ChatGPTに興味があるけれど、「登録が難しそう」「英語ばかりでわかりにくい」と感じていませんか。最先端のAIを手軽に試してみたいと思う一方で、登録手順や安全性について不安を感じる方も多いと思います。
ChatGPTの登録について、以下のような悩みはありませんか。
- 登録には何が必要なのか知りたい
- エラーが出てしまって先に進めない
- 無料版と有料版の違いがよくわからない
結論からいうと、ChatGPTの登録はメールアドレスと電話番号があれば数分で完了し、基本的な機能は無料で利用できます。
今回は、ChatGPTの登録手順から初期設定、有料プランへのアップグレード方法、そして多くの人がつまずきがちなエラーの解決策まで、初心者向けにわかりやすく解説します。
これからChatGPTを体験してみたい方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。
ChatGPTとは?アカウント登録前に知るべき基礎知識

ChatGPTは、OpenAIが開発した高性能な対話型AIです。
- ChatGPTの概要と主な機能
- 有料版(ChatGPT Plus)との違い
- 登録に必要なもの|メール・電話番号・支払い情報
- 登録なしで使える範囲
- 個人情報の取り扱いと安全性
アカウント登録を進める前に、基本的な情報を理解しておきましょう。
ChatGPTの概要と主な機能
ChatGPTは、2022年11月に公開されて以来、世界中で急速にユーザーを増やしている対話型AIです。
人間と話しているかのように自然な文章を生成し、さまざまな用途に活用できます。大規模言語モデル(LLM)という技術を基にしています。
主な機能を紹介します。
- テキスト生成(記事作成、要約、翻訳、アイデア出し)
- 画像生成(DALL·E 3エンジンによる指示内容に基づいた作成)
- 音声対話(スマートフォンアプリでのリアルタイム会話)
- ファイル解析(PDFやExcelなどの内容分析・要約)
- ウェブ検索(インターネットからの最新情報を加味した回答)
- カスタムGPTs(特定目的向けのAI作成・利用)
有料版(ChatGPT Plus)との違い
ChatGPTには無料版と有料版(ChatGPT Plus)があり、機能や性能に違いがあります。
無料版には、以下の特徴があります。
項目 | 詳細 |
---|---|
利用可能モデル | GPT-4o mini(高速軽量版)、GPT-4o(制限付き) |
月額料金 | 無料 |
利用制限 | GPT-4oの利用回数に制限あり(例: 5時間に10回程度) |
機能制限 | 画像生成やファイルアップロードの回数に制限あり、カスタムGPTsは利用不可 |
有料版(ChatGPT Plus)には、以下の特徴があります。
項目 | 詳細 |
---|---|
月額料金 | 20ドル(日本円での支払額は為替レートにより変動) |
利用可能モデル | GPT-4oなどの最新・高性能モデルを優先的に無制限で利用可能 |
優先アクセス | サーバー混雑時でも待たずに高速でアクセス可能 |
追加機能 | 画像生成、高度なデータ分析、カスタムGPTsの作成・利用もできる |
まずは無料版で基本的な機能を試し、より高度な機能や快適な利用環境が必要になった場合に有料版を検討するのがおすすめです。
登録に必要なもの|メール・電話番号・支払い情報
ChatGPTのアカウント登録は、いくつかの情報を準備しておけばスムーズに進みます。
無料アカウントの登録には、3点の準備が必要です。
- 認証に使うメールアドレス(フリーメール可)
- SMSが受信できる携帯電話番号
- 氏名(ニックネーム可)と生年月日
有料プランへ登録するときは、上記に加えてクレジットカードが必要です。身分証明書のアップロードや、銀行口座情報の入力は不要です。
登録なしでも使える範囲
2025年現在、ChatGPTの公式サイトや公式アプリを利用するには、アカウント登録が必須です。
ただし、ChatGPTの技術を利用した他のサービスを通じて、登録なしでAIチャットを体験可能です。例えば、Microsoftが提供する「Microsoft Copilot」は、一部機能を無料で登録なしで利用できます。
ChatGPTそのものを試したい場合は、アカウント登録が必要と覚えておきましょう。
個人情報の取り扱いと安全性
オンラインサービスに個人情報を登録するときは、その安全性が気になるところです。OpenAIはユーザーのプライバシー保護を重視しています。
- データ学習への利用の選択(デフォルトでオプトアウト)
- チャット履歴をオフにした場合、会話データは30日後に完全に削除される
- 通信と保存データの暗号化
重要なのは、自分自身でのリスク管理です。クレジットカード番号やパスワード、会社の機密情報など、第三者に知られては困る情報は入力しないように注意しましょう。
ChatGPTの登録手順と初期設定

ChatGPTのアカウント登録は、公式サイトからのサインアップと電話番号認証で完了します。
- OpenAI公式サイトへのアクセス方法
- メールアドレス/Googleアカウントでのサインアップ
- 電話番号認証を完了させるコツ
- プロフィール情報の入力とプライバシー設定
- 登録エラーの対処法|よくある原因と解決策
ここでは、実際にChatGPTのアカウントを登録する手順を解説します。
OpenAI公式サイトへのアクセス方法
まず、ChatGPTの公式サイトにアクセスします。偽サイトやフィッシングサイトも存在するため、必ず正しいURLを確認してください。公式サイトのURLは https://chat.openai.com です。
お使いのブラウザ(Google ChromeやSafariなど)のアドレスバーに直接入力するか、信頼できる検索結果からアクセスしましょう。
メールアドレス/Googleアカウントでのサインアップ
公式サイトにアクセスすると、ログインまたはサインアップ(新規登録)を求める画面が表示されます。「Sign up」ボタンをクリックして登録を開始します。
登録方法は主に3つあります。一つ目は、メールアドレスでの登録です。入力欄に普段使っているメールアドレスを入力し、8文字以上のパスワードを設定してください。登録したアドレスに届く確認メールから認証を済ませます。
二つ目は、Googleアカウントとの連携です。「Continue with Google」ボタンからお持ちのアカウントを選択し、ログイン認証を済ませるだけで登録が完了します。
三つ目は、Microsoftアカウントとの連携です。「Continue with Microsoft Account」から同様に認証を進めます。GoogleやMicrosoftのアカウントを使えば、パスワード設定やメール認証の手間が省けるため手軽です。
電話番号認証を完了させるコツ
メール認証が終わると、次に電話番号の認証が求められます。これは、不正な大量登録を防ぐためのセキュリティ対策です。
画面の指示に従い、国が「Japan (+81)」になっているか確認し、携帯電話の番号を入力します。最初の「0」を除いた形式(例: 9012345678)で入力してください。SMSで届く6桁の認証コードを画面に入力すれば、認証は完了です。
認証するときはいくつか注意点があります。
- 固定電話・IP電話は使用不可
- 認証コードが届かない場合は再送信を試行
プロフィール情報の入力とプライバシー設定
電話番号認証が完了すると、名前と生年月日の入力画面に移ります。氏名はニックネームでも登録可能です。生年月日を入力し、利用規約に同意すると、ChatGPTの利用を開始できます。
利用開始後、プライバシー設定を見直しておくと、より安心して使えます。画面左下のアカウント名から「Settings」→「Data Controls」に進み、「Chat history & training」の項目がオフになっているか確認しましょう。
登録エラーの対処法|よくある原因と解決策
登録作業中にエラーが表示され、先に進めなくなることがあります。ここでは、その主な原因と解決策を紹介します。
エラーメッセージ(内容) | 主な原因 | 解決策 |
---|---|---|
“Signup is currently unavailable” | サーバー混雑、またはアクセス制限 | 時間を置いて再試行、VPNをオフにする |
“The email you provided is not supported” | 使用済み、または無効なアドレス | 別のメールアドレスで試す、入力ミスを確認 |
“This phone number is already in use” | 同じ番号で別アカウントが作成済み | 以前のアカウントでログイン、またはパスワードをリセット |
SMS認証コードが届かない | 通信環境の問題、番号の誤り | 電波の良い場所で再試行、番号の入力ミスを確認 |
多くの場合、ブラウザのキャッシュをクリアしたり、シークレットモード(プライベートブラウジング)で試したりすると解決します。
ChatGPT Plus・APIの有料登録手順

無料版でChatGPTの便利さを実感したら、有料プランへのアップグレードが可能です。
- ChatGPT Plusへの申し込み手順と料金
- クレジットカード登録時の注意点
- APIキーの取得と管理方法
- インボイス登録番号の設定方法
- 有料プランを解約・再登録する方法
さらに高度な機能を使いたくなったときは、有料プランへのアップグレードを検討しましょう。
ChatGPT Plusへの申し込み手順と料金
ChatGPT Plusは月額20ドルのサブスクリプションサービスです。申し込みはChatGPTの画面から簡単に行えます。
ChatGPTにログイン後、画面左下のメニューにある「Upgrade plan」をクリックします。プラン選択画面で「ChatGPT Plus」を選び、支払い情報入力画面に進んでください。
クレジットカード情報と請求先住所を英語で入力し、「Subscribe(申し込む)」ボタンをクリックすれば、即座にPlusの機能が利用可能になります。
クレジットカード登録時の注意点
支払い情報の入力でつまずかないよう、いくつかの点に注意しましょう。
利用できるクレジットカードは、Visa、Mastercard、American Expressなどの国際ブランドのほか、JCBも利用できます。
カードによっては、不正利用防止のための本人認証サービス(3Dセキュア)が必要になる場合も。
請求先住所は英語で表記する必要があります。「日本 住所 英語」などで検索すると、変換ツールが見つかるため活用しましょう。
APIキーの取得と管理方法
開発者が自分のアプリケーションにChatGPTを組み込むためのAPIも提供されており、その利用には専用のキーが必要です。
OpenAIのプラットフォームサイト (https://platform.openai.com) にログインし、メニューから「API keys」を選択してください。
「Create new secret key」ボタンからキーを生成し、表示されたキー(sk-から始まる文字列)をコピーして安全な場所に保管してください。
このキーは一度しか表示されないため、必ず控えておきましょう。
インボイス登録番号の設定方法
法人や個人事業主の方で、経費として処理するのにインボイス(適格請求書)が必要な場合は、事業者登録番号を設定できます。
OpenAIのプラットフォームサイトにログイン後、「Settings」→「Billing」に移動してください。「Tax information」の項目で、国に「Japan」を選択し、事業者登録番号(Tから始まる13桁の番号)を入力します。
有料プランを解約・再登録する方法
ChatGPT Plusが不要になった場合、いつでも解約できます。
ChatGPT画面左下のアカウント名から「My plan」→「Manage my subscription」と進み、支払い管理ページで「プランをキャンセル」を選択します。
解約しても次の請求日まではPlusの機能を利用できますが、日割りの返金はありません。
ChatGPT登録に関するFAQ

最後に、ChatGPTの登録に関するよくある質問に回答します。
- 電話番号なしで登録できますか?
- 本名を使わずに登録しても問題ありませんか?
- 登録完了メールが届かない場合の対処法は?
- 固定電話番号での認証は可能ですか?
- 学割や無料トライアルはありますか?
疑問をお持ちの方は参考にしてください。
- 電話番号なしで登録できますか?
-
いいえ、2025年7月現在、ChatGPTの新規登録にはSMS認証が必須のため、電話番号なしでは登録できません。セキュリティ措置のため、携帯電話番号の準備が必要です。
- 本名を使わずに登録しても問題ありませんか?
-
はい、問題ありません。登録時に入力する氏名はニックネームでも大丈夫です。OpenAIの規約でも本名の使用は義務付けられていません。
- 登録完了メールが届かない場合の対処法は?
-
まず、迷惑メールフォルダを確認してください。それでも見つからない場合は、入力したメールアドレスに誤りがないか再確認しましょう。10分ほど待っても届かなければ、メール認証画面から再送信を試みてください。
- 固定電話番号での認証は可能ですか?
-
いいえ、できません。認証にはSMSの受信が必要であり、SMSを受信できない固定電話やIP電話の番号は使用できません。
- 学割や無料トライアルはありますか?
-
残念ながら、2025年7月現在、個人向けの学割プランや無料トライアル期間は提供されていません。有料プランは、申し込みと同時に課金が開始されます。
まとめ
本記事では、ChatGPTの登録方法について解説しました。最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- ChatGPTの登録にはメールアドレスと携帯電話番号が必要である
- Googleアカウント連携で登録プロセスを簡略化できる
- 無料版でも十分に高機能だが有料版は性能と機能が向上する
- 登録エラーの多くは時間経過かブラウザのキャッシュクリアで解決できる
- 個人情報や機密データを入力しないなど安全な利用が必須である
ChatGPTは、仕事や学習の効率を向上させるツールです。
ぜひ本記事を参考に登録して、最先端のAIとの対話を体験してみてください。