2023年11月、ChatGPTの新機能GPTs(GPT Builder)がリリースされました。ChatGPTをより便利に利用できるようになると聞いて、興味を持った方もいるでしょう。
しかし、
- そもそもGPTsがなにか知りたい
- 作り方や使い方を知りたい
- 便利なGPTsや探し方を知りたい
などの悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。結論からいうと、GPT BuilderはオリジナルのAIツールを、プログラミング無しで作成できる機能。手順さえわかれば簡単に使いこなせ、完成したAIツールはGPTsとして公開できます。
今回はChatGPT初心者でもわかりやすいように、GPTsの特徴や作成方法、使い方について解説します。
meta land編集部がおすすめする便利なGPTs10選も紹介しているので、GPTsを使って業務を効率化したい方はぜひ最後までご覧ください。
GPTs(GPT Builder)とは?4つの特徴を紹介
GPT Builderは、ChatGPTを使ってオリジナルのAIツールを作成できる機能。作成したツールは、GPTsとして他のユーザーに公開できます。
主な特徴は以下の通り。
- ノーコードでAIアプリを作成可能
- ChatGPTの有料プランへの加入が必要
- 他の人が作ったGPTsを利用可能
- 2024年1月にGPT Storeがリリース
順番に解説します。
1.ノーコードでAIアプリを作成可能
オリジナルのGPTsを作成する際は、難しいプログラミング言語は必要ありません。作成したいツールの概要を伝えると、会話形式でGPTsを制作します。
GPTsは日本語に対応しており、英語も必要ありません。難しく考える必要はなく、まずは簡単なツールから作成してみると良いでしょう。
例えば、毎回同じプロンプト(指示文)を打ち込む作業があるなら、あらかじめGPTsに指示文を入力しておくことで手間を省けます。
GPTsを作成するコツがつかめてから、より便利なツールを作成すると良いでしょう。
参考資料を添付できる
GPTsには、事前にPDFファイルなどをアップロードすることで、ファイルを参照して回答を生成する機能があります。この機能を活用すれば、大量の文章やデータを入力制限なしにChatGPTに学習させることが可能です。
また、ChatGPTは2023年4月までの情報しか学習していませんが、最新情報に関する情報を読み込ませておけば、回答が生成できるようになります。
添付できる主なデータは以下の通り。
- DOCX
- PNG
- JPEG
- GIF
PDFなどの大量の情報をGPTsに入力すると、すぐに使用制限がかかってしまいます。ファイルをアップロードすればデータ入力の手間を省け、使用制限数を節約できますよ。
外部APIを活用できる
通常、ChatGPTはGoogleスプレッドシートや、Googleドキュメントなどのファイルを読み込めません。しかし、APIを活用すればChatGPTと外部ソフトを連携可能です。
ソフトウェアやプログラムを外部ツールに連携するための窓口のようなもの。
GPTsと外部ツールをAPIでつなぐには、プログラミングコードを操作する必要があります。すこし上級者向けの内容にはなりますが、1からコードを打ち込む必要はなく、基本的にコピー&ペーストで作業は完了します。
以下のYouTube動画では、GPTsとスプレッドシートを連携する方法が解説されているので、気になる方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
2.ChatGPTの有料プランへの加入が必要
GPTsを使用するには、有料プランのChatGPT+に加入する必要があります。有料プランの料金は月額30ドル(約2,800円)。
有料プランに加入すれば、GPTsを使用する際に追加で料金が必要になることはありません。
ただし、有料プランで使用できるGPT4は、3時間で40回までと質問が制限されています。(2024年1月時点)GPTsを作成する際も同様にカウントされる点には注意しましょう。
ChatGPTの使い方については、以下の記事を参考にしてください。
3.他の人が作ったGPTsを利用可能
GPTsは自身でオリジナルのAIツールを作成できるだけでなく、他の人が公開しているものも使用可能。
公開されているGPTsは、メニューの「Explore GPTs」ページから検索可能。ジャンル毎におすすめのGPTsが公開されています。
meta land編集部がおすすめするGPTsは「便利なGPTs」の項目で紹介しているので、参考にしてください。
4.2024年1月にGPT Storeがリリース
2024年1月11日、作成したGPTsを公開できるGPT Storeがリリースされました。公開されているGPTsは、ChatGPT有料プランに加入していなくても使用可能。
将来的に収益化が可能となる予定で、アメリカでは2024年3月までに実装されると発表されています。
便利なGPTsを作成して人気がでれば、大きな収益が得られる可能性があります。
本記事を参考に、ぜひGPTsを作成してみてください。
GPTs(GPT Builder)の作成方法・使い方を解説
GPTsを使ってオリジナルのAIツールを作成する方法を解説します。
今回は、2023年12月にGoogleが発表した大規模言語モデルGeminiのテクニカルレポートを参照し、質問した内容に回答するGPTsを作りましょう。
手順は以下の通り。
- GPTs作成ページへアクセス
- プロジェクト名・アイコンを作成
- knowledgeにファイルをアップロード
- 命令を入力
- 作成したツールを検証
- 設定を保存・GPTsを公開
ここから先は、このページを別画面で開きながら作業するとわかりやすいですよ。
GPTs作成ページへアクセス
ChatGPTにログインしたら、画面左側のメニューから「Explore GPTs」ページにアクセスしましょう。
次に画面右上の「GPTを作成する」をクリックします。
以下のような画面が表示されます。画面左側がGPTsを作成する画面で、右側が制作したGPTsの動作を確認する画面です。
プロジェクト名・アイコンを作成
GPTs作成画面の「Configure」を選択して「Name」の欄にプロジェクト名を入力しましょう。
今回はGeminiのテクニカルレポートを参照するGPTsなので、「Gemini博士」という名前をつけました。
「+」マークをクリックすると、GPTsのアイコンをアップロード可能。「Use DALL・E」をクリックすると、プロジェクト名に合わせてアイコンが自動作成されます。
knowledgeにファイルをアップロード
「knowledge」にGeminiのPDFファイルをアップロードしましょう。Geminiのテクニカルレポートは63枚に及ぶ長編のため、文章で入力するとあっという間に利用制限に達します。このようにファイルをアップロードすることで、利用制限数の節約にもなるのです。
命令を入力
GPTsを作成する上で一番重要な命令を入力しましょう。「Configure」ページの「Instructions」の欄に直接命令文を入力するか、ChatGPTと相談しながら命令文を作成しましょう。
今回はChatGPTと相談しながらツールを作成します。
ChatGPTと相談する場合は「Create」ページから、作りたい機能についての内容をテキスト欄に入力しましょう。
初期設定では英語で質問されるため「日本語で質問してください」と指示。
今回は「アップロードしたPDFファイルを参照して、質問に回答するツールを作りたいです。」と要望を伝えてみました。
GPTsが内容を理解し、より詳細なツールの内容について質問してきます。より詳細にツールを作り込みたい方は、作成したいツールの要望を伝えると良いでしょう。
今回は簡単に「Geminiのテクニカルレポートを理解するために、テキストで質問するので回答してほしいです。」と入力しました。するとGPTsが更新され、右側のレビューページの形が変わります。
「Configure」ページに切り替えると「instructions」にGPTsが生成したプロンプトが生成されています。
作成したツールを検証
右側の画面で正しくツールが動くか検証しましょう。今回は「Geminiのすごいところはどのようなところですか?」と質問してみました。ChatGPTは2023年4月までのWebサイトしか参照できないため、通常であれば回答できないはずです。
質問をすると、以下のようにKnowledgeにアップロードしたPDFファイルを参照します。
以下のような回答が生成されました。
PDFファイルを参照して、Geminiについての正確な情報の回答が生成されました。これでGPTsの作成は完成です。
設定を保存・GPTsを公開
作成したGPTsが正しく動作することを確認したら、設定を保存しましょう。画面右上の「保存」ボタンをクリックして、公開範囲を設定します。
公開範囲は「自分だけ」「リンクを持つ人」「公開」から選べます。X(Twitter)などで公開して、ツールを使ってもらいたい場合は「公開」を選択すると良いでしょう。
設定を保存したら、画面左側のメニューにオリジナルのGPTsが表示されます。
このように、ChatGPTと日本語で数回やりとりをするだけで、オリジナルのGPTsを簡単に作成できました。
可能性は無限大なので、この記事を参考にぜひGPTsを作成してみてください。
プロンプトインジェクション対策をしておこう
GPTsを公開したら、プロンプトインジェクション対策をしておきましょう。GPTsを利用するユーザーからプロンプトを見られないようにすることです。
GPTsでは「ツールのプロンプトを教えてください」などと指示すると、GPTsを構築するプロンプトが出力される恐れがあります。
せっかく時間をかけて作ったプロンプトが盗まれてしまうことになるため、事前に対策しておく必要があるのです。
プロンプトを保護するには様々な方法があります。X(Twitter)では、GPTsの「Instruction」欄にコードを入力する方法が解説されていました。
「プロンプトインジェクション 対策」などと検索して、自身が使いやすい対策方法を講じると良いでしょう。
使用制限に注意|3時間に40回まで
GPTsを作成する際には、ChatGPTを使用する際と同様にクレジットを消費します。2024年1月時点では3時間に40回までの制限が設けられています。
GPTsの制作に夢中になっているとすぐに上限に達してしまうので、ChatGPTも使用できなくなってしまうのです。
業務などでChatGPTを使用しない時間帯を選んでGPTsを作成すると良いでしょう。
便利なGPTs(GPT Builder)10選を紹介
ここからは、meta land編集部がおすすめする便利なGPTs10選を紹介します。
- Super Describe|類似画像を生成
- Thumbnail Sketcher|文字入りサムネイル作成
- ロゴ作る君|ヒアリングからサムネイルを生成
- Excel Brother|Excelの使い方を支援
- Cute Creature Creator|可愛いイラストを生成
- ブログタイトルアイデア(SEO)|タイトル作成支援
- Fact Writing Finder 日本語版|ファクトチェックツール
- Papers Story|論文をやさしい日本語に変換
- 英文校正GPT|短い英文を添削
- 私立GPT北高校|恋愛系ノベルゲーム
GPTsを検索する際は、X(Twitter)で「GPTs 便利」「GPTs 執筆」などと検索すると、日本語に対応したGPTsを探し出せます。
ChatGPT上でも検索できるのですが、あいまいなワードでの検索に対応していないためやや不便です。
また、以前は便利なGPTsを探せる「ベストGPTsサーチャー」と呼ばれるGPTsや、Chrome拡張機能が存在しましたが、2024年1月現在は使用できなくなっています。おそらくGPTs Storeがリリースされ、OpenAIのサイトにアクセスすることが難しくなったからであると考えられます。
GPTsでは日々新しいツールが開発されているので、X(Twitter)で開発者や、GPTsを紹介しているインフルエンサーの投稿を参考にすると良いでしょう。
1.Super Describe|類似画像を生成
Super Describeは、アップロードした画像のスタイルに合わせて新しい画像を生成してくれるGPTsです。今回はmeta landのX(Twitter)アカウントNeo(ネオ)@metaland編集長に使用しているアイコンをアップロードしてみました。
生成された画像は以下の通り。
元画像のフードを被っている様子や、髪の色、背景色を参考にして新しい画像が生成されました。特にプロンプトを入力する必要はなく、画像をアップロードするだけで問題ありません。
別パターンの画像を生成したい場合は、プロンプトを入力して指示することも可能です。「よこを向いている様子を生成してください」と入力すると、以下の画像が生成されました。
SNSで使用しているアイコンの別パターンを作成したい際などに役立つでしょう。
2.Thumbnail Sketcher|文字入りサムネイル作成
Thumbnail Sketcherは、ブログやYouTube動画のサムネイルを日本語文字入りで作成できるツールです。
使い方は「タイトル:(サムネイルに表示したい文字)」と入力するだけ。入力したテキストに合わせてサムネイルが生成されます。
試しに「タイトル:GPTsの作り方」と入力してみました。生成された画像は以下の通り。
正しく日本語の文字が表示されています。文字を大きくしたい場合は、生成後に「文字の大きさを2倍にして」と命令しましょう。
文字が大きくなったサムネイルが生成されます。
画像がPNG形式で生成されますが「JPEGに変換して」と命令すればJPEG形式に変換してくれますよ。
3.スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」|ヒアリングからサムネイルを生成
スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」は、簡単な指示だけでロゴを生成してくれるGPTsです。今回は「かわいいカフェのロゴを作成してください」とプロンプトを入力してみました。
すると、カフェのより詳しい内容を質問されます。
以下のように追加のプロンプトを入力しました。
- カフェの名前:GPTsカフェ
- コンセプト:モダンなスタイル
- 好きな色:緑
- ロゴに含めたい要素:パソコン
- ロゴの使用場所:Webサイト
生成されたロゴは以下の通り。
「GPTs」の文字と要望が反映されたロゴが完成しました。
Webサイトやブログのロゴも簡単に生成できるので、ぜひ試してみてください。
4.Spreadsheet Maker|テキストからスプレッドシートを作成
Spreadsheet Makerは、テキストで作りたいスプレッドシートの内容を伝えると、その通りに表を作成してくれるGPTsです。
今回は「料理に必要な材量と金額を入力して、材料費の合計を計算するシートを作成したいです。」と入力してみました。
材量と量、金額を入力するように求められたため、量は無視して材量名と金額だけを入力しました。
すると以下のようなスプレッドシートが完成。
英語表記ですべての材量の合計金額が表示されていないため、「全ての材料の合計金額をD列の最後に出力してください。また、表のテキストは日本語にしてほしいです。」と入力しました。
最終的に以下の表が完成。まだ英語表記が残っており不自然な箇所もありますが、作りたい表が完成しました。
スプレッドシートの関数や使い方がわからない方におすすめのGPTsです。
5.Cute Creature Creator|可愛いイラストを生成
Cute Creature Creatorは、可愛いテイストのイラストを生成してくれるGPTsです。実際に「GPTsのイメージキャラクターを生成してください」とプロンプトを入力してみました。
以下の画像が生成されました。
ChatGPTの色やパソコンなどの要素が反映されています。以下のようにイラストについての紹介文も一緒に生成されますよ。
6.ブログタイトルアイデア(SEO)|タイトル作成支援
ブログタイトルアイデア(SEO)は、SEO記事のタイトル作成に特化したGPTsです。今回は「GPTsの使い方に関するブログ記事のタイトルを作成してください。」とプロンプトを入力してみました。
GPTsからは「未来のコンテンツ作成を変えるGPTsの活用法:ブログ記事での革命的な使い方ガイド」というタイトルが提案されました。
違うタイトル案が欲しい場合は「追加で5案ください」とプロンプトを入力しましょう。違うパターンのタイトルを5案提案してくれますよ。
7.Blog Content Outline Generator|ブログ構成案を作成
Blog Content Outline Generatorは、ブログの構成案を作成してくれるGPTsです。指示した内容に応じて、見出しの内容を提案してくれます。
今回は「ChatGPTの使い方のコツを日本語で生成してください。」と入力してみました。生成された結果は以下の通り。
ChatGPTの使い方について、順序だてて解説する構成が生成されました。
ブログの構成を作成する際に利用すれば、記事の全体像をざっくりと理解するために活用できそうです。
8.Papers Story|論文をやさしい日本語に変換
Papers Storyは論文を簡単な日本語に変換してくれるGPTsです。子ども向けの物語に変えて出力してくれるため、ストーリー形式で論文を理解できる点が魅力。
今回は、ビットコインの論文をPapers Storyにアップロードしてみました。論文は日本語訳されている日本語で読むビットコイン原論文を使用しました。
特にプロンプト(指示語)を入力する必要はなく、PDFファイルをアップロードするだけで問題ありません。
以下のような内容が出力されました。
ビットコインを「魔法の石」に置き換え、取引を記録する分散型台帳を「魔法の本」と表現して説明してくれました。
さらに続きのストーリーを解説してもらいたい場合は、「続きを書いてください」と指示すると良いでしょう。ストーリーの続きが生成されます。
難解な論文の大枠を理解するために役立ちそうです。
9.英文校正GPT|短い英文を添削
英文校正GPTは、簡単な英文を校正してくれるGPTsです。校正したい英文を入力すると、英文のジャンルや校正のレベルを尋ねられます。
レベルは3段階に分かれており、以下のように別れています。
- 単純な校正のみ
- 中程度
- がっつり
今回は「1:文法的誤りのみ」を選択して、「I may possibly help you.(力になれるかもしれない)」という英文を入力しました。
以下のような校正が出力されました。
より専門的な内容などの英文校正にも対応しているため、海外へのビジネスメールの英文校正などにも役立つでしょう。
10.私立GPT北高校|恋愛系ノベルゲーム
最後に1つユニークなGPTsを紹介します。私立GPT北高校は、ChatGPTを活用した学園モノの恋愛ノベルゲームです。
ゲームでは自己紹介や女の子との会話をテキストを入力。入力した内容が物語に反映されます。
入力した内容から挿絵も自動で生成されます。
毎回新鮮な会話やイラストを楽しめるゲームのため、気になる方はぜひプレイしてみてください。
私立GPT北高校の作り方は、作者花笠万夜さんのnoteにも掲載されています。GPTsの作り方が気になる方はこちらも参考にしてください。
GPTs(GPT Builder)に関するQ&A
GPTsに関するよくある質問と回答を紹介します。
疑問をお持ちの方は参考にしてください。
- ChatGPTとGPTsの違いは?
- GPTsを使う際には別途料金は必要ですか?
- GPTsはスマホアプリでも作成できますか?
- 便利なGPTsを探すコツはありますか?
- GPTsを作る際は英語で入力した方が良いですか?
- ChatGPTとGPTsの違いは?
-
ChatGPTは自然な会話形式で質問に答えてくれるAIチャットボット。GPTsはChatGPTを使ってオリジナルのAIツールを作成できる機能です。
- GPTsを使う際には別途料金は必要ですか?
-
GPTsを使うには、ChatGPTの有料プラン(月額20ドル)に加入する必要があります。オリジナルのGPTsを使う場合でも、他の人が作成したGPTsを使用する際にも加入が必要です。
有料プランに加入した後に追加の費用は必要ありません。ただし、GPTsを作成する際の指示でもクレジットは消費します。
3時間で40回までの上限に達すると、ChatGPTも使えなくなるため注意しましょう。
- GPTsはスマホアプリでも作成できますか?
-
オリジナルのGPTsは、スマホアプリでは作成できません。PCのWebブラウザから利用しましょう。
- 便利なGPTsを探すコツはありますか?
-
便利なGPTsを探す際は、X(Twitter)などのSNSで「GPTs おすすめ」などと検索するのがおすすめ。
GPTsの検索欄はあいまいな内容の検索に対応しておらず、入力したキーワードが完全に一致する必要があるためやや不便です。
また、Chrome拡張機能としてインストールできたGPTs Worksは、2024年1月現在利用できなくなっています。現時点ではX(Twitter)が一番探しやすい場所だと言えるでしょう。
- GPTsを作る際は英語で入力した方が良いですか?
-
オリジナルのGPTsを作る際は、日本語でも問題ありません。ChatGPTからの質問は英語になっているため、作成時の最初に「日本語で質問してください」と指示すれば日本語化できます。
まとめ
この記事では、GPTsの特徴や作成方法、使い方について解説しました。
最後に重要な点をおさらいしておきましょう。
- GPTsはオリジナルのAIツールを作成できる機能
- プログラミングは必要なく日本語の指示だけで作成可能
- 使用するにはChatGPTの有料プラン(月額20ドル)への加入が必須
- 3時間で40回の上限に達するとChatGPTの使用も制限される
- GPTs検索ツールを導入しておくと便利なGPTsを探しやすい
GPTsはだれでも簡単にAIツールを作成できる機能。日本語の指示だけでツールが完成するので、プログラミングができない方でも簡単に使いこなせます。
まずは簡単なGPTsを作成することからはじめて、徐々に業務を効率化してみましょう。便利なAIツールを作れたら、有料公開すれば収益が得られるかもしれませんよ。
本記事を参考にして、ぜひGPTsを使ってみてください。