BTCが再び強気で9万ドル目前へ:ETHは出遅れ

Bitget Research チーフアナリストのRyan Lee氏によると、ビットコイン(BTC)は短期的に再び強気な動きを見せており、イーサリアム(ETH)はその勢いにやや遅れているとのこと。

目次

米国の関税緩和がリスクオンムードを後押し

BTCは現在82,000ドル(約1,244万円)から90,000ドル(約1,365万円)の範囲で取引されています。

ビットコイン(BTC)価格チャート
出典:CoinMarketCap

アメリカがスマートフォンやPCを相互関税の対象から外したことで、インフレに対する懸念が和らぎました。これにより、株式市場と仮想通貨市場の両方で、リスクのある取引でリターンを得ようとする流れが強まっています。

以下の要因で価格上昇が期待できるBTCは、85,000〜90,000ドル(約1,290万〜1,365万円)を目指す展開となりそうです。

  • 3か月続いた下落の傾向を上抜けた
  • 機関投資家の資金流入が増えている
  • 取引所からの資金流出も増えている
  • ETF(上場投資信託)の買い増しが継続している

ただし、85,000ドル付近は価格上昇の短期的な壁となっています。もし利益を確定するための売りの動きがあれば、82,000ドル(約1,244万円)まで価格が下がるかもしれません。

MACD(移動平均線)やRSI(相対力指数)などのテクニカル指標では強気を示す位置にあるものの、一時的な値下がりが入る可能性があるため、慎重な姿勢が求められるでしょう。

ETHは回復基調も依然として弱含み

リスクのある投資をする流れの強まりにETHも恩恵を受けており、1,650ドル(約25万円)付近まで回復しています。

ETFから8,000万ドル(約121億円)の資金が流出した影響もあり、先週は1,500〜1,680ドル(約22万7,000~25万4,000円)の範囲で停滞中です。

イーサリアム(ETH)価格チャート
出典:CoinMarketCap

今後価格が上昇していけば、1,800ドル(約27万1千円)あるいは2,000ドル(約30万2千円)まで回復する可能性も。

ただ、ETHは昨年12月から約65%下落しており、もとの価格に戻るには時間がかかるでしょう。23%の下げにとどまっていたBTCとの価格比率も、0.019と低水準のままです。

ETH/BTC 価格比率チャート
出典:TradingView

また、テクニカル指標ではKC(ケルトナーチャネル)、RSIともに安定していますが、投資家は依然として慎重な姿勢を崩していません。ETHが大きく価格上昇するには、新たな材料が出て再び注目を集める必要がありそうです。

まとめ

現在は経済への安心感が増したため、リスク資産への資金流入が加速しています。BTCもETHも回復する傾向にあり、価格上昇が期待できます

ただし、ETHはBTCに比べて勢いが弱いです。本格的な買いが戻ってくるには、アップグレードや規制緩和など新たな材料が必要とされるでしょう。

今後の価格の動きについては、以下が重要なポイントとなりそうです。

  • BTC:85,000ドルの壁を抜けるか
  • ETH:1,800ドルを明確に超えるか

AIによるテクニカル分析【短期】

BTC

日本語訳:

$btcは現在、強い方向性の偏りのない統合段階にあります。主要なサポート レベルは約 83,000、レジスタンスは 85,000 です。RSI と MACD は中立的なスタンスを示しており、強気の勢いが高まる可能性があります。市場構造は横ばいで、中立的な傾向を示しています。

ETH

日本語訳:

$ethは、安値と高値が上昇し、わずかな上昇傾向を示しています。主要サポートは 1580 付近、レジスタンスは 1650 です。RSI は 50 を超えており、MACD は強気の感情をサポートしています。1650 と 1670 をターゲットとして 1620 付近でエントリーし、ストップロスを 1580 に設定することを検討してください。

※ドル円の価格レートは1ドル=151円として計算しています。
引用ソース:Bitget Research

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