です。
まだ登録していない方は、口座開設しておきましょう。
Coincheck NFT(β版)にアクセス
Coincheckにログインして、メニューから「CoincheckNFT(β版)」にアクセスしましょう。
画面右上の「マイページ」から「MetaMaskに接続」をクリックしましょう。
MetaMaskが起動するので「接続」をクリックすれば、ウォレットの連携は完了です。
タイトル一覧ページからMeebits公式コレクションを選択しましょう。
Meebitsを購入
欲しいMeebitsを選択して、購入ページにアクセスします。
「購入確認」ページから支払い手続きを済ませれば購入完了です。
Meebits公式サイトやOpenSeaでも購入可能
Meebitsは公式マーケットプレイスや、OpenSeaでも購入可能です。
Coincheck NFT(β版)に欲しいNFTがない時は利用してみると良いでしょう。
また、さまざまなNFTマーケットプレイスに出品されている作品を購入できるBlurでも、Meebitsの取り扱いがあります。
Meebitsの将来性を解説
ここからは、Meebitsの将来性についてのポイントを解説します。
- The Sandboxとコラボ
- 将来的にさまざまなメタバースで使える予定
- AR技術を活用
1.The Sandboxとコラボ
Meebitsにの将来性があるポイントとして、メタバースゲーム「The Sandbox」とのコラボレーションが挙げられます。
- The Sandboxとは?
-
イーサリアアムブロックチェーンで構築されたメタバースワールド。プレイヤーはオリジナルのキャラクターやゲームを作成できる。
同じ3Dボクセルアートで作られたThe Sandboxでは、保有するMeebitsをアバターとして利用できます。
Meebitsの個性的なデザインをThe Sandboxで利用すできれば、他のユーザーよりも注目を集めることになるでしょう。
The Sandboxについて詳しく解説している記事があるので、参考にしてください。
2.将来的にさまざまなメタバースで使える予定
MeebitsはThe Sandboxだけでなく、将来的にさまざななメタバースプラットフォームで使える予定です。
どのメタバースでも同じMeebitsを利用できれば、ユーザーが誰であるかをすぐに認識できるようになります。
メタバース内でのアイデンティティを確立できれば、より円滑なコミュニケーションが可能となるでしょう。
2023年4月8日には、メタバースゲームLeague Of Blue Chipsとのコラボを実現しました。
Meebitsを利用できるプラットフォームが多くなれば需要が増加し、価格上昇が期待できます。
メタバースとは、オンライン上でアバターを使ってコミュニケーションをとれる仮想空間のことです。
ゲームだけでなくビジネス、教育、建築など、さまざまな分野で活用されています。
メタバース内ではアバターやアイテムがNFT化され、仮想通貨を使って取引されるケースも。
Meta(旧Facebook)や、マイクロソフトなどの大手企業がメタバース事業に参入しており、世界的に注目を集めています。
メタバースについて詳しく解説している記事があるので、参考にしてください。
3.AR技術を活用
MeebitsはAR(拡張現実)技術を活用した、NFTの新たな体験を提供しています。
Meebitsが描かれた特殊なイラストをスマートフォンやARグラスを通して見れば、ユニークなアニメーションが楽しめます。
TwitterではMeebitsのAR体験をアップロードしているユーザーが見られました。
今後ARがより普及すれば、Meebitsはネット上だけでなく、現実世界での価値あるアート作品としての地位を確立できる可能性があります。
将来的にMeebitsが美術館に飾られ、ARグラスで鑑賞する日が来るかもしれません。
Meebitsに関するQ&A
Meebitsに関するよくある質問と回答を紹介します。
疑問を抱えている方は参考にしてください。
- Meebitsの過去最高価格は?
- どこで購入できますか?
- どのネットワークに対応していますか?
- MeebitsのOpenSeaでの過去最高価格は?
-
2023年6月現在、OpenSeaでの過去最高落札価格は「Meebit #4092」の15,200ETH(当時約52億円)です。
しかし、この高額な落札額はトレーダーによるウォッシュ取引であるとの指摘もあります。(参照:Meebits: The NFTs That Give Owners Metaverse-Ready Avatars)
- ウォッシュ取引とは?
-
意図的に価格を高騰させることで、NFT作品の需要の高さをアピールすること。
NFT調査ツールDappRadarによると、2023年6月現在の「Meebit #4092」の適正価格は1.86ETH(約45万円)ほどであると推定しています。
2023年6月現在、ウォッシュ取引が行われている様子はありません。
- どこで購入できますか?
-
Meebitsは主に以下のNFTマーケットプレイスで購入できます。
- Meebits公式マーケットプレイス
- OpenSea
- Rarible
- CoincheckNFT(β版)
CoincheckNFT(β版)では、ガス代不要でMeebitsを購入できるのでおすすめです。
OpenSeaやRaribleについて詳しく解説している記事があるので、参考にしてください。
OpenSea(オープンシー)でNFTが売れない?5つの理由と売るためのコツ 世界最大規模のNFTマーケットプレイス、OpenSea(オープンシー)。 誰でも簡単にNFTを出品できる反面、以下のような悩みを持つ方も多いのではないでしょか。 OpenSeaでN…Rarible(ラリブル)とは?始め方・使い方・RARIのロック方法まで完全ガイド 出典:Rarible Rarible(ラリブル)は、中央集権の運営をもたない分散型NFTマーケットプレイスです。 誰でも簡単にNFTが出品できるため、多くのNFTユーザーから人気があ… - どのネットワークに対応していますか?
-
Meebitsはイーサリアムネットワークで構築されています。
OpenSeaでの購入時には、定額販売されている作品はETH、オークション形式で販売されている作品への入札にはWETHを利用します。
WETHはOpenSeaでのオークション入札時に利用される通貨で、アカウントメニューからETHをWETHにラップ(変換)可能です。
イーサリアムのガス代はいくら?チャート確認方法と節約方法5選! 初のNFT取引に利用されたイーサリアムチェーンは、人気のあるブロックチェーンの1つです。 しかし、取引する際にかかるガス代に関して、以下のような悩みを持つ方も多い…
まとめ
この記事では、Meebitsの特徴や購入方法、将来性について解説しました。
最後に重要な点をおさらいしておきましょう。
- 「Meebits」は3DボクセルデザインのNFTコレクション。
- CryptoPunksを制作したLavra Labsがリリースし、現在はYuga Labsが所有
- 米4大タレント会社「UTA」と契約している
- Meebits DAOのメンバーが運営を行っている
- 「The Sandbox」などとコラボし、今後さまざまなメタバースで使用できる予定
- AR技術を活用し、現実世界での新たな体験を提供
MeebitsはYuga Labsのバックアップや、大手タレント事務所との提携があることから、NFTコレクションの中でもブランド力のある作品だと言えるでしょう。
今後、NFT市場がより活発化すれば、手の届かない価格になる可能性もあります。
本記事を参考にして、この機会にMeebitsの購入を検討してみてはいかがでしょうか。